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Yamareco

記録ID: 3685981
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
塩見・赤石・聖

南プス 聖岳、赤石岳周回。極上の百高山締め括り

2021年10月27日(水) 〜 2021年10月30日(土)
 - 拍手
体力度
10
2〜3泊以上が適当
GPS
40:28
距離
56.6km
登り
4,755m
下り
4,641m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
8:25
休憩
1:18
合計
9:43
5:50
5:50
20
6:10
6:10
33
6:43
6:43
4
6:47
6:47
6
6:53
6:53
6
6:59
7:50
110
9:40
9:53
78
11:11
11:11
57
12:08
12:16
87
13:43
13:49
89
15:18
聖平小屋
2日目
山行
12:05
休憩
1:04
合計
13:09
3:59
86
宿泊地
5:25
5:25
32
5:57
5:57
7
6:04
6:17
3
6:20
6:21
24
6:45
6:47
48
7:35
7:36
43
8:19
8:57
3
9:00
9:00
44
9:44
9:45
73
10:58
10:58
121
12:59
13:07
241
3日目
山行
11:39
休憩
1:16
合計
12:55
4:04
4:06
45
4:51
4:51
65
5:56
6:02
11
6:39
6:43
20
7:49
8:14
102
9:56
9:56
223
13:39
13:39
1
13:40
13:42
5
13:47
13:56
14
14:10
14:11
16
15:18
15:21
63
16:24
16:24
25
16:49
4日目
山行
4:05
休憩
0:01
合計
4:06
4:37
111
6:28
6:28
101
8:09
8:10
15
8:25
8:25
18
8:43
聖沢登山口
帰りはスマホのバッテリー切れで、聖沢登山口でログが停止した。下山時の聖沢登山口から畑薙までの林道移動は記録されていない
天候 10月27日(水):晴れ
10月28日(木):快晴
10月29日(金):快晴
10月30日(土):快晴
過去天気図(気象庁) 2021年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
葛西IC 0時30頃 → 新静岡IC 2:30頃 → 沼平P 4:50頃

新静岡ICからはR27、R189、R60を通って、井川駅を通過しながら畑薙へと進むルートと、落合でR189へ直進せず、右折してR27を走り続け、口坂本温泉を経由してR60へ合流するルートがある

どちらも峠越えで、道幅が狭く神経を使う。かつ早朝の暗い時間帯は、鹿や狸(アライグマ?)などの動物に要注意

駐車場は、畑薙ゲート横に10台ほど、そのすぐ手前の沼平駐車場に20台ほど、さらに手前の畑薙第一ダムを渡って右手に30台ほどの駐車場がある。トイレは畑薙第一ダムを渡った所にある
コース状況/
危険箇所等
畑薙ゲート、各登山口にポストあり(私はコンパスにてWeb提出)

季節の変わり目なので、積雪の状況は消えたり増えたりを繰り返す。最新の状況をご確認の上、出かけてください

聖沢登山口から聖平小屋:
いきなり急登から始まる。その後のトラバース路では、傷んだ吊橋や損傷したトラロープの崩落地通過があるので要注意。標高差約1100mを地道に上げていく

聖平分岐から上河内岳:
標高約600mを上げるが、道は明瞭で危険個所はない

聖平分岐から聖岳:
標高約800mをひたすら登る。薊畑を通って小聖岳までは危険個所はない。聖岳への急斜面は、積雪でペンキの印が分かりづらい。登山道を外すと、ザレた斜面はズルズル滑って登りにくい

聖岳から兎小屋:
聖岳の北側斜面を下るので積雪量は格段に多く、ルートも分かりにくい。GPSを確認しながら、尾根筋やトラバース路を下る。聖兎コルからの登り返しは、危険個所はないものの急登

兎岳から中盛丸山:
小兎岳、中盛丸山、大沢岳とアップダウンを小刻みに繰り返す。兎岳からの斜面の下りが分かりづらい。もう少し積雪すれば、コルをめがけて登山道を気にせず一直線に下りられる。中盛丸山への登りは、トラバース路を進み、登り返して尾根に出る。積雪が進むとトラバース路が分かりづらく、かつ雪崩の発生リスクもあるので、尾根伝いに登ることになるか・・

中盛丸山から百間洞:
大沢岳への登りは尾根伝いで比較的明瞭。百間洞への下りは山頂を通過して回り込むように下るルートと、登ってきた道を戻って分岐からトラバース路で小屋へ向かう2通りがある。選択は好みで

