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Yamareco

記録ID: 357287
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

快晴の稜線漫歩_白峰三山縦走

2013年10月12日(土) 〜 2013年10月14日(月)
 - 拍手
1qaz その他1人
体力度
8
2〜3泊以上が適当
GPS
49:13
距離
33.7km
登り
3,662m
下り
4,428m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

12日
7:00広河原登山口-9:00大樺沢二俣-10:55八本歯のコル-11:40吊り尾根分岐-12:05北岳山頂12:30-13:45北岳山荘
13日
5:10北岳山荘-5:45中白根山-6:45間ノ岳-7:55農鳥小屋-9:00西農鳥岳-9:30農鳥岳-10:20大門沢降下点-10:45広河内岳-13:20大門沢小屋
14日
5:40大門沢小屋-8:15駐車場
天候 12日:登り始め北岳方面はガスっていたが、早いうちから快晴に。
13日:終日雲ひとつ無い超快晴。
14日:この日も快晴。下山したら山のほうに雲がかかってきていた。
天気は最高だったが、稜線は突風交じりの強風。
過去天気図(気象庁) 2013年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車
奈良田までは車で。
奈良田〜広河原は始発バスに乗車。
深夜発で午前3時ごろ到着したがバス停前の駐車場は満車。
上の駐車場はガラガラ。
コース状況/
危険箇所等
白峰三山縦走路として大勢の方が入っており、ルートは非常に明瞭です。
記録もたくさんあります。
コース全体として、いろんな所にガレた場所がありますが、気をつけて登れば問題ないでしょう。

大樺沢二俣からの左俣コースはこの時期雪渓を歩くことはありません。
右端にコースが付けられているので、そこを歩けば落石の心配はよほど無さそうでした。
連休の登山者混雑を嫌ってから、敢えて谷の中央ガレ場部を下山している方が数名いましたが、あそこは危ないと感じました。

大門沢下降点から広河内岳間は歩く人がグッと減りますが、コースは明瞭。
山頂からの景色も良く、白峰三山の喧騒から離れられるお勧めの山です。

降下点からの下山路はかなりきつかったです。
河原のすぐ横に出るまでの急下りが足に堪えます。
このコース内で一番きつかった。
河原から小屋は歩きやすい登山道になりホッと一安心。

