メタボでも槍ヶ岳へ!表銀座テン泊縦走三泊四日! 燕/西岳/東鎌尾根/上高地へ下山
- GPS
- 67:49
- 距離
- 45.6km
- 登り
- 3,003m
- 下り
- 2,950m
コースタイム
- 山行
- 4:03
- 休憩
- 2:52
- 合計
- 6:55
- 山行
- 9:25
- 休憩
- 1:40
- 合計
- 11:05
- 山行
- 10:45
- 休憩
- 3:51
- 合計
- 14:36
- 山行
- 5:03
- 休憩
- 2:23
- 合計
- 7:26
40歳間近、運動不足、メタボ、登山経験初心者の皆さんへ捧げます。
コースタイム通りなんて歩けませんw どうぞご参考に。
天候 | ちょうど梅雨明け!ほとんど晴or曇。8月2日夕方のみ1hほど小雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
タクシーにて中房温泉登山口へ。約12000円。 下山後、上高地BTよりタクシー/沢渡方面茶嵐にて受け取り。約4000円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
大天井岳トラバースは少しテクニカルな巻道。 大天井ヒュッテから赤岩岳まで夏草が少々多いため長袖推奨。 赤岩岳からヒュッテ西岳まで予想より少しテクニカルな道が続く。 槍から大曲までの槍沢ルートは地震による浮石多し。見た目よりも注意が必要。 槍沢から上高地まで、落石多い物の特に問題無し。 他、良く整備済み。 |
その他周辺情報 | 徳沢ロッジ/アルペンホテルの日帰り入浴は2020年夏は無し。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
飲料
ハイドレーション
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
ポール
テント
テントマット
シェラフ
ヘルメット
携帯トイレ
計画書
|
---|---|
共同装備 |
地図(地形図)
ファーストエイドキット
|
備考 | 稜線歩き=晴れの場合の日焼けが酷く、首元ガード用のタオルを別途準備すべき |
感想
登山自体は何年かやっていますがね、でも一年に1回とか2回とか。
歳ですか?もうすぐ40歳になりますよ。えぇ、ジョギングとかそんなことしてません。
いやー腹が出てきちゃってねー、痩せなきゃと思ってはいるんですけどね。
ははは・・・
そんなオジさんでも、槍ヶ岳は登りたいのですw
きっとそんなオジさんは僕だけじゃないはず。
表銀座縦走したいというオジさんに言いたいこと、それは、、、
「あきらめて3泊4日にしておけ!!!!」
【1日目】
マイカーを南安タクシーさんに回送依頼し、
中房温泉登山口までタクシーで向かいます。
時間は5時50分。しばらく会えない水洗トイレに別れを告げ、いよいよスタートです。
2020年はコロナの年。燕山荘のテント場は予約が必要です。
大天荘のテント場は予約が必要ないので、混雑が予想されます。
その時点で、足の遅い私は、燕山荘止まり=3泊4日が決定しました。
今回の山行は一歳年上の仕事仲間と一緒です。
彼も体力に自信のある方ではありません。膝に持病もあり、下りがゆっくりの方です。
闇雲に頂上を目指すのではなく、山歩きを、山ごはんを、テント泊を一緒に楽しめれば、との想いもあり
この2-3週間、ルート計画やギヤ選びなど、入念に準備してきました。
天気予報とにらめっこし、スケジュールと相談し、ギリギリの判断でこの日程で出発になりました。
ゆっくり行くからには、贅沢品も、、、
などと言っているうちにみるみる重くなった17kg超えのザックを背負い、
合戦尾根を登ります。
"いきなり急登"とか"北ア三大急登"とか、いろんなブログで脅されていたので、
前週に常念岳でのトレーニングをするほど恐れていたのですが、
ゆっくりいけばそれほどの登りではありませんでした。
(常念岳は下記参照)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2449125.html
