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Yamareco

記録ID: 331381
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

槍ヶ岳〜砂漠のオアシス殺生ヒュッテ

2013年08月08日(木) 〜 2013年08月10日(土)
情報量の目安: S
都道府県 長野県 岐阜県
 - 拍手
体力度
8
2〜3泊以上が適当
GPS
54:21
距離
40.0km
登り
2,877m
下り
2,872m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

8日
上高地   6:35
明神分岐  7:20-7:35
徳沢    8:30-8:45
横尾    9:35-11:20
槍沢ロッジ 12:30
9日
槍沢ロッジ 5:40
ババ平   6:10
水俣乗越分岐6:30-6:40
天狗原分岐 7:25-7:40
坊主の岩屋 8:35-8:45
槍ヶ岳山荘 9:50-10:10
槍ヶ岳   10:40-10:45
槍ヶ岳山荘 11:10-11:40
殺生ヒュッテ12:00
10日
殺生ヒュッテ6:30
槍沢ロッジ 8:20-8:30
横尾    9:30-10:20
徳沢    11:05-11:15
明神分岐  12:00-12:10
上高地   12:45
天候 8日:晴れ
9日:晴れ
10日:曇り〜晴れ
過去天気図(気象庁) 2013年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車
新設の沢渡バスターミナル駐車場を利用。広大な駐車場で余裕で止められました。1日500円。
※注意:昨年まで主流(?)だった足湯公園駐車場はバス停が廃止されてます。
足湯に車を止めますと上のバスターミナルまで歩くことになります。
コース状況/
危険箇所等
非常に有名なコースです。整備は万全で全く危ないところは有りません。
槍の穂先も屋根にハシゴで登れるくらいの技術(?)が有れば問題なく登れます。
但し、この時期全コース人々々です。しばしば渋滞します。足が速くてもコースタイムを大幅に短縮することは難しいです(他の人に迷惑がかかります)。
当然ですが、トレランの方はこの時期はNGです。