百間洞から赤石岳:
テン場から百間平まで急登。しっかりとした雪があれば、本格アイゼンを推奨(特に百間平手前の最後の登り)。百間平とその後の馬ノ背は比較的平坦だが、雪の状態によっては沈み込み、踏み抜き、ラッセルなどがある

コルからの大斜面は、トラバースしながら標高を上げる。積雪が増えても、基本的に夏道を辿るのが登りやすい。雪面が硬い時はアイゼンが良く効くが、滑落の危険度が増すので、しっかりしたピッケル・アイゼンワークが必要

赤石岳から赤石小屋:
稜線には雪が積もり、雪庇もでき始めているので端に寄りすぎないこと。分岐からの下りは比較的雪が少ない。途中でトラバースしながら隣の尾根に移動する。登り返しも繰り返しある。トラバース通過は注意を要する箇所が数か所ある

赤石小屋から椹島:
10月末時点で、小屋から下には雪はない。樹林帯を下るが、途中デコボコ岩の個所がある。積雪し始めたらアイゼンをひっかけないように


なお、聖平小屋の前に「聖岳180分、椹島240分」の標識があるが、椹島に限って言えばありえない。私は通常CTの8割で下りるが、過去の山行でそれなりの速度で下って聖沢登山口まで3時間40分(220分)、椹島ロッジまで4時間20分(260分)かかった。聖平小屋から椹島までは、山と高原地図の5時間40分(340分)が一般的かと思う。逆回りの方は標識を鵜呑みにしないよう注意されたし。なお今回の聖岳への登りでは4時間を要しているが、重たいザックと加齢のためで、自分としてはCT+60分は受容範囲内と思っている
その他周辺情報 <コース上の山小屋>
聖平小屋:
大きくて立派な冬期小屋が開放されている。今後積雪すると1Fにある入り口が雪で埋まるので除雪が必要
水場:すぐ横の沢の水。涸れているときは聖沢登山口方面に数分歩けば沢がある
トイレ:100mほど離れた場所。使用済みペーパーは持ち帰り
テン場:利用可

兎小屋:
ブロック積みの小さな避難小屋。外壁は穴だらけだが、内壁がきれいにしてある。入り口のドアが閉まらないので、写真のように締める
水場:50分程離れた場所
トイレ:ない。小屋内に携帯トイレが備蓄されている
テン場:小屋前に数張り可能

百間洞小屋:
小屋の2Fに避難小屋スペースがある。10人くらい宿泊可能
水場:すぐ横の沢の水
トイレ:ない
テン場:小屋から少し赤石岳方面に進んだところにあり。利用可

赤石頂上避難小屋:
小屋の2Fにきれいな避難小屋スペースあり。10人くらい宿泊可能
水場:ない
トイレ:外に別棟があるが、ドア下部の雪の除雪が必要

赤石小屋:
本棟すぐ横の冬期小屋の看板の建物ではなく、椹島方面に50mほど進んだところに倉庫棟があり、冬期小屋として開放されている。新しくて綺麗。梯子を上って2Fから入る。内梯子で1Fに下りられるが、1Fスペースへのドアは開かず、利用できない。2Fスペースに4人ほど、1Fの梯子を下りたところで1-2人寝られるかな?
水場:冬期小屋から下ること数分。細いながらもパイプから出ている
トイレ:本棟へ戻ると、少し先にトイレ棟がある。利用可。ペーパーボックス有


<コンビニ>
新静岡ICを下りてすぐにローソンが、少し先にファミマがある。その先はない

<日帰り温泉>
赤石温泉白樺荘:温泉と昼食に利用した
510円、静岡市葵区田代1110-5、TEL 054-260-2021、10-18時。沼平Pから車で5分程。大きくて露天もあり。食事、宿泊も可能
http://ikawa.ooi-alps.jp/kanko/preview.asp?cd=7&no=82

田代温泉 井川オートキャンプ場:
350円、静岡市葵区田代449-2、TEL 054-260-2322、8-20時、水曜定休。小さい(数名で一杯)
http://www.okushizuoka.jp/100sen/spot/000127.html

口坂本温泉:
東京方面の方は27号線沿いにある。300円 静岡県静岡市葵区口坂本652、TEL 054-297-2155、9時-16:30
http://www.kuthisakamoto-onsen.net/
ただし、入り口が鋭角的になっており入りづらい。少し先の擦れ違いスペースを利用し、何度かハンドルを切って方向を変え戻ってきて入る必要あり

