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Yamareco

記録ID: 354805
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

錦繡の涸沢からパノラマコース 焼岳と北穂高岳

2013年10月06日(日) 〜 2013年10月08日(火)
 - 拍手
GPS
22:50
距離
42.2km
登り
2,858m
下り
2,942m

コースタイム

10/6 新中の湯登山口6:05-7:20下堀沢出合7:40-8:50焼岳北峰(朝食)9:45-10:50焼岳小屋10:55-12:50田代橋
    -13:25上高地バスターミナル(軽食)13:55-15:00明神館-16:00徳沢16:10-17:00横尾 横尾山荘泊
10/7 横尾5:55-6:55本谷橋7:00-8:40涸沢ヒュッテ9:35-9:45涸沢小屋-12:40北穂高岳 北穂高小屋泊
10/8 北穂高岳6:20-8:10涸沢小屋8:15-8:30涸沢ヒュッテ8:35-9:35屏風のコル9:50-10:05屏風の耳10:20
    -10:45屏風のコル-12:00中畠新道分岐12:15-13:00新村橋-13:10徳沢(軽食)13:40
     -14:20明神館14:25-15:00河童橋-15:05上高地バスターミナル
天候 ず〜っと快晴。
最終日午後から曇。
過去天気図(気象庁) 2013年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス タクシー 自家用車
安房トンネル料金所手前の駐車場で車内泊。
翌朝4時アカンダナ駐車場の開くのを待ち駐車。
平湯バスターミナルからタクシーで新中の湯登山口へ。
帰路は上高地バスターミナルからバスでアカンダナ駐車場へ戻る。
前夜泊の平湯から笠ヶ岳。
雲が多く不安。
2013年10月05日 16:33撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
1
10/5 16:33
前夜泊の平湯から笠ヶ岳。
雲が多く不安。
平湯神社。
2013年10月05日 16:45撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
10/5 16:45
平湯神社。
の隣に鄙びた源泉を発見。
「ひらゆの湯」
硫黄臭に誘われる。
2013年10月05日 16:53撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
1
10/5 16:53
の隣に鄙びた源泉を発見。
「ひらゆの湯」
硫黄臭に誘われる。
脱衣所と露天の濁り湯。
入湯料は寸志300円程度。
小銭切れで100円しかないのに入っちゃって御免。
2013年10月05日 16:56撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
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10/5 16:56
脱衣所と露天の濁り湯。
入湯料は寸志300円程度。
小銭切れで100円しかないのに入っちゃって御免。
温泉街で温泉卵発見。
え?はんたい玉子?
2013年10月09日 01:30撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
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10/9 1:30
温泉街で温泉卵発見。
え?はんたい玉子?
殻を剥くと白身がどろどろ流れ出す。
2013年10月05日 17:30撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
10/5 17:30
殻を剥くと白身がどろどろ流れ出す。
慌てて啜るとプルンと黄身。
なかなか美味。
2013年10月05日 17:32撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
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10/5 17:32
慌てて啜るとプルンと黄身。
なかなか美味。
翌朝5時。
上高地行始発バスは満員。
2013年10月06日 05:09撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
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10/6 5:09
翌朝5時。
上高地行始発バスは満員。
バスには乗らずタクシーで。
新中の湯登山口から穂高連峰。
2013年10月06日 06:04撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
10/6 6:04
バスには乗らずタクシーで。
新中の湯登山口から穂高連峰。
下堀沢出合で展望が開ける。蒼天の下、ダケカンバの黄、真紅のナナカマドに彩られた焼岳が美しい。
2013年10月06日 07:25撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
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10/6 7:25
下堀沢出合で展望が開ける。蒼天の下、ダケカンバの黄、真紅のナナカマドに彩られた焼岳が美しい。
振り返ると紅葉の向こうに雲海。
2013年10月06日 07:56撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
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10/6 7:56
振り返ると紅葉の向こうに雲海。
乗鞍岳遠望。
2013年10月06日 08:21撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
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10/6 8:21
乗鞍岳遠望。
頂上直下から焼岳北峰。
周囲から噴煙が上がる。
2013年10月06日 08:39撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
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10/6 8:39
頂上直下から焼岳北峰。
周囲から噴煙が上がる。
焼岳北峰2,444m。
穂高が大きい。
2013年10月06日 08:53撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
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10/6 8:53
焼岳北峰2,444m。
穂高が大きい。
足元に上高地が広がる。
2013年10月06日 09:04撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
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10/6 9:04
足元に上高地が広がる。
朝食にカップ麺。
お前最近よく見るね。
2013年10月06日 09:11撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
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10/6 9:11
朝食にカップ麺。
お前最近よく見るね。
中尾峠あたりはのびやかな笹原で剣山を思い出す。
森の中に焼岳小屋が見える。
2013年10月06日 10:42撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
10/6 10:42
中尾峠あたりはのびやかな笹原で剣山を思い出す。
森の中に焼岳小屋が見える。
上高地に向かって急降下。
2013年10月06日 11:16撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
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10/6 11:16
上高地に向かって急降下。
ハシゴや鎖場も楽しめる。
2013年10月09日 01:43撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
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10/9 1:43
ハシゴや鎖場も楽しめる。
絶壁を彩る紅葉。
見惚れると足元が疎か。
2013年10月09日 21:09撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
10/9 21:09
絶壁を彩る紅葉。
見惚れると足元が疎か。
栃の実がいっぱい。
2013年10月06日 12:13撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
10/6 12:13
栃の実がいっぱい。
田代橋近くで猿の群。
2013年10月06日 12:49撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
10/6 12:49
田代橋近くで猿の群。
西穂高登山口。
ん〜。門構えの登山口。
2013年10月06日 12:50撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
10/6 12:50
西穂高登山口。
ん〜。門構えの登山口。
河童橋と岳沢。
