記録ID: 365312
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積雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳
北岳(広河原から)
2013年11月02日(土) 〜
2013年11月03日(日)
体力度
5
1泊以上が適当
- GPS
- 26:35
- 距離
- 13.0km
- 登り
- 1,939m
- 下り
- 1,949m
コースタイム
(3:30 自宅を車で出発 - 5:35 南アルプス市営芦安駐車場に到着 6:30 乗合タクシー乗車 - 7:25 広河原に到着)
[入山準備] - 7:35 広河原 登山開始 - 9:35 白根御池小屋 - 12:10 北岳肩ノ小屋 - 13:00 北岳山頂 - 14:45 下山開始 - 15:35 北岳山荘着 [宿泊]
7:00 北岳山荘発 - 7:55 八本歯のコル - 10:10 広河原 下山 [帰宅準備]
(10:20 広河原 乗合タクシー乗車 - 11:00 芦安駐車場 11:10 芦安駐車場を車で出発 - 13:30 自宅に到着)
[入山準備] - 7:35 広河原 登山開始 - 9:35 白根御池小屋 - 12:10 北岳肩ノ小屋 - 13:00 北岳山頂 - 14:45 下山開始 - 15:35 北岳山荘着 [宿泊]
7:00 北岳山荘発 - 7:55 八本歯のコル - 10:10 広河原 下山 [帰宅準備]
(10:20 広河原 乗合タクシー乗車 - 11:00 芦安駐車場 11:10 芦安駐車場を車で出発 - 13:30 自宅に到着)
天候 | 2日の天気図では日本列島中心に高気圧があって好天が予測されそうな感じでしたが、天気予報では昼以降は徐々に曇りとのこと。12:00あたりから山頂では雪でもちらつきそうな雲と風の中、軽い冬装備がなければキツイ感じでした。その後、山頂付近では一時晴れ間も見えましたが、夕方からは曇り、そのまま翌日の午前まで引きずりパッとしない天気で夕日も日の出もまったくもって残念な状況でした。天気図的には3日は低気圧が入り込み、前線も近づきあまりいい状況ではなかったのですが、山頂付近で8:00くらいから晴れ間が見えていました。 |
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過去天気図(気象庁) | 2013年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
南アルプス市営芦安駐車場に行くと、案内の人も多く路線バスと乗り合いタクシーには迷いなく乗れると思います。料金は片道1,100円(利用者協力金100円含)でバス、乗り合いタクシー共に同じなので、乗り合いタクシーのほうが早く融通も利くのでお勧めです。駐車場から出発すると、ひどく狭い道路と狭いトンネルをどんどん進み、1時間しないくらいで広河原に到着。そこには広河原インフォメーションセンターがあり、トイレがすごく綺麗です。売店や自販機なども全くないのでその点注意が必要です。登山ポストはインフォメーションセンター2階にあるようです。 準備を整えたら、先にあるゲートを越え、左にある吊り橋を渡れば登山口になります。 バスや乗り合いタクシーの時刻表は下記から。 http://www.minamialps-net.jp/ACCESS/bustime_3.htm http://www.minamialps-net.jp/ACCESS/taxi.htm |
コース状況/ 危険箇所等 |
コース概況です。 標高差は広河原から北岳山頂まで1,680mあり、距離は白根御池小屋経由で5.6km、八本歯のコル経由で5km程度。距離のわりに登りの所要時間がかかる印象ですのでコースタイム確認してください。高山のわりに全般的に難度は低く、階段を整備して鎖場などの危険個所をなくしている印象です。登頂までに必要な体力も楽ではありませんがきつい感じではありません。北岳登頂のピストンであれば日帰りもできますが、バスや乗り合いタクシーの時間もありますので、時間に余裕を持ち、所要時間と経過時間に注意しながらの山行が必要です。 ■広河原〜白根御池小屋〜草スベリ〜小太郎尾根 広河原から白根御池小屋までは非常にオーソドックスな低山域の登山道です。途中、白根御池分岐がありますので、今回は右側の白根御池方面に進みます。標高差700m以上を3km未満で登り上がるのですが、そんなにキツイ印象はなく、危険な個所も全くありません。白根御池の横から草スベリに入り、小太郎尾根まで登り上がります。ここは夏はその名の通り草が生い茂るようですが、この時期は枯れ草の茂った登り一辺倒の直登コース。途中から徐々に九十九折りになりますが結構頑張って短い距離で600m程度の高度を稼ぎます。小太郎尾根に出る手前の登りは、九十九折りで登るコースがメインですが、きつい傾斜を直登する細いコースもあります。 ■小太郎尾根〜北岳肩の小屋〜北岳山頂〜北岳山荘 小太郎尾根からは、稜線の右斜面をトラバースしながら進みます。この時期になると北岳から見て北側になるこちらの登りは雪が付き凍ります。まだアイゼンが必須と言う感じでもありませんが、半数の方が途中で付けていました。北岳手前の小ピークをパスするのに、軽く岩陵を越えます。