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Yamareco

記録ID: 366546
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
塩見・赤石・聖

南アルプス縦走(広河原〜椹島)

2013年08月17日(土) 〜 2013年08月22日(木)
 - 拍手
GPS
128:30
距離
50.6km
登り
5,261m
下り
5,663m

コースタイム

17日(土)
7:30広河原−10:10二俣−(昼食)−13:40北岳肩の小屋

18日(日)
6:30肩の小屋−7:10北岳−8:28北岳山荘−10:25間ノ岳(昼食)−11:55三峰岳−13:10熊ノ平小屋

19日(月)
4:45熊ノ平−5:28安倍荒倉岳−6:17竜尾見晴(トラブル発生で45分位ロス)−7:05新蛇抜山−8:10北荒川岳−10:45塩見岳(昼食)−12:23塩見小屋−15:15三伏峠小屋

20日(火)
5:18三伏峠−6:10烏帽子岳−7:45小河内岳−9:50板屋岳−10:35高山裏避難小屋(昼食)−14:33中岳避難小屋

21日(水)
7:00中岳−8:20荒川小屋−11:00赤石岳(昼食)−13:38赤石小屋−15:55椹島

22日(木)
椹島から畑薙まで送迎バス利用
天候 17日(土)〜22日(木):晴れ
過去天気図(気象庁) 2013年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス
◆行き
・山梨交通の登山者向けツアーバスを利用。
・芦安の旅館に深夜12すぎに到着し、朝四時半までの仮眠付き。一人あたりたたみ一畳分利用でき、座布団、毛布付きなので思ったより快適(風呂は利用不可)
・芦安〜広河原間のバスも着席確保なので、リーズナブルだと思います。

