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Yamareco

記録ID: 242000
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
妙高・戸隠・雨飾

信越トレイル [北上ルート] ルート周辺情報

2012年10月28日(日) 〜 2012年11月04日(日)
情報量の目安: S
都道府県 新潟県 長野県
 - 拍手
体力度
10
2〜3泊以上が適当
GPS
279:36
距離
154km
登り
9,287m
下り
9,530m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目 10/28(日)
 10:00 斑尾高原山の家駐車場
 11:00 斑尾山頂
 12:30 万坂峠
 13:40 袴岳
 15:20 赤池

2日目 10/29(月)
  8:10 赤池
  9:20 沼の原湿原
 11:20 毛無山
 13:25 涌井

3日目 10/30(火)
 10:20 涌井
 11:05 富倉峠
 12:45 黒岩山
 13:30 桂池
 15:40 仏ヶ峰登山口
 16:00 とん平キャンプサイト

4日目 10/31(水)
  9:40 とん平キャンプサイト
 10:05 仏ヶ峰登山口
 11:30 小沢峠
 13:00 鍋倉山
 14:00 関田峠 - グリーンパル光原荘 - 茶屋池

5日目 11/1(木)
 10:00 関田峠
 11:30 牧峠
 12:20 花立山
 13:00 宇津ノ俣峠
 15:20 伏野峠

6日目 11/2(金)
 (降雪のため停滞)

7日目 11/3(土)
 (降雪のため停滞)

8日目 11/4(日)
 11:50 伏野峠
 12:30 須川峠
 14:50 野々海峠
 15:45 深坂峠
 16:20 三方岳
 17:10 天水山
 18:00 松之山口
天候 1日目 10/28 曇りのち雨
2日目 10/29 雨
3日目 10/30 曇り時々雨
4日目 10/31 曇り
5日目 11/1 曇りのち雪
6日目 11/2 曇りのち雨(残雪)
7日目 11/3 晴れ(残雪)
8日目 11/4 晴れ(残雪)
過去天気図(気象庁) 2012年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
※ 北上ルートよりも南下ルートの方がアクセスやエスケープなどの点でも自由が利いて良い。
※ 北上ルートでは後半に融通が利かなくなり苦戦を強いられる場合がある。
※ ここでは体力、ルート情報等は40-60歳代を基準にしています。

[Section1] [斑尾山頂] - [万坂峠] - 袴岳 - [赤池]
 斑尾高原山の家駐車場。無料。近くに自販機あり。ビジターセンター。

[Section2] [赤池] - [沼の原湿原] - [希望湖] - 毛無山 - [涌井]
 [赤池] 無料駐車場。きれいな水洗トイレあり。自販機、公衆電話なし。電灯電源あり。
 [沼の原湿原] 無料駐車場。きれいな水洗トイレあり。自販機、公衆電話なし。電灯電源あり。
 [希望湖] 無料駐車場、簡易トイレあり。自販機、公衆電話なし。電灯あり。

[Section3] [涌井] - 富倉峠 - 黒岩山 - [桂池] - [仏ヶ峰登山口]
 [涌井] すこし信州側に下ったところに10台の無料Pあり。トイレ、自販機、公衆電話なし。
 [桂池] テントサイト、無料駐車場、簡易トイレ。自販機、公衆電話なし。電灯電源なし。

[Section4] [仏ヶ峰登山口] - 小沢峠 - 鍋倉山 - [関田峠]
 [仏ヶ峰登山口] とん平駐車場無料。きれいな水洗トイレ、休憩所あり。自販機、公衆電話なし。電灯電源あり。

[Section5] [関田峠] - [牧峠] - 宇津ノ俣峠 - 幻の池 - [伏野峠]
 [関田峠] 無料駐車場5台。すこし信州側に下ると茶屋池休憩所。きれいな水洗トイレ。無料休憩所。電灯電源なし。自販機、公衆電話なし。
 [牧峠] P4台のみ。近くにはなにもない。

[Section6] [伏野峠] - 須川峠 - [野々海峠] - [深坂峠] - 天水山
 [伏野峠] P3台のみ。近くにはなにもない。
 [野々海峠] P3台のみ。近くにはなにもない。
 [深坂峠] P4台のみ。近くにはなにもない。

[下山ルート]
 [松之山口] 2つの分岐をこえてつづら折りを抜けると砂利の林道。まもなく舗装へと抜けられる。P3台。
 [津南口] 天水山からの下りが急勾配。すぐ近くに松之山口がある。P3台。
 [栄村口] 8kmほどの一部舗装の砂利道を下るルート。途中背丈ほどある草を分けて進む箇所多い。遠い。
コース状況/
危険箇所等
[Section1] [斑尾山頂] - [万坂峠] - 袴岳 - [赤池]
起点となる斑尾山頂まではゲレンデ急登。その後の急降下は濡れた地面だと滑って危険。斑尾から万坂峠までの下りはゲレンデの分岐が数カ所あり。立ち止まって道標を確認するくらいの注意が必要。近くに他のトレイルが多数存在するため、簡単に他のルートに迷い込む。万坂峠を超えた湿原から赤池まで近道あり。気にせず進むと袴岳を通過するので注意。

[Section2] [赤池] - [沼の原湿原] - [希望湖] - 毛無山 - [涌井]
赤池から沼の原湿原に向かう登山道の入口は、赤池駐車場の砂利道を進んだ2つ目の分岐を登り、車道を渡ったところにある。非常にわかりにくいので地図の確認が必要。他のルートも多数あり、すぐに迷い込む。沼の原湿原にはきれいなトイレがある。登山道から希望湖(のぞみこ)へ降りると砂利道になる。そこを左に進み、車止めから左に入ると簡易トイレが見える。そこが毛無山への入口。毛無山を超えると谷間をぬう道になる。地形的にぬかるみやコケが多いので足下に注意。涌井新池を超えると涌井集落までは砂利道が続く。長いので急がず確実に進むと良い。

[Section3] [涌井] - 富倉峠 - 黒岩山 - [桂池] - [仏ヶ峰登山口]
涌井の入口は峠のT字路から上がる。坂道を赤い屋根の民家の方に向かって、最初の分岐を右に進む。すぐに山間の登山道になるので足下注意。そこを抜けると黒岩山までは砂利の林道が続く。少し進むと右に分岐する
が、そこは道標通り左手側に進む。途中ソブの池を左手に見て分岐を道標通り右に折れる。黒岩山の東屋を抜けて緩やかに下ると左分岐にあたる。メイントレイルはここを左に折れる。直進すると桂池まで近道。桂池のテントサイトのシェルターは雨よけにも使える。このトイレを超えるとあとは仏ヶ峰登山口から20分ほど下ったとん平までトイレはない。桂池から仏ヶ峰登山口までの間に2箇所渡渉ポイントがある。幅も狭く危険は少ないが、増水時は注意。

[Section4] [仏ヶ峰登山口] - 小沢峠 - 鍋倉山 - [関田峠]
仏ヶ峰登山口の下、とん平にはきれいなトイレと雨風をしのげる建物がある。コンクリート造でサッシのドアなので、作りは頑丈。わき水もある。とん平から仏ヶ峰登山口までは砂利道を30分弱上り、さらに仏ヶ峰までゲレンデの急登と登山道の急登が続く。途中やせた尾根を通過するが、大きなブナの木の左を巻くので滑落注意。ここをパスしてお小夜滝からメイントレイルへ合流するルートは、傾斜も少なく体力的にも楽になる。メイントレイルよりもこちらのルートの方が景色は良い。このルートはとん平から仏ヶ峰登山口へは向かわず、北東側の稜線からメイントレイルの小沢峠に合流する。小沢峠からのヤセ尾根はそれほどでもなく、特に危険はない。ここで危険を感じるようならSection6はもっと危険になる。だいぶ下って関田峠に近づくと林床が開けたブナ林に出る。茶屋池の北側で茶屋池周辺のトレイルと合流する。手前の分岐を右に進むときれいなトイレのある茶屋池へとつながる。

[Section5] [関田峠] - [牧峠] - 宇津ノ俣峠 - 幻の池 - [伏野峠]
関田峠から舗装路を新潟県側に、また、メイントレイルを北上した分岐を左に折れてグリーンパル光原荘(11月-5月は冬期閉鎖)へ迎える。信越トレイルのメイントレイルからは少し外れるが、ここには唯一の自動販売機がある。また、シャワーや食事も行える宿泊施設で、信越トレイルのテントサイトにもなっている。関田山脈最標高の関田峠を境に、北側はどんどん不便になる。駐車場のみの牧峠、車では入れない宇津ノ俣峠を経て伏野峠(ぶすのとうげ)へと至る。細かなアップダウンが続くが足下さえ乾燥していればそれほど危険な箇所はない。ただし、茶屋池を過ぎると水場ほとんどなくなり、トイレに至ってはSection6の野々海キャンプサイトまでないため注意。トイレのために3-4時間かけて下山するのは現実的ではない。

[Section6] [伏野峠] - 須川峠 - [野々海峠] - [深坂峠] - 天水山
伏野峠から天水山まではほぼすべてが県境の尾根歩きになる。場所によってはヤセ尾根も連続する。野々海峠周辺をのぞくほぼすべてのルートが新潟県側に急な勾配または崖となり、小さなピークをつなぐルートでは急登急降下が連続する。特に西マド湿原手前の急降下と三方岳周辺の急登、急降下、天水山への急登、急降下は、十分に足下に注意。

[下山ルート]
 [松之山口] 2つの分岐をこえてつづら折りを抜けると砂利の林道。まもなく舗装へと抜けられる。
 [津南口] 天水山からの下りが急勾配。すぐ近くに松之山口がある。
 [栄村口] 8kmほどの一部舗装の砂利道を下るルート。途中背丈ほどある草を分けて進む箇所多い。


