【初秋の4座】硫・横・赤・阿・美濃戸から

2021年09月14日(火) [日帰り]

• GPS: 12:54
• 距離: 18.5km
• 登り: 1,760m
• 下り: 1,761m

コースタイム

日帰り

• 山行: 11:03
• 休憩: 1:52
• 合計: 12:55

5:27 赤岳山荘
5:33 5:34 美濃戸
6:25 6:25 堰堤広場
7:25 7:29 赤岳鉱泉
7:38 7:38 大同心沢（大同心ルンゼ）分岐
7:44 7:45 ジョウゴ沢
8:59 9:05 赤岩の頭
9:35 9:41 硫黄岳
9:59 10:15 硫黄岳山荘
10:42 10:42 台座ノ頭
11:12 11:18 横岳
11:22 11:23 横岳（無名峰）
11:33 11:34 三叉峰
11:42 11:44 石尊峰
11:48 11:51 鉾岳
11:57 12:05 日ノ岳
12:11 12:11 二十三夜峰
12:21 12:21 地蔵の頭
12:25 12:37 赤岳天望荘
13:06 13:09 赤岳頂上山荘
13:11 13:16 赤岳
13:20 13:20 竜頭峰分岐
13:25 13:27 竜頭峰
13:30 13:30 竜頭峰分岐
13:38 13:38 キレット分岐
13:46 13:52 文三郎尾根分岐
14:10 14:15 中岳
14:24 14:33 中岳のコル
14:52 14:58 阿弥陀岳
15:16 15:22 中岳のコル
15:32 15:32 阿弥陀岳北稜
15:36 15:39 中岳のコル登山道水場
15:59 15:59 阿弥陀岳分岐
16:09 16:09 行者小屋
17:11 17:11 中ノ行者小屋跡
18:19 18:19 美濃戸山荘
18:22 赤岳山荘

