燕岳〜大天井岳〜常念岳〜蝶が岳〜上高地
長野県
runhiroto
- GPS
- 54:50
- 距離
- 32.1km
- 登り
- 2,749m
- 下り
- 2,706m
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9月21日 6：20大天井荘〜7：15東天井岳〜9：05常念小屋〜10：30常念岳〜14：45蝶槍〜15：05横尾分岐〜15：40蝶が岳ヒュッテ
9月22日 7：00蝶が岳ヒュッテ〜7：45長塀山〜10：05徳沢ロッジ〜11：20明神館〜13：00上高地河童橋
| 天候 | 9月20日：快晴、21日：快晴、22日：晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2013年09月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
バス
9月20日：中房温泉5：40着+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++ 9月22日：上高地14：40発、松本16：40着（松本電鉄バス、電車 2400円） 松本BS18：15発、新宿21：30着（高速バス3300円） |
| コース状況／ 危険箇所等 |
全般的に危険な個所はありませんでした。 ただ、目印が少なく視界不良の状況では迷う状況になったかもしれない個所が2、3ありました（詳細は感想に記載しています） 温泉は上高地河童橋から5分にある、ビジターセンターの温泉がお勧めです。 500円でタオルも100円であります。 |
| 予約できる山小屋 |
|
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感想
昨年の高尾山登山を始めてから1年が経ち、今回初の単独北アルプス2泊3日の縦走です。
コースは初めは、燕山荘、常念小屋の2泊の予定でしたが、欲を出して一気に上高地まで降りる30�勸幣紊離魁璽垢膨�みました。盆休みの谷川岳西黒尾根コースを克服できた自信からでしょうか。
【1日目】
3連休の前日に休暇を取り、前日の22：40分の夜行バスでの出発です。天気予報は1週間前にはそこそこの予報が3日前のでは2、3日目が雨マークが出て心配したのですが、前日に予報では見事晴れマークに変わり期待いっぱいに出発です。
バスは申し込み客が多い結果3台となりましたが、バスはこれまでの中で一番座席間隔が広く快適でした。
予定より20分早い5：40に中房温泉に無事到着。空はまだ朝もやが少しかかっているのか、それほど青空は見えていませんでした。
登山靴に履きかえて計画書を届け、6：10のスタートとなりました。
燕山荘までのこの戦場尾根は「日本三大急登」と言われていますが、戦場小屋までの間、富士見ベンチ含めて、第一、二、三のベンチが1�勸米發棒澆韻蕕譴討い襪�蔭で、その都度適度な休憩を取りほとんど苦労なく戦場小屋に到着できました。
戦場小屋ではこの時期だったのですが、名物もスイカはまだあり、美味しかったです。
第二ベンチあたりから朝もやが晴れ、快晴の空が現れ今回のチャレンジを応援してくれるような気がしました。
戦場小屋を出て30分くらいで、第一の目的地の燕山荘と燕岳の山頂が青空の中に見えてきました。燕山荘までの森林限界の樹林が少し色づき始めてきています。
燕山荘に到着して、リュックを置いて山頂に向かいました。今回のチャレンジを決めた「イルカ岩」会えるのが楽しみです。山頂までは花崗岩の白い世界を進んでいきます。その中でイルカ岩はじめ奇岩の素晴らしい造形美に圧倒されてい30分あまりで山頂に着きました。そのパノラマは槍ヶ岳をはじめとする穂高連峰から、北には立山連峰まで雄大に広がっています。
しばしの時間留まり、燕山荘に下山しましたが、途中下山方向のしるしが分からなくなり、燕山荘から離れていくことに気づき何とか方向を修正することが出来ましたが、霧が出ていれば少し焦った展開になっていたかもしれません。