※山小屋の状況は非常に厳しいのものが有ります。この時期このコースの最大の難所は山小屋です。
新設の沢渡バスターミナル駐車場です。
あわよくば大キレットを超え穂高までも狙おうとヘルメット持参です(^^)
2013年08月11日 09:21撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
8/11 9:21
新設の沢渡バスターミナル駐車場です。
あわよくば大キレットを超え穂高までも狙おうとヘルメット持参です(^^)
広大な駐車場、余裕で止められました。
2013年08月11日 07:00撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
8/11 7:00
広大な駐車場、余裕で止められました。
上高地です。意外に登山者少なめ?
2013年08月11日 07:01撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
8/11 7:01
上高地です。意外に登山者少なめ?
定番の景色。穂高の稜線が呼んでいます。
2013年08月11日 07:02撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
1
8/11 7:02
定番の景色。穂高の稜線が呼んでいます。
気持ちの良い木立の中を進みます。
2013年08月11日 07:02撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
8/11 7:02
気持ちの良い木立の中を進みます。
明神分岐は上高地から1時間ほどです
2013年08月11日 09:20撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
8/11 9:20
明神分岐は上高地から1時間ほどです
明神分岐から明神岳を
2013年08月11日 07:03撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
8/11 7:03
明神分岐から明神岳を
梓川沿いの林道は展望抜群です(明神岳)
2013年08月11日 07:03撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
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8/11 7:03
梓川沿いの林道は展望抜群です(明神岳)
梓川沿いの林道は展望抜群です(槍沢方面・見えませんが・・・)
2013年08月11日 07:03撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
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8/11 7:03
梓川沿いの林道は展望抜群です(槍沢方面・見えませんが・・・)
徳沢園
2013年08月11日 07:03撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
8/11 7:03
徳沢園
徳沢キャンプ場
2013年08月11日 07:03撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
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8/11 7:03
徳沢キャンプ場
新村橋。涸沢へのパノラマルート。明神登攀ルートの分岐です。
2013年08月11日 07:04撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
8/11 7:04
新村橋。涸沢へのパノラマルート。明神登攀ルートの分岐です。
横尾。ここまでは車も入るなだらかな道です。(関係者以外の車は入れませんが)
2013年08月11日 07:04撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
8/11 7:04
横尾。ここまでは車も入るなだらかな道です。(関係者以外の車は入れませんが)
横尾吊り橋。涸沢方面の分岐です。
2013年08月11日 07:04撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
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8/11 7:04
横尾吊り橋。涸沢方面の分岐です。
屏風岩を眺めながら槍沢に入ります。
2013年08月11日 07:04撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
8/11 7:04
屏風岩を眺めながら槍沢に入ります。
槍沢沿いの涼しく快適な道が続きます。
2013年08月11日 07:04撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
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8/11 7:04
槍沢沿いの涼しく快適な道が続きます。
景色は今一ですが、この時期涼しいのが何よりです。
2013年08月11日 07:04撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
8/11 7:04
景色は今一ですが、この時期涼しいのが何よりです。
槍沢ロッジからは槍の穂先が望めます。
2013年08月11日 07:05撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
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8/11 7:05
槍沢ロッジからは槍の穂先が望めます。
槍沢ロッジ到着です。(ここまでは順調でした・・・・)
2013年08月11日 07:05撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
8/11 7:05
槍沢ロッジ到着です。(ここまでは順調でした・・・・)
翌朝。疲れた体にむち打ち槍を目指します。
2013年08月11日 07:05撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
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8/11 7:05
翌朝。疲れた体にむち打ち槍を目指します。
ババ平。テントはそれほど多く有りません。
2013年08月11日 07:05撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
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8/11 7:05
ババ平。テントはそれほど多く有りません。
水俣乗越分岐
2013年08月11日 07:05撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
8/11 7:05
水俣乗越分岐
槍沢上部を望む。稜線は霧の様です。
2013年08月11日 07:06撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
1
8/11 7:06
槍沢上部を望む。稜線は霧の様です。
槍沢の雪渓が現れました。雪渓上を歩くのは50m程でアイゼンなどは不要です。
2013年08月11日 07:06撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
8/11 7:06
槍沢の雪渓が現れました。雪渓上を歩くのは50m程でアイゼンなどは不要です。
雪渓末端。日に日にすごい早さで溶けています。
2013年08月11日 07:06撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
8/11 7:06
雪渓末端。日に日にすごい早さで溶けています。
稜線のガスがとれ視界が開けました。槍はもう少し上に上がらないと見えません。
2013年08月11日 07:06撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
1
8/11 7:06
稜線のガスがとれ視界が開けました。槍はもう少し上に上がらないと見えません。
今年はコバイケイソウの当たり年らしいですが、槍沢にも群落が有ります。
2013年08月11日 09:18撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
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8/11 9:18
今年はコバイケイソウの当たり年らしいですが、槍沢にも群落が有ります。
だんだん傾斜がきつくなります
2013年08月11日 07:06撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
8/11 7:06
だんだん傾斜がきつくなります
快晴です。寝不足で絶不調のなか死にそうになって登ります。
2013年08月11日 07:06撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
8/11 7:06
快晴です。寝不足で絶不調のなか死にそうになって登ります。
やっと槍が見えました。槍を見てややテンション持ち直しです(^o^)
2013年08月11日 07:06撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
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8/11 7:06
やっと槍が見えました。槍を見てややテンション持ち直しです(^o^)
グッと近づきました。槍ヶ岳山荘、殺生ヒュッテも見えています。
2013年08月11日 07:06撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
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8/11 7:06
グッと近づきました。槍ヶ岳山荘、殺生ヒュッテも見えています。
絵に描いたような夏山の景色が広がります。
2013年08月11日 07:07撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
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8/11 7:07
絵に描いたような夏山の景色が広がります。
振り返ると常念岳が立派です。
2013年08月11日 09:01撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
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8/11 9:01
振り返ると常念岳が立派です。
殺生ヒュッテ分岐。ここからがきつかった!
2013年08月11日 09:01撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
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8/11 9:01
殺生ヒュッテ分岐。ここからがきつかった!
槍の肩(槍ヶ岳山荘)到着。大喰岳越に前を北尾根が見えます。
2013年08月11日 09:01撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
1
8/11 9:01
槍の肩(槍ヶ岳山荘)到着。大喰岳越に前を北尾根が見えます。
グッと近づいた槍の穂先。
2013年08月11日 09:02撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
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8/11 9:02
