白峰三山( ガスガス縦走疲労困憊&晴天紅葉 )
- GPS
- 56:00
- 距離
- 23.3km
- 登り
- 2,901m
- 下り
- 2,895m
コースタイム
2日目 北岳山荘-間ノ岳-農鳥岳-間ノ岳-北岳山荘
3日目 北岳山荘-北岳-肩の小屋-白根御池小屋-広河原
天候 | 1日目 曇り時々晴れ 2日目 ガス時々雨 一瞬晴れ 3日目 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
二俣-八本歯のコルは予想以上に急坂。丸太の梯子も滑らせると大怪我必至のため、雨の日、特に下りには使用したくない。 北岳山荘-農鳥岳ピストンは3000m前後の縦走路で、標高差の多いアップダウンが多いため、予想以上にキツイ。 北岳、間ノ岳、農鳥岳全てガレ場。浮石も多く、結構危険。 |
写真
感想
先日の負傷から1週間。
まだ背中回復せず。
しかし、秋の三連休、
何処にも行かないというのは、精神衛生上良くない。
というわけで、白峰三山にテント泊で行ってきました。
( 負傷している状態で行くところじゃない・・・ )
3時半頃芦安の市営駐車場に到着。
第二駐車場に駐車しましたが、既にほぼ満車。
皆さん早過ぎ。
と感心(?)しながら、就寝。
4時半過ぎに起床。
朝飯を食べ、トイレに行き準備。
そして、重い荷物を持ち、バス停留所に行こうとしたら、乗り合いタクシーの誘い。
乗らせていただきましょう。
少々待った後、タクシーに荷物を載せ、出発。
そして、広河原まで爆睡。
広河原に到着。
流石に三連休。
人が溢れており、男子トイレは長蛇の列。
準備をして、出発。
テント泊装備もある程度慣れたね。
軽快な足取りとは言わないが、標準のペースで登れる。
大池小屋への分岐を通過し、二俣へ。
歩いているうちに樹林帯の道も開けて、ある程度展望が開けてくる。
天気はイマイチだが、北岳は見える。
また、紅葉もあり、自然とテンション上がる。
そんな感じで歩いていると、2時間半程度で二俣到着。
ここで小休止。
ここまでは中々のペースで歩けた。
今回のテン場、北岳山荘まであと3時間半程度なので、後ちょいとまでは言わないが、今日の半分とちょっとの行程。
頑張ろう。
小休止を終えて、左俣を登っていく。
中々の急坂。
おまけに浮石が多いガレ場で一歩一歩にある程度神経を使用し、疲れる。
八本歯のコル手前では連れが疲労困憊。
小休止を入れる。
展望は良いのだが、天気がイマイチ。
光はあるのだが、青空が見えず、紅葉が映えない。
風で一気に雲が吹き飛ばないかなぁと思いながら、体力回復。
その後、出発。
八本歯のコル付近は木の梯子多数。
丸太を加工するわけでもなく、そのままを組み合わせて作り上げているため、滑りやすく結構怖い。
また、段差も大きく、体力消費が激しい。
各所で休みながら登っていくと、八本歯のコルに到着。
人が溢れているため、少し進んだところで小休止。
連れが疲労困憊状態。
余裕があれば、北岳に登っておきたかったが、全くといっていいほど余裕がないので、北岳山荘を目指す。
時間を見ると1時間20分で等高線も詰まってなさそうなので後ちょいかな?
そう思い出発。
しかし、長かった。
確かに標高差もそんなになかったが、疲労している状態での登りはペースが全く上がらない。
しかも、北岳山荘への分岐まで予想よりも距離があった。
そのような状態だったので、分岐まで到着するまで時間が掛かった。
そして、そこでも休憩。
あとはトラバースのみ。
疲労困憊状態の連れを休ませ、体力回復。
そして、出発。
トラバースは若干いやらしい道であったが、ほぼ下りで予想よりも早く北岳山荘に到着。
テン場には既に多くのテントが張られ、良い場所はほとんどなかった。
しかし、それでも良さそうな場所を見つけ、そこに張る。
そして、土曜日の作業終了。
山荘でビールを買い、乾杯。
そして、お昼寝。
起床後、直ぐに夕食準備を整え、食事。
再び就寝。
その夜、強風&雪がテントを揺らす。
しかし、GW、海の日の涸沢に比べればなんてことはない。
何度か起きるもののそのまま寝入る。
4時起床。
雪は雨に変わって、まだ降り続いている模様。
朝食を食べ、ゴロゴロゴロゴロ。
農鳥岳まで行く予定だが、天気が悪いとモチが上がらない。
しかし、少しすると雨もほぼ止み、若干ながらも展望が開けてくる。
そうなると、俄然やる気になる。
準備を整え、7時前に出発。
弱い雨が降り続いている。
しかし、稜線に出ると若干ながらも展望が開けており、雲海&北岳が見える。
北岳には白いものが見える。
何あれ?