接阻峡温泉会館:
大阪方面の方は小さいがこちらも利用可。300円。静岡県川根本町梅地
TEL 0547-59-3764
http://travel.biglobe.ne.jp/onsen/spot/22000825.html
まだ暗い朝5時半に電動アシスト自転車でゲートを出発。明るくなり聖沢登山口まであと少し。ところが、泥濘と小石を避けることに集中しすぎて登山口を通過し、椹島近くの赤石沢橋まで進んでしまう痛恨のミス
2021年10月27日 06:37撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
2
10/27 6:37
まだ暗い朝5時半に電動アシスト自転車でゲートを出発。明るくなり聖沢登山口まであと少し。ところが、泥濘と小石を避けることに集中しすぎて登山口を通過し、椹島近くの赤石沢橋まで進んでしまう痛恨のミス
逆回りに変更しようかと思ったが、律儀に聖沢登山口まで戻ってスタート。いくつかのヤバ気な橋を渡る
2021年10月27日 09:16撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
1
10/27 9:16
逆回りに変更しようかと思ったが、律儀に聖沢登山口まで戻ってスタート。いくつかのヤバ気な橋を渡る
こちらも
2021年10月27日 09:36撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
1
10/27 9:36
こちらも
まともな橋まで疑って用心してしまう(笑)
2021年10月27日 09:40撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
3
10/27 9:40
まともな橋まで疑って用心してしまう(笑)
前聖(奥)と奥聖(手前)が見えた
2021年10月27日 12:20撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
1
10/27 12:20
前聖(奥)と奥聖(手前)が見えた
南プス南部は、小屋の休業が2シーズンにおよび、こうなってしまった。橋だけでなく、トラバースの要所のトラロープも切れたり緩んでたり・・
2021年10月27日 12:55撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
2
10/27 12:55
南プス南部は、小屋の休業が2シーズンにおよび、こうなってしまった。橋だけでなく、トラバースの要所のトラロープも切れたり緩んでたり・・
2100mから2200m付近で雪が現れた
2021年10月27日 13:10撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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10/27 13:10
2100mから2200m付近で雪が現れた
滝見台から2つの滝を眺める
2021年10月27日 13:44撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
1
10/27 13:44
滝見台から2つの滝を眺める
失速。もう小屋についているはずなのだが、足が動かない
2021年10月27日 13:44撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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10/27 13:44
失速。もう小屋についているはずなのだが、足が動かない
予定より1時間以上遅れて聖平小屋に到着。冬期小屋は貸し切り。この時期涸れることが多い小屋横の沢は、水がしっかり流れていた。この夜は疲れて爆睡
2021年10月27日 15:18撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
2
10/27 15:18
予定より1時間以上遅れて聖平小屋に到着。冬期小屋は貸し切り。この時期涸れることが多い小屋横の沢は、水がしっかり流れていた。この夜は疲れて爆睡
2日目朝。4時前にアタックザックで出立。上河内岳を目指す。南岳のあたりから黎明の富士
2021年10月28日 05:37撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
2
10/28 5:37
2日目朝。4時前にアタックザックで出立。上河内岳を目指す。南岳のあたりから黎明の富士
ご来光直前に上河内岳山頂に到着。中央が聖岳、その右に赤石岳と悪沢岳。左には兎岳と中盛丸山
2021年10月28日 06:05撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
2
10/28 6:05
ご来光直前に上河内岳山頂に到着。中央が聖岳、その右に赤石岳と悪沢岳。左には兎岳と中盛丸山
ご来光。富士山頂の帽子はほぼ消失
2021年10月28日 06:10撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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10/28 6:10
ご来光。富士山頂の帽子はほぼ消失
私もモルゲンに染まる(笑)。百高山リーチ!99座目。
2021年10月28日 06:13撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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10/28 6:13
私もモルゲンに染まる(笑)。百高山リーチ!99座目。
茶臼岳へと続く稜線。中央右奥は仁田岳、易老岳、光岳の山々。さらに右奥が池口岳
2021年10月28日 06:15撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
1
10/28 6:15
茶臼岳へと続く稜線。中央右奥は仁田岳、易老岳、光岳の山々。さらに右奥が池口岳
御嶽と中アの山並み
2021年10月28日 06:16撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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10/28 6:16
御嶽と中アの山並み
南岳まで戻って上河内岳を振り返る
2021年10月28日 06:46撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
1
10/28 6:46
南岳まで戻って上河内岳を振り返る
同じく南岳から聖、赤石、悪沢。それにしてもすごい青空だ
2021年10月28日 06:46撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
3
10/28 6:46
同じく南岳から聖、赤石、悪沢。それにしてもすごい青空だ
こちらから眺めると恵那山は嫋やかな山容だ