グッと近づいた槍の穂先。
登って来た槍沢を望む。常念岳から蝶が岳の稜線が見えます。(今度はあっちに行ってみようかな〜、と次の山行を考えたりしています)
2013年08月11日 09:02撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
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8/11 9:02
登って来た槍沢を望む。常念岳から蝶が岳の稜線が見えます。(今度はあっちに行ってみようかな〜、と次の山行を考えたりしています)
空いたのを見計らって槍の穂先を目指します。
2013年08月11日 09:02撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
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8/11 9:02
空いたのを見計らって槍の穂先を目指します。
最後のハシゴ。高度感に怖がらなければ全く危ないことは有りません。
2013年08月11日 09:02撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
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8/11 9:02
最後のハシゴ。高度感に怖がらなければ全く危ないことは有りません。
山頂からの景色(槍ヶ岳山荘)
2013年08月11日 09:03撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
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8/11 9:03
山頂からの景色(槍ヶ岳山荘)
山頂からの景色(燕、大天井、常念、表銀座方面)
2013年08月11日 09:03撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
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8/11 9:03
山頂からの景色(燕、大天井、常念、表銀座方面)
山頂からの景色(西鎌尾根、裏銀座方面)
2013年08月11日 09:03撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
8/11 9:03
山頂からの景色(西鎌尾根、裏銀座方面)
山頂からの景色(北鎌尾根・小槍。いつかは登りたい・・ちょっと無理でしょう)
2013年08月11日 09:15撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
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8/11 9:15
山頂からの景色(北鎌尾根・小槍。いつかは登りたい・・ちょっと無理でしょう)
山頂の祠(人が写っていないのは奇跡的)
2013年08月11日 09:03撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
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山頂の祠(人が写っていないのは奇跡的)
一気に殺生ヒュッテに降りてきました。
穂高への縦走は断念、ヒュッテでマッタリします。
2013年08月11日 09:15撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
8/11 9:15
一気に殺生ヒュッテに降りてきました。
穂高への縦走は断念、ヒュッテでマッタリします。
天狗原(氷河公園)
2013年08月11日 09:04撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
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8/11 9:04
天狗原(氷河公園)
殺生ヒュッテのテント場は快適そうです。
2013年08月11日 09:14撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
1
8/11 9:14
殺生ヒュッテのテント場は快適そうです。
殺生ヒュッテからすぐそこに東鎌尾根上の道標が見えます。景色が良さそうなので散歩がてら登ってみます。(快適な殺生ヒュッテで一気に元気になりました)
2013年08月11日 09:04撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
8/11 9:04
殺生ヒュッテからすぐそこに東鎌尾根上の道標が見えます。景色が良さそうなので散歩がてら登ってみます。(快適な殺生ヒュッテで一気に元気になりました)
花もちらほら(イワツメクサ)
2013年08月11日 09:05撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
8/11 9:05
花もちらほら(イワツメクサ)
下から見えた道標はこれです
2013年08月11日 09:05撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
8/11 9:05
下から見えた道標はこれです
予想的中。稜線上は大展望台でした。今回行けなかった穂高の峰々、ジャンダルムも見えます。
2013年08月11日 09:13撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
2
8/11 9:13
予想的中。稜線上は大展望台でした。今回行けなかった穂高の峰々、ジャンダルムも見えます。
ジャンダルムをアップで。来年こそは・・・・!
2013年08月11日 09:05撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
8/11 9:05
ジャンダルムをアップで。来年こそは・・・・!
北鎌尾根を従え勇壮な槍の穂先。
2013年08月11日 09:05撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
1
8/11 9:05
北鎌尾根を従え勇壮な槍の穂先。
北鎌尾根。いつかは行きたい!
2013年08月11日 09:05撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
1
8/11 9:05
北鎌尾根。いつかは行きたい!
こっちはおなじみの表銀座の山々。みんな10回以上登ったお気に入りの山々です。
2013年08月11日 09:13撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
8/11 9:13
こっちはおなじみの表銀座の山々。みんな10回以上登ったお気に入りの山々です。
大天井岳。槍がよく見えるだけに、こちらからは大天井岳がよく見えますね。
2013年08月11日 09:06撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
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8/11 9:06
大天井岳。槍がよく見えるだけに、こちらからは大天井岳がよく見えますね。
このアングルの槍はカッコイイかも。
2013年08月11日 09:06撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
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8/11 9:06
このアングルの槍はカッコイイかも。
北鎌尾根と裏銀座。双六・三俣蓮華・鷲羽・水晶・・・・。裏銀座もしばらく行ってないな〜。
2013年08月11日 09:06撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
2
8/11 9:06
北鎌尾根と裏銀座。双六・三俣蓮華・鷲羽・水晶・・・・。裏銀座もしばらく行ってないな〜。
ひとしきり展望を楽しんだので殺生ヒュッテに帰ります。
2013年08月11日 09:06撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
1
8/11 9:06
ひとしきり展望を楽しんだので殺生ヒュッテに帰ります。
最後にもう一度穂高を・・・。残念。
2013年08月11日 09:07撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
2
8/11 9:07
最後にもう一度穂高を・・・。残念。
イワギキョウとイワツメクサ。(ちょっと枯れてる)
2013年08月11日 09:07撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
8/11 9:07
イワギキョウとイワツメクサ。(ちょっと枯れてる)
夕方。ヒュッテのベンチからマッタリと暮れゆく槍を眺めます。
2013年08月11日 09:12撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
1
8/11 9:12
夕方。ヒュッテのベンチからマッタリと暮れゆく槍を眺めます。
前穂+北尾根と遠くの山々
2013年08月11日 09:11撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
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8/11 9:11
前穂+北尾根と遠くの山々
蝶ヶ岳越にきれいな夕焼け空が広がります。
2013年08月11日 09:08撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
8/11 9:08
蝶ヶ岳越にきれいな夕焼け空が広がります。
すべての色が変わるマジックアワー。
この時期のこの場所で、こんなゆったりした時間が過ごせるとは・・・今回の山行は実は大成功だったのかもしれません。
2013年08月11日 09:10撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
4
8/11 9:10
すべての色が変わるマジックアワー。
この時期のこの場所で、こんなゆったりした時間が過ごせるとは・・・今回の山行は実は大成功だったのかもしれません。
いつまでも眺めていたい景色です・・・。
2013年08月11日 09:08撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
8/11 9:08
いつまでも眺めていたい景色です・・・。
ついに日が沈み槍ヶ岳に星が光り始めました。上の山荘では喧噪が渦巻いているでしょう。こちらは静かにゆったりと時が流れています。
2013年08月11日 09:08撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
8/11 9:08
ついに日が沈み槍ヶ岳に星が光り始めました。上の山荘では喧噪が渦巻いているでしょう。こちらは静かにゆったりと時が流れています。
翌朝。ガスがかかり槍は見えませんでした。今回穂高は行けませんでしたが、それ以上の満足を得て意気揚々と下山します。
殺生ヒュッテありがとう!
2013年08月11日 09:08撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
8/11 9:08
翌朝。ガスがかかり槍は見えませんでした。今回穂高は行けませんでしたが、それ以上の満足を得て意気揚々と下山します。
殺生ヒュッテありがとう!
横尾はお祭り騒ぎ。みんな頑張れよ〜!
2013年08月11日 09:09撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
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横尾はお祭り騒ぎ。みんな頑張れよ〜!
撮影機器:

感想

殺生ヒュッテに行ってきました(?)
今回、当初の予定では槍から穂高への3泊4日のこの夏最大の山行を計画していました。
この時期この場所ですから山小屋泊まりは避けたかったのですが、私の体力とコースの難易度を考えるとテント泊には無理が有り「危険を承知で」敢えて小屋泊まりで計画しました。
結果は敢えなく惨敗。初日の槍沢ロッジの混雑は想像以上で、寝床の幅は一人50Cm以下、布団1枚に3人から4人、寝返りも打てず寝るどころでは有りません、全く寝られないまま朝を迎えました。
前夜もほぼ不眠で車を走らせ入山したため2日続いての徹夜では、この年ではとても山に登れる様な状態では有りませんでした。
このまま下山も真剣に考えたのですが、あまりに悔しいので槍だけは登ってやろうと思い必死になって進みました。

這々の体でたどり着いた槍の肩。予想通り人々々・・・登山ブームとは聞いていましたがこれほどとは・・・・過去10数回槍には来ていますが、こんな沢山の人は初めて見ました、数百人はいたのでは無いでしょうか。

何とか人が途切れるのを見つけて槍の穂先へ、頂上滞在5分ですぐに引き上げました。
槍の肩まで降りてきて思案。この先南岳小屋、穂高岳山荘の混雑は火を見るより明らか。
穂高への縦走はモチベーションも最悪で即中止。このまま上高地まで下山したいけど、今日の体調ではとても無理。
槍ヶ岳山荘もこの様子では1,000人くらい入るのでは・・と思えるような状況。
ツェルトは持っているけど、非常用の超小型シェルターでビバーク専用。完全に進退窮まってしまいました。

そこへ天からの啓示、殺生ヒュッテは穴場だよ〜〜〜。以前何かで読んで頭の隅にひっかかっていたようです。
よし!殺生ヒュッテに行ってみよう!