[GPSデータについて]
 GSPデータはiPhone4S(SIMなし)+TrailsとSuunto Ambitの2つとなっています。
斑尾山(斑尾高原スキー場チロルより)
2012年10月28日 09:31撮影 by  iPhone 4S, Apple
10/28 9:31
斑尾山(斑尾高原スキー場チロルより)
斑尾高原スキー場ゲレンデより
2012年10月28日 10:07撮影 by  iPhone 4S, Apple
10/28 10:07
斑尾高原スキー場ゲレンデより
斑尾高原スキー場のリフト駅付近
2012年10月28日 10:51撮影 by  iPhone 4S, Apple
10/28 10:51
斑尾高原スキー場のリフト駅付近
斑尾山頂(信越トレイルの起点)
2012年10月28日 11:04撮影 by  iPhone 4S, Apple
10/28 11:04
斑尾山頂(信越トレイルの起点)
斑尾山
2012年10月28日 11:26撮影 by  iPhone 4S, Apple
10/28 11:26
斑尾山
野尻湖
2012年10月28日 11:26撮影 by  iPhone 4S, Apple
10/28 11:26
野尻湖
斑尾山からのゲレンデ下り。急勾配。ルートは写真右端の落ち葉の上。
2012年10月28日 11:34撮影 by  iPhone 4S, Apple
10/28 11:34
斑尾山からのゲレンデ下り。急勾配。ルートは写真右端の落ち葉の上。
万坂峠までは写真のようなゲレンデの分岐が数カ所ある。道標と地図とコンパスで確認しながら降りないとすぐに脇道に。
2012年10月28日 11:50撮影 by  iPhone 4S, Apple
10/28 11:50
万坂峠までは写真のようなゲレンデの分岐が数カ所ある。道標と地図とコンパスで確認しながら降りないとすぐに脇道に。
無事に万坂峠へ到着。峠手前はゲレンデから作業道のような巻き道を下る。
2012年10月28日 12:23撮影 by  iPhone 4S, Apple
10/28 12:23
無事に万坂峠へ到着。峠手前はゲレンデから作業道のような巻き道を下る。
袴岳途中の眺望。予報通りこの後雨となる。
2012年10月28日 13:03撮影 by  iPhone 4S, Apple
10/28 13:03
袴岳途中の眺望。予報通りこの後雨となる。
袴岳山頂からの眺望。雲が厚い。
2012年10月28日 13:38撮影 by  iPhone 4S, Apple
10/28 13:38
袴岳山頂からの眺望。雲が厚い。
マムシ草。
2012年10月28日 14:36撮影 by  iPhone 4S, Apple
10/28 14:36
マムシ草。
赤池直近の林道。アジサイ、ススキ、カエデ、ブナなど。
2012年10月28日 15:22撮影 by  iPhone 4S, Apple
10/28 15:22
赤池直近の林道。アジサイ、ススキ、カエデ、ブナなど。
赤池駐車場にはSection2を南進したPTがたくさんのきのこを整理中。
2012年10月28日 15:24撮影 by  iPhone 4S, Apple
10/28 15:24
赤池駐車場にはSection2を南進したPTがたくさんのきのこを整理中。
赤池到着前から降り出した雨が本降りになる。
2012年10月28日 15:39撮影 by  iPhone 4S, Apple
10/28 15:39
赤池到着前から降り出した雨が本降りになる。
赤池東岸のカエデ。バナナイチゴメロン。
2012年10月28日 15:43撮影 by  iPhone 4S, Apple
10/28 15:43
赤池東岸のカエデ。バナナイチゴメロン。
赤池の幕営地。手前をのぞいて柔らかいササが覆っている。ここから赤池の小屋(水洗トイレ、水場)までは徒歩3分ほど。
2012年10月28日 15:44撮影 by  iPhone 4S, Apple
10/28 15:44
赤池の幕営地。手前をのぞいて柔らかいササが覆っている。ここから赤池の小屋(水洗トイレ、水場)までは徒歩3分ほど。
2日目の朝。赤池にて。駐車場には斑尾高原トレイル、信越トレイルほか、いくつかのトレイルルートの案内板がある。赤池からSection2の入り口に向かう前に良く確認しておかないと迷う。
2012年10月29日 08:07撮影 by  iPhone 4S, Apple
10/29 8:07
2日目の朝。赤池にて。駐車場には斑尾高原トレイル、信越トレイルほか、いくつかのトレイルルートの案内板がある。赤池からSection2の入り口に向かう前に良く確認しておかないと迷う。
赤池駐車場の小屋。1Fにトイレと蛇口(沢水)がある。トイレは電灯、電源あり。
2012年10月29日 08:10撮影 by  iPhone 4S, Apple
10/29 8:10
赤池駐車場の小屋。1Fにトイレと蛇口(沢水)がある。トイレは電灯、電源あり。
沼の原湿原東側の沢。橋か徒渉か。
2012年10月29日 09:15撮影 by  iPhone 4S, Apple
10/29 9:15
沼の原湿原東側の沢。橋か徒渉か。
沼の原湿原の水洗トイレ。多目的トイレあり。電灯、電源あり。入り口の軒下にベンチがあるので、雨天でも休憩がとれる。トレイルは写真左の看板から山林に入る。
2012年10月29日 09:18撮影 by  iPhone 4S, Apple
10/29 9:18
沼の原湿原の水洗トイレ。多目的トイレあり。電灯、電源あり。入り口の軒下にベンチがあるので、雨天でも休憩がとれる。トレイルは写真左の看板から山林に入る。
希望湖(のぞみこ)。右手にボート小屋らしき建物を見て湖岸を左に進むとすぐに毛無山入り口。入り口には小さめの簡易トイレがある。
2012年10月29日 10:40撮影 by  iPhone 4S, Apple
10/29 10:40
希望湖(のぞみこ)。右手にボート小屋らしき建物を見て湖岸を左に進むとすぐに毛無山入り口。入り口には小さめの簡易トイレがある。
毛無山山頂は雨。
2012年10月29日 11:23撮影 by  iPhone 4S, Apple
10/29 11:23
毛無山山頂は雨。
斑尾周辺はストックや手を使うような急登がなく、開けた尾根も少ないので傘でも良さそう。林床は思いのほか雨が入ってこない。
2012年10月29日 11:48撮影 by  iPhone 4S, Apple
10/29 11:48
斑尾周辺はストックや手を使うような急登がなく、開けた尾根も少ないので傘でも良さそう。林床は思いのほか雨が入ってこない。
涌井新池。飯山を流れる千曲川の水は、標高の差から山間部の田畑には使えない。そのための池。
2012年10月29日 12:07撮影 by  iPhone 4S, Apple
10/29 12:07
涌井新池。飯山を流れる千曲川の水は、標高の差から山間部の田畑には使えない。そのための池。
涌井新池からの砂利道を程なく進むと水場がある。直線の道がやや登りになる手前左側。
2012年10月29日 12:26撮影 by  iPhone 4S, Apple
10/29 12:26
涌井新池からの砂利道を程なく進むと水場がある。直線の道がやや登りになる手前左側。
涌井地区。トレイル上唯一の集落。自動販売機や商店はない。Softbank iPhoneは使用可能。ここから里に下るには長いトンネルと峠道になる。
2012年10月29日 13:22撮影 by  iPhone 4S, Apple
10/29 13:22
涌井地区。トレイル上唯一の集落。自動販売機や商店はない。Softbank iPhoneは使用可能。ここから里に下るには長いトンネルと峠道になる。
信越トレイルのパンフレットにも載っている民家の脇を通ってSection3が始まる。
2012年10月30日 10:18撮影 by  iPhone 4S, Apple
10/30 10:18
信越トレイルのパンフレットにも載っている民家の脇を通ってSection3が始まる。
富倉峠から飯山方面。富倉峠は林道(一部砕石)と登山道(古道)の交差点。普通の乗用車ではやや難あり。
2012年10月30日 11:03撮影 by  iPhone 4S, Apple
10/30 11:03
富倉峠から飯山方面。富倉峠は林道(一部砕石)と登山道(古道)の交差点。普通の乗用車ではやや難あり。
ソブの池分岐。入山禁止の看板がある。池の水は少なく、大きさもパンフレットなどの写真と比べて1/3ほどだった。池は左手方向で、右手方向の林道を進む。
2012年10月30日 11:33撮影 by  iPhone 4S, Apple
10/30 11:33
ソブの池分岐。入山禁止の看板がある。池の水は少なく、大きさもパンフレットなどの写真と比べて1/3ほどだった。池は左手方向で、右手方向の林道を進む。
樹間から見えた妙高と火打。
2012年10月30日 11:43撮影 by  iPhone 4S, Apple
10/30 11:43
樹間から見えた妙高と火打。
林道から所々新潟県側の眺望がある。
2012年10月30日 12:12撮影 by  iPhone 4S, Apple
10/30 12:12
林道から所々新潟県側の眺望がある。
黒岩山手前より北信州飯山方面。まもなく黒岩山。黒岩山には東屋があり、休憩ができる。
2012年10月30日 12:46撮影 by  iPhone 4S, Apple
10/30 12:46
黒岩山手前より北信州飯山方面。まもなく黒岩山。黒岩山には東屋があり、休憩ができる。
カバノキの葉のつき方には特徴がある。
2012年10月30日 13:16撮影 by  iPhone 4S, Apple
10/30 13:16
カバノキの葉のつき方には特徴がある。
黒岩山からの下り、両側に背丈ほどの草木が生い茂るトレイルを進むと左に分岐がある。この分岐を左に折れ、つづらに進むと太郎清水(水場)。写真右側が太郎清水で正面が降りてきた道。向かって左手に進むと桂池。
2012年10月30日 13:21撮影 by  iPhone 4S, Apple
10/30 13:21
黒岩山からの下り、両側に背丈ほどの草木が生い茂るトレイルを進むと左に分岐がある。この分岐を左に折れ、つづらに進むと太郎清水(水場)。写真右側が太郎清水で正面が降りてきた道。向かって左手に進むと桂池。
桂池西岸より。紅葉。ブナはだいぶ落葉している。
2012年10月30日 13:24撮影 by  iPhone 4S, Apple
10/30 13:24
桂池西岸より。紅葉。ブナはだいぶ落葉している。
桂池北岸より。
2012年10月30日 13:27撮影 by  iPhone 4S, Apple
10/30 13:27
桂池北岸より。
桂池北岸を東進し坂を少し上ると桂池の休憩小屋がある。オフィシャルマップにも載っているが、ここで休憩は厳しい。
2012年10月30日 13:29撮影 by  iPhone 4S, Apple
10/30 13:29
桂池北岸を東進し坂を少し上ると桂池の休憩小屋がある。オフィシャルマップにも載っているが、ここで休憩は厳しい。
桂池のテント場。ここから太郎清水までは6-7分かかる。トイレは併設だが、ここには電灯、電源はない。
2012年10月30日 13:31撮影 by  iPhone 4S, Apple
10/30 13:31
桂池のテント場。ここから太郎清水までは6-7分かかる。トイレは併設だが、ここには電灯、電源はない。
桂池テント場のシェルター(避難小屋)。山岳縦走の避難小屋とは違い、雨がしのげる程度。屋根はあるが扉はなく、風は吹き込む。広さは屋根がある部分で6畳程度。
2012年10月30日 13:33撮影 by  iPhone 4S, Apple
10/30 13:33
桂池テント場のシェルター(避難小屋)。山岳縦走の避難小屋とは違い、雨がしのげる程度。屋根はあるが扉はなく、風は吹き込む。広さは屋根がある部分で6畳程度。
桂池北側至近の中古池。西岸を歩く。
2012年10月30日 14:10撮影 by  iPhone 4S, Apple
10/30 14:10
桂池北側至近の中古池。西岸を歩く。
中古池の休憩小屋。黒岩山の休憩小屋と同型だが、こちらはほとんど崩壊している。ここで雨を凌ぐなら桂池の方が良さそうだ。
2012年10月30日 14:13撮影 by  iPhone 4S, Apple
10/30 14:13
中古池の休憩小屋。黒岩山の休憩小屋と同型だが、こちらはほとんど崩壊している。ここで雨を凌ぐなら桂池の方が良さそうだ。
桂池、中古池、北小池と進み、ここから登山道に入る。
2012年10月30日 14:22撮影 by  iPhone 4S, Apple
10/30 14:22
桂池、中古池、北小池と進み、ここから登山道に入る。
Section1,2は斑尾の管轄で、Section3,4,5,6は関田の管轄。Section3以北はメインの道標のほかに注意や案内なども数多く設置されている。
2012年10月30日 14:56撮影 by  iPhone 4S, Apple
10/30 14:56
Section1,2は斑尾の管轄で、Section3,4,5,6は関田の管轄。Section3以北はメインの道標のほかに注意や案内なども数多く設置されている。
沢渡渉ポイント。数カ所あるが、広い沢ではないのでストックがあれば何も問題はない。このSectionはほかに戸狩温泉を起点とした戸狩トレイルがあり、大ケヤキなどの脇道もいくつかある。
2012年10月30日 15:26撮影 by  iPhone 4S, Apple
10/30 15:26