2021年10月28日 06:57撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
10/28 6:57
こちらから眺めると恵那山は嫋やかな山容だ
左の山塊が仁田岳、易老岳、光岳の山々。右奥が池口岳
2021年10月28日 07:19撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
2
10/28 7:19
左の山塊が仁田岳、易老岳、光岳の山々。右奥が池口岳
聖平の分岐まで快調に下りてきた。電波状況の看板
2021年10月28日 07:35撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
1
10/28 7:35
聖平の分岐まで快調に下りてきた。電波状況の看板
ドコモが分岐から一番遠い
2021年10月28日 07:32撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
1
10/28 7:32
ドコモが分岐から一番遠い
だからかベンチまである。行きは真っ暗で気づかなかった
2021年10月28日 07:32撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
10/28 7:32
だからかベンチまである。行きは真っ暗で気づかなかった
聖平を小屋へ戻る。奥が聖岳
2021年10月28日 07:35撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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10/28 7:35
聖平を小屋へ戻る。奥が聖岳
冬期小屋の内部。大きくて綺麗だ。100m位離れたところにキレイなトイレ棟があり利用可(テン場を隔てて奥に)
2021年10月28日 07:39撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
1
10/28 7:39
冬期小屋の内部。大きくて綺麗だ。100m位離れたところにキレイなトイレ棟があり利用可(テン場を隔てて奥に)
年寄りには寒さが堪えるので、インナーテントを張らせてもらった
2021年10月28日 07:39撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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10/28 7:39
年寄りには寒さが堪えるので、インナーテントを張らせてもらった
お世話になりました。跳ね上げの雨戸も締めました
2021年10月28日 08:55撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
2
10/28 8:55
お世話になりました。跳ね上げの雨戸も締めました
小屋本棟の前からテン場
2021年10月28日 08:57撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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10/28 8:57
小屋本棟の前からテン場
薊畑から上河内岳を望む。あそこまでピストンした割には、本日は快調
2021年10月28日 09:17撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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10/28 9:17
薊畑から上河内岳を望む。あそこまでピストンした割には、本日は快調
上河内岳から池口岳までの稜線のパノラマ
2021年10月28日 09:33撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
2
10/28 9:33
上河内岳から池口岳までの稜線のパノラマ
小聖岳までは快調だった
2021年10月28日 10:41撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
1
10/28 10:41
小聖岳までは快調だった
富士山を眺めながらブランチを食す。聖岳中腹で芝沢から入山した男性とスライド。聖を日帰りとは凄い
2021年10月28日 10:45撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
3
10/28 10:45
富士山を眺めながらブランチを食す。聖岳中腹で芝沢から入山した男性とスライド。聖を日帰りとは凄い
こんな天気に恵まれて申し訳ない
2021年10月28日 10:52撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
2
10/28 10:52
こんな天気に恵まれて申し訳ない
男性とスライドしてから急登が始まり大失速。予定より1時間以上遅れて山頂に到達。やれやれ
2021年10月28日 13:01撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
3
10/28 13:01
男性とスライドしてから急登が始まり大失速。予定より1時間以上遅れて山頂に到達。やれやれ
明日登る稜線。左のV字谷に百間洞小屋があり、その左が大沢岳。V字の右が百間平とその右に馬の背。白いのが赤石岳
2021年10月28日 13:01撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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10/28 13:01
明日登る稜線。左のV字谷に百間洞小屋があり、その左が大沢岳。V字の右が百間平とその右に馬の背。白いのが赤石岳
聖山頂からの上河内から池口岳への稜線。奥には大無間山などの深南部の山々も見えるが、私が行くことはないでしょう
2021年10月28日 13:03撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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10/28 13:03
聖山頂からの上河内から池口岳への稜線。奥には大無間山などの深南部の山々も見えるが、私が行くことはないでしょう
雲海に浮かぶ富士。圧巻ですな。百間洞の小屋までは無理と判断し、兎小屋に泊まることに決める。聖山頂裏側にたっぷりとある雪を溶かして2Lほどの水を作る
2021年10月28日 13:03撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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10/28 13:03
雲海に浮かぶ富士。圧巻ですな。百間洞の小屋までは無理と判断し、兎小屋に泊まることに決める。聖山頂裏側にたっぷりとある雪を溶かして2Lほどの水を作る
聖兎のコルに向けて下る。この下りは12本爪のアイゼンとピッケル使用。雪が柔らかく、ストックのままの方が良かった
