小太郎河童のチャレンジ!北アルプス・第2弾 槍ヶ岳 新穂高温泉から右俣谷ルート日帰りピストン 槍の穂先で誕生祝い
- GPS
- 15:04
- 距離
- 31.5km
- 登り
- 3,244m
- 下り
- 3,215m
コースタイム
4:54 仮設トイレ
5:04 林道ゲート
5:26 札所4番より山道ショートカット
5:48 穂高平小屋
6:34 白出沢
6:58 ブドウ沢
7:12 緊急避難場所(キジ打ち禁止)
7:16 チビ谷
7:33 滝谷避難小屋
7:52 藤木レリーフ
8:49 槍平小屋
9:12 標高2100地点標識
9:40 最終水場
10:07 標高2400地点標識
10:30 標高2500地点標識
10:46 救急箱(千丈乗越と飛騨乗越の分岐)
11:25 標高2800地点標識
11:42 標高2900地点標識
11:55 標高3000地点標識
11:57 飛騨乗越
12:13 槍ヶ岳山荘 (昼食)
13:17 山頂
14:30 下山開始
16:13 槍平小屋
17:03 滝谷避難小屋
17:54 白出沢
19:20 下山
CT 実走 比
登り:9h 7.5h (83%)
下り:6.5h 5h (76%)
休憩: 2h
天候 | 快晴(やった!!)下山開始後に曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
登山者用無料駐車場を利用 http://www.yamareco.com/modules/yamainfo/ptinfo.php?ptid=1930 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポスト: 仮設トイレすぐ先の新穂高高山指導センターと林道入口にポストありました。 登山道は全般よく整備され、特に危険個所はありません。 穂先・・・はもちろん危険個所です。落石には(起こす、起こされる)十分に注意して、前の方との間隔をしっかり開けてチャレンジしてください。 全般に沢が多いことでクマさんの目撃情報が多数出ているようです。(登山口から槍平小屋まで) 水場: 標高2300付近の最終水場まで、いたるところにあります。 槍平小屋でも無料にて水場あり、おいしい沢水です。 槍ヶ岳山荘では消毒済み雨水(200円/L)か500mlペットボトル(300円)を自販機で購入可能です。 トイレ: 駐車場からロープウェイ方面に向かうとほどなく大型仮設トイレが現れます。 白出沢にも仮設トイレあります。 槍平小屋、槍ヶ岳山荘にもトイレあります。 |
予約できる山小屋 |
槍平小屋
|
写真
感想
「秋の谷川までにキッツイの行きたいねー」
前回の烏帽子ブナ立が大満足に終わり、ご機嫌のSさん。
キッツイのって、あーたが今までやってきたのは
1回目が甲斐駒黒戸尾根 (成功)
2回目が烏帽子岳ブナ立尾根 (成功)
これ行っててキッツイのってどこよ?ということで小太郎河童のチャレンジ!北アルプス第2弾
名峰・槍ヶ岳に日帰りで挑むことにします。
万全を期して挑むため、それと大人気の槍を満喫するため、平日に休みを取って少数精鋭で行こうと話していたTAMA0904さんも参加。図らずも最高勝率メンバーが組めたのでこれは期待できる。
天気が気になる・・・予報では曇り、でも回復途上なのでひょっとするとスカっと晴れるかも。
新穂高温泉を4:30には出たいので逆算して22時には自宅を出発、諏訪湖SAで仮眠。
2:30にTAMA0904さんと合流、松本ICから国道158号線で新穂高温泉へ。
わかりにくいとウワサの登山者用無料駐車場に到着。
準備を開始して目が暗闇に慣れてくると、空の星がとんでもなく良く見える。
天の川なんて肉眼で初めて見た。みんな興奮してケータイカメラで撮影・・・撮れるはずもない。笑
何はともあれ天気は劇的によくなりそう。睡眠不足から一気のテンションUP。
準備を整えて出発。駐車場の奥の方へと歩き出す。
しばらく行くとさっき車で走ってきた車道に合流。