沢渡渉ポイント。数カ所あるが、広い沢ではないのでストックがあれば何も問題はない。このSectionはほかに戸狩温泉を起点とした戸狩トレイルがあり、大ケヤキなどの脇道もいくつかある。
いくつかの沢を渡り、急登をすすむと間もなくとん平(だいら)のゲレンデに出る。仏ヶ峰登山口。ここからとん平のテント場までは砂利道を20分ほど下る。
2012年10月30日 15:37撮影 by  iPhone 4S, Apple
10/30 15:37
いくつかの沢を渡り、急登をすすむと間もなくとん平(だいら)のゲレンデに出る。仏ヶ峰登山口。ここからとん平のテント場までは砂利道を20分ほど下る。
とん平の水洗トイレ。電灯、電源はあるが、自動販売機、公衆電話などはない。水場はすぐ外の「お小夜の涙」。
2012年10月31日 09:14撮影 by  iPhone 4S, Apple
10/31 9:14
とん平の水洗トイレ。電灯、電源はあるが、自動販売機、公衆電話などはない。水場はすぐ外の「お小夜の涙」。
とん平SKYTOPの正面入口より右手の扉からトイレに入る。コンクリート造にサッシの扉なので雨風は問題ない。とん平のテント場はここから左手方向に1分ほど。
2012年10月31日 09:39撮影 by  iPhone 4S, Apple
10/31 9:39
とん平SKYTOPの正面入口より右手の扉からトイレに入る。コンクリート造にサッシの扉なので雨風は問題ない。とん平のテント場はここから左手方向に1分ほど。
とん平SKYTOPから仏ヶ峰登山口を望む。このゲレンデを右から巻く砂利道を上がると仏ヶ峰登山口。直登しても斑尾よりは楽だが、道標がないので一番手前のリフトの終点に向かって上る。また、ここから右手方向に向かうと戸狩トレイルの「お小夜滝」を経てメイントレイルに合流する美しいルートがある。
2012年10月31日 09:44撮影 by  iPhone 4S, Apple
10/31 9:44
とん平SKYTOPから仏ヶ峰登山口を望む。このゲレンデを右から巻く砂利道を上がると仏ヶ峰登山口。直登しても斑尾よりは楽だが、道標がないので一番手前のリフトの終点に向かって上る。また、ここから右手方向に向かうと戸狩トレイルの「お小夜滝」を経てメイントレイルに合流する美しいルートがある。
仏ヶ峰登山口はリフト山頂駅を右から巻くルート。しばらく進むと草に覆われたゲレンデを直登する。傾斜がかなりきつく、体力を削がれる。刈払い等の管理はしっかりしている。
2012年10月31日 10:28撮影 by  iPhone 4S, Apple
10/31 10:28
仏ヶ峰登山口はリフト山頂駅を右から巻くルート。しばらく進むと草に覆われたゲレンデを直登する。傾斜がかなりきつく、体力を削がれる。刈払い等の管理はしっかりしている。
仏ヶ峰へのアプローチ。最初のピークから少し尾根を進む。
2012年10月31日 10:34撮影 by  iPhone 4S, Apple
10/31 10:34
仏ヶ峰へのアプローチ。最初のピークから少し尾根を進む。
仏ヶ峰をから少し下ったブナのトンネル。風雨の影響であまり大きい個体はない。
2012年11月05日 10:34撮影 by  iPhone 4S, Apple
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仏ヶ峰をから少し下ったブナのトンネル。風雨の影響であまり大きい個体はない。
しばらく尾根歩きが続くが眺望はあまりない。所々で木々の間から見える眺望を楽しむ。
2012年10月31日 11:28撮影 by  iPhone 4S, Apple
10/31 11:28
しばらく尾根歩きが続くが眺望はあまりない。所々で木々の間から見える眺望を楽しむ。
程なく進むと尾根がやせて眺望がある。新潟側の急斜面に対して長野側は緩斜面。裾野の千曲川を見渡すことができる。
2012年10月31日 12:16撮影 by  iPhone 4S, Apple
10/31 12:16
程なく進むと尾根がやせて眺望がある。新潟側の急斜面に対して長野側は緩斜面。裾野の千曲川を見渡すことができる。
オフィシャルマップ記載のヤセ尾根。この前後にもこのような箇所があるが、Section1-5までではこの辺りが一番。Section6まで進むとこの地形が多くなる。
2012年10月31日 12:16撮影 by  iPhone 4S, Apple
10/31 12:16
オフィシャルマップ記載のヤセ尾根。この前後にもこのような箇所があるが、Section1-5までではこの辺りが一番。Section6まで進むとこの地形が多くなる。
鍋倉山頂。ほこらと三角点がある。この日は濃いガスのため眺望なし。有効視界は50m程度。標高的にもガレ場はないので降下点は迷わない。
2012年10月31日 12:56撮影 by  iPhone 4S, Apple
10/31 12:56
鍋倉山頂。ほこらと三角点がある。この日は濃いガスのため眺望なし。有効視界は50m程度。標高的にもガレ場はないので降下点は迷わない。
迂回路の案内。このような箇所がいくつかあるが、そのほとんどが十数メートルで合流するものばかりなので、状況に応じて安全なルートをとると良い。
2012年10月31日 12:58撮影 by  iPhone 4S, Apple
10/31 12:58
迂回路の案内。このような箇所がいくつかあるが、そのほとんどが十数メートルで合流するものばかりなので、状況に応じて安全なルートをとると良い。
関田峠手前(南)のブナ林。トレースが雪や落ち葉で覆われると迷う。関田峠の手前を北進すると急に開ける場所で、左方向、右方向ともにひろがり、どちらにも行けそうだが、ここは右方向が正解。周辺は茶屋池のトレイルもあるので脇道にも注意。
2012年10月31日 13:53撮影 by  iPhone 4S, Apple
10/31 13:53
関田峠手前(南)のブナ林。トレースが雪や落ち葉で覆われると迷う。関田峠の手前を北進すると急に開ける場所で、左方向、右方向ともにひろがり、どちらにも行けそうだが、ここは右方向が正解。周辺は茶屋池のトレイルもあるので脇道にも注意。
関田峠より長野側。左手が北へのトレイル入口。トイレ、自動販売機、公衆電話等はなにもない。
ここから長野側に少し下ると茶屋池の休憩所がある。
2012年10月31日 13:57撮影 by  iPhone 4S, Apple
10/31 13:57
関田峠より長野側。左手が北へのトレイル入口。トイレ、自動販売機、公衆電話等はなにもない。
ここから長野側に少し下ると茶屋池の休憩所がある。
関田峠より新潟側。左手が駐車場で南へのトレイル入口。トイレ、自動販売機、公衆電話等はなにもない。
2012年10月31日 13:58撮影 by  iPhone 4S, Apple
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関田峠より新潟側。左手が駐車場で南へのトレイル入口。トイレ、自動販売機、公衆電話等はなにもない。
光が原キャンプ場へのアプローチトレイルより新潟県側を望む。
2012年10月31日 14:19撮影 by  iPhone 4S, Apple
10/31 14:19
光が原キャンプ場へのアプローチトレイルより新潟県側を望む。
関田峠、茶屋池の休憩小屋(2F建て)。電灯電源なし、自動販売機、公衆電話なし。左手に見える屋根が水洗トイレ。トイレはきれいで使いやすい。このトイレの電灯は太陽光とのこと。
2012年10月31日 15:22撮影 by  iPhone 4S, Apple
10/31 15:22
関田峠、茶屋池の休憩小屋(2F建て)。電灯電源なし、自動販売機、公衆電話なし。左手に見える屋根が水洗トイレ。トイレはきれいで使いやすい。このトイレの電灯は太陽光とのこと。
休憩小屋の張紙。小屋前には車5台分ほどの駐車場があり、茶屋池およびその周辺トレイルなどに利用される。ここは山岳の避難小屋ではないので、コッヘル調理、宿泊などはできない。
2012年11月05日 10:34撮影 by  iPhone 4S, Apple
11/5 10:34
休憩小屋の張紙。小屋前には車5台分ほどの駐車場があり、茶屋池およびその周辺トレイルなどに利用される。ここは山岳の避難小屋ではないので、コッヘル調理、宿泊などはできない。
茶屋池の休憩小屋内部(1F)。左手側に2Fへの階段。左奥に周辺の観光パンフレットが置かれている。右後にも部屋があるが、施錠されているために入れない。入口はノブを回して入る。
2012年10月31日 15:26撮影 by  iPhone 4S, Apple
10/31 15:26
茶屋池の休憩小屋内部(1F)。左手側に2Fへの階段。左奥に周辺の観光パンフレットが置かれている。右後にも部屋があるが、施錠されているために入れない。入口はノブを回して入る。
茶屋池の休憩小屋内部(2F)。2Fにはテーブルが2台置かれているが、イスはない。小屋内には周辺の写真が展示されている。
2012年10月31日 15:27撮影 by  iPhone 4S, Apple
10/31 15:27
茶屋池の休憩小屋内部(2F)。2Fにはテーブルが2台置かれているが、イスはない。小屋内には周辺の写真が展示されている。
Softbank iPhone の電波調査のため峠から信州側に下る。ここはまだ圏外。
2012年10月31日 15:40撮影 by  iPhone 4S, Apple
10/31 15:40
Softbank iPhone の電波調査のため峠から信州側に下る。ここはまだ圏外。
Softbank iPhone の電波調査のため峠から信州側に下る。ここはまだ圏外。
2012年10月31日 15:43撮影 by  iPhone 4S, Apple
10/31 15:43
Softbank iPhone の電波調査のため峠から信州側に下る。ここはまだ圏外。
Softbank iPhone の電波調査のため峠から信州側に下る。この辺で通話、データ通信がともに可能。
2012年10月31日 16:01撮影 by  iPhone 4S, Apple
10/31 16:01
Softbank iPhone の電波調査のため峠から信州側に下る。この辺で通話、データ通信がともに可能。
Softbank iPhone は、関田山脈のほとんどの峠で使用できないが、すこし下れば通話ができる。先の伏野峠のように山陰になるところはだいぶ降りないと通話できない。この辺りから戸狩温泉の宿へ連絡して迎えに来てもらう場合、30分ほどかかる。
2012年10月31日 16:05撮影 by  iPhone 4S, Apple
10/31 16:05
Softbank iPhone は、関田山脈のほとんどの峠で使用できないが、すこし下れば通話ができる。先の伏野峠のように山陰になるところはだいぶ降りないと通話できない。この辺りから戸狩温泉の宿へ連絡して迎えに来てもらう場合、30分ほどかかる。
茶屋池。この池の周辺にもトレイルがあり、一部信越トレイルのルートを重なる。
2012年11月01日 09:23撮影 by  iPhone 4S, Apple
11/1 9:23
茶屋池。この池の周辺にもトレイルがあり、一部信越トレイルのルートを重なる。
梨平峠と牧峠の中間。(1094峰)
2012年11月01日 10:40撮影 by  iPhone 4S, Apple
11/1 10:40
梨平峠と牧峠の中間。(1094峰)
牧峠手前の池。関田山脈にはこのような池や沢がいくつかある。浄水器(家庭用は不可)があれば水の確保ができるが、夏以外の季節ならだいたい手持ちで足りてしまう。今回は浄水器を使う場面はなかった。
2012年11月01日 11:07撮影 by  iPhone 4S, Apple
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牧峠手前の池。関田山脈にはこのような池や沢がいくつかある。浄水器(家庭用は不可)があれば水の確保ができるが、夏以外の季節ならだいたい手持ちで足りてしまう。今回は浄水器を使う場面はなかった。
牧峠手前から、これから進むルートを望む。
2012年11月01日 11:25撮影 by  iPhone 4S, Apple
11/1 11:25
牧峠手前から、これから進むルートを望む。
牧峠周辺。トイレ、休憩所などはなにもない。
2012年11月01日 11:29撮影 by  iPhone 4S, Apple
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牧峠周辺。トイレ、休憩所などはなにもない。
雲が厚い。全行程を通して天気はほとんど曇りか雨。気温が上がらないので汗も少なく歩きやすいが、濡れた装備は乾かない。時折見せる太陽のありがたさを実感する。
2012年11月01日 11:32撮影 by  iPhone 4S, Apple
11/1 11:32
雲が厚い。全行程を通して天気はほとんど曇りか雨。気温が上がらないので汗も少なく歩きやすいが、濡れた装備は乾かない。時折見せる太陽のありがたさを実感する。
ファースト・ストライク・レーション。1,400kcalほど。時間や天候も含めてお昼にコッヘルは使えない。これらを何回かに分けて摂るようにしている。
2012年11月01日 11:40撮影 by  iPhone 4S, Apple
11/1 11:40
ファースト・ストライク・レーション。1,400kcalほど。時間や天候も含めてお昼にコッヘルは使えない。これらを何回かに分けて摂るようにしている。
