雲ノ平ほか


- GPS
- 41:59
- 距離
- 72.1km
- 登り
- 5,277m
- 下り
- 5,441m
コースタイム
- 山行
- 6:21
- 休憩
- 0:22
- 合計
- 6:43
- 山行
- 6:37
- 休憩
- 1:38
- 合計
- 8:15
- 山行
- 5:52
- 休憩
- 1:59
- 合計
- 7:51
- 山行
- 5:17
- 休憩
- 1:39
- 合計
- 6:56
- 山行
- 8:18
- 休憩
- 0:49
- 合計
- 9:07
天候 | 晴れ時々曇り、のち雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
|
コース状況/ 危険箇所等 |
とても整備されていて、良い道です。山小屋の皆様、ありがとうございます。 |
その他周辺情報 | 平湯温泉では、岡田旅館さんにお世話になりました。 ※当日、飛び込み |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
サンダル
ザック
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
調味料
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
ヘルメット
携帯トイレ
ココヘリ
デジタル簡易無線
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感想
会社の勤続で長いお休みをもらえたので、思い切って一人、雲ノ平へ行くことにしました。ついでに高天原も寄って、雲ノ平で連泊。ところが、雲ノ平の1日目がテント場しか空いてない。仕方ないので、テント装備を背負って出かけました。結局、全泊小屋のお世話になり、荷物だけ重い苦行、いや良いトレーニングになりました。コロナ禍でシュラフの使用が必要で、その点では、問題なかったです。高天原、雲ノ平、裏銀座縦走が目的でしたが、裏銀座縦走だけ、台風のため西鎌尾根を登らず新穂高へ下山したので、叶いませんでした。また今度、双六小屋から西鎌尾根をリベンジします。
今回は、豪華旅行にしました。信濃大町から七倉山荘へ行き前泊です。これだけでも豪華すぎます。実はその前日は松本泊、お金使い過ぎです。結局、平湯温泉で旅館までお一人様してしまいました。まっ、しょっちゅう出来ることではないので、今回だけ、ごめんなさい。
さて1日目、七倉山荘から朝一番で、宿が手配してくれたタクシーに4人の相乗りで高瀬ダムへ一番乗り。後の行程に余裕を持てたので、有り難かったです。まだまだ、元気。ブナ立尾根を3時間半弱で登り、烏帽子小屋で長めの休憩。続々と後続も登って来られました。前回は船窪から烏帽子まで来たので、今回はその続きでもあります。野口五郎小屋を目指して、歩きます。なだらかそうに見える山ですが、岩がゴロゴロしているところもあり、結構歩くのに注意が要ります。心が折れそうになった頃、目の前に「400m」のサイン、これ、小屋まで400mってことですよね。助かりました。相当疲れたみたいで、一歩も動く気がしません。他の方は、雷鳥を見られたようで、まるでポスターのような写真を見せていただきました。
2日目、午後になると天気が崩れるので、早めに出発。この後も同じでした。野口五郎岳に着いた頃?その少し後かな、陽がのぼり水晶岳を照らしました。槍ヶ岳も綺麗に見えました。ただし、遠くの方に。まだ、先は長いな、と思いながら、水晶小屋へ向かいます。結構遠いですね。この稜線をたどり右の方へ進むのですが、だいぶ先の方に見えます。岩のゴロゴロを通ったり、小屋の近くでは赤茶けた崩壊地の脇を慎重に登りました。やっと小屋に辿り着いたので、少し休憩して歩いてきた道を振り返ります。肩掛けバックに必要なものだけ詰めて、水晶岳まで往復します。大勢の方が軽装で、向かわれていました。読売新道へ抜けて行く方は少ないのでしょう。野口五郎小屋では、そちら方面の方ばかりでしたが。