聖岳・赤石岳・荒川岳


- GPS
- 30:28
- 距離
- 42.0km
- 登り
- 4,544m
- 下り
- 4,619m
コースタイム
06:45 畑薙ダム臨時駐車場〜07:50 聖沢登山口 井川観光協会送迎バス
08:00 聖沢登山口
09:09 聖沢吊橋
11:05 乗越(昼食) 11:36
12:37 岩頭滝見台
14:00 聖平小屋(小屋泊)
■7月20日
04:51 聖平小屋
05:27 薊畑(便ヶ島への分岐)
06:24 小聖岳
07:39 前聖岳
08:01 奥聖岳
08:30 前聖岳
10:49 兎岳(昼食)11:02
12:03 小兎岳
13:14 中盛丸山
14:20 百間洞山の家(小屋泊)
■7月21日
04:31 百間洞山の家
05:46 百間平
06:27 P2827
07:31 赤石岳避難小屋
07:39 赤石岳山頂
08:29 小赤石岳
08:41 小赤石岳の肩
09:14 大聖寺平
09:44 荒川小屋(昼食)10:29
12:01 中岳
13:18 荒川東岳(悪沢岳)
13:47 丸山
14:26 千枚岳
14:58 千枚小屋(小屋泊)
■7月22日
05:22 千枚小屋
05:52 駒鳥池
06:42 蕨段
07:10 清水平
07:46 林道合流(ここより林道歩き)
08:10 林道分岐(ここから山道へ)
08:43 鉄塔横
09:55 椹島ロッジ
10:30 椹島ロッジ〜11:30 畑薙ダム臨時駐車場 東海フォレスト送迎バス
天候 | 19日 晴れ、くもり 20日 晴れ、うすぐもり、時々ガス 21日 晴れ後くもり、時々がス、夕方から雨 22日 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
17日 自宅(午後)〜名神・新名神・新東名高速道路 掛川PA(車中泊) 18日 新東名高速道路・島田金谷IC〜国道473号他 県道388号へ曲がらなかったため石ころだらけの林道に入ってパンク レッカー移動、タイヤ交換で午前中がつぶれる 午後から川根温泉に入って道の駅”奥大井音戯の郷”で車中泊 19日 奥大井音戯の郷(4:30)〜県道77号他〜畑薙ダム臨時駐車場(5:30) ■帰り 22日 畑薙ダム臨時駐車場(11:40)〜白樺荘〜県道他〜新東名・新静岡IC〜自宅(20:10) ■井川から新東名島田金谷方面に行く方、逆を行かれる方は通行規制に注意してください。 井川〜接阻峡温泉の間で、平日昼間は10時からと15時からの15分程度、12時からの1時間の間しか通り抜けできません。 夜間〜早朝(多分17:00〜8:00だったと思います)、土日は規制はないようです。 帰りは井川から新静岡ICへ出ましたが、厳しい道が延々と続いていました。 少し待って島田金谷方面へ出た方が良かったと思いました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■登山ポスト 畑薙ダム臨時駐車場、聖岳登山口にあります。 畑薙ダム臨時駐車場に戻ってきたら下山届けも提出しました。 ■トイレ 畑薙ダム臨時駐車場、各山小屋、椹島ロッジにあります。 ■コース状況 ○聖岳登山口〜聖平小屋 標高約1150mから2300mまでの登りです。 最初は急登ですが、その後は緩やかに登っていきます。 道ははっきりしています。 危険箇所もありません。 ○聖平小屋〜聖岳〜百間洞山の家 聖岳までは3000mの登りです。 山頂手前はヤセ尾根で、昭文社の地図では危険マークが付いていますが危険な印象はしませんでした。 聖岳から兎岳は一旦2600mくらいまで下りてまた2800mまで登ります。 厳しい下りと再度の登りは応えます。 兎岳から中盛丸山までは緩やかな尾根ですが、中盛丸山への登りは厳しく感じました。 中盛丸山から百間洞山の家までは大沢岳のトラバース道を行きました。 緩やかな下りです。 ○百間洞山の家〜赤石岳〜荒川岳〜千枚小屋 百間平までが急登で、そこから赤石岳までは緩やかな登りとなります。 危険箇所はありません。 赤石岳から小赤石岳の肩までは、気持ちのいい稜線歩きです。 肩から大聖寺平までは急坂の下りですが、歩きにくいことはありません。 大聖寺平から荒川小屋までは、歩きやすいトラバース道です。 荒川小屋手前に雪渓が一部残っており、滑らないように慎重に歩く必要があります。 滑るとやばそう。 荒川小屋から荒川中岳までは中岳手前が急登となりますが、きれいなお花畑に癒されます。 中岳から荒川岳までは一旦下ってから登りとなります。 コルのあたりがヤセ尾根で緊張しながら歩きました。 滑落すると一巻の終わりとなりそうです。 荒川岳周辺は岩がごつごつして、悪沢という名前のイメージがぴったりです。 ガレ場ですが、道は分りやすかった。 千枚岳への登りが危険です。 三点確保で慎重に登ります。 それ程長い登りではありません。 あとは千枚小屋まで下りです。 ○千枚小屋〜椹島 長い尾根を下ります。 緩やかな尾根で危険箇所はありませんが、最後の鉄塔の手前はやや険しい岩尾根の登りがあります。 途中林道を横切るところがあります。 林道に出たところで休憩している人に、林道を歩いても行けると聞いたので林道を行きました。 でもやはり登山路を歩くほうが良かったかも。 ■下山後 白樺荘で入浴しました。 ぬめりの有る温泉成分で気持ちよく入浴できました。 |