花立山頂。相変わらず天気が優れない。長い休憩は寒くなるだけなので足早に通過する。
2012年11月01日 12:20撮影 by  iPhone 4S, Apple
11/1 12:20
花立山頂。相変わらず天気が優れない。長い休憩は寒くなるだけなので足早に通過する。
宇津の俣峠。写真正面が信州へのエスケープルート。右が南、左が北へのルート。ポールはブラックダイアモンドのカーボンだが、踏破を目前に折れることになる。このときはまだ存命。軽アイゼンは気持ち程度。
2012年11月01日 13:05撮影 by  iPhone 4S, Apple
11/1 13:05
宇津の俣峠。写真正面が信州へのエスケープルート。右が南、左が北へのルート。ポールはブラックダイアモンドのカーボンだが、踏破を目前に折れることになる。このときはまだ存命。軽アイゼンは気持ち程度。
晩秋のオオイワカガミ。全行程を通して発見したのはこの一株のみ。奇跡の一株。
2012年11月01日 14:55撮影 by  iPhone 4S, Apple
11/1 14:55
晩秋のオオイワカガミ。全行程を通して発見したのはこの一株のみ。奇跡の一株。
伏野峠手前。霧の中に見える車道に文明を感じる。
2012年11月01日 15:03撮影 by  iPhone 4S, Apple
11/1 15:03
伏野峠手前。霧の中に見える車道に文明を感じる。
落葉前のミズナラの葉と、来年用の冬芽。奥のブチはブナ。
2012年11月01日 15:07撮影 by  iPhone 4S, Apple
11/1 15:07
落葉前のミズナラの葉と、来年用の冬芽。奥のブチはブナ。
伏野峠付近より、新潟県側。
2012年11月01日 15:09撮影 by  iPhone 4S, Apple
11/1 15:09
伏野峠付近より、新潟県側。
老いたブナと若いブナ。世代を変えて悠久の時を生きる。
2012年11月05日 10:34撮影 by  iPhone 4S, Apple
11/5 10:34
老いたブナと若いブナ。世代を変えて悠久の時を生きる。
伏野峠に駐車中の信越トレイル管理スタッフ号。今回のトレイルでは何度かトレイル上でお話をさせてもらった。この日は水場の調査ということでトレイルルート至近の沢や池などの水量やアクセスなどを見に来たとのこと。帰りには里へ向けて少し同乗させてもらった。
2012年11月01日 15:21撮影 by  iPhone 4S, Apple
11/1 15:21
伏野峠に駐車中の信越トレイル管理スタッフ号。今回のトレイルでは何度かトレイル上でお話をさせてもらった。この日は水場の調査ということでトレイルルート至近の沢や池などの水量やアクセスなどを見に来たとのこと。帰りには里へ向けて少し同乗させてもらった。
Softbank iPhone の電波調査のため峠から信州側に下る。ここはまだ圏外。
2012年11月01日 15:38撮影 by  iPhone 4S, Apple
11/1 15:38
Softbank iPhone の電波調査のため峠から信州側に下る。ここはまだ圏外。
Softbank iPhone の電波調査のため峠から信州側に下る。この辺で通話、データ通信がともに可能。
2012年11月01日 15:47撮影 by  iPhone 4S, Apple
11/1 15:47
Softbank iPhone の電波調査のため峠から信州側に下る。この辺で通話、データ通信がともに可能。
L特急あさまの指定席。戸狩温泉の宿でパンフレットにも多く載っている民宿。今回はなべくら高原森の家の紹介で斑尾高原1件と戸狩温泉内の3件の宿を利用したが、どこも信越トレイルの協力店で、各峠までの送迎を行ってくれる。ホテルや旅館と違って部屋数が少ないため宿泊客も少なく、料理もこの土地のオヤマボクチの手打ちそば、みゆきポーク、信玄寿司(笹寿司)などのトレイルマジックが楽しめる。
2012年11月01日 17:23撮影 by  iPhone 4S, Apple
11/1 17:23
L特急あさまの指定席。戸狩温泉の宿でパンフレットにも多く載っている民宿。今回はなべくら高原森の家の紹介で斑尾高原1件と戸狩温泉内の3件の宿を利用したが、どこも信越トレイルの協力店で、各峠までの送迎を行ってくれる。ホテルや旅館と違って部屋数が少ないため宿泊客も少なく、料理もこの土地のオヤマボクチの手打ちそば、みゆきポーク、信玄寿司(笹寿司)などのトレイルマジックが楽しめる。
11/1の雪のあと、新雪を踏んで峠に向かうも途中でスタック。仕方がないので天候の回復を待つために里に降りて地獄谷野猿公苑へ。
2012年11月03日 08:43撮影 by  iPhone 4S, Apple
11/3 8:43
11/1の雪のあと、新雪を踏んで峠に向かうも途中でスタック。仕方がないので天候の回復を待つために里に降りて地獄谷野猿公苑へ。
写真中央の建物に向かって川沿いの砂利道を進む。
2012年11月03日 08:53撮影 by  iPhone 4S, Apple
11/3 8:53
写真中央の建物に向かって川沿いの砂利道を進む。
標高の差もあってか、紅葉は見頃。少しの階段を上ると噴泉は目前。
2012年11月03日 08:56撮影 by  iPhone 4S, Apple
11/3 8:56
標高の差もあってか、紅葉は見頃。少しの階段を上ると噴泉は目前。
天然記念物の噴泉。三陸の海沿いなどによく見られる潮吹き岩と比べると規模は小さいものの、この至近距離で感じる轟音は見事。
2012年11月03日 09:04撮影 by  iPhone 4S, Apple
11/3 9:04
天然記念物の噴泉。三陸の海沿いなどによく見られる潮吹き岩と比べると規模は小さいものの、この至近距離で感じる轟音は見事。
野猿公苑入口の階段は写真で見える程度。上りきって平坦な遊歩道を左に進むとすぐ券売所が見える。
2012年11月03日 09:05撮影 by  iPhone 4S, Apple
11/3 9:05
野猿公苑入口の階段は写真で見える程度。上りきって平坦な遊歩道を左に進むとすぐ券売所が見える。
地獄谷野猿公苑の旅館。ちまきなどがあるらしい。おさるが降りてくるとこの旅館のまわりはおさるだらけになる。
2012年11月03日 10:29撮影 by  iPhone 4S, Apple
11/3 10:29
地獄谷野猿公苑の旅館。ちまきなどがあるらしい。おさるが降りてくるとこの旅館のまわりはおさるだらけになる。
おさる社会では目をあわせるということが敵意を表す。危険なので見て見ない振りをする。
2012年11月03日 10:31撮影 by  iPhone 4S, Apple
11/3 10:31
おさる社会では目をあわせるということが敵意を表す。危険なので見て見ない振りをする。
本来ここは温泉につかるおさるを撮るべきなのだろうが、温泉につかるおさるをバックに雑誌かなにかの写真撮影をしている人々を撮る。
2012年11月03日 10:48撮影 by  iPhone 4S, Apple
11/3 10:48
本来ここは温泉につかるおさるを撮るべきなのだろうが、温泉につかるおさるをバックに雑誌かなにかの写真撮影をしている人々を撮る。
おさる公苑では、朝、スタッフが山に入り、エサでおさるの群れをおびき出してくるらしい。連れてこられたおさるは、場内や温泉内に巻かれたエサを食べるために、温泉や川に入る。それが現実とのスタッフの話。
2012年11月03日 11:35撮影 by  iPhone 4S, Apple
11/3 11:35
おさる公苑では、朝、スタッフが山に入り、エサでおさるの群れをおびき出してくるらしい。連れてこられたおさるは、場内や温泉内に巻かれたエサを食べるために、温泉や川に入る。それが現実とのスタッフの話。
神戸の大イチョウ。信越トレイル本部、なべくら高原森の家で紹介してもらった場所。岩手や宮城県丸森町などにも大きなイチョウがあるが。
2012年11月05日 10:40撮影 by  iPhone 4S, Apple
11/5 10:40
神戸の大イチョウ。信越トレイル本部、なべくら高原森の家で紹介してもらった場所。岩手や宮城県丸森町などにも大きなイチョウがあるが。
ここのイチョウは至近距離で見られる。これだけの幹を見ると神々しさを感じる。まるで森林のなかの牡鹿の角のように。
2012年11月03日 12:55撮影 by  iPhone 4S, Apple
11/3 12:55
ここのイチョウは至近距離で見られる。これだけの幹を見ると神々しさを感じる。まるで森林のなかの牡鹿の角のように。
雄のイチョウでこれだけの樹形。確かにどこにでもあるような物ではない。
2012年11月03日 12:56撮影 by  iPhone 4S, Apple
11/3 12:56
雄のイチョウでこれだけの樹形。確かにどこにでもあるような物ではない。
なべくら高原森の家で紹介してもらった場所。北竜湖。
2012年11月03日 13:18撮影 by  iPhone 4S, Apple
11/3 13:18
なべくら高原森の家で紹介してもらった場所。北竜湖。
明日の最終セクションを遠望。
2012年11月03日 13:36撮影 by  iPhone 4S, Apple
11/3 13:36
明日の最終セクションを遠望。
明日に備えて伏野峠を視察。駐車場にはテントが張られており、転回、すれ違いができなくなっていたのでバックで戻ることになる。
2012年11月03日 14:29撮影 by  iPhone 4S, Apple
11/3 14:29
明日に備えて伏野峠を視察。駐車場にはテントが張られており、転回、すれ違いができなくなっていたのでバックで戻ることになる。
前日はこの先でスタック。手持ちのスコップとロープ、滑車を使ってなんとか単独で脱出できた。BMW MINI(FF)2WD スタッドレスではこれが限界。
2012年11月03日 14:33撮影 by  iPhone 4S, Apple
11/3 14:33
前日はこの先でスタック。手持ちのスコップとロープ、滑車を使ってなんとか単独で脱出できた。BMW MINI(FF)2WD スタッドレスではこれが限界。
停滞中の里の様子。ロングトレイルは、一気に走破する、里に下りずに踏破する、里に下りて細かくアタックするなど、色々な楽しみ方があると思う。この写真は里に下りないと見られない景色。
2012年11月03日 15:02撮影 by  iPhone 4S, Apple
11/3 15:02
停滞中の里の様子。ロングトレイルは、一気に走破する、里に下りずに踏破する、里に下りて細かくアタックするなど、色々な楽しみ方があると思う。この写真は里に下りないと見られない景色。
里に下り、里の暮らしを見て、聞いて、その味を楽しむ。土地ごとに違いがある。それを感じながら、ロングトレイルを歩く。そんな楽しみ方。
2012年11月03日 15:02撮影 by  iPhone 4S, Apple
11/3 15:02
里に下り、里の暮らしを見て、聞いて、その味を楽しむ。土地ごとに違いがある。それを感じながら、ロングトレイルを歩く。そんな楽しみ方。
とん平の大ケヤキ。アップすぎてわかりにくい。樹皮からはケヤキであるかどうかの同定は厳しい。
2012年11月03日 15:27撮影 by  iPhone 4S, Apple
11/3 15:27
とん平の大ケヤキ。アップすぎてわかりにくい。樹皮からはケヤキであるかどうかの同定は厳しい。
この数本の幹はすべて1本の幹につながる。どれだけの長い年月をここで過ごしているのだろう。
2012年11月03日 15:27撮影 by  iPhone 4S, Apple
11/3 15:27
この数本の幹はすべて1本の幹につながる。どれだけの長い年月をここで過ごしているのだろう。
写真右上から中央左にかけてが大ケヤキ。ケヤキとしては樹高も枝幅もそれほどではない。実際にもっと大きなケヤキが平野部には存在するが、この地形でこの幹になるケヤキは、ほかにはあまりないだろう。
2012年11月03日 15:28撮影 by  iPhone 4S, Apple
11/3 15:28
写真右上から中央左にかけてが大ケヤキ。ケヤキとしては樹高も枝幅もそれほどではない。実際にもっと大きなケヤキが平野部には存在するが、この地形でこの幹になるケヤキは、ほかにはあまりないだろう。
遠目に見ても1本とは思えない。確かにケヤキとしては大きいとは言えない(それでも若干大きい)が、この樹形にはまだ可能性を感じる。
2012年11月03日 15:28撮影 by  iPhone 4S, Apple
1
11/3 15:28
遠目に見ても1本とは思えない。確かにケヤキとしては大きいとは言えない(それでも若干大きい)が、この樹形にはまだ可能性を感じる。
信越トレイルの宿を戸狩温泉でとるなら、この商店の存在が大きい。生鮮食品から文具、野菜、果物まで、近所のスーパーと変わらない品揃え。なお、徒歩圏内にはほかにコンビニもスーパーもなくこの1件のみ。近くの民宿向けか、業務用の乾物などもあり、トレイル中の補給にも十分対応できる。
2012年11月03日 15:57撮影 by  iPhone 4S, Apple
11/3 15:57
信越トレイルの宿を戸狩温泉でとるなら、この商店の存在が大きい。生鮮食品から文具、野菜、果物まで、近所のスーパーと変わらない品揃え。なお、徒歩圏内にはほかにコンビニもスーパーもなくこの1件のみ。近くの民宿向けか、業務用の乾物などもあり、トレイル中の補給にも十分対応できる。
【8日目】Section 6 (11/4/sun)
11:50の伏野峠。車道の雪はだいぶ解けて、前々日のスタックがなかったかのよう。
