雪山シーズンはじめの南八ヶ岳(阿弥陀岳、赤岳〜硫黄岳)
- GPS
- 32:00
- 距離
- 24.0km
- 登り
- 2,320m
- 下り
- 2,324m
コースタイム
11:00 行者小屋(テント設営をして出発準備を1時間ほど)
11:50 行者小屋出発
13:20 中岳
14:10 阿弥陀岳(30分写真タイム)
14:40 阿弥陀岳出発
15:20 行者小屋
5:50 行者小屋
7:30 赤岳
9:20 横岳
10:30 硫黄岳
11:20 赤岳鉱泉
12:10 行者小屋(テント撤収)
13:00 行者小屋出発
15:10 美濃戸口
天候 | 24日 曇り/はれ 25日 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
八ヶ岳山荘→美濃戸山荘:雪なし 美濃戸山荘→行者小屋:雪あり、凍結注意 行者小屋→阿弥陀岳:冬装備必須 行者小屋→赤岳:冬装備必須 赤岳→横岳→硫黄岳:まだ雪は少なめだが、油断は禁物 硫黄岳→赤岳鉱泉:雪道。 |
写真
感想
雪山シーズン初めに蝶ヶ岳、常念岳を縦走する予定が三股登山口への道が使えないとのことで相談した結果八ヶ岳になった。
ちょうど土曜0640時発の特別バスが出てるんで茅野に前夜入りした。
特別バスは窓口が開く前なんで往復割引券が買えないが、タイム・イズ・マネーと言ったところか。
結果的に雪山はじめとしては最高のスタートを切れた。
2012.11.24
11:00 行者小屋到着。さすがに早いな。さっさとテントを設営して飯を食う。
11:40 阿弥陀岳へ向けて出発。雪の状態が分からないんで文三郎尾根経由で向かう。赤岳は既に雪山だ。主稜に取り付いてるクライマーが4パーティーほど確認できた。
13:30 中岳を越えて阿弥陀岳取り付きに到着。さて、ここからが本番だ。気合が入る。
今回はwaklessにトップを任せる。4月に比べて相当に上達してた。これなら明日の横岳も心配ない。
14:05 阿弥陀岳山頂。曇り空だがいい気分だ。適当に撮影してると横岳がだんだんと姿を現してきた。これは少し待てば期待できるか?
予想通りガスが切れて眼前に大満足な景色が広がる。ヒャッハー!!
阿弥陀岳から降る途中でダブルストックの兄さんが上がってきて唖然とした。
ここはピッケルないと危ないと思うけど、どうなんだろ?
15:19 帰りは中岳コルから行者小屋まで一気に降って本日の歩きは終了。装備を片付けてwakless邸にて飯とする。
適当に飯を食い、湯を沸かして山専に移す時にコッヘルの取っ手が外れてテント内に湯を撒き散らしてしまったのは申し訳なかった。まじかよ・・・今後は気をつけなきゃ。
18:00 自分のテントに戻って寝袋に入る。−15℃くらいまで下がるかな?と思いながら寝ようとする。しかし現実はもっと厳しかった・・・
2012.11.25
02:00 寒過ぎてすぐに目が覚める。外を見ると満天の星空だ。温度計は‐20℃を示している。寒いわけだ。
05:40 赤岳に向けて出発。まだ暗く、気温も‐20℃。足の指先の感覚がない。いつものことだ。指を動かしながらゆっくりと高度を上げる。
07:30 赤岳山頂到着。中岳への分岐から先も雪は少なめでまだまだ鎖の露出も多い。雪質も良く、歩きやすかった。
07:52 展望荘の陰で軽く補給。酒蒸し饅頭は美味かった!今後の雪山行動食決定。
08:07 地蔵尾根分岐。地蔵尾根を登ってくる登山者が2名いた。横岳方面のルートを確認し、出発。
09:15 横岳山頂。横岳への縦走路はまだ雪が少ない方で、いい練習になった。
10:26 硫黄岳山頂。硫黄岳山荘付近で片方がダブルストック+軽アイゼン(?未確認だが踏み跡が・・・)の超軽装で横岳方面に軽やかに向かうカップルがいたが、ストック邪魔になるだろうな。ってか、ダブルストックだと滑落したら止まらないんだけどなぁ。
その後サクッと行者小屋まで降って一気に下山。風呂にゆっくり浸かって上機嫌で帰った。
帰りの電車では今度どこ行こうかという話で盛り上がったのは言うまでもない。
今年もこのシーズンがはじまった!!
