人生最高の山行！フルチン(fully vaccinated：ワクチン2度接種）、No公共交通機関、Noアルペンルートで剱岳源次郎尾根。（行こう！歯科健診登山部）

2021年09月20日(月) 〜 2021年09月22日(水)

• GPS: 55:58
• 距離: 42.8km
• 登り: 4,407m
• 下り: 4,393m

コースタイム

1日目

• 山行: 10:04
• 休憩: 1:52
• 合計: 11:56

5:16 称名滝バス停
5:26 5:28 大日岳登山口
6:15 6:36 牛ノ首
7:28 7:52 大日平山荘
10:35 11:15 大日小屋
11:30 11:30 中大日岳
11:34 11:35 七福園
13:13 13:13 奥大日岳三角点
13:29 13:29 奥大日岳
13:42 13:42 カガミ谷乗越
13:49 13:50 ２５１１ｍピーク
14:19 14:19 室堂乗越
14:35 14:36 新室堂乗越
16:09 16:31 剱御前小舎
17:12 剱沢キャンプ場

2日目

• 山行: 9:30
• 休憩: 2:49
• 合計: 12:19

5:00 剱沢キャンプ場
5:07 5:16 剱澤小屋
6:30 6:36 平蔵谷出合
10:16 10:31 源次郎尾根 I 峰
11:06 11:55 源次郎尾根 II 峰
12:52 13:18 剱岳
13:24 13:26 カニのハサミ
13:32 13:44 カニの横バイ
13:55 14:04 平蔵の頭
14:25 14:29 前劔の門
14:39 14:39 前剱
15:39 15:46 一服剱
16:04 16:26 剣山荘
16:59 17:07 剱澤小屋
17:19 剱沢キャンプ場

3日目

• 山行: 8:33
• 休憩: 0:33
• 合計: 9:06

4:04 剱沢キャンプ場
5:00 5:01 剱御前小舎
6:08 6:08 浄土橋
6:24 6:24 雷鳥沢ヒュッテ
6:35 6:35 雷鳥荘
6:54 6:54 みくりが池温泉
6:58 6:58 みくりが池
7:06 7:12 ホテル立山
7:17 7:18 室堂
7:57 7:57 天狗平山荘
9:27 9:38 一ノ谷
10:15 10:16 弘法/松尾峠 分岐
11:01 11:03 弘法トイレ
11:19 11:24 弘法
12:48 12:51 八郎坂登り口
12:56 12:56 大日岳登山口
13:05 13:08 称名滝駐車場
13:10 称名滝バス停

写真

源次郎尾根Ⅱ峰の懸垂下降を含めた全装備。

9/16 22:37

源次郎尾根用パッキング。9.6キロ。

9/16 22:44

30mロープ2本とハーネス。合計3.48キロ。

9/16 22:51

称名滝から剱沢装備。10.8キロ。

9/19 14:39

前日、称名滝駐車場到着。

9/19 14:51

道端で、絡み合う3匹？の蛇。
蛇の乱行パーティー？

9/19 15:04

称名滝。
外道クライマーの宮城さんは、ここを厳冬期に登ってるんですよね。すごいなあ…

9/20 4:21

前日、車で称名滝駐車場へ。
翌朝4時起床、5時出発。

出発前に虫除けのハッカ油を。

9/20 4:32

足の小指にプロジェクトJ1＋テーピング。

9/20 4:56

前日夕方に、震度2程度の地震がありました。

北アルプス北部は、震度5程度の揺れだったとのこと。
あちこちで崩落が見られたようです。怖いなあ。

北鎌尾根では、負傷者や救助要請も

9/20 5:02

北アルプス北部は震度2程度だった模様。
問題ないと判断し、出発。

9/20 5:15

生憎のガス。

9/20 5:24

称名滝は見えず。

9/20 5:27

大日岳登山口。

9/20 5:28

本日は、大日連山を縦走して剱沢まで。
ちょっと長いですが、一度無雪期の大日岳に登っておきたかったのと、今回の参考は公共交通機関とアルペンルートを使わずにやりたかったので、やむなしです。