というか、特に1日の歩き初めとか、休憩明けのタイミングは、
意識してゆっくり歩く。というのが大切ですよね。
道自体も、良く踏みしめられ、良く整備され、非常に歩きやすい道です。
これは地元の学校の遠足で登られるだけのことはありますw
第一ベンチ/第二ベンチ/第三ベンチ/富士見ベンチと、
2-30分ほどの間隔でベンチがあるのも気持ちが楽です。
そしてひたすら登り続ける道なので、
アップダウンの連続で疲れるようなこともありません。
ペースをつかむ事。これが大事。
天気だけが心配でしたが、予報では4日とも雨はなさそう。
結果的には、ちょうどこの日から梅雨明けだったようです。
全てのベンチできっちりと休みをとりつつ、
腹が減ってきた頃、やっと合戦小屋まで10分の看板。
そこから本当に10分で合戦小屋です。
名物のスイカを食べますが、とにかく暑いw
テント泊経験者なら、1時2時の暑い時間に、うだるテントの中で過ごすツラさは分かりますよね。
今年の燕山荘は昼食以外、テン泊者は館内で涼むことも出来ません。
そして昼食営業は13:45まで。
ということで、ゆっくり13時燕山荘到着を目指し、合戦小屋で1時間の休憩にしました。
合戦小屋からさらに登り、合戦の頭へ。結構近かった印象。
稜線に出ると気持ちいい風に当たれるかな?と思っていたのですが、
風もなく、日が遮られないので暑くてしんどかったです。
もう間も無くで、燕山荘が見えたのですが、
例によって見えてからが長いです。
ひーひー言いながら燕山荘にたどり着きました。
急いでテントを立てて場所を確保。
13:30に滑り込みで昼食を頂きました。
あとはやることもなく、だーらだーら過ごしますw
今回相方がこだわっていたのは、山コーヒー。
ミルだけで4種、ドリッパーだけで5種も購入し、いくつもの豆を、下界で試していました。
そのこだわりのコーヒーを、いよいよ燕山荘で頂きます、、、、
が、ドリップ用の水を細く出す専用容器を忘れたのです!
普通の人間なら、諦めてクッカーかなんかで普通にドリップするところですが、
彼はこだわりの人間なので、そんなことはしないのです。
なんとチタンカップに穴を開けようと試みます。
「もったいないなぁ」「そのツールセットじゃ穴あかないんじゃないかなぁ」とぼんやりしていたのですが、
その時目に留まったのは、フィルターを入れていたPPケース。
見事その場で穴を開け、バッチリ最高の山コーヒーを淹れてくれました。
機材の選定から、運搬から、最後には大事なギアに穴を開けてまでして
コーヒーを振舞ってくれる、最高の相方です。ありがとうございましたw
夕食をとりつつ、ウイスキーロックを飲みつつ、優雅な山タイムを楽しみ、
19時頃就寝です。
【2日目】
3時起床。テントの中で軽く朝食をとりつつ準備します。
朝露に濡れたテントをたたみ、ザックを背負い出発すると、安曇野側は雲海が広がっていました。
しばし時間を忘れて素晴らしい夜明けを燕山荘前で楽しみます。
今日は気持ちいい稜線歩きのコース。
天気も良く、右手前方には槍ヶ岳が綺麗に見えます。
遥か先まで見通せる登山道を、時折景色に立ち止まりながら進みます。
早朝の空気と相まり、最高の山歩きです。
大下りの頭からは、今回の山行初の下り。
相方は膝があまり良くなく、下りが苦手なので、とてもゆっくりです。
痛めない様に、慎重に慎重に下りますが、その分体力を消費します。
下りきったところで稜線の東側に出るのですが、朝日に照らされ、結構暑い、、、
今考えると、この下りと日差しで、結構体力を消費した感があります。
喜作レリーフの鞍部で一休み。
振り返ると歩いてきた稜線が綺麗に見えます。
距離的には半分ほど進みましたが、ここからがキツかった。。。
大天荘に用のない僕らは、大天井ヒュッテへのトラバース道へ進みます。
トラバース道が結構激し目の道。
というか、ここまでが甘々の道だったので、その分このトラバースがタフに感じられたという感じでしょうか。