◆帰り
・毎日アルペン号の畑薙〜新宿線を利用。
・マイクロバスで座席も狭め(男性には少しつらい)
・秦野あたりから東名の渋滞に巻き込まれ、新宿到着は20時半過ぎ。
・あと1000円出して、畑薙〜静岡のジャストラインと新幹線を組み合わせたほうがかなり早く帰れると思います。
コース状況/
危険箇所等
・体力勝負のコース。間ノ岳〜塩見岳、三伏峠〜中岳間はグッと人が減り、南アルプス独特の「一人ぼっち」感が十分楽しめます。
・全体を通して危険箇所、迷いやすい箇所はありません。あえて危険箇所を挙げると
 −塩見岳から塩見小屋の下りの岩場(ストックはしまったほうが歩きやすい)
 −高山裏の手前で西側が切れ落ちている箇所
 −荒川前岳直下の切れ落ちている箇所
・安部荒倉岳はコースから少し(15秒くらい)離れていますが、道標もあり、まず間違いなくたどり着けます。
・新蛇抜山はコースから10分程度離れます。道標もありません。私は山頂の北東側から尾根をが見通せたので踏み跡をたどりましたが、山頂の南側からたどり着くのが正解のようです。いずれにしても行かれる方はいろいろなサイトで情報収集をされたほうが良いかと思います。
広河原。
好天で、これから向かう北岳がばっちり。心がはやります。
2013年08月17日 07:31撮影 by  NEX-5, SONY
8/17 7:31
広河原。
好天で、これから向かう北岳がばっちり。心がはやります。
二俣を過ぎて、つらい登りが続きます。
2013年08月17日 10:01撮影 by  NEX-5, SONY
8/17 10:01
二俣を過ぎて、つらい登りが続きます。
肩の小屋に到着
広河原からテン泊装備で1500m上りはつらい・・・
2013年08月17日 14:52撮影 by  NEX-5, SONY
8/17 14:52
肩の小屋に到着
広河原からテン泊装備で1500m上りはつらい・・・
2013年08月17日 18:26撮影 by  NEX-5, SONY
8/17 18:26
北岳の夕焼け
2013年08月17日 18:31撮影 by  NEX-5, SONY
8/17 18:31
北岳の夕焼け
2013年08月17日 18:32撮影 by  NEX-5, SONY
8/17 18:32
2013年08月17日 18:37撮影 by  NEX-5, SONY
8/17 18:37
北岳山頂
北アルプスまでよく見えました。
2013年08月18日 07:17撮影 by  NEX-5, SONY
8/18 7:17
北岳山頂
北アルプスまでよく見えました。
2013年08月18日 07:17撮影 by  NEX-5, SONY
8/18 7:17
2013年08月18日 07:18撮影 by  NEX-5, SONY
8/18 7:18
北岳から農鳥方面。
このショットは何回見ても良い
2013年08月18日 07:18撮影 by  NEX-5, SONY
8/18 7:18
北岳から農鳥方面。
このショットは何回見ても良い
2013年08月18日 08:23撮影 by  NEX-5, SONY
8/18 8:23
北岳山荘
2013年08月18日 08:32撮影 by  NEX-5, SONY
8/18 8:32
北岳山荘
2013年08月18日 09:26撮影 by  NEX-5, SONY
8/18 9:26
これから向かう南アルプス南部も見えて、気分が高揚
2013年08月18日 11:07撮影 by  NEX-5, SONY
8/18 11:07
これから向かう南アルプス南部も見えて、気分が高揚
間ノ岳山頂
2013年08月18日 11:08撮影 by  NEX-5, SONY
8/18 11:08
間ノ岳山頂
2013年08月18日 11:21撮影 by  NEX-5, SONY
8/18 11:21
2013年08月18日 12:05撮影 by  NEX-5, SONY
8/18 12:05
三峰岳
2013年08月18日 12:05撮影 by  NEX-5, SONY
8/18 12:05
三峰岳
熊ノ平小屋
静かで水も豊富
2013年08月18日 13:19撮影 by  NEX-5, SONY
8/18 13:19
熊ノ平小屋
静かで水も豊富
正面に農鳥岳
2013年08月18日 14:59撮影 by  NEX-5, SONY
8/18 14:59
正面に農鳥岳
熊ノ平からひと登りして稜線上にでますが、すぐ樹林帯に下ります。