9/20 6:06

猿が馬場通過。

9/20 6:06

ベンチもありました。

9/20 6:19

ヤマレコアプリとアップルウォッチを連動。
手元で自分の現在地が確認できて便利です。

ただ、日帰りなら良いですが、泊まりとなるとアップルウォッチの充電が面倒です。3日位バッテリーが持ってくれないかな。

9/20 6:23

鎖場。

9/20 6:25

ザクロ谷が見える箇所で、3m程転落。

9/20 6:26

3m転落し、左側頭部を地面にぶつけました。
ヘルメットのおかげで、頭部に怪我はなし。

転落箇所。

9/20 6:26

転落箇所を下から。

矢印の方向に転落。

9/20 6:27

この箇所で右足を踏み外し、横方向に二回転。

9/20 6:27

左手と左膝。

9/23 6:15

なんでもない箇所で足を踏み外しました。
理由は
・朝食の食べ過ぎで気持ち悪かった。
・昨日の北アルプス南部の地震の続報が気になっていた。
（この時点で、北鎌尾根に数パーティーがおり、救助要請も出ていた）
・前方の美しいザクロ谷と、右方向の登山道が同時に気になった
事です。

気の緩みです…恥ずかしい…

転落箇所を上から。

もうちょっと勢いがついていたら、登山道からさらに崖下に転がっていたと思います。登山道で止まったのは運がよかった。

9/20 6:32

右足。

9/20 6:46

幸い、手足の擦り傷だけで済みました。
水を飲んで気持ちを落ち着かせ、足元に集中して一歩一歩進みます。

9/20 6:55

左手も擦りむいてました。

9/20 7:01

朝日。

9/20 7:03

大日平。

9/20 7:20

称名廊下を挟んで、弥陀ヶ原方面。

9/20 7:22

案内板。

9/20 7:23

ラムサール条約登録湿地とのこと。へえー。

9/20 7:24

大日岳までの中間地点。

9/20 7:26

大日平山荘手前。揚水ポンプ？

9/20 7:27

水がダバダバ出てました。

9/20 7:29

大日平山荘。

9/20 7:29

ウッドデッキ。

9/20 7:30

ネパール語？の看板。

9/20 7:30

概念図。

9/20 7:30

抽象画？

9/20 7:30

玄関。

9/20 7:30

消毒液とアクリル板。

9/20 7:32

寝袋持参で割引。

9/20 7:32

モンベルヴィレッジ立山のポスター。

9/20 7:32

映画「剱岳　点の記」のポスター。
立山近辺の山小屋には、必ずあります。

9/20 7:32

レストハウス称名の宣伝。

9/20 7:33

遭難救助に対する感謝状。

9/20 7:33

鍬崎山と大日連山縦走の記事。

9/20 7:33

神棚。

9/20 7:33

小屋の裏手に、不動滝展望台への道が。

9/20 7:35

不動滝。

9/20 7:35

拡大図。
称名廊下に流れ込む一の谷の滝のようです。

9/20 7:36

多分鍬崎山。
埋蔵金があるのかな？

9/20 7:39

大日平山荘の廊下。熊の皮が。

9/20 7:54

大日小屋へ向かいます。

9/20 8:01

沢を渡る箇所も。

9/20 8:36

対岸にはピンクテープ沢山。
沢に迷い込む人が多いのかな？

9/20 8:43

ロープが重い…

9/20 8:53

大日平と大日岳の中間地点。

9/20 9:10

胸からお腹にかけて、3重にゴムベルトを巻いているおかげで、それなりの重荷（10.8キロ）を背負っていても持病の肋間神経痛は出ません。

9/20 9:10

気温は約20℃。

9/20 9:16

今回の行動食は、ナッツ入りチョコシリアル。
軽いし、美味しいです。
甘納豆からこっちに鞍替え？

9/20 9:27

胸から腹にかけてゴムベルトを3本巻いているおかげで、それなりの荷物（10.8キロ）を担いでいるのに、持病の肋間神経痛は出ません。ありがたい。

9/20 9:45

鏡岩。

9/20 9:47

大日平と、山荘が見えます。
中央を横切る黒い線は、称名廊下。

9/20 10:06

標高を上げると、紅葉が目立ってきます。

9/20 10:28

山荘に水を引くホース？

9/20 10:37

大日小屋到着。
山と高原地図2021年版には「休業中」と書かれています。