大門沢から奈良田までは歩きやすい登山道だが、沢を何度か渡ります。
橋が掛けられていますが、苦手な人以外は難なくでしょう。
増水時はちょっと通りたくないルートだと思いました。
登り始めの北岳山頂方面はガスの中。
2013年10月12日 06:59撮影 by  Canon IXY 50S, Canon
10/12 6:59
登り始めの北岳山頂方面はガスの中。
大樺沢二俣に来た頃には快晴に!
2013年10月12日 09:34撮影 by  Canon IXY 50S, Canon
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10/12 9:34
大樺沢二俣に来た頃には快晴に!
振り返ると鳳凰三山とその向こうには八ヶ岳
2013年10月12日 09:59撮影 by  Canon IXY 50S, Canon
10/12 9:59
振り返ると鳳凰三山とその向こうには八ヶ岳
バットレスに取り付く一団見えました。
あれを登るのか、、、。
2013年10月12日 10:12撮影 by  Canon IXY 50S, Canon
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10/12 10:12
バットレスに取り付く一団見えました。
あれを登るのか、、、。
八本歯のコル前後の階段・ハシゴの連続でかなり体力を奪われますが、快晴の山頂を楽しみにがんばります。
2013年10月12日 10:22撮影 by  Canon IXY 50S, Canon
10/12 10:22
八本歯のコル前後の階段・ハシゴの連続でかなり体力を奪われますが、快晴の山頂を楽しみにがんばります。
八本歯の頭。
ちょっと行ってみたいけれど、、、。
2013年10月12日 11:09撮影 by  Canon IXY 50S, Canon
10/12 11:09
八本歯の頭。
ちょっと行ってみたいけれど、、、。
縦走路を眺めてテンションアップ!
2013年10月12日 11:09撮影 by  Canon IXY 50S, Canon
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10/12 11:09
縦走路を眺めてテンションアップ!
強風の中を進み山頂に。
今回は360度の大展望!
2013年10月12日 12:05撮影 by  Canon IXY 50S, Canon
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10/12 12:05
強風の中を進み山頂に。
今回は360度の大展望!
三角点名は白根山。
2013年10月12日 12:08撮影 by  Canon IXY 50S, Canon
10/12 12:08
三角点名は白根山。
明日歩く稜線です。
明日の晴天を願いながら北岳山荘へ。
2013年10月12日 12:30撮影 by  Canon IXY 50S, Canon
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10/12 12:30
明日歩く稜線です。
明日の晴天を願いながら北岳山荘へ。
ヘリの荷揚げ準備のようです。
結局この日は飛ばず、翌朝飛んだようです。
2013年10月12日 14:05撮影 by  Canon IXY 50S, Canon
10/12 14:05
ヘリの荷揚げ準備のようです。
結局この日は飛ばず、翌朝飛んだようです。
吹流しが上を向くほどの強風でしたが、水平の状態しか撮れませんでした。
2013年10月12日 14:09撮影 by  Canon IXY 50S, Canon
10/12 14:09
吹流しが上を向くほどの強風でしたが、水平の状態しか撮れませんでした。
3年前に歩いた仙塩尾根。
ちょっと懐かしい。
2013年10月12日 14:14撮影 by  Canon IXY 50S, Canon
10/12 14:14
3年前に歩いた仙塩尾根。
ちょっと懐かしい。
カミさんが担いで来てくれていました。
感謝感謝です。
2013年10月12日 15:25撮影 by  Canon IXY 50S, Canon
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10/12 15:25
カミさんが担いで来てくれていました。
感謝感謝です。
飯を喰っていたら日の入りには間に合わず。
2013年10月12日 17:36撮影 by  Canon IXY 50S, Canon
10/12 17:36
飯を喰っていたら日の入りには間に合わず。
御来光は富士山の横へ。
2013年10月13日 05:48撮影 by  Canon IXY 50S, Canon
10/13 5:48
御来光は富士山の横へ。
ちょっと赤く染まりました。
2013年10月13日 06:04撮影 by  Canon IXY 50S, Canon
10/13 6:04
ちょっと赤く染まりました。
好天の稜線歩きは本当に気持ちいい。
2013年10月13日 06:14撮影 by  Canon IXY 50S, Canon
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10/13 6:14
好天の稜線歩きは本当に気持ちいい。
本日も快晴ナリ!