鎖場になっていますが傾斜は緩くてまったく難しくありません。更にその先の小ピークを巻くと北岳肩の小屋に到着します。 北岳肩の小屋から北岳山頂までは1時間程度、標高差190mの岩の多いガレ場を登ります。傾斜は比較的緩く普通に歩け、結構あっけなく北岳山頂にたどり着きます。 北岳山頂から北岳山荘への下りですが、最初は比較的楽な岩場を下ります。途中に滑ったらマズイ短いトラバース道や、木の短いハシゴなどありますが、高山の割には難度は低いです。途中に八本歯のコル方面への吊尾根分岐があり、日帰りであればこちらから下山するするほうが早く広河原に降りることができます。 徐々に傾斜も緩くなり、北岳山荘の屋根が見えてきます。低い小ピークを越えると到着です。 ■北岳山荘〜トラバース道〜八本歯のコル〜広河原 北岳山荘を出て北岳に向かい右側のルートを進みます。しばらく右側山腹の緩い登りが続きます。途中、岩壁に木製の丸太でできた橋が架けられていますが普通に歩けます。吊尾根分岐から八本歯のコルまでは、岩場を下ります。鎖場はなく、しっかりと足場を選び、コースマーク通りに降りればそれと言って危険な個所はありません。 八本歯のコルで左に折れ稜線から大樺沢方面に降ります。この大樺沢までの下りが結構急な木の梯子が続きます。雪も付き一部沢も凍りついていますので、今年はアイゼン必須ではありませんでしたが、心配な方は下りは装着しても良いかもしれません。このハシゴの連続も難易度はそれほど高くもなく、切り落ちた所もなく、滑落の危険のある個所もそれほどでもありません。 大樺沢の大雪渓を右に見ながらガレ場を下ります。そのまま先に進むと雪も無くなり、結構長い距離を下る続けると二俣の分岐にたどり着きます。北岳肩の小屋方面、白根御池小屋方面へのコースとチップ制のトイレがあります。途中で橋を渡り、沢を渡りをしていると徐々に麓の雰囲気になってきます。登りの時に分岐した白根御池分岐にたどり着きます。後はなだらかな登山道を降り続けるとゴールの広河原橋が見えてきます。 |
写真
装備
個人装備 |
1/25,000地形図 1 ガイド地図
コンパス 1
GPSユニット 1
筆記具 1
ヘッドランプ・電池 1
笛 1
ミニナイフ 1
ライター 1
ザックカバー 1
エマージェンシーシート 1
手ぬぐい 1
ハンカチ・ティッシュ・巻紙 1
ハードシェル(上) 1
カッパ(下) 1
フリース 1
ダウンジャケット 1
防寒帽子 1
バクラバ 1
ウォーターキャリー 1 1リットルの水
グローブ 2セット 予備含
ストック 1セット
サングラス 1
ゴーグル 1セット
アイゼン 1 10本ツメ
携帯電話 1 充電池予備携行
腕時計 1
食事 適宜 携行内容は上記記載
非常食 1 カロリーメイト等
行動食 適宜 チョコ・キャラメル等
保険証 1 健康・山岳保険
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共同装備 |
ツェルト・ペグ・細引 1セット
救急セット 1セット
コンパクトカメラ 1
車 1 ホンダエリシオン(白)
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感想
今年もシーズン最後の南アルプスの北岳(3,193m)に行ってきました。日本で富士山の次に高い山ですね。昨年よりも雪も風も寒さもやや控えめで、残念だったのは期待してた夕焼けと日の出がパッとしなかったこと。山の天気なんで仕方がありません。但し、初日は北岳山頂に2時間近くいた(雲が切れると思い粘った)んですが、最初はもう雪でも降ってくるんじゃないかっていう最悪でのコンディションが、徐々に雲が切れて最高の奇跡の景観を見せてくれたことが救い。悪天候の後に雲が切れた瞬間はもう自然の芸術!来てよかった!ってことが本当に多いんです。泊まった北岳山荘も大好きだし、また来年も行きたいと思います。[距離12.9km/累積標高差4,224m/所要時間(山行活動時間)12時間10分]
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北岳、最後まで迷ったんですが・・・
この連休明けに千葉の友人と山行計画があり、連休明けは北岳山荘の営業が終わるので諦め、福島方面の山にしました。ゆえに月末時間が取れたので急遽塩見岳へ
またしても北岳レコお預けとなりました
でもtaichiさんのレコ見れて良かったです
来年こそは頑張って北岳・間ノ岳・農鳥岳縦走に出かけてきます
コメントありがとうございます。来週は福島ですか。磐梯山、安達太良山、吾妻山あたりでしょうか。天気が良いといいですね。レポ楽しみにしています。
自分も来年くらいは北岳・間ノ岳・農鳥岳縦走に取り組みたい(今年は断念しました)と思います。
北岳(3,193m)今週末行くことができたのですね。
行けなくても、taichi_n26 さんの詳細レコで、素敵な世界を見ることが出来ました♪
始めまして。コメントありがとうございます。
甲斐駒ケ岳&日向山のレポのほうにもコメントしましたが、すごい健脚と体力ですね。
北岳も是非行って見てください。tengu-さんだったら、北岳、間ノ岳、農鳥岳の白根三山日帰り縦走もできると思いますよ。
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