地図作成中にはそうだったのかな？
小屋番の人に教えたら「えっ！」と驚いていました。

9/20 10:39

称名滝Pから1L担いできた水は、丁度無くなりました。

9/20 10:43

山荘入り口の、非接触体温計と消毒用アルコール。

9/20 10:43

カレーを注文します。

9/20 10:43

ヘルメット。
黒部に怪我なし。

9/20 10:44

コーラと、水1Lを購入。

9/20 10:54

ロープはえらくお荷物です。

9/20 10:55

カレーを食べます。美味い！

9/20 10:55

ラッキョウ。
外界では漬物はあまり好きではないのですが、山に来ると食べます。美味い！
汗をかいているので、体が塩分を欲しているのかな。

9/20 11:00

地面にワイヤーで固定されたプレハブ。
そうしないと吹っ飛ぶのでしょう。

9/20 11:04

マスクの紐がちぎれました。

9/20 11:06

マスクの布にナイフで穴を開け、紐を通して修理。

9/20 11:07

山荘内、Tシャツ。

9/20 11:14

大日岳。
今回はパス。
登山道の箇所だけ高揚しているのは何故？
人が歩く刺激？単に稜線だから？

9/20 11:27

中大日岳、通過。

9/20 11:28

ガスが出てきました。

9/20 11:33

池の中を通る箇所も。

9/20 11:35

七福園。

9/20 11:36

ちょっと早いですが、見事な紅葉です。

9/20 11:45

晴れていれば、左手に日本海、右手にアルペンルートが見えるはずですが…

9/20 11:57

カスミ谷はカスミの中…

9/20 12:31

ハシゴ。
ここをちょっと進んだところで、一抱えほどもある落石を目撃。

9/20 13:07

ガスを通して称名廊下が見えます。
雪が残っていました。

9/20 13:13

奥大日岳通過。

9/20 13:16

分岐。

9/20 13:16

「危険　通行止め」とあります。

9/20 13:17

踏み跡はすぐ消えていました。
剣近辺にはこーゆう廃道が多いです。

9/20 13:21

分岐。

9/20 13:21

文字が消えていますが、奥大日岳最高点への看板です。

9/20 13:22

最高点への踏み跡はありますが、✕がついています。

9/20 13:24

迷いましたが、今回はパスすることに。

9/20 13:33

称名廊下が見えます。

9/20 13:33

見事なV字谷です。

9/20 13:33

称名廊下に残った雪。

9/20 13:33

ガスの中、称名廊下の向こうにアルペンルートが見えます。

9/20 13:33

曲がりくねったアルペンルート。

9/20 13:46

多分カガミ谷。

9/20 13:50

地獄谷。

9/20 13:51

右に雷鳥沢ヒュッテが見えます。

9/20 13:52

多分ソーメン滝。

9/20 14:17

雷鳥沢キャンプ場。

9/20 14:18

読めない…
新室堂乗越。

9/20 14:22

紅葉。

9/20 14:22

いい色です。

9/20 14:25

噴煙を上げる地獄谷。

9/20 14:30

テントの数は程々。
確か去年の9月は、蜜を避けた人たちが集まってきてものすごい数のテントが張っていた筈です。

9/20 14:31

紅葉はまだまだ。

9/20 14:36

ガスの中、ヘバリながら剱御前小舎へ。

9/20 16:10

剱御前小舎。

9/20 16:11

マスクその他の注意書き。

9/20 16:28

剱沢キャンプ場から剱澤小屋に買い物に降りる体力も残っていないので、ここでコーラと食料を買い増し。

夕食として、カップ麺を食べます。（写真なし）

9/20 16:32

剱沢へ。

9/20 16:36

ハマグリ雪渓。
ハート型にも見えます。

9/20 16:40

ん？レリーフが。
何度も来ていますが、気が付きませんでした。

9/20 16:40

石井逸太郎？

調べたら、立山の山崎カールの調査をした学者さんだそうです。
1955年、剱沢でクレバスから滝へ転落して亡くなったとのこと。
https://ja.wikipedia.org/wiki/石井逸太郎