水晶だけに近づくと、岩がキラキラしていました。なるほど、本当に水晶が取れたんですね。この後、高天原へ下るのですが、その時も中に水晶の結晶が入っていそうな丸い石を見つけました。国立公園なので、そのままにしましたが、持って帰りたいくらいでした。山頂から見渡すと、今まで見たことない山々が目の前に360°広がっているではないですか。もうこれだけでも十分です。水晶小屋へ戻り、弁当をいただき、温泉へ下ります。始めは沢づたいにくだり、途中からさわと離れ、斜面を移動して行きます。草刈りがしてあり、歩きやすかったです。しかも極最近。この道も、長いこと、長いこと、ヘロヘロになった頃に水晶池入り口に着きました。行くのを躊躇いつつも、折角来たので、池へ行ってみます。ザックをデポして向かいましたが、下りて行ったその先には、枯れた池が。一応、写真に納めてきた道を戻ります。デポ地点の近くまで戻ってきたところで、登山男子とすれ違ったので、枯れていたことを伝えました。速かったですね、Uターンしていました。高天原へ行くということで、後で会いましょうと伝え別れました。こちらは、とぼとぼもう少し頑張って下って行きました。大東新道からの道と合流すると、すぐ先に湿原が広がっており、その先に小屋の赤い屋根が見えました。秘境です。先の登山男子と合流、すごいお酒が強い方でした。会うたびに飲んでました。その方の後をおい、温泉へ。20〜30分歩きます、下ります、なので帰りは、登りです。川を何本か渡り、ついにきました。まさに野天風呂!です。最高っ!こんな秘湯なのに、囲いがある混浴(ほぼ男用)と女性専用風呂もあるので、ご安心を。温泉沢を降りてこられた、豪傑の方とも合流し、お風呂タイム。昼は暑く、川の水も浴びたりしました。帰りは、汗をかかないようにゆっくりと、小屋へ戻りました。小屋の外では、宿泊の皆さんと、飲んでお話をしました。温泉沢にどんぶった(これ木曽の?実家の方言で水溜りなどに足がはまったりすること)話も聞きました。私の来た道は、長かったけど、危険ではなかったので、良かったです。夕刻には、水晶岳に掛かる虹が見えたり、赤く染まる水晶岳を見ることができました。
3日目、高天原峠まで沢を何本か超えた後、登って行きます。頑張って登ったので、意外と早く着きました。一息入れて、雲ノ平方面へ。始めちょろちょろ、すぐに急登です。木の梯子が出てくると、本格的な鉄梯子が、なんと3本も連続していました。ガンガン登り、平なところに出ました。ゆるりと進むと、また登り、今度は、携帯電話?のアンテナのあるピークに出ました。でも、あまり電波強くないな、近すぎるからですかね。さて、やっと小屋と思ったが、雲ノ平は平ではありません。歩きにくい丸い石の上を渡るようにして下り、今度は急な斜面を登り、ピークを超えて行きます。そしてやっと小屋が目に入り、下っていくと木道に合流。テント泊の受付前に、小屋に泊まれるか聞いていてみると、なんと泊まれるとのこと。豪華旅行ですからね、自由にさせてもらいます。チェックインを済ませ、アラスカ庭園まで往復、帰りに祖母岳に登りました。ここは良いですよ、綺麗な景色が広がっているし、楽園のようなところです、しかもdocomoがバリバリ入りました。小屋を通り過ぎて、今度は、テント場の様子を見に、水場があり、水がバンバン流れていました。水分補給をして戻りました。雲ノ平散策は、1日目にして終了。
4日目、黒部源流までゆるりと、などと思っていましたが、重い荷物を背負って、鷲羽岳を越えるのが嫌だったので、ザックに付属しているサブザックにパンや水分を詰めて、出かけました。途中、スイス庭園に寄って、自分の中では、雲ノ平散策はコンプリートしました。祖父岳までの道さえも急なのに、ワリモ北分岐までも登る、ワリモ岳は危険、下る、また登る、やっと鷲羽岳山頂に到着。ロシア登山女子が、山頂の標識と一緒に様々なポーズをとって、写真をとっていました。肝心の景色ですが、残念でした、霧の中でした。三俣山荘までの下りが、また急ですね、逆コースも大変そうです。三俣山荘でバッチを購入してトイレを借りました、何かいい雰囲気だったので、ジビエ時雨煮?