槍ヶ岳

2020年08月06日(木) 〜 2020年08月09日(日)

• GPS: 29:42
• 距離: 45.1km
• 登り: 3,210m
• 下り: 3,180m

コースタイム

1日目

• 山行: 7:58
• 休憩: 1:42
• 合計: 9:40

5:09 中房温泉
5:13 5:19 中房温泉登山口
5:52 5:56 第１ベンチ
6:23 6:23 第２ベンチ
6:54 6:59 第３ベンチ
7:27 7:34 富士見ベンチ
8:03 8:19 合戦小屋
8:36 8:43 合戦山
9:17 9:18 ベンチ
9:31 9:39 燕山荘
9:44 9:44 いるか岩
9:58 9:58 めがね岩
10:17 10:18 燕岳
10:22 10:22 めがね岩
10:31 10:31 いるか岩
10:45 11:15 燕山荘
11:50 11:50 蛙岩
12:11 12:12 大下りの頭
13:54 13:59 小林喜作レリーフ
14:07 14:18 槍ヶ岳・大天井岳、常念岳分岐
14:49 大天荘

2日目

• 山行: 7:03
• 休憩: 0:46
• 合計: 7:49

5:50 大天荘
6:24 6:24 大天井ヒュッテ
6:48 6:48 貧乏沢下降点
7:53 7:56 赤岩岳
8:34 9:05 ヒュッテ西岳
10:11 10:19 水俣乗越
12:32 12:36 ヒュッテ大槍
13:39 槍ヶ岳山荘

3日目

• 山行: 6:02
• 休憩: 1:11
• 合計: 7:13

7:38 槍ヶ岳山荘
8:02 8:14 槍ヶ岳
8:21 8:56 槍ヶ岳山荘
9:44 9:44 播隆窟
9:51 9:51 坊主岩屋下
10:58 10:58 槍沢・天狗原分岐
11:54 11:54 槍沢大曲り
12:25 12:25 赤沢岩小屋
12:51 13:12 槍沢ロッヂ
13:48 13:49 二ノ俣
13:58 13:59 一ノ俣
14:08 14:09 槍見河原
14:51 横尾

4日目

• 山行: 3:23
• 休憩: 0:53
• 合計: 4:16

6:27 横尾
7:12 7:12 新村橋
7:30 7:31 徳澤園
7:33 7:33 徳沢公衆トイレ
8:19 8:19 徳本口
8:28 8:35 明神館
8:45 8:45 明神橋
8:48 8:52 山のひだや
8:57 9:03 明神池
9:07 9:26 嘉門次小屋
9:28 9:29 山のひだや
9:34 9:34 明神館
10:16 10:19 小梨平
10:31 10:43 河童橋
10:43 ゴール地点

中級者人気コースの北アルプス表銀座（中房温泉〜燕岳〜稜線歩き〜槍ヶ岳〜上高地）に行きました。
全行程距離　45.15Km　/　累計標高（上り）3414m
Grading:体力度9(10段階）難易度C(5段階)

天候

霧または雨

アクセス

利用交通機関：

電車

写真

初日4時起き、5時10分登山開始
中房温泉ロッジから大天荘まで
燕岳の中腹に合戦小屋があり名物のスイカを食べました

燕岳の尾根にさしかかった時、突然3m先に雷鳥が道に出てきました。
天気のよい日は現れないそうで、運がよいです。

燕山荘に到着　いきなり目の前に北アルプスの大パノラマが広がりました

西に目を向けると、目の前の野口五郎岳をはじめに右手から烏帽子岳・野口五郎岳・鷲羽岳・双六岳と北アルプス裏銀座の山群が眺められ

北は、立山、剱岳までを眺望することができます
（下の写真で燕岳山頂の先が立山、剱岳）

南は　表銀座の終着点−槍ヶ岳

夏の高気圧は8月になってもまだ遙か南方の太平洋上ですが、弱まった台風が日本海に移動し（なぜか勢力を増しらしい？）温帯低気圧とつながった季節外れの寒冷前線が再び現れ、この飛騨山脈の西側に冷気を押し込んだおかげで水蒸気が発生せず、この一瞬に最大の眺望をみせてくれました。

中房温泉ロッジでいただいたお弁当をいただきます。

大天荘山荘から西にみえる山
左から　前穂高・奧穂高・北穂高　中央から右へ　南岳・中岳
一番左は、鋭角に天を突く岩峰、北アルプスの鎮−槍ヶ岳−

大天荘は、新型コロナ対策のため、完全予約制、昨年まで大部屋だった山荘天井裏の寝床は、7月から1ヶ月の突貫工事このように仕切りができ、カーテン・LED照明も付いた快適な個室空間となっていました。
1階ではまだ、トッテンカッコン大工仕事の音が聞こえます。

初日の宿泊先である大天荘山荘の夕食・朝食は想像以上に美味しかったです。
3日後に上高地名所のイワナ塩焼で有名な嘉門次小屋のおやじから、お聞きした話では、大天荘を運営する燕山荘グループはサービスに力をいれており、アルプスの山小屋の中で一番良いとのことでした。

2日目は東鎌尾根から槍ヶ岳山荘へ
ガスと風の厳しい天気に加え　コロナ禍の影響で東鎌尾根は冬を超えて整備ができておらず危険な箇所が点在していました。

無事に槍ヶ岳山荘へ到着
予定より30分遅れの15時着でした。

3日目　雨雲情報とにらめっこして、雨雲が抜けた時間に槍ヶ岳登山開始
この写真は槍ヶ岳の頂上で一人ヘルメットにつけたGOPROで自画撮影しているところです。
山荘駐在の山岳警備隊の方から見ると、私の岩場登攀の様子をみて、この風雨の天候で一人で登らせて大丈夫な存在だったみたいです。人が少ないため約30分で往復してました。

3日目槍ヶ岳から上高地へ下山
槍沢ロッヂでカレーをワインをいただき

嘉門次小屋でイワナと酒を飲んで、バスで松本駅まで。。。

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ゲイター 日よけ帽子 着替え 靴 予備靴ひも サンダル ザック ザックカバー サブザック 昼ご飯 行動食 非常食 調理用食材 調味料 飲料 ハイドレーション ガスカートリッジ コンロ コッヘル 食器 調理器具 ライター 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 針金 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ストック ナイフ カメラ ポール テント テントマット シェラフ ヘルメット 携帯トイレ

感想

mit_hh

2020年に挑戦した際は中高年男性の遭難が多いとのポスター掲示がされていました。
しかし、近年（2023年）、初心者・高齢者・女性の遭難が増えています。

最近、近くの低山の麓でランニング中に、366mの山ながら16時過ぎ（日没17:15）に、この山に登りたいがここから登って行けるのかを聞いてきた高齢者がいました（つまり地図を持っていない）。別の登山口の駐車場が16時で閉鎖されるのをおかしいと文句を言い、すぐに暗くなるからヘッドライトを持って行った方が良いというと、いるの？と逆に呆れた顔をされてしまいました。
残念ながらすぐに天気が悪化して16:30には真っ暗に。。。

低山であっても、綿密な計画と、十分な装備と、見合った体力と余裕が必要。。。