9/20 16:46

ガレ場を横切る箇所を振り返って。
去年、ここを誤って登っていた人に声をかけて引き止めました。

9/20 16:52

剱沢野営場からのお知らせ。
コロナ関連で経費がかさみ、テン場は軒並み値上げしています。やむ無し。

9/20 17:12

剱沢キャンプ場。ヘロヘロの状態で到着。

9/20 17:12

ん？見覚えのあるテントが。富山県警山岳警備隊の方々です。
去年9月の北方稜線、三ノ窓で見たテントと同型です。
その時に見たテントと同じ文字が書かれたものがありました。

なるほど。訓練中だったのか。
隊員の方に確認したら「そうかもしれません」と言葉を濁されました。守秘義務とかあるのかな。

9/20 17:16

剱沢警備派出所。
お疲れさまです。

9/20 17:16

ドラム缶とガスボンベ。

9/20 17:16

キャンプ受付。

9/20 17:17

剱岳周辺の登山情報。

9/20 17:18

平蔵谷出合で剱沢雪渓に乗り、源次郎尾根に取り付けるようです。

降り過ぎると、雪渓の穴に阻まれる模様。

9/20 17:18

近くの山小屋情報。

9/20 17:18

キャンプ場の受付の注意書きとビニールカーテン。

9/20 17:24

3重に巻いているゴムベルト。

9/20 17:35

夜に備え、手持ちの服を着込めるだけ着込みます。

9/20 17:35

モンベルのULサーマラップパーカ。
軽いし、温かいです。
ダウンと違って、濡れてもある程度の保温力を保つ点も気に入っています。

9/20 17:35

短パンには穴が。
帰ったら修理しないと。

9/20 17:43

コロナワクチン接種のバイト代で購入した、クロスオーバードーム2Gを設営。
※歯科医師でも、講習を受ければコロナワクチン接種ができるのです。

9/20 17:43

少しでも暖かい？金シートを敷きます。

9/20 17:50

寝そべって手足が伸ばせます。快適。
昨シーズンまでモンベルのULモノフレームシェルターか、ヘリテイジのストックシェルターを使っていましたが、こちらに移行します。

9/20 17:55

頭が天井に支えることもありません。快適。

9/20 17:55

明日に備え、iPhone用のバッテリーケースと、アップルウォッチを充電。

9/20 17:56

荷物を置くスペースも十分あります。

9/20 17:57

夕方。気温は13℃。

9/20 18:01

ハクキンカイロを準備。

9/20 18:11

剱岳はガスの中。

9/20 18:41

シュラフ代わりのエスケープヴィヴィ。

9/20 18:40

寒いので、テント内でも靴は履いたままです。
テント内やヴィヴィを汚さないように、ビニール袋をかぶせます。

9/20 18:42

ヴィヴィごとザックの中に足を突っ込みます。
これで寒くない。

9/20 19:27

ノーブランドの大容量バッテリー。同じ容量でANKER製よりも軽いです。
iPhone、iPhone用バッテリーケース、アップルウォッチを充電したらみるみるうちに消耗。
うーん、信頼性はやはりANKERかな。