2013年10月09日 01:45撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
10/9 1:45
河童橋と岳沢。
初日は横尾山荘泊。
ベッドが快適。
2013年10月06日 17:10撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
10/6 17:10
初日は横尾山荘泊。
ベッドが快適。
湯呑で乾杯。
2013年10月06日 17:54撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
10/6 17:54
湯呑で乾杯。
明神岳がモルゲンロートに染まる。
2013年10月07日 05:53撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
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10/7 5:53
明神岳がモルゲンロートに染まる。
屏風岩の下から穂高岳山荘のある白出のコル。
2013年10月07日 06:04撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
10/7 6:04
屏風岩の下から穂高岳山荘のある白出のコル。
屏風岩を見あげる。
2013年10月09日 15:01撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
10/9 15:01
屏風岩を見あげる。
北穂が立ちはだかる。
2013年10月07日 06:37撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
10/7 6:37
北穂が立ちはだかる。
振り返ると屏風岩。
2013年10月07日 06:49撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
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10/7 6:49
振り返ると屏風岩。
ついに涸沢の紅葉。
2013年10月07日 09:24撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
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10/7 9:24
ついに涸沢の紅葉。
涸沢ヒュッテのテラスから北穂。紅葉に包まれた涸沢小屋が美しい。
2013年10月07日 09:25撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
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10/7 9:25
涸沢ヒュッテのテラスから北穂。紅葉に包まれた涸沢小屋が美しい。
涸沢ヒュッテのテラスと涸沢。
2013年10月07日 09:32撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
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10/7 9:32
涸沢ヒュッテのテラスと涸沢。
北穂の中腹から涸沢ヒュッテを見下ろす。
2013年10月07日 10:06撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
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10/7 10:06
北穂の中腹から涸沢ヒュッテを見下ろす。
ガレを駆け登る紅葉。
2013年10月07日 10:10撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
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10/7 10:10
ガレを駆け登る紅葉。
残雪と前穂。
2013年10月07日 10:10撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
10/7 10:10
残雪と前穂。
ザイテンクラートは緑。
2013年10月07日 10:10撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
10/7 10:10
ザイテンクラートは緑。
岩場を登る。
2013年10月07日 10:35撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
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10/7 10:35
岩場を登る。
涸沢が小さくなっていく。
2013年10月07日 10:37撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
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10/7 10:37
涸沢が小さくなっていく。
ガレた岩が延々と続く。
2013年10月09日 15:06撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
10/9 15:06
ガレた岩が延々と続く。
鎖あり。
2013年10月09日 15:07撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
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10/9 15:07
鎖あり。
ハシゴもあり。
2013年10月09日 15:07撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
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10/9 15:07
ハシゴもあり。
ザイテンクラートの向こうに奥穂。
2013年10月07日 11:21撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
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10/7 11:21
ザイテンクラートの向こうに奥穂。
すべてが涸沢に吸い込まれていく。
2013年10月07日 11:35撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
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10/7 11:35
すべてが涸沢に吸い込まれていく。
直下から北穂。
小屋が見える。
2013年10月07日 12:09撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
10/7 12:09
直下から北穂。
小屋が見える。
テラスでビール。
2013年10月07日 12:52撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
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10/7 12:52
テラスでビール。
眼下に涸沢。
2013年10月07日 12:59撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
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10/7 12:59
眼下に涸沢。
寝床は「2峰」の上段。
2人用に2人。ありがたい。
2013年10月07日 13:53撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
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10/7 13:53
寝床は「2峰」の上段。
2人用に2人。ありがたい。
北穂山頂から大キレット。
2013年10月07日 14:00撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
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10/7 14:00
北穂山頂から大キレット。
北穂小屋のテラス前にヘリがダイブ。ちょっと見えにくいけど凄い角度。
2013年10月07日 14:01撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
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10/7 14:01
北穂小屋のテラス前にヘリがダイブ。ちょっと見えにくいけど凄い角度。
山頂から常念岳。
2013年10月09日 15:12撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
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10/9 15:12
山頂から常念岳。
滝谷、ガスん中。
2013年10月09日 15:12撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
10/9 15:12
滝谷、ガスん中。
寝室の小窓から常念山脈。
まさにパノラマ。
2013年10月07日 14:38撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
2
10/7 14:38
寝室の小窓から常念山脈。
まさにパノラマ。
北穂小屋のデッキ。
楽しみにしてたのとはちょっと違うがこれはこれで。