開幕戦は蝶ヶ岳・常念岳を予定していたが、三股登山口が使えないことが直前にわかり、八ヶ岳に転戦。せっかくなので、赤岳〜硫黄岳縦走をやりたいという僕と、阿弥陀岳に行ってみたいというyoginsさんの両方の意見をとりいれて、欲張りに両方とも行ってきた。
2日間天気も最高によく、突き抜ける青空の下、雪山をばっちり満喫できた。
常念にはいけなくても大満足な二日間。そして、これからはじまる雪山シーズンをわくわくさせてくれるような楽しい山行でした。
・アプローチ
前日は、新宿駅で合流。裸足にサンダルで現れた僕を見て、相方は「おまえさ〜・・・」とあきれた表情を見せる。。。だって、アプローチはやっぱサンダルっしょ♪
終電のあずさに乗り込んで、茅野駅に向かい、駅のベンチでビバーク。
ん〜実に寒い夜だった(笑
・1日目(阿弥陀岳)
茅野駅からは始発のバスに乗って美濃戸口へ。そこからは南沢を登って行者小屋に向かう。道中のはじめは全然雪はなく、ほんとに大丈夫かよ??と不安げではあったが、行者小屋手前で、真っ白な南八ヶ岳の稜線をみて二人で歓喜の声を上げる。
「ナイス!!」
行者小屋に着くと、サクッとランチとテント設営を済ませて、阿弥陀岳へ向かう。今シーズンはやけに積極的な僕を見てyoginsさんは「前どうぞ」って、前を譲ってくれる。ありがとう♪
阿弥陀岳への登りは結構急。アイゼンを通して感じる雪道の感覚は実にいい感じ。今年もはじまったな〜と思いながら、るんるん気分で登頂成功。景色もいいし、なんか言うこと無しの1日目だった。
そして、テントに戻り僕のテントで夕食会。お互い食事は簡素だが、久々の雪山でテンションは↑↑。話も弾む。最後にyoginsさんがテントの中でお湯をぶちまけたが、そんな事件も実害はそれほどなく、まいいかなって(笑
・2日目(赤岳〜硫黄岳)
単独テント泊の雪山の朝は毎度の事ながら衝撃的。
今回は、どうせ凍らないよ〜とおもって、靴と水はザックの中に入れて、テント内に放置していたら見事にカチコチに(笑
幸い、プラティパスの水は、5割くらいは凍っていなかったので何とかなったが、危ない危ない。雪山は甘く見ちゃだめだ。
朝ご飯を適当に済ませて今日は、縦走に向かう。薄暗い中、ライトをつけて、文三郎尾根を登っていると、朝日が昇りはじめ阿弥陀岳、横岳が赤く染まる。
「わんだほ〜」
その後は、突き抜けるような青空の下、赤岳、横岳、硫黄岳と順調に縦走し、最後は硫黄岳でがっちり握手をして今回の最後のピークでお互いをねぎらう。
最高の二日間でした。
来年こそは常念いこー!!
yoginsさんこんばんは
昨年の硫黄岳と、今年女峰山でニアミスのkurihです。
11/25の5:51(カメラの記録)に行者小屋に着きました。
丁度入れ替わりですね!
天気良くて最高でしたね
いろいろなところでぎりぎりのニアミスですね。
思ったより人が少ない赤岳でしたが、楽しめたようでなによりです。
今度こそどこかで会えるといいですね。
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