2013年08月19日 05:18撮影 by  NEX-5, SONY
8/19 5:18
熊ノ平からひと登りして稜線上にでますが、すぐ樹林帯に下ります。
登山道上にある安倍荒倉岳の標識。南北両方向にあります。
下を向いていなければ見落とすことはないと思います。
「山頂まで1分」とありますが、15秒もあればつきます。
2013年08月19日 05:39撮影 by  NEX-5, SONY
8/19 5:39
登山道上にある安倍荒倉岳の標識。南北両方向にあります。
下を向いていなければ見落とすことはないと思います。
「山頂まで1分」とありますが、15秒もあればつきます。
安部荒倉岳頂上。登山道より少しだけ離れています。
三角点がありました
2013年08月19日 05:33撮影 by  NEX-5, SONY
8/19 5:33
安部荒倉岳頂上。登山道より少しだけ離れています。
三角点がありました
安部荒倉岳頂上より
2013年08月19日 05:33撮影 by  NEX-5, SONY
8/19 5:33
安部荒倉岳頂上より
2013年08月19日 06:23撮影 by  NEX-5, SONY
8/19 6:23
竜尾見晴あたり。
熊ノ平から北荒川までの登山道上で唯一360度見晴らしがききます。
ここで、この旅一番のアクシデント発生!で、45分位時間をロス。
2013年08月19日 06:24撮影 by  NEX-5, SONY
8/19 6:24
竜尾見晴あたり。
熊ノ平から北荒川までの登山道上で唯一360度見晴らしがききます。
ここで、この旅一番のアクシデント発生!で、45分位時間をロス。
新蛇抜山頂上。
こちらは登山道からかなり離れています。道標もありません。
日本の標高ベスト100の100番目の山。今回一番着たかったのはここかもしれません。
2013年08月19日 07:09撮影 by  NEX-5, SONY
8/19 7:09
新蛇抜山頂上。
こちらは登山道からかなり離れています。道標もありません。
日本の標高ベスト100の100番目の山。今回一番着たかったのはここかもしれません。
見通しのきかない樹林帯の急登を登り切ると北荒川岳。360度の好天。
正面に塩見岳がばっちり。
2013年08月19日 08:16撮影 by  NEX-5, SONY
8/19 8:16
見通しのきかない樹林帯の急登を登り切ると北荒川岳。360度の好天。
正面に塩見岳がばっちり。
塩見岳を目指してすすみます。
2013年08月19日 08:16撮影 by  NEX-5, SONY
8/19 8:16
塩見岳を目指してすすみます。
北荒川元テント場
幕営禁止
2013年08月19日 08:37撮影 by  NEX-5, SONY
8/19 8:37
北荒川元テント場
幕営禁止
雪投沢元テント場
こちらも幕営禁止
どちらか使えれば縦走計画も立てやすいのですが
2013年08月19日 09:08撮影 by  NEX-5, SONY
8/19 9:08
雪投沢元テント場
こちらも幕営禁止
どちらか使えれば縦走計画も立てやすいのですが
塩見岳到着。東岳から西岳を望む。
前回来た時は濃霧で視界10mでしたが、見事にリベンジ。360度の快晴。
2013年08月19日 10:48撮影 by  NEX-5, SONY
8/19 10:48
塩見岳到着。東岳から西岳を望む。
前回来た時は濃霧で視界10mでしたが、見事にリベンジ。360度の快晴。
本谷山
展望はあまりありません
2013年08月19日 14:12撮影 by  NEX-5, SONY
8/19 14:12
本谷山
展望はあまりありません
三伏峠小屋
2013年08月19日 15:22撮影 by  NEX-5, SONY
8/19 15:22
三伏峠小屋
烏帽子岳に向かいます。
2013年08月20日 06:13撮影 by  NEX-5, SONY
8/20 6:13
烏帽子岳に向かいます。
烏帽子岳
2013年08月20日 06:15撮影 by  NEX-5, SONY
8/20 6:15
烏帽子岳
小河内避難小屋。管理人の方がいらっしゃいます。
2013年08月20日 07:48撮影 by  NEX-5, SONY
8/20 7:48
小河内避難小屋。管理人の方がいらっしゃいます。
小河内岳。
2013年08月20日 08:06撮影 by  NEX-5, SONY
8/20 8:06
小河内岳。
小河内岳より、一旦下り、樹林帯が続きます。