45分のコースタイムを休み休みの進みで80分もかかり、なんとか大天井ヒュッテに到着です。
大天井ヒュッテは2020年夏、休業。水場もトイレも休憩のベンチも日差しを避けるスペースもありません。
最後の急下りで、力を使い果たした相方も、もともと体力のない僕も、
たっぷり1時間休んだのですが、日陰で休めなかった事、飯を食わなかった事が、この先の道を更にキツくしました。
びっくり平までのトラバース道は、草がせまる登山道でした。
地味に疲れていた僕は、残りの距離を見ようと、スマホで地図を見ながら歩いていた、、、、
、、、その時、道の肩の草むらを踏み抜き、登山道から滑り落ちてしまいました。。。
なんとかすぐ草木にしがみつき、相方にも引っ張られ、復帰できたのですが、
落ちた時に右足の膝をひねったようで、、、、痛いw
危険を感じない場所でこそ油断が生じ、
油断が生じるからこそ、事故につながる。
スマホ歩き、というお手本のような油断とミスで膝を痛め、
西岳への道は更にツラいものになりましたw
というか、赤岩岳あたりの道も、西岳あたりの道も、
地図の等高線から想像したよりはるかに登りますし、
道自体もそれなりにキツい道だったですね。
登山雑誌などでは、表銀座は初心者向き、となってますが、
登山経験少ない人が通るには、この道も東鎌尾根もしんどいと思いますね。正直。
西岳まであと30分、というところで、登山カップルとすれ違ったのですが、
彼女は相当キツそうでしたもの。
すでに時間は15:30でしたが、大天荘泊まりだそうで、、、
日没までに着けたのかちょっと心配してしまいました。
コースタイムの倍近くかかりながらも、なんとかヒュッテ西岳に到着。
受付し水を買いCCレモンをイッキのみ。ビタミン足りてなかったのか口内炎できてたんですよねぇ。
ヒュッテ西岳のテン場は、結構広く、エリアは選びたい放題だったのですが、
どこも傾斜が結構キツく、、、ベンチなどもなかったのでちょっと使いにくい印象でした。
トイレは遠いながらも、すごい綺麗だったんですがね。
サクッと飯を食って20時頃就寝です。
【3日目】
前日の膝の痛みで2時頃起床。
寝返り打つたびに、膝が痛く、、、正直なところ7割近く下山を覚悟していました。
とりあえずキネシオテープでテーピングし、マッサージし、身支度を整えます。
テントをたたみパッキング後、テン場を出発。
ヒュッテのトイレに寄りつつ、このタイミングで御来光でした。
痛むヒザと相談しつつ、痛み止めを服用。とりあえず水俣乗越に向かいます。
相方だけでなく、自分も膝を痛めている中での急下りということで、
そもそもの計画時にも、この水俣乗越までの下りをとても心配していたのですが、
ここ数日の山行で歩き方も徐々に良くなってきたのか、思ったよりもいい調子で下れます。
とはいえ、ここは本当に急峻なエリア。
メット着用し、ストックはしまい、三点支持を意識しながら下っていきます。
向かいにこれから登る東鎌尾根が見えているだけに、どんどん下っていくのはちょっと憂鬱ですが、
明らかに大きく見えるようになった槍ヶ岳を前に、テンションが上がっていくのも感じます。
朝の時点では二人とも槍まで行けるか少し弱気でしたが、
朝日が昇ってくるのに合わせて、僕らも自信が戻ってきた様に感じます。
前日は"休憩で体力回復できていなかった"ように感じましたので、
ちゃんと座れる&日陰、という様な休憩ポイントではしっかりと休憩をとります。
休憩が多い分、コースタイムの倍ほどかかって水俣乗越に到着です。
看板が折れていましたが、これなんで折れたんでしょうねぇ、、、雪か落石か、、、
エスケープの相談をすることもなく、いよいよ二人で東鎌尾根に挑みます。
大槍まで、幾つも小ピークが見えます。太陽が照りつけ日差しが痛い。
メットにタオルをくくりつけて、日差しを避けながら進んでいきます。
登りはキツいことはキツいのですが、
まだ出発して間もない事、ここ数日の登り下りで慣れた事もあり、
心折れる事なく、淡々と昇っていきます。
途中赤と黄色のシェルに身を包んだ、長野県山岳遭難救助隊の皆さんとすれ違います。
"岳"で見たあの人たちですね!
