越百山から木曽駒ヶ岳 縦走

2020年09月20日(日) 〜 2020年09月22日(火)

• GPS: 29:32
• 距離: 35.9km
• 登り: 4,158m
• 下り: 4,015m

コースタイム

1日目

• 山行: 9:28
• 休憩: 0:29
• 合計: 9:57

7:43 ゲート
8:10 8:12 伊奈川ダム上駐車場
9:04 9:10 福栃平(南駒-越百分岐)
9:55 10:01 下のコル(四合目)
10:18 10:18 上のコル
11:57 11:57 上の水場
13:09 13:11 越百小屋
14:22 14:34 越百山
16:09 16:10 仙涯嶺
17:40 南駒ヶ岳

2日目

• 山行: 7:23
• 休憩: 0:41
• 合計: 8:04

5:50 南駒ヶ岳
6:29 6:30 赤梛岳
7:52 8:00 空木岳
9:10 9:29 木曽殿山荘
9:55 9:57 東川岳
11:40 11:41 熊沢岳
13:37 13:47 檜尾岳
13:54 檜尾避難小屋

3日目

• 山行: 9:11
• 休憩: 1:22
• 合計: 10:33

3:21 檜尾避難小屋
3:32 3:33 檜尾岳
4:52 4:58 濁沢大峰
6:19 6:24 島田娘
6:32 6:32 極楽平
6:39 6:39 サギダルの頭
6:44 6:50 三ノ沢分岐
7:19 7:31 宝剣岳
7:37 7:59 宝剣山荘
7:59 7:59 天狗荘
8:14 8:15 木曽駒ヶ岳 頂上山荘
8:29 8:42 木曽駒ヶ岳
8:45 8:45 頂上木曽小屋
8:57 9:10 玉乃窪山荘
9:26 9:26 木曽前岳
12:05 12:08 金懸小屋
13:27 13:27 敬神ノ滝小屋
13:53 13:53 上松Ａコース登山口
13:54 ゴール地点

天候

9月20日：曇りたまに小雨　21日：晴れ時々曇り　22日：晴れ時々曇り

アクセス

利用交通機関：

タクシー 自家用車

伊奈川ダムゲート前の林道脇駐車スペースに駐車しました。十数台は駐車可能と思われるが、ゲートからかなり離れたスペースに駐車した方もいたようだ。
下山は上松Aコースを選択したので、下山後はタクシーで伊奈川ダムまで戻りました。アルプス山荘前付近で携帯電話使用可能。タクシー代￥9230也

コース状況／危険箇所等

一般的な縦走路ですが、アップダウンが多いので体力は必要です。
岩場が何箇所かありますが、鎖やステップ等が整備されていますので特別な装備は必要はありませんでした。宝剣岳から三ノ沢岳分岐の間は高度感もあって要注意ですね。
縦走で問題になる水場ですが、
越百山：下の水場　出ているが細い
越百山：上の水場　出ている（見ていないが水の音が大きく響いていた）
摺鉢窪避難小屋：未確認（雨水タンクがあるとのこと）
空木平避難小屋：小屋横の沢の水が使えるらしい（未確認）
檜尾避難小屋：出ているが細い
金縣小屋　金剛水：出ているが細い
その他：営業小屋で購入可能と思いますが、確認していません。
自分は持ち上げた水もあったので、檜尾避難小屋の水場しか使いませんでした。