燕山荘ではビーフカレー（確か900円）を食べましたが、地上での味とそれほど違わない美味しいものでした。
売店で定番のクマよけベルをお土産に買い、今日の最終目的地の大天井荘に向かいます。
これからが、北アルプス表銀座の縦走路の大パノラマの連続です。本とかテレビの映像とかでは何度も観て、あこがれの風景が360度自分の世界となり、これから3日ずっと一緒に付き合ってくれると思うと、登山を初めて良かったと感じます。
比較的にアップダウンが少ない縦走路を快適に進みながら、時々進んできた尾根を振り返ると燕岳が段々遠くになっていきます。
それとは逆に槍ヶ岳をはじめ穂高連峰の見える角度が変わってきて真横にま感じるようになってきました。
「大下りの頭」を過ぎても快適な縦走が津続きます。
「喜作レリーフ」手前に唯一の鎖が併設された梯子がありますが全く問題はありません。それを過ぎると岩場をまくようなルート通り、大天井荘が見えてきました。
山小屋泊まりも中学校の登山遠足以来で少し不安はありましたが、受付をすまして指定されは場所は8人定員の下段でしたが、結局3人だけでゆったり出来ました。
夕食前に10分ほどで行ける大天井岳の山頂に行って人生最高地点の2977mを達成しました。来年は3000mを超えたいです。
夕食は17：15からでハンバーグでしたが、これまた地上とは遜色ない味でした。食後日の入りを見にでましが既に太陽は沈んでいました。それでも茜色の空に槍が岳のシルエットがくっきり映えていました。これでは明日も天気は大いに期待できそです。
いったん戻り暗くなるのを見はかり、降るような星空を期待して外に出たのですが、生憎前日が中秋の名月でありほぼ満月の明かりが煌々と輝き、星明りをすっかりかくしてしまっていたことが残念でした。
【2日目】
8時には消灯でしたから3時くらいからは目が覚めていました。すでに何人かが出発の準備を初めています。
ゆっくりと5時まで待って、日の出を見に外に出ました。さすがに冷え込んでいたのでかなり着込んで出ましたが、東の空全体が明るくなり、ちょうど浅間山の横からご来光が始まりました。この光景はここまで登ってきた者だけに与えられる特権です。
振り返ると穂高連峰には綺麗にモルゲンロートです。写真、映像が本物として自分の世界になってます。
朝食は和洋折衷でしたが美味しかったです。
さて、相変わらず右手に広がる穂高のパノラマと一緒に今日の目的地の蝶が岳に向けて出発です。
途中東大天井岳に向かうルートは軽い下りがハイマツの中を続いています。その中に動く何かがいました。一瞬クマかもかと思いましたが、大分小さくサルであることが分かりました。50mくらいの距離でしたからカメラを望遠にしてとらえました。しかし、そうしている前からも何匹かも気配を感じてみてみると、10匹以上の群れが進んできます。カメラを向けていると母サルにしがみついている子サルもいました。
それから1時間くらい進むと常念岳が大きく見えてきました。そして100m以上下に常念小屋も確認できるようになりました。常念小屋にたどり着く前には少しに樹林帯をぬけていきました。吹き流しがあったんですが、微風に静かに揺れているだけでした。小屋の前にベンチで20分くらいの休憩を取り、昼食には少し早い時間だったので、クッキーのほかに持って行ったウイダーインゼリーを二つ食べて昼食代わりとしました。
蝶が岳を目指すにはまずこの常念岳を越えなければなりません。ごろごろした岩場で結構勾配もあり時間がかかりそうです。1時間くらいかけて山頂に到着しました。祠があって記念写真は列をなしていました。すこし降りたところにスペースがありみんなそこで休憩しています。槍や穂高が真横にせまり表銀座縦走路の最高の場面です。
ここからようやく今日の目的地の蝶が岳を見ることができましたが、結構遠くに感じられ、その間には、この常念岳の下りのかなり険しいルートがまずあります。大きな石の連続で3段くらいの区切りがある感じです。