2013年10月07日 15:27撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
10/7 15:27
北穂小屋のデッキ。
楽しみにしてたのとはちょっと違うがこれはこれで。
デッキの下に雷鳥。
今年初めての出逢い。
2013年10月07日 16:05撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
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10/7 16:05
デッキの下に雷鳥。
今年初めての出逢い。
山頂でブロッケンの怪。
2013年10月07日 16:30撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
1
10/7 16:30
山頂でブロッケンの怪。
イワヒバリは人懐こい。
2013年10月07日 16:37撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
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10/7 16:37
イワヒバリは人懐こい。
北穂名物ポークジンジャー。
2013年10月07日 16:53撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
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10/7 16:53
北穂名物ポークジンジャー。
北穂夜明け前。
2013年10月08日 05:31撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
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10/8 5:31
北穂夜明け前。
モルゲンロートに染まり始めた大キレット。
2013年10月08日 05:40撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
3
10/8 5:40
モルゲンロートに染まり始めた大キレット。
雲海に浮かぶ富士山と南アルプス。
2013年10月08日 05:43撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
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10/8 5:43
雲海に浮かぶ富士山と南アルプス。
ご来光。
2013年10月08日 05:46撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
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10/8 5:46
ご来光。
山頂から槍。
この標識回るんだ(笑)
2013年10月09日 17:38撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
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10/9 17:38
山頂から槍。
この標識回るんだ(笑)
再び大キレット。
2013年10月08日 05:57撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
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10/8 5:57
再び大キレット。
前穂から奥穂。
荘厳。
2013年10月08日 06:17撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
10/8 6:17
前穂から奥穂。
荘厳。
涸沢に向かって下降。
2013年10月08日 06:21撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
1
10/8 6:21
涸沢に向かって下降。
前穂北稜越しに富士山と南アルプス。
2013年10月08日 07:02撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
10/8 7:02
前穂北稜越しに富士山と南アルプス。
岩場を下る。
2013年10月08日 07:23撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
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10/8 7:23
岩場を下る。
涸沢が近づく。
前穂の均整が美しい。
2013年10月08日 07:47撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
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10/8 7:47
涸沢が近づく。
前穂の均整が美しい。
紅葉に包まれた涸沢小屋。
2013年10月08日 08:17撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
4
10/8 8:17
紅葉に包まれた涸沢小屋。
涸沢絢爛。
2013年10月08日 08:21撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
10/8 8:21
涸沢絢爛。
奥穂、涸沢岳を見上げる。
2013年10月08日 08:21撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
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10/8 8:21
奥穂、涸沢岳を見上げる。
帰路はパノラマコースへ。
2013年10月09日 17:48撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
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10/9 17:48
帰路はパノラマコースへ。
屏風の頭。
2013年10月08日 08:47撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
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10/8 8:47
屏風の頭。
振り返ると涸沢を一望。
2013年10月08日 08:50撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
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10/8 8:50
振り返ると涸沢を一望。
槍が見えてくる。
2013年10月08日 09:33撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
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10/8 9:33
槍が見えてくる。
屏風の耳から涸沢。
2013年10月08日 10:05撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
10/8 10:05
屏風の耳から涸沢。
屏風の頭。
こちら側の壁も凄い。
2013年10月08日 10:05撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
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10/8 10:05
屏風の頭。
こちら側の壁も凄い。
足元は紅葉の横尾谷になだれ落ちる。
2013年10月08日 10:11撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
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10/8 10:11
足元は紅葉の横尾谷になだれ落ちる。
屏風のコルと涸沢を見下ろす。
2013年10月08日 10:31撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
10/8 10:31
屏風のコルと涸沢を見下ろす。
涸沢ヒュッテ遠望。
2013年10月08日 10:32撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
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10/8 10:32
涸沢ヒュッテ遠望。
徳沢で疲れた足を冷やす。
冷た過ぎて10秒も耐えらず💦
2013年10月08日 13:17撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
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10/8 13:17
徳沢で疲れた足を冷やす。
冷た過ぎて10秒も耐えらず💦
上高地からバスでアカンダナに戻る。
2013年10月08日 15:27撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
10/8 15:27
上高地からバスでアカンダナに戻る。
車窓から大正池と穂高。
2013年10月08日 15:39撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
10/8 15:39
車窓から大正池と穂高。