2021年10月28日 14:44撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
1
10/28 14:44
聖兎のコルに向けて下る。この下りは12本爪のアイゼンとピッケル使用。雪が柔らかく、ストックのままの方が良かった
コルまで下りた。ここでチェーンアイゼンとストックに戻す
2021年10月28日 15:00撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
1
10/28 15:00
コルまで下りた。ここでチェーンアイゼンとストックに戻す
兎岳の急登で大失速パート2。水2Lが圧し掛かる
2021年10月28日 15:41撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
1
10/28 15:41
兎岳の急登で大失速パート2。水2Lが圧し掛かる
やばい、もう夕空だ
2021年10月28日 16:45撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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10/28 16:45
やばい、もう夕空だ
聖はアーベントロートに染まるし・・
2021年10月28日 16:52撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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10/28 16:52
聖はアーベントロートに染まるし・・
5時を回ってしまった。予定より2時間遅れで、暗くなる寸前に到着。聖山頂直下で水を作っておいて大正解だった
2021年10月28日 17:09撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
1
10/28 17:09
5時を回ってしまった。予定より2時間遅れで、暗くなる寸前に到着。聖山頂直下で水を作っておいて大正解だった
疲労困憊して小屋の内部を取り忘れた。3人が限界?扉は閉まらず自重で開いてしまう。取っ手に結んであった紐とドア内側に転がっていた石と白い紐を使って扉を閉めた(テントの張り綱と同じ要領)
2021年10月28日 23:37撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
10/28 23:37
疲労困憊して小屋の内部を取り忘れた。3人が限界?扉は閉まらず自重で開いてしまう。取っ手に結んであった紐とドア内側に転がっていた石と白い紐を使って扉を閉めた(テントの張り綱と同じ要領)
3日目。夜通し風がすごかった。強風の中、4時前に出立。1時間程で風は止んだ。地球が丸いことを示す黎明の空
2021年10月29日 05:14撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
3
10/29 5:14
3日目。夜通し風がすごかった。強風の中、4時前に出立。1時間程で風は止んだ。地球が丸いことを示す黎明の空
目の錯覚か、富士山が低く小さく見える
2021年10月29日 05:39撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
3
10/29 5:39
目の錯覚か、富士山が低く小さく見える
中盛丸山の山頂に到着
2021年10月29日 05:57撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
1
10/29 5:57
中盛丸山の山頂に到着
振り返って、左が聖岳、右が兎岳、手前が小兎岳
2021年10月29日 05:54撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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10/29 5:54
振り返って、左が聖岳、右が兎岳、手前が小兎岳
兎岳の右側は雲海
2021年10月29日 05:55撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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10/29 5:55
兎岳の右側は雲海
これから向かう赤石岳。左端が仙丈ケ岳。ちょっと右に甲斐駒の頭。その右に間ノ岳と農鳥岳。中央は荒川三山
2021年10月29日 05:57撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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10/29 5:57
これから向かう赤石岳。左端が仙丈ケ岳。ちょっと右に甲斐駒の頭。その右に間ノ岳と農鳥岳。中央は荒川三山
中盛丸山から鞍部へ下りたところで日の出。本日も素晴らしいご来光。コルに重いザックをデポして空身で大沢岳に向かう
2021年10月29日 06:16撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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10/29 6:16
中盛丸山から鞍部へ下りたところで日の出。本日も素晴らしいご来光。コルに重いザックをデポして空身で大沢岳に向かう
大沢岳山頂。レコの自動カウントでは、既に登頂済みだが、山頂はこれが初めて。数年前にすぐ真下にある百間洞の冬期避難小屋に泊まり、今回荷物をデポした鞍部を通って聖へと向かった山行で大沢岳登頂とカウントされたようだ。今回できっちり百高山完登!
2021年10月29日 06:36撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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大沢岳山頂。レコの自動カウントでは、既に登頂済みだが、山頂はこれが初めて。数年前にすぐ真下にある百間洞の冬期避難小屋に泊まり、今回荷物をデポした鞍部を通って聖へと向かった山行で大沢岳登頂とカウントされたようだ。今回できっちり百高山完登!
これから向かう赤石岳。左方向に南プス北部の山々
2021年10月29日 06:40撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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これから向かう赤石岳。左方向に南プス北部の山々
アップでよく見ると、塩見から蝙蝠への尾根の奥に、白峰三山がそろい踏み。間ノ岳の左に北岳の頭も見えている
2021年10月29日 06:41撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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アップでよく見ると、塩見から蝙蝠への尾根の奥に、白峰三山がそろい踏み。間ノ岳の左に北岳の頭も見えている