2013年08月20日 08:12撮影 by  NEX-5, SONY
8/20 8:12
小河内岳より、一旦下り、樹林帯が続きます。
板屋岳。展望はありません。
2013年08月20日 09:55撮影 by  NEX-5, SONY
8/20 9:55
板屋岳。展望はありません。
高山裏避難小屋。
「悪沢ってかっこいい名前だよな!」と小屋番のご主人と盛り上がりました。
2013年08月20日 11:08撮影 by  NEX-5, SONY
8/20 11:08
高山裏避難小屋。
「悪沢ってかっこいい名前だよな!」と小屋番のご主人と盛り上がりました。
高山裏を過ぎて30分ほどのところにある水場。
見落とすことはないと思います。
この日は1リットル汲むのに45秒位。
2013年08月20日 11:46撮影 by  NEX-5, SONY
8/20 11:46
高山裏を過ぎて30分ほどのところにある水場。
見落とすことはないと思います。
この日は1リットル汲むのに45秒位。
高山裏から中岳のきつい登りが始まる。
2013年08月20日 14:07撮影 by  NEX-5, SONY
8/20 14:07
高山裏から中岳のきつい登りが始まる。
荒川前岳までもう少しのところ。
ガスってたから怖くなかったけど、晴れてたら怖い・・・
2013年08月20日 14:16撮影 by  NEX-5, SONY
8/20 14:16
荒川前岳までもう少しのところ。
ガスってたから怖くなかったけど、晴れてたら怖い・・・
前岳、荒川小屋への分岐
2013年08月20日 14:23撮影 by  NEX-5, SONY
8/20 14:23
前岳、荒川小屋への分岐
中岳避難小屋。
帰りの畑薙ダムまでの送迎バスに乗るため、今日だけ小屋止まり。
中は写真より大きめです。
5歳でもうすぐ100名山!の子と同宿でした。
2013年08月21日 06:47撮影 by  NEX-5, SONY
8/21 6:47
中岳避難小屋。
帰りの畑薙ダムまでの送迎バスに乗るため、今日だけ小屋止まり。
中は写真より大きめです。
5歳でもうすぐ100名山!の子と同宿でした。
5日目の朝、かなり雲が多く、悪沢岳往復は断念。
2013年08月21日 06:58撮影 by  NEX-5, SONY
8/21 6:58
5日目の朝、かなり雲が多く、悪沢岳往復は断念。
中岳山頂
2013年08月21日 07:12撮影 by  NEX-5, SONY
8/21 7:12
中岳山頂
2013年08月21日 07:37撮影 by  NEX-5, SONY
8/21 7:37
荒川小屋
2013年08月21日 08:25撮影 by  NEX-5, SONY
8/21 8:25
荒川小屋
大聖寺平あたり。
ここの、南アルプス南部独特の「ぽつーんと一人ぼっち」感が大好きです。
2013年08月21日 09:16撮影 by  NEX-5, SONY
8/21 9:16
大聖寺平あたり。
ここの、南アルプス南部独特の「ぽつーんと一人ぼっち」感が大好きです。
小赤石岳
2013年08月21日 10:38撮影 by  NEX-5, SONY
8/21 10:38
小赤石岳
赤石岳。
今回で最後の3000m峰。
2013年08月21日 11:06撮影 by  NEX-5, SONY
8/21 11:06
赤石岳。
今回で最後の3000m峰。
聖岳方面の展望
2013年08月21日 11:24撮影 by  NEX-5, SONY
8/21 11:24
聖岳方面の展望
赤石避難小屋。
2013年08月21日 11:24撮影 by  NEX-5, SONY
8/21 11:24
赤石避難小屋。
下って振り返り、赤石にお別れ
2013年08月21日 12:07撮影 by  NEX-5, SONY
8/21 12:07
下って振り返り、赤石にお別れ
富士見平。
展望がきく最後のスポット。
2013年08月21日 13:23撮影 by  NEX-5, SONY
8/21 13:23
富士見平。
展望がきく最後のスポット。
すっ飛ばして、椹島到着。
2013年08月21日 15:58撮影 by  NEX-5, SONY
8/21 15:58
すっ飛ばして、椹島到着。
非常に綺麗で気持ちいい椹島のテン場。
2013年08月22日 08:50撮影 by  NEX-5, SONY
8/22 8:50
非常に綺麗で気持ちいい椹島のテン場。
撮影機器:

感想

・年に一度の夏のテント泊縦走、今年は未踏だった間ノ岳〜塩見岳、三伏峠〜中岳を埋める旅に。
・多少風が強めでしたが、天候は上々。一度も雨具のお世話にならずにすんだ幸せな1週間でした。

○8月17日(土)広河原→北岳肩の小屋
・初日で1週間分の食料と、広河原で目一杯に水をくんだため20kgオーバーのザックでスタート。超ゆっくりペースを心がけ進みます。いつもの1.5倍位の時間をかけて二俣に到着。
・最初セーブしたからか、北岳がばっちり見え始めたからか、二俣からは快調に飛ばします。
・肩の小屋には14時前についたので、テントスペースもある程度場所を選ぶ余裕がありました。
○8月18日(日)肩の小屋→熊ノ平小屋
・朝日を眺めた後、強い風に難儀しながらテントを畳みスタート。今日は熊ノ平まで、コースタイムも6時間足らずなので気も楽。ゆっくり目にスタートしますが40分そこそこで北岳に到着。休日で人も多い。
・眺めの休憩の後、間ノ岳に向けて下ります。間ノ岳で昼食をとり、熊ノ平へ。ここからぐっと人が減ります。
・熊ノ平に13時過ぎに到着。テントを張った後、正面に農鳥をながめビール片手にボーっとして過ごします。ここは水が豊富で静か、ぜひ何度もきたいと思いました。
○8月19日(月)熊ノ平小屋→三伏峠小屋
・コースタイム10時間超の長丁場。アップダウンあり、塩見岳越えありで体力勝負の一日。
・熊ノ平から一旦登り、そのあとは小刻みなアップダウンを繰り返しながらの横移動が北荒川岳の麓までつづきます。
・途中、安倍荒倉岳は登山道のすぐ脇で看板もあり、見落とすことはないでしょう。
・竜尾見晴はこの辺りで唯一の360度展望ポイント。
・新蛇抜山はどこが取り付きかわかりませんでしたが、登山道から尾根に向かって10分弱ほど歩くと山頂の目印の小さなケルンがありました。
・キツイ登りを超えると北荒川岳。正面の塩見の迫力がすごい。旧テン場をまわって進み、北俣岳分岐までの200mの登りもおそらくこのコース一番の急登、少々ザレていて登りにくい。最後にひと踏ん張りで塩見岳到着。
・前回は東岳から西岳も見れませんでしたが、この日は360度の大展望。昼食をとって大休憩。
・塩見小屋までは岩場でストックをしまったほうが歩きやすいです。塩見から三伏峠までは、横移動のあとだらだら登ってストンと下る、を数回繰り返すため体力も奪われます。
・三伏峠小屋は水場まで片道15分と長めで疲れた体にはこたえました。
○8月20日(火)
・三伏峠から横移動を続けたあと、しばらく上り烏帽子岳へ。ここから小河内岳まで展望の望める楽しい尾根歩き。本日のゴールの中岳がはるか遠くに見えます。
・小河内岳から一旦下り、しばらくのあいだ展望のない樹林帯の横移動が板屋岳の麓までつづきます。
・大きめの岩の登りを登り切ると板屋岳。展望はありません。ここから一くだりで高山裏。途中右手が切れ落ちた箇所がありますので慎重に。途中散策に来ていた高山裏のご主人と遭遇。今日、中岳まで行くことを告げると「じゃあ、無線で連絡しとくよ」と単独行にはありがたい心遣い。
・昨日長丁場だったことから、調子が上がらなければ高山裏で一泊も考えていましたが、絶好調なので、高山裏で朝食後すすみます。高山裏から30分強で水場に到着。水を汲んでしばらく横移動し、中岳への取り付きに。
・ここから500m強の岩ごろ登りは勾配も急。距離の短い割にはコースタイムが長めなのも頷けます。しかし足場が不安定なのでここは下りのほうがかえってつかれるかもしれません。
・やっとの思いで登り切ると前岳を過ぎて中岳へ。今日の宿である中岳避難小屋に。
(ここでは、5歳で(!)もうすぐ百名山完登間近の男の子と小学生のお兄さんと祖父の方と同宿に。聞けば今日椹島から悪沢経由で上がってきたとか。すごい)
○8月21日(水)
・天気が良ければ悪沢往復も考えていましたが、この日はガスが濃く7時までまっても状況変わらず、悪沢は2年前にもきたからいいやということで赤石に向かうことに。今日は赤石小屋までの予定なので比較的ゆっくりペースで進みます。
・荒川小屋まで下りったあと、ゆるゆるのぼりつつ大聖寺平へ。このあたりは南アルプス南部らしい「360度のなかひとりぼっち感」たっぷりの大好きな場所です。
・赤石の方まできつい登りを登り切り、小一時間横移動で赤石岳到着。山頂で会った男性に今日は赤石小屋でテン泊予定と告げると、「椹島まで下れば風呂入れるよ」といわれ少々考え込みます。赤石は何回かとまったことあるし、そういえばもう5日も風呂入ってないな、ということで急遽椹島まで下ることに。
・ということでここから猛ペースで赤石小屋を過ぎ椹島には16時前に到着することが出来ました。
・椹島で食事をとり、風呂にも2回入り大満足。
○8月22日(木)
・椹島のテント場は初めて利用しましたが、広いスペース、使いやすい芝のテン場。
・朝は小鳥と小川のせせらぎの音で目を覚まし、天国に来たような感覚に。昼ごろの送迎バスで畑薙ダムまで向かい、そこから毎日アルペン号に乗り継ぎました。



<携帯電話(docomo)>
・尾根筋はほぼ電波入ります。
・不通区間は、広河原〜小太郎尾根分岐、熊ノ平付近、高山裏付近、赤石小屋より下
・椹島はdocomoは不通ですが、ソフトバンクは入るようでした。

<竜尾見晴でのトラブル>
・竜尾見晴で休憩を終え、ザックを担ごうとすると、ザックにくくりつけたフライがない!露でびしょぬれになっていたのでザックにきつく縛っていたつもりがどこかで落とした模様。
・「やべ、買い直すと1万円くらいか・・・」「いや、それより今夜どうすんの?」「こっから先小屋泊?お金持たないかも」「もう三伏から下山するか」とパニックになるといろんな思いが駆け巡ります。冷静になれば夏だからなんとでもなるのに・・・
・最悪の場合、本日のスタート地点の熊ノ平に忘れていると、戻って往復4時間のロス。しかし、一番長丁場の今日それは無理。諦めて進もうと思った時、「30分ロスまで探してダメなら諦めれば?」と天の声が聞こえた気がし、片道15分だけ戻って探してダメなら諦めることに。
・10分位登山道を戻ると男性とすれ違い、恐る恐る見かけなかった訪ねてみると「すぐそこの木にぶら下がってるよ!」。ということで、パニックになった時間も含め45分程度のロスですみました。
・樹林帯で何でもかんでもザックに括りつけると、木の枝に引っかかってしまうという教訓を得ました。

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