今年も大キレットへ
- GPS
- 32:00
- 距離
- 32.1km
- 登り
- 3,149m
- 下り
- 3,143m
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2006年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
予約できる山小屋 |
槍平小屋
|
写真
感想
昨年7月、南岳新道から南岳へ上がり、大キレットを越えて北穂を越えて白出沢ルートから下山する予定で入山したのですが、北穂まで来た時点で、白出沢の下山コースが残雪のため通行止めになっていたので、北穂から涸沢へ降りて上高地へ仕方なく下山をしていたのでした。
私的には、穂高岳山荘と北穂の間が未踏となってしまい、またまた、この間は結構危険というではないですか、ますます行かなければという思いで1年間待っていました。そうなば、ついでに大キレットを反対から通過しましょうと計画して、今回の山行となりました。
新穂高の無料Pで前夜車中泊、平日でもほぼ満車で空きは10台分も無いくらいでした。午前3時過ぎに起床して簡単な朝食など準備をすませて真っ暗な新穂高をスタート、穂高平小屋を過ぎた柳谷?の林道にかかる橋桁は豪雨のためか派手に流されていて迂回路の河原を梯子で下って登って通過。対岸に取り残された車両の片隅に一組の中年男女登山者が居たので話しを聞くと、昨夜13時に穂高岳山荘を下りはじめ、白出沢から下山してきたが、大量の雪渓のために時間がかかり林道に着いたのは真っ暗な20時となり、この橋桁崩壊地点でルートが確認できずやむを得ず野宿したとのこと、ほんとにお疲れ様です、ゆっくり露天風呂に入って帰宅してくてくださいと声を掛けて先を進む。
この話で、雪渓が大量に残っていてアイゼンないしヤバイなぁとおもいつつも白出沢ルートを登っていくと、重太郎橋より谷を雪渓が覆いだしている。岩切道上部で下山の第一人とすれ違う。やはりアイゼン装着で下山したとのことで
心配になるが、白出沢雪渓とあえて呼びますがスプーンカット足をのせて、滑らないよう気をつけて、どうでしょう標高差500mkの雪渓を緊張しつつ抜け、ガラ岩地帯を喘いで登って、平和な雰囲気の穂高岳山荘に着く。
いきなり多くの人達にまみれながら小休止、小屋で水1リットル150円を買い、奥穂へ向かうことはやめにして北穂へ向かう。危険な箇所を予想してましたが、さしたる場所もなく、ただ疲労はかなり出だして時間の余裕はまだまだあるところですが、大キレット越えで南岳へ行くのはちょっと自信なく、昼過ぎに北穂テン場で沈とする。北穂高岳山荘の水1リットル250円、500mlビール700円は高いなぁ、けど各2×購入。本日、北穂高山荘は超満員みたいでしたが、テントは5張のみ。
2日目、朝3時過ぎに起床し、テントの外を見れば、白みはじめた常念岳上空にオリオン座、幻想の世界です。雑炊をかき込んでテントを始末して日の出のタイミングを北穂高山頂で迎えました。沢山の小屋泊まりの人と相まって写真撮影を済ませて、さりげない雰囲気を醸し出して大キレット方向へ小屋横から降下していく。「大キレットも二度目なら♪」と中森明菜風に口ずさみながら結構余裕気分で降りはじめる。随所で写真撮影する余裕もありつつ、対抗の人が少なかったおかげで2時間で大キレット通過。南岳でまだ時間は7時。当初の予定では南岳新道で下山するつもりでしたが、槍ヶ岳まで行かないわけにいかんでしょうと3000mの縦走を続ける。実は、再来週にネズミ男と槍ヶ岳山行を予定しているが、それはどうにかなるやろーと槍ヶ岳まで一気に登っちゃいました。
後は、飛騨沢のロング下山道を辟易としながら、ネズミ男に槍ヶ岳に盗塁して登ったことをどう切りだそうと考えつつ、あーめんどくさいなぁー、早よー新穂高に着かへんかーなぁー、まぁーどうにかなるやろーと答えも決まらないまま下界へ降りてしまったのでした。
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