感想

涸沢ヒュッテのテラスで錦繡の涸沢を堪能しながら、ビールを飲みたい。
北穂小屋のテラスで大キレットを見下し登ってきた登山者に拍手しながらビールを飲みたい。
という2大テーマ(笑)を胸に、名神・東海北陸道を駆けた。

天気予報は曇から雨模様で降水確率も4〜50%と高く、この1週間やきもきしたが、
3日間見事な晴天に恵まれた。感謝。

焼岳新中の湯ルートは紅葉の最盛期。
真っ青な抜けるような空の下、
緑の笹をベースに黄色のダケカンバ、真紅のナナカマド、
ダケカンバの幹の白も素晴らしいアクセント。
その中を抜けていくと、山道はいつしか荒涼とした岩場を登り、
噴煙の上がる焼岳の頂上に立つ。

足元に上高地を見下ろし、正面に穂高が大きく聳える。
その向こうには槍も天を指している。
振り返ると、登ってきた紅葉帯が広がり、
乗鞍や御嶽、中央アルプスが雲海の向こうに重なり合っている。

横尾の朝は、明神岳の萌えるようなモルゲンロートを楽しめた。
(おかげで出発が30分は遅れた)

涸沢の紅葉は最盛期というより爛熟期。
焼岳のそれが清冽な印象だったのに比べて、こちらは絢爛の一言。
赤く、黄色く、グラデーション。
周囲の砂礫地の雪のような白さがそれを一層引き立てている。
涸沢ヒュッテのテラスで、ゆったりとしたひと時を過ごした。
あいにくビールはその後の北穂登頂を考え控えたのが少々残念だったが、
相方の目が許さんと言っているのに逆らうだけの勇気はなかった^^;。

北穂への登りも素晴らしい。
涸沢のカールにしがみつくように紅葉が這い登っていく。
岩を登るたびに涸沢の紅葉が小さくなり、高度感が上がっていく。

北穂の頂上に着いた瞬間、飛騨側から雲が押し寄せ大キレットはガスの中。
翌朝までお預けを食らったが、信州側の展望は素晴らしい。
北穂高小屋のテラスで飲むビールも最高。
大キレットが見えないのは残念だけど、
屏風や涸沢カールを見下ろすこの光景は最高のおつまみだね。

横尾に続き星降る夜が明け、北穂の朝も晴天。
ご来光を迎えた後は360度の大パノラマ。
切れ落ちた滝谷、大キレットの向こうに槍ヶ岳。
遠く後立山連峰。
正面に常念山脈。
涸沢カールを挟んで前穂北稜がゴジラの背びれのように立ちあがり、天辺に前穂。
吊尾根の先に奥穂。
涸沢岳、北穂南峰と近づいてくる荒々しい岩峰群。

涸沢からは紅葉の中、パノラマコース。
屏風の耳から見下ろす涸沢に見惚れる。
涸沢が一番美しく見えるところかもしれない。
焼岳、涸沢、北穂、今回のルートを目で辿り、余韻を胸に上高地に向かった。

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コメント

平湯でニアミスでした
yos894さん こんにちは

私は5日(土)に槍から下山して、平湯の”つゆくさ”という民宿に泊まっていました。
はんたい玉子を売っているお店が、恐らくホテルアルプスを曲がったところだと思います。
アルプスを反対側に曲がったところに”つゆくさ”があります。
6日は、平湯から乗鞍に行き、また平湯へ帰って、平湯の森へ入浴してかえりました。

紅葉の涸沢いいですね。
娘と10日夜涸沢テント泊を予定していたのですが、娘が体調がよくないというので断念しました。
来年に期待します。

5日は平湯をぶらぶらしていたのでどこかですれちがったかもしれません。
五竜・鹿島槍の山行に、コメントいただいていたのに返事がおそくなり申し訳ありません。

お疲れ様でした。
2013/10/12 16:28
ニアミスでしたか。。
コメントありがとうございます。
tanosikuさんのレコいつも楽しく拝見しています。

ニアミス、ちょっと残念でしたね。
でも平湯泊まりでぶらぶら、かなり羨ましいかも。

それはさておき、お嬢さん、大丈夫ですか?
体の事情でテント泊は難しいのですが、
来年、涸沢ニアミスできたらいいですね。
2013/10/12 19:35
娘は大丈夫です
ちょっと体調が悪いだけです。

来年涸沢で。
2013/10/12 23:51
何よりです。
涸沢で。
2013/10/13 0:35
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