振り返れば、聖から辿ってきた稜線が美しい
2021年10月29日 06:42撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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振り返れば、聖から辿ってきた稜線が美しい
昨日も今日も槍穂がくっきり
2021年10月29日 06:47撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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昨日も今日も槍穂がくっきり
コルから百間洞へと下る。この辺りは赤テープも少なく、どこを進むか分かりずらい。右下から中央へと続くのが夏道っぽい
2021年10月29日 07:27撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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コルから百間洞へと下る。この辺りは赤テープも少なく、どこを進むか分かりずらい。右下から中央へと続くのが夏道っぽい
百間洞の冬期避難小屋スペース。以前と変わっていない
2021年10月29日 07:57撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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百間洞の冬期避難小屋スペース。以前と変わっていない
冬期スペースは右側の階段を上がっていく。水は前の沢で汲む。トイレはない
2021年10月29日 07:59撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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冬期スペースは右側の階段を上がっていく。水は前の沢で汲む。トイレはない
百間洞のテン場から百間平を目指して急登を進む。途中で12本爪のアイゼンにチェンジ
2021年10月29日 08:41撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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百間洞のテン場から百間平を目指して急登を進む。途中で12本爪のアイゼンにチェンジ
なかなか厳しい登りが続く。失速が始まる
2021年10月29日 09:30撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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10/29 9:30
なかなか厳しい登りが続く。失速が始まる
百間平に到着。先の緑が馬ノ背。ともに、足に体重を乗せると足首から脛まで沈み、ここでも失速
2021年10月29日 09:49撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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百間平に到着。先の緑が馬ノ背。ともに、足に体重を乗せると足首から脛まで沈み、ここでも失速
馬ノ背を進む。赤石の大斜面のトラバース路が見えていて、登るルートが見て取れる
2021年10月29日 11:06撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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馬ノ背を進む。赤石の大斜面のトラバース路が見えていて、登るルートが見て取れる
トラバース突入。最初は比較的緩やかで余裕だったが、次第にトラバースの上部は厳しくなり、足が攣りそうになった
2021年10月29日 11:24撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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トラバース突入。最初は比較的緩やかで余裕だったが、次第にトラバースの上部は厳しくなり、足が攣りそうになった
右正面を右下から左上に進み、写真中央で右上に曲がって進む。分かっていながらショートカットしようとして、中央やや右の雪の斜面を進み、ドツボに嵌ってさらに失速
2021年10月29日 12:03撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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右正面を右下から左上に進み、写真中央で右上に曲がって進む。分かっていながらショートカットしようとして、中央やや右の雪の斜面を進み、ドツボに嵌ってさらに失速
登りきると、正面に頂上の避難小屋が目に飛び込んでくる
2021年10月29日 13:12撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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登りきると、正面に頂上の避難小屋が目に飛び込んでくる
2階の冬期避難小屋スペース。いつの間にこんなに綺麗になったの?以前も屋根裏感はあったものの十分綺麗だったが、天井が高くなり床や壁が張られて素晴らしい。さすが県営!
2021年10月29日 13:44撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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10/29 13:44
2階の冬期避難小屋スペース。いつの間にこんなに綺麗になったの?以前も屋根裏感はあったものの十分綺麗だったが、天井が高くなり床や壁が張られて素晴らしい。さすが県営!
定番。赤石山頂標と富士
2021年10月29日 14:06撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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10/29 14:06
定番。赤石山頂標と富士
ここからの富士山は本当に大きく美しく見える
2021年10月29日 14:07撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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ここからの富士山は本当に大きく美しく見える
小屋を見下ろす。左はトイレ棟。以前はすべてカギがかかっていたが、今は一つ利用可。ただし、雪かきをしないと扉が開かないと思う