も購入、さらに展望食堂でジビエ丼と、コーヒーをいただきました。このコーヒーがサイフォンで丁寧に入れてくれるという、なんと豪華旅行にぴったりじゃないですか。美味しかったし、良い雰囲気の小屋でした。今度、泊まりに来ます。さて、源流経由で戻ります。源流っぽい写真を撮りつつ、急登や雪田を超えて、キャンプ場の水場により、体を拭いたり、パ○○を洗ってみたりしました。小屋へ戻り、カフェ(食堂)でケーキセットや、ワインハーフボトルをいただきました。ここのビールや飲み物は、全て常温です。二日目の夕食は変えていただき、まかないチックなフライでしたが、こちらの方が好きかも。
5日目、重い荷物を再び背負い、早朝に出発。台風が近づいているとのことで、新穂高へ降りることにしました。天気は昨日より良く、源流へ向かう足が、祖父岳へ向かっていました。山頂からは、槍ヶ岳も見ることができました。そこから苦行の道をたどり、再度、鷲羽岳山頂へ、槍は雲に隠れてしまいましたが、昨日は気がつかなかった、鷲羽池も見ることができました。山頂では、徳沢ロッヂへキャンセルの電話を入れます、槍を越えられなそうなこと、鷲羽にいることを伝えると、新穂高へ降りる方がいいですね、と背中を押してくれました。三俣山荘でお土産用にジビエ時雨煮を追加購入し、三俣蓮華岳へ向かいます。登りがきつい、巻道分岐からの登りが、更にキツイ。朝からあまり食べてないので、頂上でお弁当に入っていたお稲荷さんをいただきました。ふと、南岳小屋のキャンセルを忘れていたことに気づき、電話。強風のため聞き取りにくく申し訳ありませんでした。鷲羽で電話をしとくべきでした。小屋の方、なんとか聞き取っていただき、ありがとうございました。次回は、必ず訪問します。そして大キレットを眺めて見たい。丸山でおにぎり一つ、そして、双六へ。今日は結構ピークらしいピークを何個も超えてきました。双六で最後のおにぎりをいただいて、双六小屋へ向かいます。双六小屋で、鏡平山荘への変更をお願いすると、丁寧に対応していただきました。そして、注文しながら、忘れて出かけそうになった生ビール(アサヒスーパードライかな)をいただきました、、、、、、、キンキンに冷えていて、熱った身体を冷やしてくれました、この旅でのBEST BEER賞を与えたいと思います。鏡平へついて、コーヒーフロートと生ビールをいただきます。が、全部ひっくり返してしまいました。ザックにコーヒーがかかり、萎んでいると、サービスで新しく準備してくれました。優しい小屋の方に感謝です。宇治金時までいただいて、その記念バッチも購入させていただきました。
最終日(6日目)、4:30からの朝食を終えて外へ出ると、槍ヶ岳のシルエットが浮かび上がっていました。鏡池越しの槍ヶ岳や穂高連峰を写真に納め、一気に下って行きます。よく整備された登山道で、とても下りやすい道でした。途中、穂高の峰の上に掛かる雲を見ました。相当強風が吹いているようでした。風にない時に西鎌尾根は登りたいと思います。これといった休憩もせず、ガンガンおりて、秩父沢も越え、林道に合流。されにスピードアップして、新穂高ロープーウェイ駅にゴール!お疲れ様でした。
1時間くらいバス待ちだな、と思っていると、先着の登山女子が後10分ですよ、と教えてくれる。この登山女子、雲ノ平でも見かけましたし、昨晩は夕飯がアクリル越しに対面でした。聞けば、彼女も槍を越えて、徳沢園へ泊まる予定だったとのこと。この後、平湯から上高地へ向かって行かれました。私は、平湯で宿泊案内所が開くのを待ち、旅館を紹介してもらいます。旅館の女将さんが良い方で、色々面倒を見てくださいました。初めてのお一人様でしたが、料理も堪能できました。
翌日は雨の降る不安定な中、バスに乗り松本まで戻りました。来週は、夏休みなのでMさんと、剱岳にテン泊です。新型コロナ感染のリスク回避のため、松本で待機します。Mさん、ピックアップよろしくお願いします。
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