下りはじめましたが、ストックをうまく使いながら膝への負担を減らしながらの下山です。途中明らかに区切りの一つの地点の方向とはずれていく踏み跡のルートを行くような思え100mほど下りましたが、途中にその跡が消えているので、もとの地点までもどり、大きな岩の間を不安定になりながらどうにか次の地点まで行くことができました。快晴で視界良好だったから修正はできましたが、霧で視界不良であったらちょっと焦った状況になっていたはずです。
長い、常念岳の岩の続く下りを終える地点で蝶が岳の山頂が確認できる地点になりました。しかし、これからは樹林地帯が1時間くらい続き眺望もなくなるとのことでした。途中蝶が岳は見えるのですが、まだまだ下っていきまから、返しの登りを考えると少し憂鬱になります。ようやく鞍部に達してのぼりの再開です。何とか樹林地帯を抜け振り返ると、常念岳からの下山ルートが見えました。そこから少し登ると蝶槍に着きなだらかな蝶が岳の頂上とヒュッテのそばの鮮やかなテントが確認できました。
蝶が岳ヒュッテま1.5�劼�らいのケルンが多くある瞑想の丘をぬけてい行きます。
今日の目的地の蝶が岳ヒュッテに到着です。昨日の大天井荘とは違い、連休に入ったことで時間帯のあって受付は凄い混雑でした。待たされて案内された今夜の寝床は上段のスペースはゆったり2人でしすが、屋根の勾配で40�冂�度の空間しかなく、そこにいくのも梯子を使い手前のスペースだけを使い潜り込まなければならず、ある意味登山より危険がありました。まあ文句を言っても始まらないので諦めましたが。
夕食も70名の食堂を4回入れ替えでした。あまり、寝床から移動もままならないので、食事が終わったらすぐに寝ることにしました。
【3日目】
4時半には行動開始しました。朝食は5時15分から先着順で食堂周りはかなりに人が順番待ちをしています。外の柚様子を見にでて戻ると、5時前なのに朝食が始まっていましたが、まだ10席ほど空いていたので並ばずに一番組で食べることが出来ました。
食後すぐに外で日の出を待ちました。すでに多くの人が出て同じように待ってます。昨日は浅間山の横から出てきたのですが、今日はかなり浅間山から離れているようです。昨日よりも雲海が漂い、八ヶ岳連峰が雲海の上に幻想的に見えて、その右手奥遥かには富士山も浮かんでいます。
太陽が顔を出し始めました。昨日も見ましたが毎日違うその姿はなんと神々しいことでしょうか。振り返ると昨日よりも鮮やかな色のモルゲンロートが穂高を照らしてその姿を少しすつ明るく変えていきます。
ヒュッテに戻りカメラの充電の一時間している間、温かいコーヒーを受付前のホールのテーブルで飲んで待っていました。
今日は昼に上高地に降りて18時過ぎに松本から高速バスで帰る余裕あるスケジュールです。
ゆっくり7時にヒュッテをでました。
途中蝶が岳の山頂によってハイマツの下りルートを進みます。空は昨日までの快晴ではなく太陽も時々は雲に隠れることがありました。
長塀山を過ぎて、ひたすら受樹林帯の急坂を下って行き、10時過ぎに1560mの徳沢に降りてきました。ソフトクリームが美味しかったです。
そこでしばらく休憩した後、明神池によって梓川沿いをゆっくり下り13時に上高地河童橋に到着で、今回のチャレンジが無事成功のもと終わりました。
ビジターセンターの風呂で3日分の汗を流し、上高地バスセンター14：40発の路線バスで松本電鉄の新島々の駅まで行き、そこで16：10発の電車で松本に16：40に着きました。
駅ビルの食堂で一人ビールセットで祝杯を挙げ、松本バスセンターから18：15発の高速バスで新宿に戻りました。
最後にオチがあり、21：30着の予定が連休で中央道が大渋滞で24：00過ぎやっと新宿に着き、中央線で荻窪に帰りつきました。
来年は今回ずっと見えていたあの穂高、槍に挑戦したいと思います。
素晴らしい3日間でした。
こっそり拍手
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