秋の南八ヶ岳 〜行者小屋テント泊でぐるっと一周〜
- GPS
- 26:20
- 距離
- 16.0km
- 登り
- 2,270m
- 下り
- 1,387m
コースタイム
10/13(土)
6:30 美濃戸口駐車場 出発
7:15 やまのこ村駐車場 出発
9:20 行者小屋 テント設営 10:00
10:30 赤岳鉱泉
11:30 赤岩の頭
12:00 硫黄岳
12:20 硫黄岳山荘 昼食 12:40
13:30 横岳
14:40 地蔵の頭
15:00 赤岳
16:35 行者小屋 テント泊
10/14(日)
5:30 行者小屋出発
6:10 中岳コル
6:40 阿弥陀岳
8:00 行者小屋 朝食、テント撤収 9:50
11:25 やまのこ村
12:00 美濃戸口 ゴール
天候 | 10/13(土) 朝から快晴。15時ごろからガスが出てきました。 10/14(日) 朝起きるとテントのフライが凍っていました。 早朝〜下山した昼ごろまで快晴。 |
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過去天気図(気象庁) | 2012年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
3:30 都内出発 首都高、中央道小淵沢IC経由 6:15 美濃戸口駐車場着 当初、やまのこ村の駐車場に停めようと考えていましたが、 美濃戸口からやまのこ村方面に続く林道の入口の看板を見落として、左折すればよかったところを直進し、とんでもない悪路に出くわして「うちの車じゃ無理」と思い、美濃戸口まで戻って駐車しました。歩き始めてすぐに勘違いしてたことに気がつきました。。。 引き返してでもやまのこ村まで車でいけばよかった。。。 噂通り、悪路ではあるものの、軽自動車も通ってたので、慎重に運転すれば問題ないと思います。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
☆登山道の状況 ・美濃戸口〜行者小屋 美濃戸口からやまのこ村までは軽自動車でも通れる林道です。歩くならば車にひかれないよう、車ならば人をひかないように。。。 やまのこ村から行者小屋までは、急坂ではないものの、沢沿いのコブシ大の石がごろごろとした歩きづらい、スピードがあがらない道でした。やまのこ村の駐車場に停めれなかったミスをとりかえそうとしたのですが、やまのこ村から行者小屋までぴったり2時間かかりました。行者小屋の手前は広い沢になっている部分があり、進行方向をよく確認したほうがよいと思います。 ・行者小屋〜赤岳鉱泉 全く危険のない樹林帯の道です。 ・赤岳鉱泉〜硫黄岳 赤岳鉱泉から稜線にでる赤岩の頭までは九十九折の樹林帯。特に危険はありません。 ・硫黄岳〜赤岳 硫黄岳山荘を通過した後、岩稜帯になります。難しい場所はなく、強風などなければ特に危険はないと思います。 ・赤岳〜文三郎尾根〜行者小屋 赤岳山頂から文三郎尾根へ向かう道への方向に注意が必要です。 「文三郎道、中岳、阿弥陀岳 分岐まで3分」と書いてある看板の方向に歩き(絶対3分以上ある)、キレット分岐を文三郎尾根のほうへ行きます。 文三郎尾根はひたすら階段が続き、膝にきました。キレット分岐から行者小屋まで45分ほどかかりました。 ・行者小屋〜阿弥陀岳 中岳コルまでは特に問題のない樹林帯ですが、稜線にでてすぐに始まる阿弥陀岳の登りは長く急な岩登りでした。三点支持できれば問題ないと思いますが、慣れてない方は十分注意が必要だと思います。 ☆登山ポスト 美濃戸口にありました。 ☆温泉&飲食店 美濃戸口から車で10分程度の「もみの湯」で温泉、食事をしました。 http://www.lcv.ne.jp/~mominoki/mominoyu.html 風呂は広々しているし、そばも美味しかったです。 |
写真
感想
1日目
都内を3時半に出発。
渋滞なしでぶんぶん進んだんですが朝っぱらから大飯くらったせいか、いつもの車酔いか、気持ち悪くなり
運転のhibaに謝って助手席でふて寝。
車の激しい揺れで起きたら、ダート道を走ってた。。
ありゃ、もうこんなところまで、と思ったが目の前にすんごい凸凹。
どうにかなるんべと思い突き進むがまんまとスタック。
ちょっとうちの車じゃやまのこ村までは無理だなぁと尻尾を巻いて引き返した。
手前の八ヶ岳山荘近くへ駐車して出発。
歩くとすぐに登山口方面と別荘地方面への分岐。
なんとさっきは別荘地の方へ向かっていた。。
登山口方面へ歩き始めると「この道だったらうちの車でも通れたかも」とふたりつぶやいた。。