写真
感想
まだ行ったことが無い南アルプス南部、塩見から光まで5つの100名山が南北に並んでいます。
山も深く、アプローチも大変です。
今回、周回できそうな聖、赤石、荒川の3山を目指すことにしました。
パンクというアクシデントのため1日がつぶれて、計画を1日ずらしての出発です。
畑薙ダム臨時駐車場で、東海フォレストの8時発のバスを待っていると、井川観光協会のバスが来ました。
聖平小屋などの宿泊者を送迎するようで、聖岳登山口までの送迎です。
予約が必要とのことでしたが、乗せていただけました。
予定より1時間早く出発することができました。
聖平小屋まで最初の急登を除くと緩やか登りです。
眺望はほとんどありませんが、途中で聖岳が見えるところがありました。
この日は団体さんが2組30名以上が泊まっていましたが、部屋はゆったりと使えました。
布団は無く羽毛の寝袋1つだけです。
寒いかと思っていたら十分でした。
夜中2時半頃、埼玉から来たという方が星がきれいだと起こしてくれました。
外に出てみると、満天の星です。
しばらく見とれていました。
埼玉から来られた方は、椹島ロッジまで一緒でした。
翌日は聖岳への登りです。
小屋を出るとたくさんの花です。
この時期は花が多くて楽しめます。
聖岳山頂は360度の展望です。
富士山が近くに見えるのがうれしいですね。
聖岳から兎岳へは大きく下って登りです。
ここを登るのも大変だろうなと思っていると、キレットで休んでいる方がいました。
話をすると、便ヶ島に車を停めて光から来たそうです。
聖への登りがいやなので、一旦椹島へ下りてまた聖平を越えて便ヶ島へ行こうと思っているとのことでした。
結局、この方とも千枚小屋まで一緒でした。
この日の移動が一番きつかったように思いました。
小兎岳の下に水場マークがあったので少しあてにしていましたが、それらしき水場は見つかりませんでした。
聖平小屋から百間洞山の家間は水場は無いものと思って行動した方が良さそうです。
百間洞山の家では、名物のトンカツがでましたが、カツカレーのほうが良かったのではないかと思いました。
ここまで来る団体さんは少なく、宿泊客は10名程度でした。
明けて、21日は千枚小屋までのアップダウンのあるロングコースを歩きます。
朝食を弁当にしてもらい早めの出発です。
百間平は雲ノ平を思わせるような平地でした。
花も多く、気持ちのいい場所です。
ここから赤石岳まで緩やかな登りで歩きやすかった。
赤石岳山頂も展望に恵まれました。
仙丈、甲斐駒、北岳から近くには荒川岳などが見えました。
北アルプスも、富士山も。
来てよかったと思うひと時です。
ここからの稜線も、右に富士山、左に中央アルプスの展望で、両手に花のようです。
荒川小屋では冷たい水場があると聞いていたので、水は少なめで楽ができました。
おかげで、この日は快調に歩けました。
荒川中岳の斜面では、フェンスの中に広大なお花畑があり、満開の花が咲いていました。
その上では雷鳥の親子がいました。
かわいいヒナがピョコピョコ歩いていました。
中岳を過ぎると少しガスがでてきて、荒川岳を覆っています。
荒川岳山頂はガスの中です。
わずかですが雨もパラツキはじめました。
降られるとやっかいなので、急いで千枚小屋へ向かいました。
この日は調子がよく歩くことができ、想定していた時間より早く千枚小屋へ着きました。
小屋に着く少し前から雨が降りだしましたが、それ程濡れずに小屋にたどり着けました。
千枚小屋は新しくてきれいでしたが、トイレや水場が外で雨に濡れながら行くのが大変でした。
屋根ぐらい付けておいてほしかった。
22日の朝には雨があがっていました。
向かいには富士山が見えました。
下りは長い緩やかな登山路です。
以前は、木材の切り出しに使われていたようです。
歩きやすく、椹島へも少し早く着くことができました。
今回の山行、展望と花に恵まれました。
この山域では、塩見と光が残りました。
どちらも長野県側からアプローチできそうなので、折を見て出かけることにしましょう。
笊ヶ岳も南アルプスの全山が眺望できる山として密かな人気があるそうです。
東海フォレストのバスの運転手さんが言っていました。
200名山でもあるので、機会があれば行ってみたいと思います。
コメント
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素晴らしい山行ですね。南アルプス南部の3座!!!