9/20 21:10

月明かりの剱岳。iPhone12のカメラで撮影。

9/20 21:11

月明かり。

9/20 23:56

iPhone、iPhone用バッテリーケース、アップルウォッチを充電したら100％→57％に。
うーん、3泊想定で持ってきたのに。

9/21 2:19

充電を続けていたら、更に減って19％に。
こりゃアカン。

9/21 2:08

深夜2時。テント内は10℃。

9/21 2:08

クロスオーバードーム2G 内の結露。
まあ、シングルウォールは仕方ないか。

9/21 3:49

3時半に起床。身支度。
水は2L用意。

9/21 3:55

コーラと菓子パンで朝食。
食べすぎて気持ち悪くなり、気を取られて転落した昨日の1件にこりて、腹八分目に。

9/21 4:04

朝4時。
前剱をヘッデンが動いています。
小屋泊装備で北方稜線へ抜けるのかな？

9/21 4:28

4時半。皆さん起き出してきました。

9/21 4:30

オリオン座。

9/21 4:57

空が白んできました。
5時に剱沢キャンプ場を出発。

9/21 5:12

剱澤小屋を通過。

9/21 5:12

後立山連峰を照らす朝日。

9/21 5:13

朝日を見る宿泊者たち。

9/21 5:13

剱沢を降ります。

9/21 5:14

なんかの小屋跡。

9/21 5:22

剱沢へ降りていく無数の踏み跡。

9/21 5:27

気温は9℃。

9/21 5:32

チェストベルトの留め具が壊れかけています。
帰ったら修理しないと。

9/21 5:43

ハーネスを装備。

9/21 5:53

多分源次郎尾根のⅡ峰。

9/21 5:57

雪渓が見えてきました。

9/21 6:02

崩壊箇所。怖い怖い。

9/21 6:02

先行する4人パーティ。長崎から来たとのこと。
この日、お助けスリングを垂らして頂いたり、ルートの参考にさせて頂きました。ありがとうございます。

9/21 6:13

雪渓に降りる際、チェーンスパイクを装備。

9/21 6:13

雪渓へ。

9/21 6:15

カチカチでもなく、グサグサでもない、丁度いい硬さの箇所を選んで歩きます。

9/21 6:21

多分武蔵谷。

9/21 6:26

クレバス。

9/21 6:27

平蔵谷出合、目印の大岩。

9/21 6:29

大岩拡大。

9/21 6:29

先行する4人パーティ。

9/21 6:31

平蔵谷。
雪渓の上の方は崩落しています。

9/21 6:31

源次郎尾根取り付きの草地。

9/21 6:41

近くまで寄ると、踏み跡は明瞭です。

9/21 6:47

最初の岩場。
手がかりがつかめず呆然。
右手に踏み跡があり、巻くこともできそうでした。
どっちに行こうか決めかねていたら、4人パーティに追いつかれました。

9/21 6:52

リーダーの方が先に上がり、お助けスリングを垂らして頂きました。ありがたく使わせて頂き、なんとかクリア。
これで単独とは言えなくなりましたが、好意を断るのもわるい気がしたので…

9/21 6:56

最初の岩場を越えたところ。赤テープがあるので正規？ルート。

9/21 6:59

傾斜は急です。もう雪渓があんなに下に。

9/21 7:04

木の根や草を掴んでよじ登ります。

参考にしたヤマレコのルートも、とりつき近辺でジグザグに成っています。ゆっくりしか進めなかった証拠です。

9/21 7:06

木の根をくぐる箇所も。

9/21 7:20

第二の岩場。
どう越したものか迷います。

9/21 7:20

振り返ると、真砂沢ロッジ？

9/21 7:22

左手に奈落があります。事前情報通りです。
技術的にはこの岩場が確信と書いているレコが多いです。

9/21 7:50

ハーケンが2本打っており、スリングをかけることができます。
4人パーティにまた追いつかれます。
リーダーが先に登り、他の3人を上からロープで引っ張り上げていました。

9/21 7:32

「私もお願いします」
ノドまでその言葉が出かかりましたが、さすがに他のパーティにそこまでしてもらうわけにもいきません。
空身でよじ登って後からザイルでザックを引き上げることにします。

9/21 7:32

ハーネスにザイルを結び、2本打たれたハーケンにスリングを掛けてなんとかよじ登ります。
スリングを2本持っていなかったら、ここで敗退でした。

9/21 8:01

岩場の上まで上り、スリングでセルフビレイを取ります。
もう1本のスリングとカラビナを使い、ムンターヒッチでザックを引っ張り上げます。

9/21 8:01

悪戦苦闘して、なんとかザックを引っ張り上げます。
使うことはないと思っていたムンターヒッチですが、練習しておいてよかった。

9/21 8:14

また気をくぐりながらの岩登り再開。
あちこちの枝にノコ目があります。

9/21 8:15

整備されている…わけではなく、多分初期の開拓者はのこぎりを持ってルートを切り開いたのでしょう。

9/21 8:21

空に向かい登ります。

9/21 8:33

晴れて、岩が乾いています。
快適な岩登り。

9/21 8:39

右手には八ツ峰…ではなく、源次郎尾根の枝稜です。

9/21 8:44

紅葉のトンネルを潜る箇所も。

9/21 9:07

大迫力で立ちはだかるⅠ峰。

9/21 9:20

登れるかな…とビビっていたら、4人パーティの姿が小さく見えます。
とにかく、ルートはあるということです。勇気づけられます。

9/21 9:23

時折、草を掴みながらの登攀。

9/21 10:06

本物の八ツ峰が右手に見えてきます。

9/21 10:18

黒いほどの青空と、剱岳本峰。

9/21 10:19

左手には平蔵谷。
2019年4月には、別山尾根経由で登頂後、平蔵谷を下降しています。こんなに急だったのか。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1817109.html