2021年10月29日 14:07撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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小屋を見下ろす。左はトイレ棟。以前はすべてカギがかかっていたが、今は一つ利用可。ただし、雪かきをしないと扉が開かないと思う
CTで2時間半なので、稜線途中に見えている赤石小屋まで下ることに
2021年10月29日 14:08撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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10/29 14:08
CTで2時間半なので、稜線途中に見えている赤石小屋まで下ることに
槍穂にサヨナラ
2021年10月29日 14:08撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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10/29 14:08
槍穂にサヨナラ
分岐まで下ってきて赤石岳を振り返る。分岐から下はチェーンアイゼンが歩きやすかった
2021年10月29日 14:27撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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10/29 14:27
分岐まで下ってきて赤石岳を振り返る。分岐から下はチェーンアイゼンが歩きやすかった
登り返しが何度もあったが、CT通り赤石小屋に到着。冬期小屋の看板の建物ではなく、50m程進んだ倉庫棟が冬期避難小屋になっている。水場は下ること数分。細いがしっかり出ている
2021年10月29日 16:49撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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登り返しが何度もあったが、CT通り赤石小屋に到着。冬期小屋の看板の建物ではなく、50m程進んだ倉庫棟が冬期避難小屋になっている。水場は下ること数分。細いがしっかり出ている
4日目。4時半ごろに出立。標高を下げると冬から秋に
2021年10月30日 06:31撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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10/30 6:31
4日目。4時半ごろに出立。標高を下げると冬から秋に
向かいの山の稜線から日の出。毎日ご来光を見られてラッキーすぎる
2021年10月30日 06:48撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
10/30 6:48
向かいの山の稜線から日の出。毎日ご来光を見られてラッキーすぎる
GPSの調子が悪く、なかなか登山口への距離を縮められないのにイライラしていたら、突然道路が見えてこの階段の上部に出た。椹島にワープの喜び。ここから聖沢登山口まで徒歩50分
2021年10月30日 08:01撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
10/30 8:01
GPSの調子が悪く、なかなか登山口への距離を縮められないのにイライラしていたら、突然道路が見えてこの階段の上部に出た。椹島にワープの喜び。ここから聖沢登山口まで徒歩50分
赤石沢橋の手前で写真家の西田省三さんが赤石岳を撮っていた。同じ場所でスマホ写真も躊躇われ、ちょっと場所をずらして樹間から撮影
2021年10月30日 08:10撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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赤石沢橋の手前で写真家の西田省三さんが赤石岳を撮っていた。同じ場所でスマホ写真も躊躇われ、ちょっと場所をずらして樹間から撮影
秋の上に冬
2021年10月30日 08:24撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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秋の上に冬
椹島−聖沢登山口の間は、コンクリート舗装がほぼ終了しており快適
2021年10月30日 08:27撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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椹島−聖沢登山口の間は、コンクリート舗装がほぼ終了しており快適
聖沢登山口から駐車場までは舗装率が低く、このようなガタガタ道。今日は乾いているけど、初日は泥濘と水たまりの連続だった
2021年10月30日 09:25撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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10/30 9:25
聖沢登山口から駐車場までは舗装率が低く、このようなガタガタ道。今日は乾いているけど、初日は泥濘と水たまりの連続だった
聖沢登山口にデポした電動アシスト。今回初投入の新兵器は初日のぬかるみで泥んこに。トホホ・・。ガタガタ道の走行でヘッドランプの固定ねじが緩んで外れ、一緒に固定してあった前輪カバーも緩み、カバーがタイヤに擦れるトラブル。XX製は・・・
2021年10月30日 09:10撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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聖沢登山口にデポした電動アシスト。今回初投入の新兵器は初日のぬかるみで泥んこに。トホホ・・。ガタガタ道の走行でヘッドランプの固定ねじが緩んで外れ、一緒に固定してあった前輪カバーも緩み、カバーがタイヤに擦れるトラブル。XX製は・・・
川面に映る紅葉
2021年10月30日 09:20撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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10/30 9:20
川面に映る紅葉
百高山を締め括る山行。3泊4日は素晴らしい天候に恵まれ、今シーズン中に残り2座を巡ることができた。天の助けに感謝感謝!
2021年10月30日 09:20撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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10/30 9:20
百高山を締め括る山行。3泊4日は素晴らしい天候に恵まれ、今シーズン中に残り2座を巡ることができた。天の助けに感謝感謝!