合流ポイントは帰ってくるときに暗いとわかりにくいので写真なり目印なりで覚えておくようにするほうがいいと思います。
車道沿いに少し歩くと大型仮設トイレがあり、入口にはクマに近づくなとの真剣な呼びかけ。クマ被害は深刻のようです。
そのまま右俣谷林道へ。札所が1、2、3・・・これは助かる。4番で山道に入りショートカット。
再び林道に戻り、少し進んだところに穂高平小屋が見えてきます。
早すぎて拍子抜けするがトイレを利用させてもらう。周囲にはここで朝食、という面々もありました。
地図上では穂高牧場となっている。その名の通り牧場っぽい施設が見えるが家畜は何も見られずー。
先も長いので早々に出発。
6番から再開し、13番まで退屈な林道歩き。正味2時間ほどでしょうか。槍日帰りは総距離が長いと感じていたのですが林道往復でかなりの距離を稼げます。
ここまでで行程のほぼ3分の1。逆に言えば後半に急登が待っている、ということではありますが・・・。
13番白出沢。ここで奥穂との分岐点のようです。建設会社さんのご厚意でしょうか、仮設トイレとテントがありました。
仮設歩道橋を渡って渡渉。次の目標はブドウ谷、チビ谷を経由して滝谷避難小屋。ずっと陰鬱とした森の中を岩畳の道が続いています。
白出沢から1時間ほどで滝谷避難小屋に到着。
中を見てみましたがムッとした生暖かい空気、高湿度で明かり取りもなく、ちょっと不気味な感じ。
まぁ日照がそれほど期待できない位置なのと、ブロック塀で作られているため、仕方がないかなと。
避難小屋という性質上、保温も大切ですからね。ここで少し休憩。
後ろから続々と後発のパーティが追いつき、小休止の後で先発していきます。
ちょっと重くなりかけた腰をあげ、先を急ぎます。今日は長い。ここまでで距離でいうとやっと半分です。
滝谷渡渉点を対岸に渡ると、なんだか立派なレリーフ。藤木さんにごあいさつを済ませます。
ここからようやく少しずつ高度が上がり始めます。だんだん景色も広がってきていい感じ。
今までほぼ水平移動だったので、少しキツくなったかなーなんて思っていると手のかかった道が出てきました。
これは小屋が近いか・・・正解。やっと槍平小屋に到着です。
休憩しながらここまでのルートを振り返りますが、なんとCTと一緒のペース。頂上は3180m、ここは1940m。
こ、これはサボりすぎた・・・一気に青ざめて出発。
ここからトレイルは傾斜を徐々に増していきます。九十九折、ではなく直線的にダーーーっと上げていきます。これが思いのほかキツイ。
標高をお知らせする標識も現れ始めます。2300を超えたところで最終水場が出現。天気も最高潮です来てよかった!!
と、思ってもしばらくはこのペースで折り返しなくダラダラと直線で急登。左前方にようやくアルプスらしい稜線が見えてきました。(左俣谷ルートですね)
日も高くなってきて、しんどい登りが続きます。最終水場から1時間ほどで救急箱のある千丈乗越への分岐点に到着。
左手に左俣谷ルート、その延長線上には槍ヶ岳山荘、飛騨乗越の鞍部が見えて、大喰岳の雄大な景色に囲まれて、小休止。
しかしいい天気になったなー。これだけでも大成功。
ちょうど下って来られた方と少しお話。昨日から槍ヶ岳山荘で泊まられて
「夕べの景色は天の川から何から何までビカーっと見えてもう最高だった!あはははは!」とのこと。
お話されるだけで破顔一笑。
とんでもない景色だったようです。下の駐車場からでもあれだけ見えてたからそりゃ最高だったんだろうなーと想像。
今回は初回ということもあって、より一般的な飛騨沢ルートを進みましたが、ここからはキツさMaxです。
九十九折に高度を上げて行くのですが見上げている飛騨乗越は一向に近くなりません。
2800を通過・・・あと200!
2900・・・あと100!
何度も立ち止まりながらそれでも徐々に高度を上げていきます・・・やっと3000!
もう乗越はすぐそこ。
靴ズレは痛いし、シャリバテ気味だし、うあああああー!!と叫びながら飛騨乗越に到着。
ブハー・・・ブハー・・・
ゼィ・・・ゼィ・・・
ぜ、絶景・・・!!素晴らしい景色が広がります!