2013年10月13日 06:14撮影 by  Canon IXY 50S, Canon
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10/13 6:14
本日も快晴ナリ!
農鳥岳方面
2013年10月13日 06:46撮影 by  Canon IXY 50S, Canon
10/13 6:46
農鳥岳方面
仙塩尾根の先には塩見岳。
まだ歩いていない塩見の先もいつかは繋げたい。
2013年10月13日 06:48撮影 by  Canon IXY 50S, Canon
10/13 6:48
仙塩尾根の先には塩見岳。
まだ歩いていない塩見の先もいつかは繋げたい。
間ノ岳山頂!
2013年10月13日 06:51撮影 by  Canon IXY 50S, Canon
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10/13 6:51
間ノ岳山頂!
噂の農鳥小屋
その向こうに農鳥岳
なかなかの登りが待っています。
2013年10月13日 07:54撮影 by  Canon IXY 50S, Canon
10/13 7:54
噂の農鳥小屋
その向こうに農鳥岳
なかなかの登りが待っています。
この日は中央、北アルプスも望めました。
どこに行った人も楽しい山を過ごせたことでしょう。
2013年10月13日 08:44撮影 by  Canon IXY 50S, Canon
10/13 8:44
この日は中央、北アルプスも望めました。
どこに行った人も楽しい山を過ごせたことでしょう。
農鳥岳よりも高い西農鳥岳。
2013年10月13日 08:57撮影 by  Canon IXY 50S, Canon
10/13 8:57
農鳥岳よりも高い西農鳥岳。
もう冬ですね。
2013年10月13日 09:18撮影 by  Canon IXY 50S, Canon
10/13 9:18
もう冬ですね。
ついに白峰三山登頂です。
2013年10月13日 09:32撮影 by  Canon IXY 50S, Canon
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10/13 9:32
ついに白峰三山登頂です。
降下点へ向かって歩きます。
2013年10月13日 10:03撮影 by  Canon IXY 50S, Canon
10/13 10:03
降下点へ向かって歩きます。
途中大きな落し物が。
小動物のサイズとは思えませんが、、、。
2013年10月13日 10:08撮影 by  Canon IXY 50S, Canon
10/13 10:08
途中大きな落し物が。
小動物のサイズとは思えませんが、、、。
広河内岳から先の白峰南嶺の稜線。
行けるものなら行ってみたい。
こちらへ向かってくる二人の姿が見えました。
2013年10月13日 10:45撮影 by  Canon IXY 50S, Canon
10/13 10:45
広河内岳から先の白峰南嶺の稜線。
行けるものなら行ってみたい。
こちらへ向かってくる二人の姿が見えました。
静かな山頂です。
お勧めです。
2013年10月13日 10:45撮影 by  Canon IXY 50S, Canon
10/13 10:45
静かな山頂です。
お勧めです。
下降点から少し下りた付近。
2013年10月13日 11:38撮影 by  Canon IXY 50S, Canon
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10/13 11:38
下降点から少し下りた付近。
紅葉が見ごろです。
しかしこの先は本当にきつかった激下りが待っています。
2013年10月13日 11:44撮影 by  Canon IXY 50S, Canon
1
10/13 11:44
紅葉が見ごろです。
しかしこの先は本当にきつかった激下りが待っています。
auは確認しませんでした。
2013年10月13日 12:30撮影 by  Canon IXY 50S, Canon
10/13 12:30
auは確認しませんでした。
3日目も快晴。
ここからは日の出は見えません。
2013年10月14日 05:27撮影 by  Canon IXY 50S, Canon
10/14 5:27
3日目も快晴。
ここからは日の出は見えません。
いろんな橋がありますが、どれも普通に歩いて渡れます。
2013年10月14日 06:46撮影 by  Canon IXY 50S, Canon
1
10/14 6:46
いろんな橋がありますが、どれも普通に歩いて渡れます。
最初の吊り橋。
先に進む毎にしっかりした橋になります。
2013年10月14日 07:15撮影 by  Canon IXY 50S, Canon
10/14 7:15
最初の吊り橋。
先に進む毎にしっかりした橋になります。
林道に出ます。
トイレは登山者もご自由にとの事。
ありがたいですね。
2013年10月14日 07:32撮影 by  Canon IXY 50S, Canon
10/14 7:32
林道に出ます。
トイレは登山者もご自由にとの事。
ありがたいですね。
あそこから下りてきたと思うと感慨深いです。
2013年10月14日 07:33撮影 by  Canon IXY 50S, Canon
1
10/14 7:33
あそこから下りてきたと思うと感慨深いです。
撮影機器:

感想

直前までイロイロと行き先を悩んだけれど、天気予報を重視して白峰三山縦走へ決定。
ココは、山を登り始め、縦走登山に興味を持ち始めた頃から、いつかは歩きたいと思っていたルート。
1年前の7月に来たけれど、強風に加え、ガスで真っ白で展望ゼロ。
折角の展望ルートなのにコレじゃあ楽しくないと北岳一泊で敗退したルート。
また、他にもちょっと理由があって、思入れの深いこのルートに今回2度目の挑戦。

心配事は今回も強風予報で、10月に3,000m稜線でのテント泊ということで夜の寒さ。
まあ、以前に比べれば装備もしっかりしてきているので大丈夫だろうと決行しました。

ルートは前回同様で二俣からは左俣コースを選択。
今回は雪は無く歩きやすい登山道を登ります。
八本歯のコル手前から木製のハシゴというか階段が連なりますが、ココでかなりの体力を消耗。
ちょっと休憩を増やしながらの登り。
この先徐々に風が強くなり、吊尾根分岐では耐風姿勢でこらえても吹き飛ばされそうに感じる強風が吹き荒れています。
ザックをデポして山頂へ向かいますが、2年前の強風敗退が頭をよぎります。
同時にこんな強風の中テントを無事張れるかどうかも心配のタネ。

北岳山頂はナゼか穏やかでノンビリ休憩。
前回の真っ白ガスの中とは別世界で、360度の大展望。
今までに登った鳳凰三山、甲斐駒、仙丈からの仙塩尾根、八ヶ岳が一望。
明日進むルートもよく見えます。
吊尾根まで戻ってザックを回収するもあまりの強風に稜線ルートを止めて、トラバース道分岐まで戻って北岳山荘へ。
結局こっちも強風は変わらずで、テントが張れるかどうかの心配が増します。
ルートから見える北岳山荘のテント場はテントがゼロ。
ひょっとして風が強すぎて張れないのかと心配しましたが、ヘリの荷揚げがあるとかで、テントを張るのはちょっと待ってということだった。
稜線は強風だが、東側へ一段降りたテント場は割りと穏やかで、ゆっくりテント泊出来ました。
心配した夜もシュラフカバーとテントシューズの追加でぐっすり快眠。
小屋は布団一枚に二人のご案内とあったので、テントを張れて本当に良かった。

13日も強風だけれども、期待通りの超晴天!
強風も前日や2年前よりも少しマシな感じ。
朝5時過ぎに出発し前回敗退の中白根山に到達。
ココで富士山の横に上がる最高の日の出を堪能。
ずっと稜線ルートだけれども、中白根から間ノ岳間は稜線の西側を歩くことが多いので、どこからでもご来光を見えるというわけではないので要注意。
間ノ岳までは北だけから空荷で往復という人も大勢いたけれど、この先は人が一気に減ります。
農鳥もいい山なので引き返すにはちょっと勿体ないと思います。
農鳥小屋ではバッチ購入時にご主人にお会いできたし、噂のトイレも使用させていただきました。

時間に余裕があるので広河内岳へも。
更に人は減って本当に静かな山歩きが楽しめます。
降下点から往復1時間程度なので、お勧めです。
広河内岳の先にも白峰南嶺の山々が連なっており、気になりますが、技術、体力、時間全てが不足しています。
その方面から歩いてくる方がお二人見えました。
奈良田越から来られたのか山ノ神からなのか分かりませんが、遠目にかっこいいなぁという感じです。

下降点からの下りは今回一番きつかった。
この下りがキツイと聞いていたので、今回は慣れないストック持参。
今までザックの重石でしかなかったストックを装備して下りますが、特に河原に出るまでの下りが本当に足に堪えました。
大門沢小屋に着くと正直ホッとします。
時間的には下山も可能だが、そんな気にはなりません。
昨夜より約1,000m下りたテント場は夜も寒くなく穏やかで、18時には就寝で、約10時間睡眠でした。
ちなみにこの日の大門沢小屋は予約者は1人1枚の布団だったようですが、予約無しの人は布団一枚に二人の案内をしていました。

最終日は奈良田温泉の開店を目指して下山。
昨日のような激下りは無く、気持ちよく歩いけます。
丸太の橋や吊橋などで沢を何度も越えて、下山。
最後の林道もノンビリ歩いて駐車場へ。

遂に憧れの白峰三山縦走できました。
それも望んだような快晴の中。
強風はきつかったけれど、大満足でした!!

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