9/21 10:20

Ⅰ峰ピーク手前。

9/21 10:24

奥が最高点？

9/21 10:24

（多分）Ⅰ峰最高点を踏みました。

9/21 10:25

切り立ったⅡ峰。

9/21 10:25

ほぼ垂直に見える岩壁を、4人パーティの方々が登っています。

9/21 10:26

右手には長次郎谷と八ツ峰。
熊の岩も見えます。

9/21 10:33

Ⅰ峰から鞍部に降り、Ⅱ峰を登り返します。

9/21 10:36

ハイマツを掴みながらの登攀。
純粋な岩登りとは言えませんが、楽しい！

9/21 11:03

本峰がだんだん近づいています。

9/21 11:08

Ⅱ峰ピーク付近の岩場。

9/21 11:09

長次郎谷左俣、長次郎のコルへ向かう傾斜。
去年北方稜線を歩いた時は上から見下ろしましたが、今回は横から見ています。

https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2593117.html

9/21 11:21

懸垂下降地点。
4人パーティに追いつきました。

ゆっくり自分のザイルを出し、懸垂下降の準備をします。

9/21 11:21

平蔵谷側に、新しい支点が3つありました。
こちらからも降りれそうでしたが、残置しているスリングが信用できないのと、自分のスリングを残置したくありません。
古い支点の鎖に直接ザイルを通せば、残置無しで懸垂下降ができます。

4人パーティーの方が終わるのを待つことに。

9/21 11:29

4人パーティーの最後の方、懸垂下降中。

9/21 11:39

自分の30mザイル2本を連結、古い支点の鎖に直接通します。

ハーネス、ATCを通したスリング、ザイルを何度も確認し、懸垂下降へ。

9/21 11:42

15m程下降した箇所で、2個支点がありました。
理屈の上では、ここを中継点として30mザイル1本あれば降りれる？

9/21 11:46

下まで降りました。

あっ！ATCを固定したカラビナの安全環が閉じてない！
何度も確認したつもりだったのに…単独はミスを指摘してくれる人がいないので、自分で気をつけるしかありません。反省。

9/21 11:48

ザイルをザックにしまいます。
Ⅱ峰の懸垂下降だけでなく、ザックを引っ張り上げるのにも活躍してくれました。

9/21 11:54

2L担いできた水は半分に。
あとコーラが少々残っていますが、なんとか下山まではもってくれそうです。

9/21 11:57

ここから本峰へは、さしたる危険もない岩場を歩くだけです。

9/21 12:02

Ⅱ峰を振り返って。

9/21 12:40

山頂直下。

9/21 12:49

切り立っているように見えますが、歩きやすい箇所を選べばそれほど難しくありませんでした。

9/21 13:01

だいぶ昔のスチール缶。

9/21 13:12

フルチン(fully vaccinated：ワクチン2度接種）で源次郎尾根から剱岳登頂！通算5度目。
写真映えするように、ザイルも肩にかけます。

4人パーティの方々に迎えられました。先を歩いている人がいるというのは心強かったです。ありがとうございました。

9/21 13:18

ん？忍者？
来る度に板が増えます。

9/21 13:18

「源次郎尾根　この先キケン」
歩いてきたもんね！

9/21 13:19

源次郎尾根を見下ろします。

9/21 13:20

能登半島。

9/21 13:20

剱沢。

9/21 13:26

早月尾根の分岐標識…がかかっていた柱。直さないの？

9/21 13:32

慎重に下山します。

9/21 13:36

カニのヨコバイ。

9/21 13:38

ん？
見えづらい最初の数歩が、濃い赤ペンキでマーキングされています。
これまでのマーキングは最初の一歩だけだったのに、随分わかりやすくなっています。ありがとうございます。

9/21 13:41

ハシゴ。

9/21 13:45

平蔵のコル、携帯トイレブース。

9/21 13:52

間違った踏み跡に引き込まれ、カニのヨコバイを登ろうとしていた方。
声をかけて、タテバイの方に行ってもらいました。
ヨコバイからでも登れますが、下山者とすれ違いができないので危ないです。