すぐそこにはずっと引っ張ってくれた大喰岳・・・
眼下には表銀座ルート・・・ヒュッテ大槍と殺生ヒュッテの赤帽子兄弟・・・そして何と言っても左手奥には槍の穂先!!
やっと見えました!ちょうどご休憩中の方に写真を撮ってもらう。うん、なかなかいい写真!
呼吸を整えてすぐに出発。もう槍ヶ岳山荘はすぐそこです。
10分ほど登ると赤い屋根が印象的な大型山荘が出現。
フラフラですが、槍の穂先と一緒にベストショットを狙います。
今日は平日なので山荘もそれほど混雑しておらず、ベンチを見つけてヘタりこむ3人。
ぐーー。お・・・お腹が減って動けない・・・。
ので昼食としました。
今日のお昼はカップヌードルごはんーー!!・・・あれ?電子レンジ必要って書いてある・・・んなもん槍ヶ岳にはないよ・・・がーん。。。
しゃあない。きつねうどんとおにぎりにします。食べて少々するとようやく回復。
大きな団体さんがこれから穂先に向かうようだ。先回りすることに。
ザックを早々にデポしてさささっと先行。天気もまだ最高をキープ。人も少なく最高の穂先登りを楽しむ。
頂上もほぼ独占。あれ?なんかいるぞ。
出たー北アルプス2回目の小太郎河童だ!!2匹目も同時に現れ、山頂で槍ポーズをキメてご満悦。
低い方から雲が上がってきているが、景色もまずまず。穂高もアタマだけ見える。もう少し早かったらなー。
しばらく満喫して、山荘まで戻る。
デポしたザックを回収、ちょうど一昨日がTAMA0904さんの誕生日ということもあり、オールフリーで3人の健闘を称えて乾杯。
おめでとうございまーーす!!いやー晴れてよかったいい誕生祝いになった!!
さぁ下からガスも出てきたし、そろそろ下山しないと暗くなってしまうので名残惜しいけど下山開始!急ぐぞー
登りでツラかった分、下りは順調そのものです。目標を明るいうちに白出沢までと定め、快調に飛ばします。
槍平小屋通過は16:10、滝谷避難小屋を17:00、白出沢に17:54!やった間に合った!!
ここからは約6kmのダラダラ林道歩きなので帰れる!少し休憩して、ゆっくりのんびりゴールを目指しました。
19:20にロープウェイ駅に到着ーーー。ホントに疲れた。
早々に帰り支度をして、そのまま家路につきました。日付変わった頃に帰宅!
今日のはホンットに長かったけど、帰り道も長かったし暗くなっちゃったけど、それでもホントに来てよかった!!
TAMA0904さん、Sさん、槍ヶ岳さん本日はありがとうございましたー!!
皆さんコンバンワです。
当日槍ヶ岳山荘で多分すれ違ったモノです。
あと1時間早ければ槍の山頂から360度の展望が・・・とく鑓がっています。新穂高までの距離は有りますが、槍から上高地は22kmとなっています。
歩いてしまえば・・・・でしたが、やはり槍沢カールはきつかったですね。
出来れば折角の槍ヶ岳なので一泊されてみては良かったのでは? なんてね。
また、今後の山行を楽しみにしています。(谷川岳?)
コメントありがとうございます!
そうでしたか。すれ違っておられましたか。
そうなんです、せっかくの仲間の記念日なので晴れで飾ってあげたかったのですがこの日はマンマと晴れました。普段は移動時間の都合、南アで遊んでいるのですが(昨日は塩見に行ってきました)、北はなかなか時間が取れないと行かれないのでまずは下見とばかりに日帰りを連発しています。(危ない。笑)
ここはとにかく長かったので精鋭メンバーで挑みました。おっしゃる通り最終水場から飛騨乗越までの急登はホントにキツかったです。
kintakunteさんの当日の山行拝見しましたがすばらしい満喫コースですね!これなら1泊したら大満足間違いないと思います。
山の準備で一番大変なのは家庭の調整なので、
家族の理解を徐々に得ながら1泊、2泊と伸ばして行けたら、と思っています。谷川は家族連れで行こうかな・・・なんて。
kintakunteさんの次回山行も楽しみにしています!
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