2012年11月04日 11:34撮影 by  iPhone 4S, Apple
11/4 11:34
【8日目】Section 6 (11/4/sun)
11:50の伏野峠。車道の雪はだいぶ解けて、前々日のスタックがなかったかのよう。
積雪は伏野峠付近で2-5cmほど。北上するに連れて20-30cm。朝、車を天水山(あまみずやま)へデポしてから来たのですでにお昼。先行パーティのトレースを歩く。
2012年11月04日 11:59撮影 by  iPhone 4S, Apple
11/4 11:59
積雪は伏野峠付近で2-5cmほど。北上するに連れて20-30cm。朝、車を天水山(あまみずやま)へデポしてから来たのですでにお昼。先行パーティのトレースを歩く。
ルート外の箇所には踏み跡なし。このSectionにはわずかなリボンと道標、階段などの人工物があるだけで、トレースがないとまるでわからない。ルートも尾根から急降下したり、急登したり、急に巻いたりする。
2012年11月04日 12:01撮影 by  iPhone 4S, Apple
11/4 12:01
ルート外の箇所には踏み跡なし。このSectionにはわずかなリボンと道標、階段などの人工物があるだけで、トレースがないとまるでわからない。ルートも尾根から急降下したり、急登したり、急に巻いたりする。
少し進むと新潟県側が開ける。このSectionのほとんどの眺望は新潟県側。
2012年11月04日 12:02撮影 by  iPhone 4S, Apple
11/4 12:02
少し進むと新潟県側が開ける。このSectionのほとんどの眺望は新潟県側。
このSectionはヤセ尾根、ロープ場などが多く存在する。1番険しいコースのように感じる。
2012年11月04日 12:10撮影 by  iPhone 4S, Apple
11/4 12:10
このSectionはヤセ尾根、ロープ場などが多く存在する。1番険しいコースのように感じる。
北進するに連れて次第に積雪が増える。初雪、新雪で解けて始めているので思ったよりも滑る。しかし軽アイゼンが役に立つ訳でもなく、結局この雪では気持ち程度の働きにしかならない。むしろ60°に近い急下降の時に少しは使えるかなと言う程度。
2012年11月04日 13:17撮影 by  iPhone 4S, Apple
11/4 13:17
北進するに連れて次第に積雪が増える。初雪、新雪で解けて始めているので思ったよりも滑る。しかし軽アイゼンが役に立つ訳でもなく、結局この雪では気持ち程度の働きにしかならない。むしろ60°に近い急下降の時に少しは使えるかなと言う程度。
新潟県側、リフトの頂上駅を左手に見ながら進む。この駅はしばらく左手に見え続ける。
2012年11月04日 13:29撮影 by  iPhone 4S, Apple
11/4 13:29
新潟県側、リフトの頂上駅を左手に見ながら進む。この駅はしばらく左手に見え続ける。
やや緩やかな直登。足下は溶けた雪でぬかるみ、グリップの効きは悪い。
2012年11月04日 13:30撮影 by  iPhone 4S, Apple
11/4 13:30
やや緩やかな直登。足下は溶けた雪でぬかるみ、グリップの効きは悪い。
新潟県側の斜面は60-70°ほどの急斜面。滑落して止まったとしても、この足場では登り返したくない。
2012年11月04日 13:33撮影 by  iPhone 4S, Apple
11/4 13:33
新潟県側の斜面は60-70°ほどの急斜面。滑落して止まったとしても、この足場では登り返したくない。
少し色がくすんで見えるヤマカガシの幼蛇。早い降雪で驚いたのかもしれない。日光浴。
2012年11月04日 14:15撮影 by  iPhone 4S, Apple
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少し色がくすんで見えるヤマカガシの幼蛇。早い降雪で驚いたのかもしれない。日光浴。
急下降の際に折りたたみ部が割れて折れたポール。テーピングをすればツェルトの支柱としては使えそうだが、これでビレイはできない。内側だけでなく外側のカーボンにも少しヒビが見られたので、修理できるかどうかわからない。仕方なくここからは1本のポールと1本の手でビレイ。
2012年11月04日 14:18撮影 by  iPhone 4S, Apple
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急下降の際に折りたたみ部が割れて折れたポール。テーピングをすればツェルトの支柱としては使えそうだが、これでビレイはできない。内側だけでなく外側のカーボンにも少しヒビが見られたので、修理できるかどうかわからない。仕方なくここからは1本のポールと1本の手でビレイ。
前出のリフト山頂駅への分岐。踏み跡はない。
2012年11月04日 14:19撮影 by  iPhone 4S, Apple
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前出のリフト山頂駅への分岐。踏み跡はない。
西マド湿原。貴重な湿原性植物たちも、既に雪の中。
2012年11月04日 14:26撮影 by  iPhone 4S, Apple
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西マド湿原。貴重な湿原性植物たちも、既に雪の中。
野々海峠。周辺には休憩所、トイレなどなにもない。ここから里へ下りるには車道を10kmほど下るしかない。
2012年11月04日 14:51撮影 by  iPhone 4S, Apple
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野々海峠。周辺には休憩所、トイレなどなにもない。ここから里へ下りるには車道を10kmほど下るしかない。
雪上の落葉
2012年11月04日 14:55撮影 by  iPhone 4S, Apple
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雪上の落葉
ブナの落葉とブナの実の抜殻。
2012年11月04日 15:02撮影 by  iPhone 4S, Apple
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ブナの落葉とブナの実の抜殻。
長野県最北端。道標は信越トレイルのもので、右下の小さい白いものが三角点。
2012年11月04日 15:11撮影 by  iPhone 4S, Apple
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長野県最北端。道標は信越トレイルのもので、右下の小さい白いものが三角点。
最北端より少し東。新潟県側の眺望。
2012年11月04日 15:15撮影 by  iPhone 4S, Apple
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最北端より少し東。新潟県側の眺望。
馬頭観音。軍歌「雪の進軍」にも出てくるおうま。
2012年11月04日 15:42撮影 by  iPhone 4S, Apple
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馬頭観音。軍歌「雪の進軍」にも出てくるおうま。
深坂峠にはたくさんの踏み跡とタイヤ跡。
2012年11月04日 15:43撮影 by  iPhone 4S, Apple
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深坂峠にはたくさんの踏み跡とタイヤ跡。
深坂峠から新潟県側の眺望。前日11/3の晴れの特異日に引き続いての11/4、雲も高く秋の空。
2012年11月04日 15:45撮影 by  iPhone 4S, Apple
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深坂峠から新潟県側の眺望。前日11/3の晴れの特異日に引き続いての11/4、雲も高く秋の空。
写真左上から右下に向かって走る白い物は眼下の車道に積もった雪。Section6の新潟県側斜面はこれくらいの崖が続く。
2012年11月04日 16:06撮影 by  iPhone 4S, Apple
11/4 16:06
写真左上から右下に向かって走る白い物は眼下の車道に積もった雪。Section6の新潟県側斜面はこれくらいの崖が続く。
三方岳山頂。ここへくる途中、急な登り斜面で近畿からの20名ほどのPTとすれ違う。幅の狭い登りのほぼ中間(ヤセ尾根)で長野側に避けて、手持ちのスリングでセルフビレイを取る。すれ違いのPTはそこを滑り落ちるように降りていく。数人が最大1mほど滑落。少し方向が違えば例の斜面へすぐ落ちられる。ツアーならこれでも良いのだろうか。
2012年11月04日 16:21撮影 by  iPhone 4S, Apple
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三方岳山頂。ここへくる途中、急な登り斜面で近畿からの20名ほどのPTとすれ違う。幅の狭い登りのほぼ中間(ヤセ尾根)で長野側に避けて、手持ちのスリングでセルフビレイを取る。すれ違いのPTはそこを滑り落ちるように降りていく。数人が最大1mほど滑落。少し方向が違えば例の斜面へすぐ落ちられる。ツアーならこれでも良いのだろうか。
夕暮れ間近な天水山へのアプローチ。先のツアーのおかげでトレースはくっきり。だが、同時にぬかるんで滑る。
2012年11月04日 17:03撮影 by  iPhone 4S, Apple
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夕暮れ間近な天水山へのアプローチ。先のツアーのおかげでトレースはくっきり。だが、同時にぬかるんで滑る。
夕暮れの天水山頂。信越トレイルの北の起点。ここからの下山ルートは3カ所。新潟十日町市松之山口、同津南口、栄村に林道をひたすら降りる栄村口。津南口は急斜面、栄村口は一部舗装の砂利道で背丈ほどの草を一部ラッセル。松之山口に向かう。
2012年11月04日 17:11撮影 by  iPhone 4S, Apple
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夕暮れの天水山頂。信越トレイルの北の起点。ここからの下山ルートは3カ所。新潟十日町市松之山口、同津南口、栄村に林道をひたすら降りる栄村口。津南口は急斜面、栄村口は一部舗装の砂利道で背丈ほどの草を一部ラッセル。松之山口に向かう。
既に日没のため、道標を確認しながら下山。まずは栄村口をパスして左巻き。
2012年11月04日 17:34撮影 by  iPhone 4S, Apple
11/4 17:34
既に日没のため、道標を確認しながら下山。まずは栄村口をパスして左巻き。
つづら折りを降りて津南口への分岐をパス。ここも左へ。
2012年11月04日 17:39撮影 by  iPhone 4S, Apple
11/4 17:39
つづら折りを降りて津南口への分岐をパス。ここも左へ。
道標だけは見落とすわけにはいかない。ここから左に向かいつづら折り。しかしつづら折りが終わったところでルート不明瞭。正面のブルーリボンを見に行くも踏み跡なし。地図、コンパスを駆使してその方向へ進むと砕石の林道へ出る。
2012年11月04日 17:40撮影 by  iPhone 4S, Apple
11/4 17:40
道標だけは見落とすわけにはいかない。ここから左に向かいつづら折り。しかしつづら折りが終わったところでルート不明瞭。正面のブルーリボンを見に行くも踏み跡なし。地図、コンパスを駆使してその方向へ進むと砕石の林道へ出る。
林道の途中の水場。何カ所かリボンがある。ここは林道の左側を並走する沢。
2012年11月04日 17:54撮影 by  iPhone 4S, Apple
11/4 17:54
林道の途中の水場。何カ所かリボンがある。ここは林道の左側を並走する沢。
松之山口に到着。写真は建設中のトイレらしい建物。屋根の上にはソーラーパネルの台が見える。恒例の星空観察は月が雲隠れをしているものの、新潟の空に輝く無数の星は見事。iPhoneでは撮れないので写真はなし。
2012年11月04日 17:58撮影 by  iPhone 4S, Apple
11/4 17:58
松之山口に到着。写真は建設中のトイレらしい建物。屋根の上にはソーラーパネルの台が見える。恒例の星空観察は月が雲隠れをしているものの、新潟の空に輝く無数の星は見事。iPhoneでは撮れないので写真はなし。
途中の停滞を含めた8日間がここで終わる。深坂峠へ車を走らせてみると途中で雪が増える。気温が既に1°を切っていたため、それ以上の走行を断念。引き返して松之山温泉へ下り、スープが絶品のラーメンを食べて帰路につく。が、震災の影響も残ってあちこちで通行止めだった。
2012年11月04日 17:59撮影 by  iPhone 4S, Apple
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途中の停滞を含めた8日間がここで終わる。深坂峠へ車を走らせてみると途中で雪が増える。気温が既に1°を切っていたため、それ以上の走行を断念。引き返して松之山温泉へ下り、スープが絶品のラーメンを食べて帰路につく。が、震災の影響も残ってあちこちで通行止めだった。
撮影機器:

感想

[前々日] (出発)
 とにかく勝手がわからずに、65Lザックに10日分の食料と晩秋縦走用の装備をたくさん詰め込んで出発。 前回の吾妻連邦往復装備より食料を増やした程度。

[前日] [斑尾高原] - [なべくら高原] - [斑尾高原]
 斑尾高原山の家でオフィシャルマップとガイドブックを購入、テントサイトの情報と予約はなべくら高原森の家ということで車を走らせる。森の家で宿泊情報を聞いたところ、ここにはトレイルマジックが存在し、近隣に送迎をしてくれる宿もあるとのこと。とりあえず赤池ととん平のキャンプサイトを予約したところ、その先のグリーンパル光原荘のキャンプサイトが10月末で冬期閉鎖になることに気づく。グリーンパル光原荘のスタッフの話では何とかなるかもしれないとの返事。


[1日目] [斑尾山頂] - [万坂峠] - 袴岳 - [赤池]
 10日くらいは野営できそうな重装備で斑尾のゲレンデを登る。装備の重さよりも足下が滑ることが気になる。下りは何度も地図とコンパスで確認しながら、道標に沿って下るゲレンデを選択していく。万坂峠を越えた湿地帯で赤池方面の道標に遭遇し、近道をしたい気持ちを押し殺しながら袴岳のつづら折りへと入る。袴岳を降りて砂利道を赤池方面へ進むと小雨がぱらつく。赤池に到着する頃には本降りになり、赤池の小屋の2階のテラスで雨宿り。ここにはトイレも蛇口(沢水)もあり電灯もつく。


[2日目] [赤池] - [沼の原湿原] - [希望湖] - 毛無山 - [涌井]
 前日からの雨で服は乾かない。外は雨。雨が少し弱まるまで停滞。いつも通りのんびり。しかし、よくよく地図を確認してみるとこの場所はまだ集落に近く、すこし歩けば車にも戻れる。なぜこの雨の中赤池にいるのか、それもにも違和感を覚えた。雨が弱まった一瞬を狙って出発。希望湖手前の林間までは持ちこたえたが、希望湖周辺を通るときには傘を出した。そこから毛無山へ入り、つづら折りをゆっくりゆっくり登る。森の中に入ってしまえばそんなに雨は感じない。その後も少し退屈な道をドラえもんとアンパンマンを口ずさみながら歩く。涌井に到着し、斑尾高原の宿に連絡。あとあとになってトレイルの駐車場に幕営する人もいるんだと知るまでは、トレイルルート上やその周辺の指定地以外での幕営はルール違反だと思い、サイトのない涌井では宿を予約していた。斑尾高原の民宿でおいしい料理とあったかいお風呂にありつく。特にサーモンの包み焼きは絶品だった。旅館などでは手の込んだ料理は出ないと思われる。そしてこの先の装備と寝場所について考え直すこととなる。


