北穂高岳〜2013GW



- GPS
- 55:00
- 距離
- 32.7km
- 登り
- 1,747m
- 下り
- 1,743m
コースタイム
06:00 上高地バスターミナル
09:00 横尾
12:40 涸沢
2013.05.04
07:15 涸沢
10:11 北穂高岳
12:30 涸沢
2013.05.05
07:50 涸沢
09:50 横尾
13:10 上高地バスターミナル
天候 | 2013.05.03 晴れ 2013.05.04 晴れ後雪 2013.05.05 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2013年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
23:00 新宿発毎日アルペン号 |
コース状況/ 危険箇所等 |
上高地バスターミナル〜横尾:夏道。危険個所なし。 横尾〜本谷橋:ほとんどデブリなし。 本谷橋〜涸沢:危険個所なし。デブリもなし。 涸沢〜北穂高岳:早朝は締まっており、陽が出ると緩む。急傾斜のため滑落注意。 自分達が登り始めてすぐにゴルジュの左側トレース上で複数名の滑落者を確認。 後から知ったが上部で滑落した人が下の登山者の列に突っ込んで巻きこんだ模様。 |
写真
感想
前半に引き続き後半も上高地へ。今度は友達を連れて涸沢への計画だ。他に声かけた仲間とも一緒に向かう事になった。
去年登れなかった奥穂高岳は今年もチャレンジできなかったが、北穂は相変わらず登り甲斐があり楽しめた。
2013.05.03
06:00 バスターミナルで今回2度目となる友達と合流し、計4人で上高地出発。
09:30 順調に進んで横尾到着。前半とは打って変わって雪のないGWらしい道だ。
ここまではイントロみたいなもんなんで体力温存で。本番はこれからだ。
今年は気温が低く雪の緩みが少ないのか、デブリがほとんど見られなかった。
涸沢まではアイゼンを装着せず、ゆっくりと進む。どうやらこれが良かったみたいで、それほど疲弊することなく涸沢に到着した。
なんせテント3張分の整地をしなきゃいけないんだ。疲れてはいられない。
12:30 涸沢到着。早速anbyさんのこいのぼりテントを発見したが足を出して昼寝中のようだ。追いついた一人と適当に場所を決めて整地に取り掛かる。
13:20 残りの二人も上がってきた頃anbyさんも起き出し、挨拶した。ついでにスコップを貸していただき、2人態勢で整地を進める。いやー、やっぱ疲れるわ。やはりテント一張りに付き最低でもスコップ一つは欲しいかも。
今回はステラリッジ3もあるし、ブロックもそれなりに積み上げねば。
穂高の情報を聞きながら交代で整地を進める。他のヤマレコユーザーさん達も集まってきたようで、盛り上がってた。
無事テントを張り終えてテラスにておでん+生ビールセットを楽しみつつ談笑タイム。
やっぱGWの涸沢に来たらコレを食べないとねー。相変わらず美味かったが、寒いんですぐに冷えた…
結局あまりの寒さに夕食はテント内で食べることにした。初日の夕飯はすき焼きだ。
春菊は下茹でしない方が春菊らしい味が出る事が分かった。大きな収穫だ。
今回のシュラフはファイントラックのポリゴンネスト2だったが、ウエスタンマウンテニアリングのフライト上下を着ているにもかかわらず寒くて寝れない事が分かった。
大きな収穫だ。
2013.05.04
07:15 3人で北穂高岳に向けて出発。一人はまだ早いと判断して残ってもらった。奥穂高岳も上はアイスの様な状況との情報を頂き、あっさり断念。ま、それもよし。
07:40 行列になって歩き始めてすぐに上の方で騒ぎが発生しているようだ。どうも滑落者がでたようで、トレース脇で近くの登山者数名(たぶん山岳会)が救助を行っている模様。小屋へ救助要請を伝書鳩のように伝えようとしていたが途中で内容が変わったり正確に伝わらなかったりで大変そうだった。どうやら3人くらい滑落したらしい。
これが現実だと肝に銘じてさらに高度を上げていく。前半一緒に槍ヶ岳を目指した友達もこれから先の傾斜は初体験だろう。休憩時のバケツの掘り方なんかも教えていく。
ひたすら続く登りをこなし、ふと右を見ると北穂東稜のナイフリッジにも多くの登山者が見えた。あちらも渋滞しているようだ。
09:00時頃には下山する人も多くなってきたが、アイゼン団子が酷い。そういう雪質か。俺も気を付けねば。
10:11 北穂高岳山頂。リンゼルの辺りからガスりはじめ、山頂もガスの中。大キレットは二人に見て欲しかったが願いも虚しくガスはほとんど晴れなかった。
とりあえず小屋まで降りて補給タイムとする。
10:40 充分に休憩もとり、いよいよ下山だ。気を引き締めるよう徹底して降り始めた。
雪はだいぶ緩んできたようで思ったほど苦労はしなかった。が、油断は禁物。慎重に高度を下げる。途中で相方に色々な雪質でのアイゼンワークを教えて実践してもらう。
だいぶ飲み込めたようだ。
12:30 初の胸セードを実践しつつテントに戻った。稜線上はガスの中で、時々雪もちらついている。今頃上に入る人は苦労してるだろうなー、とか言いつつ昼寝をした。
16:00 anbyさんに苺ババロアを頂き、みんなでワイワイ食べた。美味いな。
夕飯はビーフシチューとチーズフォンデュとバゲット。ロースターがあればバゲットもこんがりと焼けるし、なかなか美味い夕飯にありつけた。
ワインとチーズも美味く、素敵な食事に舌鼓を打つ。
3人用テントの二人に一緒に寝るか?と提案していただいたが、やはりポリゴンネストをもう一泊試したく、自分のテントで寝た。
寒くなったらお湯を飲む事で体温を上げれば数時間は眠れる事が分かったが、やはり冬には向いていないようだ。
当然かもしれないが、やはり身をもって体験したことですっきりした。
2013.05.05
07:50 撤収して涸沢出発。時間的にも余裕があり、のんびりと降る。
10:00 徳澤到着。横尾にて前半に遭遇した弊社の人と偶然にもまた遭遇し、びっくりした。山屋の世の中は狭いねー。
ついでにanbyさんのテントも発見し、談笑がてら骨酒とウインナーを頂いた。
美味しかったです。ごちそうさまです。
13:00 上高地に到着し、アルペンホテルで風呂に入って今回の山行が終了した。
今回奥穂にチャレンジできなかったのは残念だが、いずれチャンスも来るだろう。
それより来年は表銀座縦走なんかもいいかなーとか思いながら帰路についた。
何度見ても憧れるね〜涸沢BC。
僕も来年こそは!
にしても北穂への行列すごいですね。
前半戦の槍沢の行列もすごかったですが負けないくらいすごい・・・。
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