槍の肩から20分足らず、こんな近くにそんな穴場が有るの〜?
恐る恐る入ってみると、なんと良い雰囲気。まるで山小屋のよう。(当たりまえか?でも北アルプスでは貴重)
静かな受付に声をかけると、出てきた受付の人が優しくて可愛らしい若い娘さん(だから良いといっているわけではありませんよ)
予約無しでももちろんOK、気持ちの良い受け答えで、案内された寝床はこの時期考えられないような広々ゆったり。結局その夜私は畳何畳ものスペースをゆったり使って、自宅にいるような気持ちで熟睡できました。
(もちろん別料金の個室ではなく、大部屋ですよ!

話を戻して、小屋での午後のひととき。
昼には小屋に入ってしまいましたので時間はたっぷり、昨夜の疲れを取るため寝てしまおうかと思ったのですが、小屋の前のテラスのベンチが最高の展望台、槍の穂先に登っている人が見えるくらいの近さで有りながら、槍の肩からみたズングリした槍ではなく、いかにも「槍」と言った端正な姿に見えます。
残念ながら穂高は前穂の北尾根の一部しか見えませんが、南岳への稜線がよく見えます。下を見れば槍沢を行き来する人がすべて眺めら、こんな大展望がテラスから広がります。
何より良いのはほとんど人が来ないこと、周囲の喧噪から隔絶され、ここだけ全く違う時間が流れているようです。
時が経つのを忘れ2時間くらいいたでしょうか?あっという間でしたが・・・。

すっかり元気になったので、すぐ上に見える東鎌尾根の道標が気になり登ってみました。
ゆっくり歩いて15分ほど、東鎌尾根の稜線は期待通りの大展望でした。北アルプス南部の山々がすべて見えます。
槍はすぐそこに北鎌尾根を従えて堂々とそびえています。表銀座の山々、常念岳が立派です。
今回逃してしまった穂高の峰々、ジャンダルムまではっきり見えました。
ちょっと惜しかった気もしましたが無理して進まず正解だったかなと思えてきました、これが歳の功かな?(笑)

ゆっくり景色を堪能して満足してヒュッテに戻りました。
夕食までの一時、暮れなずむ景色を見ながら、小屋の旦那さん(一見怖そう)、元気な兄ちゃん(山強そう)そして受付の可愛いお嬢さん(意外に山女?)等小屋のスタッフの方々や同宿した人たちと楽しく談笑しました。
30年位前の奥秩父の山小屋にいるような不思議な安堵感を覚えるような、古き良き山小屋の時間が流れていました。
今回の山行が失敗から大成功に変わりました。

翌朝、予報通り山頂はガスの中槍は見えませんでしたが、大満足の山行が出来、登って来たときとは打って変わって意気揚々と元気に槍沢を下って帰りました。
殺生ヒュッテの方々本当にありがとうございました。


今回、計画段階で山小屋利用を躊躇したのですが、まだお盆の最盛期ではないと、完全に甘く見ていました。
教訓です。この時期、北ア人気の山域は山小屋が最大の難所です。甘く見ていると取り返しの付かないことになります。2,3日寝なくても大丈夫な体力が必要です。

でも、世の中悪いことばかりではありません。殺生ヒュッテのような救いのオアシスが他にもあるかもしれません。

(以上、すべて個人的な感想です。特定の山小屋を非難したりする気は全くありません。山小屋と言う性格上来る客を拒むことは出来ず、小屋の許容量以上に客が集中してしまい大変な中すべての小屋のオーナー、スタッフの方々が苦労され少しでも快適に過ごせるよう努力されていることは重々承知しており感謝しております)

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この記録に関連する登山ルート

無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [3日]
槍ヶ岳北鎌尾根/上高地・水俣乗越ルート
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
5/5
体力レベル
5/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
上高地から横尾経由槍ヶ岳ピストン!
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
ハイキング 槍・穂高・乗鞍 [3日]
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
キャンプ等、その他 槍・穂高・乗鞍 [2日]
上高地から涸沢にテント泊で周辺の紅葉景勝地の散策も
利用交通機関: 電車・バス、 タクシー
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
上高地〜横尾〜徳沢
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
新穂高〜上高地
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス
技術レベル
3/5
体力レベル
5/5
アルパインクライミング 槍・穂高・乗鞍 [2日]
前穂高北尾根
利用交通機関:
技術レベル
5/5
体力レベル
4/5

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