桂小場から木曽駒ヶ岳、そして空木岳まで稜線縦走 ロングコースの洗礼を受けた復帰山行
- GPS
- 23:35
- 距離
- 41.4km
- 登り
- 3,451m
- 下り
- 3,227m
コースタイム
- 山行
- 9:47
- 休憩
- 1:20
- 合計
- 11:07
- 山行
- 11:27
- 休憩
- 1:02
- 合計
- 12:29
天候 | 初日:終始ガスガス&強風 2日目:朝のうちガス&強風、のち晴れ☀ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
・高速バス駒ヶ根車庫行き バスタ新宿発20:35 伊那BT着0:00 復路: ・路線バス 駒ヶ根駅行き 菅の台発17:25 駒ヶ根駅着17:38 ・高速バス バスタ新宿行き 駒ヶ根BT発19:00 バスタ新宿着22:45 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・桂木場登山口〜西駒山荘: 注意箇所なし。将棋頭山へのルートは西駒山荘への巻道の分岐から稜線直登も可能だが、踏み跡が薄いとの話もあり、ガスも濃かったため西駒山荘経由で向かった。水場は主に4か所(ブドウの水場、野田場、大樽小屋、西駒山荘手前)あり。 ・西駒山荘〜将棋頭山〜木曽駒ヶ岳: 西駒山荘から木曽駒ヶ岳へ向かう途中で将棋頭山への分岐に到達。分岐前に踏み跡あるものの、ハイマツがうるさくてショートカットは難しそう。聖職の碑のあたりは広いのでガスが濃いときは道迷い注意。馬の背は西風が強いときは注意が必要。 ・木曽駒ヶ岳〜宝剣岳: 中岳巻道は南西側が切れ落ちている箇所多い。宝剣岳には宝剣山荘横からアプローチ。鎖もホールドも豊富なのでさほど難しくはないが気を抜かないように。 ・宝剣岳〜檜尾岳: 宝剣岳からサギダルの頭までは高低差のある壁を昇り降りするので気が抜けない。岩場が濡れている時は特に三点支持で万が一のスリップに備えて行動を。サギダル尾根の頭〜檜尾岳までは気持ちのいい稜線歩きだが、風が集まる箇所が多く突風には注意。リッジも数か所あり。 ・檜尾岳〜木曽殿越: 熊沢岳〜東川岳間は鎖のない岩場の登下降あり、滑落に注意。東川岳から木曽殿越へ一気に下る箇所はザレていて滑りやすい。 ・木曽殿越〜空木岳: ピーク1までひたすら急登。ピーク1〜本峰間は鎖場あり、鎖のないルンゼの登りありとテクニカルな要素もあり、岩場の醍醐味を味わえる。 ・空木岳〜登山口: 長い池山尾根をひたすら下るが、駒石の先の樹林帯から尻無までは狭い登山道が続くので落ち着いて休める箇所が少ないものの、難所をひたすら下降するので適宜休憩をはさむと終盤で脚がきつくならない。空木岳から駒石経由で下山すると池山小屋分岐まで水場なし(空木岳避難小屋経由であれば、小屋近くに沢あり)。ヨナ沢の頭〜マセナギ間ははしごの登下降とトラバースがひたすら続く。大地獄・小地獄の鎖場は足の置き場が少ないのでより慎重に。 |
その他周辺情報 | 現地施設への立ち寄り自粛… |
写真
感想
3月の登山から5か月間は心身ともに山から離れていましたが、一念発起して山の日ウィークに登山を再開しました。
当初予定していた薬師岳〜室堂縦走は悪天予報でキャンセル。次に予定していた鳳凰山〜甲斐駒縦走は青木鉱泉行きバスが直前で運行休止。まだ夏には行っていなかった中央アルプスに行くことに決定しました。
ただし、伊那・駒ヶ根に早朝に着く高速バスがないので、未明に現地着。時間潰しに桂木場登山口まで歩くことに。これが最初の大きな間違いに・・・
桂木場登山口まで10km。登山口から木曽駒山頂までさらに10km。強烈な睡魔との闘い、そして馬の背にたどり着いた頃には上がらない脚を気力で動かし続けることに。ガスも全然晴れないし、頂上山荘と木曽駒山頂への分岐にたどり着いた時には迷わず頂上山荘へ向かいました(笑)
12時前ですでにテント場は半分ほど埋まっている状態。西からの強風が収まらないのでテント設営に手こずることに。テント設営してランチを済ませると、そのまま寝袋へ。気が付いたら16時半だし、ガスは濃くなる一方だし、正月に続き今回も木曽駒山頂は断念。
翌朝も濃いガスと強風はおさまらず、明るくなるまで出発を1時間近く遅らせることに。濡れた岩場の宝剣岳はかなり慎重に進む。島田娘を過ぎたころには最大瞬間風速は20mに達するような強風にさらされましたが、天気の回復を願いつつ稜線を黙々と進むと徐々に周囲の視界が開けてきて、これぞ中央アルプスの稜線という景色を堪能することができました!
そしてこの日のメインディッシュ(笑)の池山尾根に突入。樹林帯も涼しい風が吹き抜けてくれて
暑さに苦しむ事はなかったものの、マセナギにたどり着く頃には脚が動かなくなり、下山ペースがどんどん遅くなる。背中のザックは15kg程ですが、長大な池山尾根の終盤になると投げ捨てたくなる衝動を抑えて、ゾンビのようにフラフラと歩いていました。。。
久しぶりの山行で稜線上は気持ちよかったのですが、アプローチと下山ルートは今の自分には無謀過ぎるM登山となりました。😅
ご無沙汰しております。Hanatareoyajiさま。
空木岳への縦走計画見ておりましたが、
まさかこんな過酷な日程・コースとは思いませんでした。
ゴール寸前の魂が抜けそうな様子を見たかったです。
いやはやお見事ですね。でも完全に「Mってます。」
aonuma1000さま
大変ご無沙汰いたしております。コメントありがとうございます😃
山行直前にaonuma1000さんの楽しげな縦走レコを参考にさせていただきました。m(_ _)m
やはり山歩きしていないと、長距離を歩き切る体力はどんどん衰えますね。aonuma1000さんのレコからは苦労を微塵も感じさせませんが、あの池山尾根を歩き切るような人はよっぽどの体力自慢の人か、真正M体質の人かどちらかでしょう(笑)
お互いお疲れ様でした♫
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