この林道、確かに悪路ではありますがセダン、軽などバンバン走っておりまして、ちょっとのお腹スリが気にならなければ
通行可能でした。
ただ、長雨の後などはどうでしょう。とりあえず、我々が訪れた日は通行できました。
「なんだよー、通れたじゃないかー」とhibaを攻めたら、「君が寝てなければ助手席からだったらあの分岐の看板を
見逃さなかったはずだ。寝ていたのが悪い!」と逆襲をくらいました。
1日目は少し長めの行程(当社比)で「秋の日はつるべ落とし」というように日もかなり短くなっているので
時間配分には気をつけようと前日に話していたばかりなのに、スタートから痛恨のミス。
気を取り直して今日の宿泊地の行者小屋に向かうもふたりともまんまとエンジンかからず。
低空飛行のまま、当初の駐車予定地のやまのこ村に到着。
下の駐車場は思ったほど車がなかったのですがこちらは車がぎっしり。
「そーだよね、やっぱりこっちにとめるよね」とこちらに駐車の皆様を横目に歩きます。
やはり人気の八ヶ岳だけあって登山者たくさん。
急登ではないけどちょっと歩き辛い樹林帯の登山道を進むとやがて拓けた河原に到着。
すると目の前に青い空とかっちょいいお山がどーーーん。
うひゃ〜とテンションがあっという間に上がります。
行者小屋に着くと小屋の前のベンチにはすでに人がいっぱいです。
遅れた時間を取り返すべく、小屋の近くの平らな場所にダッシュでテントを設営し、
おでんと生ビールに後ろ髪ひかれながら、硫黄岳に向けて出発です。
まずは赤岳鉱泉に到着。こちらは行者小屋以上に設備が整っております。
屋根つきの自炊小屋。おいしそうなカレー。ウッドデッキのテラス。おいしそうなカレー。
日当たりのよいテント場。おいしそうなカレー。お風呂。おいしそうなカレー。←しつこい(笑)
さぁさぁ、まずは1つ目のピークの硫黄岳へ。良く整備された九十九折の道を登っていくと所々で見晴らしのよい場所にでます。
お天気も良好で風もほとんどなく期待が高まります。
ほどなくして赤岩の頭に着くと、うゎあやばい。
「聞くとイラッとする若者言葉ランキング」堂々3位の「ヤバイ」を連呼してしまいました。
若者じゃないのでより一層イラッとすることでしょう。
快晴の秋空、赤岳までの攻撃的な稜線もばっちり、周りの山々もばっちり見えます。
あぁ、なんて幸せ。
そろそろお腹もすいてきたので稜線上に見える硫黄小屋で休憩しようと出発です。
いつもだったら頂上から後ろ髪ひかれながら降りるのですがこの先もっと素敵な景色がある期待と
「ご飯」のにんじんを吊るされルンルンで進みます。
硫黄小屋は思いのほか立派な建物でおトイレも綺麗で水も確か1L100円で購入できます。
小屋の前のベンチであったかいスープとパンをいただきました。
この時点でスタートの遅れを取り戻しているようなので硫黄岳ー横岳ー赤岳を予定通りに周ることにしました。
次は横岳です。この硫黄小屋から横岳そして赤岳への区間は思いのほか険しい道でした。
恐竜の背のようなところを何度か過ぎるんすが、越えるのか、巻くのかよくわからずペースダウンしました。
ペースダウンといえばhiba選手。生まれもっての?!?低重心kame(チビとも言う)と違って、重心が高いせいか
はたまた、新規投入のデジイチ!でいつも以上に激写だったせいか、気が付くと途方もないくらい遥か後ろを歩いています。
確かに今までのコンデジとは比べ物にならないくらい綺麗に遠くまで撮れますので今回のように絶好のお天気では
仕方ないのかもしれませんが、ほどほどにしてよと写真撮影に全く興味のないkameは思います。
横岳を過ぎたころから稜線の右から左からガスがもくもくと上がってきました。
目の前の赤岳も見えたり隠れたり。
なかなかの傾斜を登って赤岳山頂にたどり着いた時には山頂はガスの中でした。
でもそのお陰でブロッケンが見えましたのでよしとしましょう。
人がひしめく狭い赤岳山頂から今夜の宿泊地、行者小屋へ戻ります。
赤岳山頂からはいくつものルートがあるため道間違いが多いのか注意を促すような標識がありました。
ガスっていなければ行者小屋が上からも見えて安心して降りれるのでしょうがあいにくの天気なので
標識や分岐に注意して降りました。
まぁ、頂上直下のクサリ場を過ぎれば階段の一本道なので問題はないのですが時間も時間だったので少しドキドキしました。
いやらしい階段をずんずん降りていくとガスがさぁーーと切れて眼下に行者小屋、そしてうちの赤いテントも見えました。
もうそうなると頭の中は「ビール、ビール」なにはともあれ「ビール、ビール」。
ビールめがけて下山あるのみ!