写真

9/20 7:35

伊奈川ダム手前の橋のゲートが入山口になってます。車は少し手前の路肩の駐車スペースに止めることになります。この時点で十数台が駐車していた。

9/20 8:02

かなりやっつけられてますな。

9/20 8:05

関係車は何とか通れるようだが、一般車が通行出来る様に復旧はされるのだろうか？

9/20 8:09

以前の登山者駐車場。ここまで約30分程。

9/20 9:03

さらに約1時間で登山口に到着。右は越百山、左は南駒ヶ岳方面。

9/20 9:03

今日は越百山へ向かう。ここの河原も結構やっつけられている。

9/20 12:58

森の中から南駒ヶ岳。

9/20 13:10

越百小屋営業中、要予約とか。

9/20 13:57

奥念丈岳方面

9/20 14:11

越百山方面

9/20 14:21

登ってきた遠見尾根方面、中央に赤色が可愛い越百小屋。

9/20 14:23

越百山頂上到着。

9/20 14:43

伊那谷方面、高度感が楽しい。

9/20 15:12

仙涯嶺、南駒ヶ岳方面。

9/20 16:10

仙涯嶺頂上から南駒ヶ岳〜赤梛岳方面

9/20 16:17

仙涯嶺の鎖場、慎重に通れば問題はない。

9/20 16:21

岩の壁を巻いて南駒ヶ岳へ登って行く。

9/20 16:41

9/20 17:11

仙涯嶺から下って登って・・・

9/20 17:29

今日歩いてきた稜線を振り返って感慨に老ける・・・違った、ふける（同じか・・）

9/20 17:29

南駒ヶ岳からの北沢尾根の遠く向こうに陽が落ちる。

9/20 17:38

南駒ヶ岳の手前にあった幕営可能場所。もうクタクタで気がついたらバックパックを降ろしていた。今日はここでビバークじゃ（勘弁して下さい）

9/20 17:44

夕焼けが美しい。今日は雨も少しパラついたが穏やかな天気だった。

9/21 5:36

少し曇っていて、ご来光は拝めなかった。塩見岳の向こうに富士山が見えていた。

9/21 5:42

これから歩く稜線。空木岳の向こうに木曽駒ヶ岳方面、宝剣岳が目立つ。

9/21 5:47

まずは南駒ヶ岳

9/21 5:48

越百山方面の稜線が美しい。

9/21 5:48

空木岳から木曽駒ヶ岳方面への稜線は美しくも険しい。

9/21 5:54

計画ではこの下の摺鉢窪避難小屋に泊まるはずだったが・・・見るだけになった。

9/21 6:10

9/21 6:24

9/21 6:28

赤梛岳山頂と思う。

9/21 6:56

9/21 7:29

空木岳の山頂付近は荒々しい感じですね。

9/21 7:52

空木岳山頂到着。

9/21 7:52

南駒ヶ岳方面を振り返って・・・これが木曽山脈だなとまたしても感慨にふける。

9/21 7:52

駒峰ヒュッテと空木平避難小屋方面。

9/21 7:53

今日もいい天気になりました。

9/21 7:56

御嶽山

9/21 8:03

花崗岩の山々

9/21 8:03

森林限界も高い

9/21 8:09

木曽駒ヶ岳方面の稜線、まだまだこれからが本番だ。

9/21 8:17

木曽殿越までの下りは鎖場等がありました。

9/21 8:24

木曽殿山荘が見えてきた。

9/21 8:51

これから向かう東川岳〜熊沢岳方面。

9/21 8:51

東川岳への急登だ・・・考えるのは止めよう。考えない足になるのだ。

9/21 9:56

急登を登り終えて・・・空木岳への急登を眺める。

9/21 9:57

9/21 10:35

2700m付近を登ったり降ったりするのだが、北アルプスに比べるとハイマツ等が多い印象ですね。森林限界が高いのでしょうね。

9/21 10:38

登ったり降りたり、登ったり降りたり・・・

9/21 11:50

熊沢岳頂上。ここからの岩場が厳しかったかな〜写真も無いし。

9/21 12:52

遠くに宝剣岳のトンガリコーンが見える。少しガスが出てくる。

9/21 13:45