[3日目] [涌井] - 富倉峠 - 黒岩山 - [桂池] - [仏ヶ峰登山口]
 斑尾高原の民宿の方と一緒にとん平まで車2台で移動し、自分の車をデポ。民宿の車に同乗して涌井まで送ってもらう。これでお土産のジャムまでいただいて料金据え置きなんて、この上ないトレイルマジック。土地の方と話をして、農業のことや普段の生活のことなどいろいろな話をした。それと民宿はホテルや旅館と違い、だいたい夕食の際のお酒やお土産など元が取れるのかなと思うくらいサービスをしてくれる。自分がこの土地に落としたお金でこの里が少しでも潤い、それによってこの里山が維持していければ、まさに文句のつけどころがない。初日、2日目と勉強し、この日はゴールのとん平に車をデポしたこともあり、シュラフなどの寝具と多くの食料もついでにデポできた。この日の装備は65Lザックに1/3ほど。エマージェンシーキットやツェルト、傘、もしものときのコッヘルと2日分の食料だけで済んだ。

 涌井を出発し富倉峠を越えた辺りで4人PTに抜かれる。斑尾を越えてから初めてのPT。長く続く砕石の林道で退屈していたところだったので、がんばって後をついていこうと思ったが、4人PTのペースが早くて疲れるのであきらめる。40-60歳代のペースを心がけて歩いていたにも関わらず不覚だった。この4人PTとは今後たびたび顔を合わせることになる。トレイルを進み黒岩山頂でランチ中の4人組に追いつく。彼らはここでツェルトを乾かしたりのんびりムード。こちらはお昼の調理をしていると時間がもったいないので簡単に写真を撮って先を急ぐ。しばらくすると4人組にまた追い越される。のんびりと下り太郎清水を確認し桂池を周辺を調査。桂池のテント場で(しっかり食べるとしばらく動けないので軽く)パンを食べているとそこそこ往来がある。目の前の舗装路を2台の車と1台の原付が通過した。

 桂池の北から登山道に入りとん平を目指していると何やら3人組が道標と格闘しているところに出くわす。2人は森の家の信越トレイル整備スタッフで、もう一人がボランティアとのこと。3人は道標を直していたらしい。聞くと間もなく近くの分岐から下に降り、デポしてある車でとん平にデポした車を回収しにいくとのこと。上に車を止めてここまで降りてきたらしい。こちらはとん平まで登り。彼らは分岐を下って車で上り。やりきれない思いを心にしまい、「秋の夕日に照る山もみじ」の歌を歌うことにした。しかしどうしても最後の節が出てこない。「山の麓の・・・」これが引っかかって気持ちが悪いなか、とん平に到着。車を回収して里へ下りる。テント場の予約はあったが、先の4人組が先着して既に設営していたこと、明日の関田峠までの車の移動手段、明日の装備の更なる軽量化などを思案するべく急遽民宿を手配。この民宿でまたトレイルマジックを味わうこととなる。

 本来ならとん平テン泊、翌日はグリーンパル光原荘テン泊の予定だったが、グリーンパル光原荘の予約が行ってみないとわからないこともあり、ふもとの戸狩の民宿に連泊のお願いをした。この宿では雄山火口(オヤマボクチ)と呼ばれるヤマゴボウをつなぎに使った手打ちそばをいただいた。北信州の名物で、他にみゆきポークもいただいた。


[4日目] [仏ヶ峰登山口] - 小沢峠 - 鍋倉山 - [関田峠]
 戸狩温泉の民宿の方にとん平まで送ってもらい、そこからトレイル再開。同宿にこの日のゴールである関田峠からこことん平まで歩かれる方がいて、このセクションですれ違うこととなる。この日の装備はスノーピークの小さなバッグとSilvaのマップケース+SUUNTOのコンパス。アライのツェルトを雨具兼用にして折りたたみ傘も持つ。エマージェンシーキットとLEDライトと無線機と軽アイゼンをベルトに通しただけの装備。Blackdiamondのポール、カラビナ3枚、スリング3本と5m×5mmロープ1本。レーションはカロリーメイト系とVargoTitanに紅茶。スノーピークの300マグをVargoにスタックして出発。いつもはケガ用の精製水を常備しているが、今回はエマージェンシーキットの洗浄綿と消エタに任せた。ガイドの機会があることと、いわゆる素人ではないので、エマージェンシーキットにはエマージェンシーシートや絆創膏、三角巾などの標準的なものの他に、気道確保用の医療機器や血中酸素飽和度計、局所麻酔、人工呼吸器、舌鉗子、止血帯、鉗子、粘着式ガーゼ、テーピング、各種錠剤まで無駄に取り揃えてある。これが一番重い荷物だが、万が一トレイル中に傷病者と遭遇した場合、これらがあれば助かることもあるかもしれない。かもしれないだけなので通常はただのウェイトである。

 日も登り、ガスも次第に上がってきた頃、だいぶ軽くなった装備でいざ仏ヶ峰登山口へと思っていると、先行の4人組もちょうど同じタイミングで出発の様子。どうせ先に出ても追い越されるので少し話をすると、グリーンパル光原荘、野々海キャンプサイトで野営して天水山から林道を栄村口へ向かうとのこと。しばらくしてから砂利のつづら折りを登る4人を見送り、少し経ったところでゲレンデを直登。がんばれば追いつくかもしれないと思ったが無理だった。4人もいたら歩いている間も楽しいだろうなと思ったり、いや、ペースを合わせるのが大変だなとか、やっぱり1人が気楽で良いやなどと考えながら途中何度も休憩しながらなんとか仏ヶ峰へと登りきる。小沢峠の分岐を過ぎて少し進んだ所で先行4人組のものと思われるメモを拾う。タクシーの電話番号などが書かれていたので、もしかしたらなくして困る物かもしれないと思い届けることに。グリーンパル光原荘も見てみたかったのでちょうど都合が良かった。足早に鍋倉山、黒倉山を越えて関田峠。さらに進みグリーンパル光源荘へのアプローチトレイルに入る。グリーンパル光源荘に到着するとアスファルト道。軽アイゼンをならしながらとりあえずトイレ休憩。グリーンパル光源荘本館の自動販売機で休憩中の4人組にメモを渡し、一緒に缶コーヒーブレイク。彼らは西日本や関東東北から集まった4人組と言うことだった。何にしても、仲間がいるということは素晴らしいことだ。彼らの翌日の行程が野々海キャンプサイトまでで、距離があるので出発も早いだろうと思い、明日以降はもう追いつけないだろうと思いながら、車道を関田峠へ向けて登り返す。

 茶屋池の休憩所を調べるために関田峠を越えてさらに車道を進む。信州側に少し進んだ所にある。トレイル至近ではおそらくここが最後のトイレになる。この先Section5,6にはトイレは野々海キャンプサイトまで1つもない。茶屋池のトイレは水洗でできたばかりなのかすごくきれいで居心地が良い。居心地が良いトイレも考えものだが。一方、茶屋池の休憩所は無人で自動販売機も公衆電話もない。カギは開いているが、ドアノブを回さないと開かないので一瞬カギがかかっているかのように思える。中はまた居心地が良いがイスがない。また、休憩所内でのコンロの使用や宿泊はできないとのこと。山間部の無人の避難小屋ならまだしも、ここでそれを許してしまうと、まさにホームレスと変わらなくなる。ここではSoftbankのiPhoneは圏外。無線は通るが宿への連絡の為に、電波調査もかねてさらに下る。程なくして宿に連絡をして迎えに来てもらう。2日目の戸狩温泉の宿もやはり料理。宿泊者の多いホテルや旅館では味わえないメニューがでる。帰りが早いこともあり、この日は夕食前にコインランドリーへ行く。コインランドリーは戸狩温泉からさらに下り、千曲川を渡った国道117号沿いにあるセブンイレブンの隣。ここでお酒も買えるが車がないとここまでの移動は厳しい。


[5日目] [関田峠] - [牧峠] - 宇津ノ俣峠 - 幻の池 - [伏野峠]
 この日の宿泊はトレイル開始前から予約していた戸狩温泉の別な宿。そのため朝は自分の車で関田峠へと向かう。このSectionは特に何もない。特につらい箇所もなく、かといって楽でもない。強いて言えば宇津ノ俣峠から伏野峠へと向かう登り始めくらいだろうか。幻の池の手前で2日前に出会った信越トレイルの整備スタッフと再会。それまでは人と会っていない。話をすると水場の調査のために来ているとのこと。付近の沢へ入り、メイントレイルからどれくらいはなれた所で水が確保できるかの調査。浄水器があればそんなに困らないだろうが、初夏から夏場にかけては死活問題につながる。まして縦走や重装備でなければ普通は浄水器は持っていない。さらにSection5,6はほとんどが尾根を歩くルートなのでトレイル上に沢がない。水を得るためには比較的傾斜が緩やかな信州側へ少し降りなければならない。そのポイントとそのルート開拓のために必要な仕事である。準備もなく入山するほうが問題だが、熱中症などの事故を未然に防ぐためにどうしてもなくてはならないものだ。

 しばらく話をした後で先を急ぐ。峠での通話は期待していないので、なるべく早く里へ向かいたい。伏野峠の地形を地図で見るとの信州側に小高い山がある。とりあえずこの山をかわさないと電波は通らない。伏野峠を下り山の北側へ。舗装道路を下って登ったところに温井野々海林道の分岐がある。分岐を右に進み山を右から巻く。しばらく降りるとようやく電波が通る。宿へ連絡、迎えをお願いする。さらに下っていると伏野峠からの前出の信越トレイル整備スタッフのトラックが追いつき宿の車とすれ違うまで乗せてもらうというトレイルマジック。1本道なので、程なくして宿の車に合う。宿の車で関田峠にデポした自分の車を回収に向かう。

 宿の料理はみゆきポークや馬刺などの他に、この宿では釜で炊いた自家製米のおこげご飯が堪能できる。もっとも、コッヘル炊さんする人なら、おこげご飯は得意かもしれないが。夜半になって雨が強くなる。標高500m-600mの戸狩温泉では降雪はないが、標高の高い峠では降っているだろう。