テント場について、仮設営だったテントをきちんと設営して、着替えて、ベンチで夜ご飯の支度をして、
やっとビールに到着!
この日のメニューはポテトとサイコロステーキにパン。味付けはバジルソースです。
真っ暗い中、ポテトをつまみに乾杯! いやーうまい。これまたヤバイ。
デザートのケーキを食べるころにはこのところ仕事が忙しくって寝不足気味のhibaの意識がもーろーとし始めます。
「で、明日の予定は?それで何時に起きるの?」を何度も繰り返します。
何度も説明して4時起床と言ってるのに3時に目覚ましセットして「だって眠いんだもん」と逆切れ。
日没から未明にかけて、かなり気温は下がったようですがダウンセーターに続いて、
新規投入のダウンパンツのお陰でぬくぬく暖かよく眠れました。
2日目
4時過ぎに起床。
前室でお湯を沸かすためにhibaがテント入り口を開けるとまだ暗くてその上めちゃくちゃ寒い!
今日は阿弥陀岳までピストンの予定ですがぬくぬくのシュラフの中で「なんでこんな寒い時に山に登んなきゃいかんのよ〜」
とわたくしの中のなまけ虫が囁きます。
スパルタhiba氏にたたき起こされ、暖かいスープをいただいて支度をして出発です。
ヘッデンをつけての出発ですが歩き始めてほどなく明るくなりました。
緩やかな傾斜の道を進んでいくと中岳と阿弥陀岳の分岐のコルに出ます。
出たとたんに目の前に富士山がどどーーん!
あたまを雲の上に出し
四方(しほう)の山を見おろして
まさに歌の通りの富士山がお目見え。そして朝の澄んだ空気のお陰で昨日歩いた赤岳、横岳、硫黄岳も
くっきりはっきり綺麗にお目見え。
ここから先阿弥陀岳山頂への道は見るからに険しそうです。階段を登り、岩場をよじ登って進みます。
途中足場のいい所(これが結構少ないんです)で振り返っては絶景を堪能。上にみえる阿弥陀岳頂上は益々険しそうだし、狭そうだし期待薄で「うーん、コルからの景色で十分じゃね」
とか思いながら頂上へ到着すると。。。
いやぁ、私ほんと見る目ないです。阿弥陀岳様、ごめんなさい。
わたくしの勝手な想像と違って、阿弥陀岳頂上は平らで広くて見晴らし最高でした。
360℃の大パノラマをhibaと二人締め!うきゃーうきゃーといいながら東西南北ぐるっと眺めます。
四方の山々をうっとりと眺めました。八ヶ岳さいこー!
コルから行者小屋への降り、お腹がすいて気がせいていたのかまさかのコースアウト。
こんな傾斜のところ通ったっけと言いながら、ずんずん降りて危うくガレた谷へ行くところでした。
「間違ったと思ったらすぐに戻る!」おでこにでも貼っておかないといけません。
行者小屋に戻って、小屋の前のベンチでお山を眺めながらゆっくり朝ごはん。
目玉焼きに魚肉ハムにパンとコーヒー。
最近朝ごはんは暗いテントのなかでかき込むことが多かったのですが本当はこんな風に優雅に朝ごはんが食べたい!