天候

くもりのちあめ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

往路：調布〜諏訪南（深夜早朝割）
駐車場：赤岳山荘駐車場 1000円/1日
復路：小渕沢〜高井戸（深夜早朝割）

コース状況／危険箇所等

美濃戸からのダートは例年より荒れてはいない感じ。

コースは明瞭。よく整備されている。

その他周辺情報

もみの湯とテンホウ。

写真

9/14 5:23

久々にダート抜けてこちらへ。小1時間ほどウトウトしたら夜が明けていた。

9/14 5:29

ゆっくり山行スタート。

9/14 5:29

本日は北沢から。40年前の初登山を思い返しつつ。

9/14 5:45

ショートカットはせずにあえて林道をゆっくりと。

9/14 5:49

路傍のトリカブト愛でつつ。

9/14 5:54

密ですね。

9/14 6:00

山の神のお社が崩壊していた。

9/14 6:07

いい顔の渓を横切る。

9/14 6:10

敷き詰められた砂利を踏みしめつつ。

9/14 6:18

林道の突き当り堰堤広場。ミヤママタタビの葉が見事なピンク色に染まっていた。

9/14 6:23

堰提を越えて沢筋の登山道へ。

9/14 6:36

歩きやすく整備された道を進む。

9/14 6:46

何度か渡渉。沢の岩がだんだんと赤くなっていく。

9/14 6:54

本日歩く稜線が見えた。

9/14 6:59

この辺りの赤さは少しばかり毒々しい。

9/14 7:05

縞枯れっぽいがただの崩落のようだ。

9/14 7:11

苔のテーブルの上には枯葉がはらはら。

9/14 7:14

低い目線で苔の道をのぞいてみる。

9/14 7:18

茶色いコダマが至る所に。

9/14 7:21

初秋の風物詩。ナナカマドの実。

9/14 7:24

鉱泉到着。

9/14 7:26

何も考えずにここで酔いつぶれたい。

9/14 7:30

いざ苔の森へ。

9/14 7:31

コセイタカスギゴケのふわっふわのお布団。

9/14 7:32

胞子たちも喜んでおる。

9/14 7:40

毛穴パックみたいにキレイに剥けたダケカンバ。

9/14 7:44

木々の隙間から一瞬だけ太陽が顔を出す。

9/14 8:50

硫黄岳の鞍部に登山者の影が見えた。

9/14 8:52

鬼のおろし金のような横岳の山容。

9/14 8:52

主峰には2軒の山小屋。

9/14 8:55

今日はあそこまで回るつもり。

9/14 8:55

なかなかの周回路。

9/14 8:56

大同心沢の方から人の声が聞こえた。しばらく目を凝らすも姿は見えず。

9/14 9:00

赤岩の頭に乗る。

9/14 9:00

思わず「おおー」と声が出た。

9/14 9:00

ヤリホ。

9/14 9:00

タテヤマツルギ。

9/14 9:00

カシマヤリゴリュウシロウマ。

9/14 9:01

オンタケ。

9/14 9:01

ノリクラ。

9/14 9:01

タテシナヤマ。

9/14 9:01

ホシガラスが呆れ顔でガアと啼いた。

9/14 9:05

曇天ながら白砂のビーチに気持ち良い風が抜ける。

9/14 9:05

ウツギキソコマ。

9/14 9:06

ケルンに導かれて硫黄岳の頂を目指す。

9/14 9:08

振り返ると2つのアルプスが雲の中に横たわる。

9/14 9:09

天狗の奥に浮かぶは焼火打妙高の頚城山塊。

9/14 9:12

中2の夏に泊まったオーレン小屋。

9/14 9:12

こういう剥がれやすい平らな石が石器時代に重宝された。とブラタモリで言っていた。

9/14 9:31

ザ☆南八ヶ岳。青空は心の目で補完。

9/14 9:33

梅雨明けのにゅうに登ったのはもう2か月も前ですか。

9/14 9:34

いいタイミングで人が立っていて爆裂火口の大きさが解かる。

9/14 9:34

槍穂。雲海。ケルン。

9/14 9:35

これまた絵になるモデルさんと中央アルプス。

9/14 9:42

6番目のケルンから鞍部へ下る。

9/14 9:56

風も強いしお腹も空いたしひと休み。

9/14 10:02

温かい汁が身体に染み渡る。

9/14 10:12

駒草神社に手を合わせ出発。

9/14 10:38

コマクサはもうこんな有様。

9/14 10:44

今日も会えましたね。

9/14 10:44

昨日は反対側を新幹線の車窓から眺めていた。

9/14 10:53

ウラシマツツジの草紅葉。

9/14 10:58

幼き頃遊んだ野辺山から川上村方面が見えた。

9/14 11:06

岩陰に身を寄せ合うアカモノ。

9/14 11:13

南八主脈。権現編笠。南アルプスという素晴らしき3レイヤー。

9/14 11:13

行者小屋。

9/14 11:13

大同心の下には赤岳鉱泉。

9/14 11:14

浅間山も姿を現した。

9/14 11:27

サンシャホー。

9/14 11:28

雲の間に間に金峰山。

9/14 11:30

諏訪方面も雲が取れてきた。

9/14 11:43

ミヤマコゴメクサがちらほら。

9/14 11:45

ぎゅっと身を結ぶトウヤクリンドウ。

9/14 11:47

ウスユキソウもギリギリ咲き残っていた。

9/14 11:48

ヘリがホバリング。先ほど声のした辺りだったのでしばらく注視していたが特に何もせずに去っていった。

9/14 11:51

タカネナデシコもギリギリ。

9/14 11:53

ウメバチソウはまだキレイな花が。

9/14 11:54

ミヤマシオガマも何とか。

9/14 12:00

夏の終わりのヤマハハコ。

9/14 12:08

東側の雲が何だか凄いことになってきた。

9/14 12:10

横岳最後の岩峰。ここから鞍部へ。

9/14 12:17

お地蔵様もお久しぶり。

9/14 12:21

展望荘の軒先でコーヒー休憩。ゆっくりのんびり。

9/14 12:51

ストック軍団が石を蹴落としながら通過していった。

9/14 13:03

山頂荘は自粛中。致し方なし。

9/14 13:09

久々の登頂。雲が次々と湧いてくる。

9/14 13:11

山頂の祠。御柱が1本なくなっていた。

9/14 13:13

竜頭峰に先行者の影が。

9/14 13:20

お久しぶりのこの遺構。先行者はカアと啼いて飛んで行った。

9/14 13:21

ここから見る赤岳が好きだ。

9/14 13:22

だいぶいい時間になってしまった。しかしこの並びを見ると足がウズウズ。

9/14 13:42

下っていると雨がポツポツ。南アルプスも雲の中へ。

9/14 13:56

中岳は鞍部から見上げると意外と高い。

9/14 14:08

中岳山頂。

9/14 14:08

ルックバック赤岳。

9/14 14:16

気の早いナナカマド。群生。

9/14 14:18

シラタマノキもプツポツ。

9/14 14:19

ラストピーク。ザックをデポして一気に駆け上がる。

9/14 9:36

という事で4座踏破。

9/14 14:47

とはいえ眺望は。

9/14 14:47

残念ながら。

9/14 14:47

下山します。

9/14 15:34

やってられるかと脱ぎ捨てられた眼鏡とマスクが落ちていた。気持ちはよくわかる。

9/14 15:47

中岳のコル辺りから雨は本格的に。

9/14 16:03

行者小屋は黙して通過。テント場には7張ほど。

9/14 16:10

黙々と南沢を下る。

9/14 16:19

苔の森は雨を受けて嬉々としていた。

9/14 16:22

アマヤドリダケ。

9/14 16:25

全体を通してナナカマドな1日だったな。

9/14 18:14

ゴールするころには辺りは薄暗く。

9/14 20:26

濡れた身体を熱いサウナと温泉で温めて。

9/14 20:50

餃子半額デーに大盤振る舞い。

撮影機器：

PENTAX KP ボディ ペンタックス

感想

otkme

足の負傷から1年。そろそろ距離の長めの山行でもと思っていたのだが、あっという間に夏は通り過ぎてしまった。

コースをよく知っていて、エスケープも可能で、それなりにアップダウンもあってと考えると、やはり八ヶ岳。ゆっくりでいいから4座を踏襲するという目標を掲げて、美濃戸から。
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ありがたいことに少し肌寒いくらいの気温。たいした汗もかかず、稜線の風も思ったよりも強くなく、いいペースで赤岳まで。

阿弥陀はギリギリまで迷ったが、初志貫徹。しかし思いのほか雲が湧き上がり、雨もポツポツ。濡れた身体に鞭を打って、黙々と南沢を下った。
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亡き母と初めて八ヶ岳に登ったのは、40年前。

ほとんど記憶はないのだが、北沢の林道やら、赤岩の頭からの岩尾根なんかを歩いていると、断片的にではあるが既視感を覚える時がある。

当時の母よりだいぶ歳上になってしまった今、何も背負わず一人、この道を歩く。あの頃は想像もしてなかった、初秋の一日。