[6日目] (周辺観光・天気待ち)
 宿の車と2台で最終ゴール地点の天水山松之山口に向かう。途中で雪道。新雪で踏み跡はない。宿の車の先導で松之山口に到着したところ、例の4人組とまさかの再会。話によると前夜の雪で野々海の積雪は30cmほど。トレースもアイゼンもなしで、三方岳、天水山への尾根歩きを断念し、深坂峠から新潟県側を松之山口までの雪道(車道)を歩いてきたとのこと。彼らは松之山口に建設中のトイレで休憩していたらしく、ちょうどタクシーを呼んで待っている所とのことだった。それならと民宿の方のご好意で彼ら4人を車に乗せ、合計6名でJR飯山線の駅を経由して伏野峠へ向かうこととなった。いずれにしても一度里へ降りないと伏野峠へは行けないため、通り道だった。自分の車をデポして深坂峠へ向かうが、進むに従って雪が増えスタック。数百メートルの距離をバックで降りることになったが、ハンドルが効かないため5人で車を囲み転落しないようにわだちをバックで進む。何の巡り合わせかこの人数がいたからこそ乗り越えられたと思う。ある程度バックした所で方向転換。全員車に乗り込み元の松之山口へと引き返す。だいぶ時間を使ったのと、この分だと伏野峠への登りも大変だろうと思い、MINIには牽引ロープの他にクライミング用の滑車やロープも積んであるので、万が一に備えて松之山口にデポした車を回収し、2台で下山する。

 無事にJR飯山線森宮野原駅に到着し、ここで宿の車と別れる。4人組はここから電車移動とのことで4人組とも別れる。その後、状況を見ようとMINI単独で伏野峠へ向かうが、スタッドレスとはいえFFの2WD。限界が近い。踏み後のない新雪をバンパースカートでラッセルしながら登っていくも、伏野峠手前の温井野々海林道分岐(前出の小高い山の北側)の先でスタック。冬装備で雪道を少し下山し、通話ポイントまで移動。MINIの保険でレッカーを頼もうかと思ったが、自走できるなら料金がかかるとのことで断念。壊れていたら無料だったらしい。わざわざ壊しても仕方ないのでスコップとロープでなんとか自己脱出。1本道の真ん中で立ち往生だったため、警察にも連絡しておいたが、脱出後、下りの峠道で出会い状況を説明した。温井野々海林道分岐に車を止めて伏野峠まで歩けば良かったのかもしれないが、人の足跡どころか車の跡もなかったので無理せず停滞することにした。ルートがしっかり確立されていない雪道は道がわからなくなる恐れがある。尾根から尾根へのつづら折りや巻き道などのトレースはすべて雪に覆われ、枝道に迷い込む危険も高い。

 結局この日は断念、宿の情報を求めてなべくら高原森の家へ。森の家のスタッフに宿を探してもらい、戸狩温泉の別な宿でさらに2泊することとなった。宿では明日、関田-伏野。明後日、伏野-天水の予定の方と同宿になる。明日はふもと散策の予定だったので、明後日の予定が一緒になる。


[7日目] (周辺観光・天気待ち)
 11/3文化の日は晴れの特異日。昨日の雪が解けるくらいの好天に恵まれる。予報では明け方まで雨(雪)とのことだったのでこの日も無理なスケジュールをさけてふもとの散策に出かける。ここ北信州にはほかにもさまざまな見所があるが、これもこの雪がなかったら訪れることはなかったかもしれない。山ノ内町の地獄谷野猿公苑。神戸の大イチョウ、恋愛成就の北竜湖、とん平の大ケヤキなど。またこの日は戸狩温泉周辺の峠にも足を運び、実際のアクセスのしやすさなどを見てきた。

 前日に引き続いてこの日も同じ宿。最終日を目前にして最後の北信州名物信玄寿司(笹寿司)が夕食に並んだ。このサプライズは今回の旅程のなかで最高のトレイルマジック。先日に引き続き、宿からは日本酒(地酒)のサービス。民宿はここが素晴らしい。旅館ならまずこの価格でこのサービスはないだろう。この宿で3日間ずっと不明だった「山のふもとの・・・」が解明した。

 同宿の方は雪を考慮して関田-伏野を断念。連休で伏野-天水も踏破の予定だったとのことで、1日つぶれると日程的に厳しい。結局信越トレイルは来年に持ち越して今回は場所を変えるとのこと。朝早くに出発して行った。

 最後に伏野峠を見に行くと、わだちができており通れる状態。雪は多いがMINIでも伏野峠までたどり着いた。あとは今夜、雨(雪)が降らず、明日朝は路面が解けてくれれば安全に走れそうだ。伏野峠では2台の車の間にテントを張っている方を発見。ここで幕営はルール違反かと思ったが、気にはしない。転回もすれ違いもできない状態になっていたのは参ったが、すこしバックして雪道を下れば待避所がある。しかし、車があるのになぜわざわざここで幕営するのか理解に悩んだ。前日の新雪で断念したMINIが上がれた峠を降りられないはずもないし、そもそも車が2台あるのにわざわざ幕営する理由が。いずれにしてもこのPTが明日新雪を踏んでトレースしてくれれば安全に通過できそうだ。


[8日目] [伏野峠] - 須川峠 - [野々海峠] - [深坂峠] - 天水山 - [松之山口]
 昨日に引き続き好天に恵まれる。朝から関田の稜線にガスが見えない。今回の旅程で最高の天候。宿の車と2台で松之山口に向かうがアクシデント発生。先導する宿の車が道を間違え栄村口の林道へ入る。松之山口へ直接向かうルートではないと気づいたが、地図を見ると道はつながっている。せっかくなので林道の調査と思いそのまま後を追う。途中で道間違いに気づいた宿の車が止まり謝られるが、せっかくの機会なのでそのまま進むことになる。林道はMINIでいっぱいいっぱい。普通乗用車では厳しい。まして3ナンバーの4WDは入れないだろう。砂利の路面は片側が陥没している箇所があり、車高が低い(またはホイールベースが長い)と通過できない。道の両脇には背丈以上の草が生い茂りさらに道幅を狭くする。わだちの中央に生えた草も背丈くらいに伸びており、バンパースカートでラッセルする状態。塗装の弱い車では傷だらけになるかもしれない。わかっていれば入らない方が賢明である。

 松之山口にMINIをデポして伏野峠に到着したのが11:45。まずは峠で宿で作ってもらったお弁当を開ける。おにぎり一つを食べる。昨日も思ったことだが、ここの宿のお弁当は量、味ともに素晴らしい。前々日に引き続いて軽装だったので、ザックはない。残りのお弁当は凍るはずもないのに一応ウェアの中へ。雪中行軍で得た知識そのままである。今日のテーマ曲も「雪の進軍」である。熱唱した。

 伏野峠からトレイルに入ると間もなく獣の足跡に気づく。その足跡は雪上のトレースに沿っている。足跡はタヌキやウサギのものではない。キツネやテンの様な感じだが足跡がまとまらない。足跡は長く続き、ずっとトレースに沿っていることから、誰かが連れ込んだペットの犬だと思われる。ルール違反かもしれないが、発見したということで。

 須川峠の手前でどこからともなく熊鈴の音。良く探してみると遥か眼下の車道を歩く人の影。その人影は伏野峠の方へと向かっている。菱ヶ岳の分岐から降りて車道を歩いているのかもしれない。

 須川峠を越えてしばらく進むと眼下に菱ヶ岳ゴンドラの山頂停留所が見える。ここからしばらくはこの停留所を左に見ながら尾根を歩く。新潟県側は急斜面、長野県側は緩斜面。やがて踏み跡のないゴンドラの停留所への分岐を過ぎると間もなく西マド湿原に達する。貴重な湿地性植物の宝庫とのことだが、すべてが雪に覆われている。ここから長野県最北端までは左右ともに傾斜が緩やかになる。やがて何もない野々海峠を経て長野県最北端を越えて深坂峠へ出る。深坂峠で本日2人目の人を発見するが、言葉を交せないままそのカメラマンは車道を松之山口へ向かって移動してしまった。

 誰もいなくなってしまった雪の深坂峠をあとにしてトレイルを進むと三方岳へのアプローチで人の声を耳にする。中程の所で三方岳から下降するPTと遭遇。近畿からの団体さんらしく、20人ほどと思われる。40°以上の急斜面で左は崖、右は急斜面。正直ここでのすれ違いは危険なのではと思いながら仕方なく立ち止まる。先導のガイドが強引に降りてくるので斜面を譲るが、こちらも安全ではない。手持ちのカラビナとスリングでブナの木にセルフビレイを取る。こちらに向かって転んで滑ってきたら、人1人を安全に受け止める自信はないし、まるで人間兵器である。団体を見ているとかなりの人数が滑って転んでいる。中には1mほど滑落する人もいたが、もし方向が違っていたらまず助かっていないだろう。メンバーだけでなくガイドも滑っていたが、本当にこれで良いのだろうか。ブナの木でビレイを取った自分も、2回ほど滑落を止めようと斜面に出た。もっとも2回とも自分の所までは落ちてこなかったが。この手の事故はきっとニュースになるので何かあってから対策しては遅いと思われる。正直な所、全員がロープビレイしたほうが良いのではないかと思ったが、おそらく無事に通り過ぎられれば良いと考えているのだろう。特に年配のチームの方が安全意識は低いように見える。普段あまり運動しない人が簡単な装備でツアーに参加することほど危ない物はないのではないか。どっちにしても、勝手に急斜面をストックやロープなどの何の確保もなしに1m以上滑り落ちるのは構わないが、それを目の前でやられるとあまり精神的に良くない。以上、雪の急斜面での話である。

 三方岳を早々に通過し天水山のアプローチに入ることには夕暮れが迫っていた。毎回恒例の夜景鑑賞と思ったが、建物がなさ過ぎて夜景も何もない。見える範囲に建物はなく、遥か彼方に小さな光が少し程度。飯山方面への眺望はなく、仕方がないので松之山口を目指すが月が雲に隠れていることもあり林床は完全な闇。地形的にも北斜面の谷間なのでなおさらだ。LEDライトのテクノロジーに頼ってトレースを探すもののここには雪はなく落葉のみ。つづら折りを降りて若干平坦な場所に出た所でトレースを見失う。正面に見えるブルーリボンを確認するも踏み跡なし。地図とコンパスをたよりに進むとすぐに砂利の林道を発見する。林道を下って松之山口に到着。

 松之山口でMINIを回収し見上げた空には無数の星。写真には残せていないが、後で見ても同じ感動はないので構わない。一度深坂峠へ向かってみるが、少し進んだ所で雪が深くなり、気温も1℃を下回っていたので引き返す。松之山口から松之山温泉へ向かい入浴。スープが絶品のラーメンを食べて帰路につくが、震災と雪の影響であちこちの峠が通れない。仕方なく大きく北側から周り松代へ、国道17号へ出る。塩沢石打から関越トンネルを通過して一般道へ降りる。

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