少し会話を交わしていたところ、山カード「槍ヶ岳」を頂きましたw
事故の無い様に、と改めて気を引き締め直し、東鎌尾根を進みます。
思ったよりもちゃんと整備もされており、浮石などもそれほど多くは無い印象。
タフですし、一歩間違えれば滑落、というコースではありますが、
体力があるうちに、ゆっくりと進めば、なんとかなる印象のコースでした。
例の三段梯子は、高度感あってナカナカスリリングでしたけどねw
何度も休憩を取り、水俣乗越から3時間30分かけて、やっとヒュッテ大槍です!
ポカリを一気飲みして、頭キンキンなりましたw
いい加減17kgの荷物にうんざりしていた私たちは、ちょっと遠回りして殺生ヒュッテへと向かいます。
他のパーティーの皆さんはそのまま東鎌尾根を詰めていってましたし、
殺生への道はあまり使われない道なのかもしれませんが、ナカナカの絶景でした!おすすめ。
ポカリの力でコースタイム通り15分ほどで殺生ヒュッテに到着し、
昼食をとることにします。
コロナの影響で、どの小屋も一緒ですが、マスクをつけて入館しなければなりません。
どの小屋でもアルコールスプレーを設置頂いているので、もちろん使用して中に入ります。
日焼けがひどく、首裏も耳もヒリヒリの状態でしたので、
「会話なしで食事する」ことをお約束し、そのまま館内で牛丼を頂きました。
こんな高地で、たった1000円で味噌汁までついて、休憩までできる、、、、
なんかこの時ほどその幸せに感謝したことはありませんでしたねー
相方がトイレで梁に頭をぶつけて額を切る、なんてトラブルがありつつも、
昼食後には、槍ヶ岳へ向け準備を進めます。
サブザックにハイドレーションとシェルと財布とマスク。
他のものはレインカバーをかけつつ、全て殺生ヒュッテにデポしていきます。
身軽な装備で12:35再出発です。
ここからはいわゆる槍沢ルート。
急だったり難しかったりする所はほとんど無いかわりに、
石段の登りが永遠に続く道のりです。
とはいえ殺生ヒュッテからは、コースタイムでたった40分。しかも荷物はほとんど無し!
目の前の槍ヶ岳に励まされながら、ほぼコースタイム通り35分で槍ヶ岳山荘に到着です。
槍ヶ岳山荘といえば数々の限定グッズが有名ですよね。
今年に限り、7月中まで通販もしていた様ですが、ノースの黒Tシャツは通販ではあっという間に売り切れていました。
昨年はネイビーとレッドだったんですが、黒が欲しかったんですよね。
山荘ならあるかも、、、と淡い期待を持っていた私は、すぐ山荘に駆け込みますw
サイズはXL。ありますか!?と飛び込んだ所、「ありますよ!」とのこと!!
「うわーマジ嬉しいです!通販でなかったんでちょっと諦めてたんですよ!」
「いや、でも黒のXLはこれが最後の一枚ですね」
えっ・・・と固まる相方wもちろんサイズはXL。彼もこのTシャツ狙ってたんですw
「あ、でもそこの見本にあれば・・・」
急いで探す相方。・・・・・最後の一枚の黒のXLがそこに掛かっていました。
いやー神様は見放さないもんですねー
ちょうど最後の2枚をギリギリのところでゲットすることができました。
本当に嬉しかったですねーテンション上がりまくりました!
外に出て、ドリンク飲みつつ槍ヶ岳を見上げます。
日曜日ということもあり結構の人数かと思いましたが、取り付きの人は意外と少ない。
これならそれほど時間かからずに穂先まで行けそうです!