少し早いが今日は檜尾避難小屋で泊まろう。木曽駒ヶ岳のテン場まで行く予定だったが、まだコースタイムで4時間はかかるし、ヘトヘトだった。

9/21 14:48

檜尾避難小屋はすでにほぼ満員でした。トイレがあるのがありがたい。水場は小屋から5分ほどのところでした。細かったけど冷たくて美味しかった。

9/21 14:49

三密を避けてテントを張りました。明日は早出の予定だしね。

9/22 5:17

朝日に浮かぶ甲斐駒ヶ岳

9/22 5:38

9/22 5:38

新しい朝、今日もいい天気だ。

9/22 5:46

朝日に照らされる三ノ沢岳

9/22 5:59

ブロッケンも出た。

9/22 6:01

山は早朝がいいね。

9/22 6:20

三ノ沢岳も登りたかったが、もう一日必要だった。

9/22 6:20

9/22 6:25

宝剣岳が近づいてきたよ〜

9/22 6:44

宝剣岳と木曽駒ヶ岳山頂方面

9/22 6:57

なかなか高度感があるよ〜

9/22 6:57

千畳敷カールを横目で見ながら

9/22 7:03

何でこんな造りになるかな〜

9/22 7:09

9/22 7:14

いったん降って登ります。鎖場多数あり、要注意ルートになってます。落ちたらアカンところです。

9/22 7:20

9/22 7:20

宝剣岳頂上の石、右手から登れます。降りる時が超怖い。

9/22 8:30

木曽駒ヶ岳山頂到着だ！最高の天気で迎えてくれました。

9/22 8:33

将棊頭山〜茶臼山方面の稜線で下山予定だったが、遅れ遅れになってしまったので、今回は上松Aコースで下山することにした。

9/22 8:34

木曽前岳〜麦草岳、奥に御嶽山

9/22 9:24

9時を過ぎるとガスがかかり始める。

9/22 9:28

巻道は通らずに木曽前岳経由で下山です。

9/22 9:35

下山コースの稜線

9/22 10:07

崩壊が進む牙岩〜麦草岳

9/22 10:35

8合目から下は快適な登山道が続く。古くからの登拝路だったからだろう。

9/22 10:49

9/22 11:51

木曽の山らしい苔むした森林の中を降ります。

9/22 12:03

金縣小屋の金剛水。細く出ていたが、ちょっと汲むのが大変かも・・・

9/22 12:07

金縣小屋。綺麗な小屋です。トイレもあり。

9/22 13:28

無事、下山！

撮影機器：

OLYMPUS Tough TG-1 オリンパス

感想

tooruoh

9月の4連休を利用して中央アルプスの縦走をしてきました。空木岳から宝剣岳の間は歩いたことが無かったので一気に越百山から木曽駒ヶ岳まで繋いでみようという計画です。

縦走実行で一番気になっていたのは水の確保でした。そこで普段より4リットル多く水を担いで入山することにしました。結果、途中一回の補給で水の量的には問題なく縦走できたのですが、慣れない重荷に体力を削られて行動計画を変更することになってしまいました。具体的には宿泊地の変更です。避難小屋の利用、テント泊を予定していたのですが、2泊とも事前の予定地には辿り着けなかったのでした。まあ、臨機応変（汗）に対応できたので結果オーライと言うところですね。営業小屋を利用すればもう少し楽に歩けたかもしれないとは思いますが・・・しかしながら、こうしてドタバタしながら縦走するのも終わってしまえば達成感は高いような気がします。

縦走路のアップダウンも思っていたより、遥かに厳しいもので何度か心がボキッと折れましたが、とにかく進むしか無いので折れた心を繋ぎながら歩き通しました。この縦走路を歩く登山者が少ないのも肯けます。木曽駒ヶ岳周辺の賑わいに比べ、東川岳から宝剣岳の間はほとんど登山者がいない感じでした。空木岳から越百山も同様です。まあ、三密も避けられてマイペース登山が出来て良かったのですが。ロープウェイは大変な混雑だったとも聞きましたし。

心残りは三ノ沢岳へ登れなかったことですね。縦走路から外れた独立峰なので、日程的にはもう1日必要でした。また、宿題が増えました。