9/21 13:52

平蔵のコルに残置されていた青いザック。
なにかあったのかな…

9/21 16:08

ヘロヘロになりながら、剣山荘まで降りてきました。

9/21 16:08

山荘に入る前に、手洗いを。

9/21 16:11

カップ麺とコーラ。美味い！

9/21 17:00

剱澤小屋で、剱岳を振り返ります。
昨日に引続き、ヘロヘロです。

9/21 17:21

テン場にもどったら、テントがぺっちゃんこに。
風て飛ばされたテントを、山荘スタッフの方が回収してくれたとのこと。手間を取らせて申し開けありません…

9/21 17:26

一部破けてました。帰ったら修理しなきゃ。

9/21 17:31

改めて設営。
軽量化のために四隅のヒモだけにして、ガイラインを使っていなかった事が吹っ飛んだ原因です。

次からガイラインも使います…

9/22 3:10

翌朝3時。気温は18℃。

9/22 3:39

4時にパッキングを済ませて出発。
今日は室堂からアルペンルートを歩き、八郎坂を降りて称名滝Pに戻るだけです。

9/22 4:27

剱岳を振り返ります。

9/22 4:58

5時。剱御前小舎通過。

9/22 4:59

富山平野の明かり。

9/22 4:58

雷鳥沢へ降ります。

9/22 5:00

月が綺麗ですね。

9/22 5:06

胸から腹にかけ、3重に巻いたゴムベルト。
途中でちょっとズレてきて肋間神経痛がでたので、きれいに巻き直します。

9/22 6:06

称名川に続く、浄土沢に降りました。

9/22 6:08

思い立って味をみてみます。
地獄谷近辺を源流としているからなのか、硫黄臭くて飲めたもんじゃありませんでした。

称名廊下を遡行した大西良治さんは、この水を我慢して飲んでいたのでしょうか？

9/22 6:12

雷鳥沢キャンプ場を通過。

9/22 6:13

売店の営業は無し。

9/22 6:16

室堂への上り。ヘロヘロ…

9/22 6:28

雷鳥沢キャンプ場を振り返って。
あまり天気は良くないです。

9/22 6:34

らいちょう温泉雷鳥荘。

9/22 6:36

火山ガス用水場。

9/22 6:36

火山ガス発生時に、口元に当てるハンカチやタオルを濡らす為の水とのこと。へえー。

9/22 6:38

ガスマスクの入った防災箱。

9/22 6:45

血の池。

9/22 6:51

荷物運搬用のクローラー。

9/22 6:53

歩道とクローラーの兼用路。

9/22 7:06

室堂ターミナルに到着。

9/22 7:13

トイレと自販機のみ立ち寄り。

9/22 7:14

定期的に消毒してるとのこと。
うーん…環境面をひたすら消毒することにどこまで意味があるのか…

個人的には、ワクチンパスポートの方が合理的だと思うのですが…

9/22 7:16

コーラを購入。称名滝Pまでこれ一本で足りました。

9/22 7:16

雄山方面は雲の中。

9/22 7:20

天狗平方面へ。

9/22 7:30

地獄谷方面は立入禁止。

9/22 7:30

真新しいクローラーのキャタピラ跡があるので、このルートでみくりが池温泉、らいちょう温泉雷鳥荘、雷鳥沢ヒュッテに荷物を運んでいる？

運転手さんも大変です。

9/22 7:38

雨が降ってきたので、レインウェアとテムレス装備。

9/22 7:50

天狗平山荘が見えてきました。
アルペンルートには、雪かき用の目印のポールが。

9/22 7:53

天狗平山荘。

9/22 7:54

弥陀ヶ原まで、美松阪ルートで1時間半。

9/22 7:57

北方面の、鎖場を通るルートは2時間半。
短いルートは急かな？と思い込み、こちらのルートを選択。
結果的に、この選択は間違いでした。
鎖場を経由し、一ノ谷を渡渉するあたりはそれなりに険しい道で、滑りやすい雨天に通るルートではありませんでした。
アルペンルートの下降とナメて、下調べを怠っていました。反省。