超羨ましいっっっ!!!
前回、光岳を目指ししくじったので(笑)、早く南アルプスへ行ってみたいです
素晴らしい写真とレコありがとうございました
早速のコメントありがとうございます。
聖、赤石、荒川この3座は今思い出しても良かったと思います。
それぞれが個性的でしたし、花も良かったですよ。
光は林道の時間規制が厳しそうですね。
リベンジお待ちしています。
これから夏山シーズンなのでよい山行をされてください。
海の日にこの反対コースをたどりました (*゚▽゚)ノ
2日目(千枚小屋〜百間洞山の家、一番のパノラマコースです)は、ガス、雨&暴風で眺望はゼロでした(泣)
お天気そこそこ恵まれてよかったですね
**stefanie代筆**
初めまして。
レコ拝見させていただきました。
眺望ゼロは残念でしたね。
逆コースは、聖岳登山口から椹島まで歩かないといけないのでこのコースにしました。
百間洞山の家では、千枚小屋から来たという方が何人かいましたが、こちらから周る人が多いようですね。
天気にも恵まれ、花にも恵まれました。
コメントありがとうございます。
天気とお花に恵まれた素敵な日和でしたね。
21日、私の一時間あとくらいに赤石に立たれているんですね。
赤石から聖方面をうらやましく見てました。
次は行ってみたいです。
関東からでも遠い南アルプス。
関西から、お疲れ様でした〜〜〜
そう
パンクする人多いんだそうです
コメントありがとうございます。
いい日に登ったと思います。
20日だったら天候良くなかったみたいです。
これもパンクのおかげかも。
赤石岳の避難小屋には聖平小屋で一緒だった方が向かったようですが。
新宿からバスで畑薙ダム駐車場まで来たと言っていました。
三伏峠へ下りるようでした。
もしかしたら避難小屋で一緒だったかも。
レコ拝見したら、避難小屋のおじさん面白そうですね。
行ってみたくなります。
お互いいいときに行けて何よりでした。
tanosikuさん、こんばんは〜
いや〜、最近、先を越されてばかりですなあ
まいりました!!
はこっちのセリフでっせ〜
この辺りも20歳の時に行ったっきりです
って、昔の自慢話ばかりなワタクシ。。。
よっしゃ、負けずに頑張るぞ〜!!
フレさんが本気出したら恐そう。
やはり小屋泊まりがいいですね。
荷物は軽いし、ご飯は美味しいし。
がんばってください。
レコお待ちしています。
南南アの大縦走お疲れさまでした。
パンク、というかバースト、注意です。
畑薙への道路は、舗装はされてるのが曲者で、そこそこスピードは出せます。
そこに、尖った落石が。
で、バーストって事に。
私の場合、路面の落石を踏まないように、細心の注意を払ってます。
また、ご存知のくねくね道ですから、昼間もライト点灯しています。
後、側溝に蓋をしてないケースも多く、草でかくれてたり。よく落っことしてる方をみます。
アプローチのトラブルにも負けず、さすがです。
追加:夏場はインサイトです。冬場はパジェロミニ。
はじめまして
私の場合、県道77号線を走って、大井川鉄道の奥泉駅を過ぎたところで県道388号に入り接阻峡温泉方面に向かうべきところを、そのまま77号線を走ったため、ナビがその先にある林道を指示したので入りました。
石ころがゴロゴロでやばいと思いながらも、畑薙へ行かねばということでゆっくり進んだのですが、やってしまいました。
刃物のような石があるのですね。
タイヤの横が裂けてパンクです。
林道でのパンクはこれで2度目です。
プリウスなので予備タイヤがありません。
ですから、注意しながら走ったのですが。
最大の原因は道間違いですね。
ひどい道にはいったと思ったのですが、おかしいと思ったら引き返してみるべきでした。
コメントとアドバイスありがとうございます。
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