と当初は思っていたが、初冠雪らしい。
これから進む先にも白いものが見える。
うわぁ・・・
とか思いながらも進む。
テン場から小時間登っていくと中白根に到着。
展望はない。
ガスガス。
記念撮影後、暑くなってきたので、上着の脱ぎ出発。
その後、間ノ岳に出発。
間ノ岳への道で続々と人が戻ってきてる。
皆あの雨の中出発したのねぇ。
私には無理!
とは思いながら横歩き。
標高差はそれ程ないが、結構長い。
それでも特に疲労することもなく間ノ岳に到着。
相変わらず展望なし。
回りは一面のガス。
しかも足元は雪だらけ。
天気不良ならばここで引き返すのも手だが、ここで今日終了というのはあまりにも残念。
というわけで進む。
間ノ岳を予想よりもかなり下る。
急坂を下りきり、緩やかな道を長く下っていく。
正直引いた。
帰りにこれを上り返すのか・・・
間ノ岳から1時間ほど下り続けると農鳥小屋に到着。
相変わらず展望はない。
ここで小休止。
体力を回復させ、直ぐに出発。
ここから西農鳥岳へは予想以上の急登。
大下りの後の急登のため、結構しんどい。
それでも登っていくと1時間足らずで西農鳥岳に到着。
相変わらずガス。
しかも足が重くなってきた。
帰りのことを考えると一寸辛い。
しかし、時間的にもまだ余裕がある。
そのため、農鳥岳に向かう。
農鳥岳へは簡単な横歩きとはいえない。
アップダウンが多少あり、ずっとガレ場であるため、体力消費が予想よりも激しい。
しかし、距離はそれ程ないため、コースタイム通りに農鳥岳に到着。
ここが二日目の最終ポイント。
あとは戻るだけ。
しかし、その帰り道が辛かった。
後半、疲労困憊で足が中々前へ出ない。
通常、そこまで疲労することはほとんどないのだが、今回は行動食のとり方を失敗した。
運動量に対し、エネルギー摂取量が全然足りていないのだ。
ここは今回の反省点。
四苦八苦しながら何とか
4時半にテントに到着。
疲れきってテント前に座り込んでしまった。
その後、夕食をとり、直ぐに就寝。
三日目
起床すると、天気良好。
北岳も良く見える。
朝食をとり、日の出撮影。
その後、テントを撤収し、出発。
今日は北岳を越えて大池経由で下山予定。
最終日を飾るには良い天気。
やはり天気の良い日の登山は最高である。
山荘から北岳のコースタイムは1時間20分であるが、それなりにある。
急坂で足場が悪い。
左側に落ちれば助からないだろうなぁ。
しかも、3000m急なので空気薄い。
しかし、前二日と違い、天気が良いためテンション上がりまくり。
疲労しないように休憩しながら、撮影しながら進んでいくと、北岳山頂に到着。
多くに人でにぎわっているが、北アルプスに比べるとそれ程でもない。
記念撮影の順番待ちもほとんどない。
というわけで記念撮影。
展望は360度。
素晴しいです。
風もほとんどなく、暖かい。
その間に撮影、観望を楽しむ。
しかし、バスの時間もあるので、あまりのんびりはしていられない。
というわけで下山開始。
あとは一気に下っていく。
肩の小屋、大池小屋、それぞれ休憩を入れ、広河原に到着。
その後、満員バスに揺られて、駐車場に到着。
いつもならばそのまま帰路に着くのだが、このまま帰路についても小仏トンネルの渋滞に巻き込まれるのは必至。
そして、有休をとっていたので、近場のペンションに泊まることにする。
温泉につかり、美味しい食事を食べ、次の日に帰路に着いた。
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