9/22 7:58

木道歩き。

9/22 8:03

刈払いがされず、木道まで笹が張り出している箇所が多かったです。

9/22 8:09

弥陀ヶ原まで4キロほど。

9/22 8:10

こーゆう歩きやすい箇所も。

9/22 8:15

8時から、アルペンルートをバスが通り始めました。

9/22 8:28

足元が見えづらい…

9/22 8:31

気温は14℃。

9/22 8:33

木道が崩壊している箇所も。

9/22 8:41

弥陀ヶ原ホテル。

9/22 9:07

一ノ谷に降りる鎖場。

9/22 9:09

獅子ヶ鼻岩？

9/22 9:10

読めない…

9/22 9:10

獅子ヶ鼻岩への登り口。

9/22 9:18

一ノ谷。ナメの箇所を渡渉。

9/22 9:27

別の沢。こちらは橋がかかっていました。

9/22 9:33

一ノ谷を渡った近辺は、刈払いされていました。

9/22 9:42

歩いてきた室堂から弥陀ヶ原の「一ノ谷・獅子ヶ鼻岩コース」は上級者向けとのこと。
なるほど、鎖場が結構たいへんだと思った…

9/22 9:43

弥陀ヶ原駅？弥陀ヶ原ホテルが駅にもなっているということ？

9/22 9:47

サイトでは休業中となっている、弥陀ヶ原ホテル。
今回は立ち寄らず。

9/22 9:47

弥陀ヶ原ホテル周辺は、よく整備されていました。

9/22 9:58

弥陀ヶ原ホテル近辺の案内図。

9/22 10:10

ホテルから離れると、また刈払いがされなくなってきます。

9/22 10:12

追分。

9/22 10:13

木道工事のお知らせ。

9/22 10:14

新しくなった箇所。

9/22 10:22

追分から弘法、八郎坂の折口まではあまり刈払いがされていませんでした。

9/22 11:07

立山のなりたち。

9/22 11:08

大日連山の説明ボード。

9/22 11:12

称名廊下の対岸に、大日平と山荘が見えます。

9/22 11:15

八郎坂の降り口。

9/22 11:19

急坂で滑りやすそうなので、ヘルメットを装備。

9/22 11:23

八郎坂周辺案内図。

9/22 11:23

上級登山コースとのこと。

9/22 11:26

チシマザサ説明板。

9/22 11:26

チシマザサ。

9/22 11:27

落石注意の看板。

9/22 11:55

称名滝が見えました。

9/22 11:56

上部の展望台。

9/22 11:57

展望台近辺は、コンクリで舗装された箇所も。

9/22 12:06

八郎坂野植物「？」
？？？

9/22 12:20

称名滝、下部の展望台より。
4段がきれいに見えます。

9/22 12:20

下部の展望台。

9/22 12:50

八郎坂登り口。ヘロヘロです。

9/22 12:51

歩くアルペンルート全体図。

9/22 12:52

かなりマイナーなルートじゃないでしょうか。

9/22 13:05

駐車場手前で、顔を洗います。
3日間ひたすら歩き通しで、顔に塩が吹いていました。

9/22 13:10

車に戻りました。

9/22 13:18

足指がふやけています。

9/22 13:18

膝のテーピング跡。

9/22 14:47

富山駅に立ち寄ります。

9/22 15:02

友人から教えてもらった、すし玉へ。

9/22 15:02

富山近辺では有名なチェーン店なんでしょうか？

9/22 15:34

テイクアウトして、車内で食べます。
うまい！うまい！うまい！

9/22 16:54

食休みしていたら大雨に。
この後、コンビニの駐車場で翌朝まで12時間爆睡。
のんびりドライブして横浜に帰りました。

撮影機器：

iPhone 12 Pro Max 512GB SIMフリー Apple

感想

wakodental

3年前から目論んでいたものの、なかなか勇気が出ずに挑めなかった源次郎尾根。

大キレット、奥西縦走、北鎌尾根、北方稜線と少しずつレベルを上げ、満を持してトライ。踏破しました。

取り付き箇所の岩場で、他のパーティーの方からお助けスリングを出して頂いたので、ソロで成功とはいえませんが…ともかく自分の体力、技術、経験、判断をフルに活用して登りました。人生最高の山行になりました。大満足です。

コロナ禍、緊急事態宣言下ということを踏まえ、ワクチン2回接種、公共交通機関とアルペンルートを使わず、自家用車で単独。テント泊です。これが正解なのかどうかはわかりませんが…