至福の時を過ごしておなかもいっぱい。あとはテントをかたずけて下山です。
朝から素敵な景色とご飯で元気いっぱいのせいかhibaが快調に飛ばして(当社比)やまのこ村へ到着。
お楽しみのソフトクリームを食べながら、残りのダート道を歩きます。
駐車場にたどり着いて、管理人さんに駐車場代を払いに行くと「二日間お天気なんてめずらしいよ〜」といわれました。
なんという幸運。
人気の「ヤツ」登る女の小島聖さんも大好きな「ヤツ」
やっと訪れることができました。広い「ヤツ」のほんの一部を歩いただけですが
うわさ通りのすてきな山でした。
うーーん、totoroさんがうらやましい〜
次は雪のシーズンかしら。
八ヶ岳さん、ありがとう。また来るね〜 待っててね〜
kamehibaさん、こんにちわ。
南八ツ、オールスターズお疲れさまでしたヽ( ´ー)ノ
土曜は天気も良くてよかったです|д゚)チラッ
当方も逆周りでありましたが、昨年お邪魔しました。
行者小屋から見えるギザギザにビビッたり、中岳付近、
阿弥陀岳から見えた富士山に感動したり(人´∀`).☆.。.:*・゚
それにしても晩ご飯が魅力的でありますねぇΣ(ノ∀`)ペシッ
いずれ真似させて頂きたいメニューでありますφ(`д´)メモメモ...
雪が降る前に赤岳にお邪魔したいところです(;´д`)トホホ…
kamehibaさん、お疲れ様でした〜
いつもながら、豪華な晩飯ですなあ〜
が進むこと間違いなし
一人で同じことしても、イマイチ盛り上がりに欠けるんですよね
あ、箸だけ持ってkamehiba隊をコッソリ尾行することにします!
kamehibaさん、こんばんは〜
八ヶ岳も間もなく雪が降りそうですね?
僕は月末に日帰りで、赤岳〜横岳〜硫黄岳の周回コースを、山ガールを連れて行く予定なんです
こんなピーカンの日に当たると良いなぁ〜 と、羨ましく拝見させていただきました
しかも、ピンクのフライで目立ってましたね
その上、美味しそうな肉料理、ビヤもはかいきそうっすね
こんな天気、料理、ビールと、1年を通して中々ありやせんよ
写真の数も半端無いし
ヒバさんに感謝っすよ!カメさん
ほんと、ギザギザにびびりました
八ヶ岳は想像通りの素敵なところでお天気にも恵まれて感動だらけの2日間でした!
ご飯、お褒めいただきありがとうございます。
お肉焼くだけですから腕がなくても間違いないkamehibaにぴったりの山ご飯です
雪の前に鎖祭り、リベンジできるといいですね
うひひ、肉食系kamehibaです。
大好きなんですがたくさんは飲めないんですよ〜
たくさんは食べられますが
数少ない関東在住の山バナナの会メンバーでいつか楽しい山ご飯なんていうのもいいですね〜
FRESCHEZZAさんの目印はお箸ですね
komorebiさん、コメントありがとうございます。
山ガールと八ヶ岳なんて楽しそう
人気のお山だけあって色とりどりの可愛いウエアの山ガールがたくさんいましたぁ。
女子だけのグループもいたなぁ。
お天気がいいといいですね〜
いつにも増して画像の多いレコで重すぎではないですか?
尾瀬のレコ楽しみにしてます
kamehibaさん、こんばんわ!
冬の蓼科山も最高ですよ。
よく冷えた天気がよい冬の蓼科山は、独立峰のためか、空の色が青ではなく紺色で、宇宙に近いと感じる宇宙色してました。-16℃の元、森林限界の樹氷も相まって、特別の景色でした。今でも心に焼き付いてます。
女神茶屋からいくなら、土日は駐車場が込みます。また、除雪も不十分なこと多いです。駐車場確保と、脱出用に雪かきスコップ持参をお奨め。白樺国際スキー場のゴンドラを登り裏の7合目経由でいくなら、トレースすくなくスノーシューが必須となります。
じゅるじゅる・・・
あ、失礼、思わずヨダレが
私も山フライパン買いに行こうと思う今日この頃!!
肉焼くわよ〜〜〜〜
八ヶ岳は良いですよね
周回コースは何度も行ってますが飽きることがありません。
トトロさん
冬の蓼科よさそうですね
この冬は蓼科登ってみようかな
わぁ、冬の空の色、それって群青色じゃないですか!
絶対いきた〜い
totoroさんのこのコメント永久保存版です。
スノーシューありますがスコップ買わなくては
ひゃ〜白いお山が待ちきれない〜
皆様にお褒めいただくんですが実は「焼くだけ」「煮るだけ」の単純料理なんですよね
山フライパン、ちょっと深めだと用途が広がっていいんじゃないかと。
関西風すきやきもいいですねぇ
なんだかヤマレコっていうより山ご飯レコみたい
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