色んな事が良い方向に回り始めています。
、、、いよいよ穂先へ向かいましょう!
穂先へのルートは、しっかり整備されていました。
梯子も鎖も足場もありますので、怖がらずしっかりホールドを確認しながら行けば、
止まる事なく進んでいけます。が、体力はもう結構限界w
ヒーヒー言いながら最後のはしごを登りつめ・・・
・・・念願の槍ヶ岳頂上です!
10人もいればいっぱいの頂上エリアにはぼくらを含め7-8人の方がいらっしゃったでしょうか?
頂上制覇に感動しかけた俺に、女性が話しかけてきます。
「チャック空いてますよ・・・」
頂上にいた8人が一体となって爆笑。
世界が1つになった瞬間でした。
恥ずかしさを隠す様に僕がいったセリフは。
「あぁ、すいません、僕の小槍が・・・」
今思えば、そこで"大槍"といえなかった自信の無さが自分らしいです。はい。
そんな槍ヶ岳頂上での思い出ができたところで、
写真を撮って、下山します。
この日槍ヶ岳周辺では3人の遭難者が出ていた様で、
穂先の下山中にはヘリが来るタイミングとぶつかり、岸壁にへばりついたまま10分程の待機を余儀なくされました。
槍ヶ岳山荘に戻ったのは15時前。結構色々なトラブルで時間を食ってしまいました。
殺生ヒュッテでテン泊か。それともババ平まで無理して降りるか。
明日また膝の痛みが再発しては、降りられなくなる可能性もあります。
気力充実のうちに、下れるところまで下ろう!
ということで。日没を気にしながらもババ平を目指します。
槍沢の下りは一度通ったことがあり、明るいうちに大曲まで行ければ、あとは大丈夫、、、
との計算も頭にありましたが、今から思えば、どう考えても殺生ヒュッテで止まるべきでしたね・・・
大急ぎで槍沢ルートをぶっ飛ばして下っていきますが、
流石に足も限界に近づきつつ、休憩を取りながらで無いと前に進みません。
結果、大曲でほぼ日没。
薄暗い中をヘッドライト点灯しつつババ平へ向かい・・・
テン場に到着したのは19:40のことでした。
くそーヘリさえ来なければ・・・ギリギリ行けそうだったのにな・・・
周りのテント泊の皆さんは、盛り上がって酒盛りしている方もいましたが、
まさに寝静まろうとする方もいらっしゃり、、、、
申し訳ないな、と思いつつ、ペグも打たずにテント設営w
飯も食わずに、槍ヶ岳登頂の充実感に包まれつつ、就寝しました。
【4日目】
翌日はスケジュール的には余裕!
毎日の夜露で濡れて重くなったテントを乾燥したい意図もあり、
太陽が出る頃起床し、ゆっくり乾燥しながらパッキングしていきます。
前日まで槍や殺生でお見かけした登山者の皆様が通り過ぎていく中で、
コーヒーを飲みながら優雅に撤収w
全てのギアを乾燥撤収し、9:30頃やっと出発です。
途中槍沢ロッジでテン場の支払いをすませ、さらに降ります。
梓川がすぐ横を通る様になり、綺麗な眺め。
上高地までの平坦道は、長すぎ!と不評も多いですが、
足元を気にせず景色を眺めながら歩けるので、僕は結構好きです。
水と岩と苔と草と木と、山。
最後の山歩きを楽しみながら降りていきます。
上高地で待ってる予定の彼女が、徳沢まで上がってきてくれ、
三人で河童橋に到着。三泊四日のテン泊縦走もゴールとなりました。
茶嵐までタクシーで移動。4日ぶりのマイカーと再会し、日付が変わる前に東京に戻りました。
体力があればあるほど、山歩きは楽しくなる気がします。
僕の様に、ギリギリの体力でテン泊三泊四日などやろうとすると、余裕がないわけで・・・
それでも槍に行きたい!という方は、十分な時間の余裕を持ってスケジューリング頂くのがよろしいかと思います。
燕岳と大天井岳と西岳のピークは、改めて制覇することにしましょう!
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