感想

残すところ百高山6座でスタートした今シーズン。楽勝かと思っていたら、コロナ自粛でなかなか山に出かけられず、ヤキモキさせられた。ワクチン接種が進み、百高山ハントを再開したのは9月半ばだった

降雪しても粘れるように、雪が早く降り始める北ア北部から始めて順番に南下する作戦を取った。最後に残したのが南プス南部の2座、上河内岳と大沢岳。今回2座を一度に終えるべく、最後の賭けのタイミングを待っていた。出発2日前に天気予報が好転したことをもって計画を実行に移した

ほぼテン泊装備を担いでの縦走となり、直前に降った雪と相まって厳しい山行となった。そう簡単には終わらせてくれない。結果的には、自分が何とか対処できる降雪レベルだったこと、4日間の天候が打って変わって安定し登山日和になったこと、ヘロヘロになりながらもやり遂げようという意思を貫けたことにより、一つの大きな目標を達成することができた

平日とは言え、これだけの好天にもかかわらず、山で出会ったのは聖岳の御一方だけ。椹島に下山するまで、それ以外には全く出会っていない。もはや冬山シーズンに突入して、そう簡単には3000m峰を縦走できる状況ではなくなりつつあるということだろう。年も顧みず挑戦したのは無謀だったかもしれない。今回も神仏のご加護のようなものを強く感じる

さて、今回の余話。
写真家の西田省三さんに声掛けしたのは、雪山入門の本を参考にさせてもらっていたこと、ここ数年続いていたNHKの山番組を楽しみにして見ていたことなどがあって、撮影中の迷惑も顧みず話しかけてしまった次第だ。ドローン飛ばしの圧巻の映像番組は全て録画してあり、大ファンの一人だ。「最近はコロナで行けないのですか」と聞いたところ、「ディレクターが飽きてしまった」そうで、「いろいろ事情があるんですよ」とのこと。NHKさん、ディレクターさん、何とか続けてください。頼みますよ

林道アプローチに新兵器を導入したのは、寄る年波に勝てず、長い林道歩きが辛くなってきたためである。マウンテンバイクも悪くはないが、自力で上り坂を漕ぐのは登山前に体力を消耗してしまう。高齢者には電動アシストはマストアイテムだ。という訳で今回投入したのだが、登り坂ではアシストパワーが見る見るうちに落ちて、自分でもそれなりに漕がないと進まないことを体感した。それでも電動アシストの効果も実感できたので、しばらくは登山にも活用していきたい。XX製の不具合は、自分で改善するとしよう

東海フォレストの運営小屋に対する設備投資が頼もしい。南プスは企業のみならず、県営や市営の山小屋も改善が進んでおり、快適な山小屋が増えている。私が若い頃は山小屋の貧弱さがネックだったが、今や北アや八ヶ岳にも勝るとも劣らぬレベルになってきている。ちょっと擦れた感じのする人気の山域に対し、まだまだ素朴な南アルプスの魅力は今後急速に増していくだろう。南プスファンとしてはうれしい限りだが、一方で「俗化」されていくのも悲しい気がする

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コメント

百高山登頂、おめでとうございます!
百高山に狙いを定めてからは、コロナがあったものの精力的に登頂を重ねて、無事に達成ですね。

そして、今回の山行は、雪、青空、絶景ですね。
アイゼンやピッケルや寝袋など重装備になるでしょうが、青空のもとでの雪の稜線歩きは気持ちよさそうです。
厳冬期に縦走しようという気にはなりませんが、この時期の縦走は意外といいのかもしれませんね。
登山口までのアクセスが億劫で南アルプスにはあまり足を伸ばせていませんが、赤石岳からの富士山の絶景を拝むべく、来年以降南アルプスに行きたいと思います。
※最近へばり気味で、年内はあまり行けないか、行っても日帰りになりそうですので。

PS
私も西田省三さんの雪山入門の本を持っていて、NHKの西田さん出演の登山番組が好きです。
当面は収録予定がなさそうとのこと、残念ですね。
2021/10/31 20:17
eurekapapaさん、祝コメありがとうございます。ヤキモキしましたが、今シーズン中に百高山を先行達成でき、ホッとしています

南プスは芦安や夜叉神はアクセスが良いのですが、仙流荘からの北沢峠や、鳥倉、椹島などのアクセスは確かに難儀ですね

その分、比較的に人が少なく、穴場的な存在です。来シーズンは東海フォレストの送迎バスも運行して小屋の営業も再開されるでしょう。是非お出かけください

お会いした西田さんは、今回は椹島周辺だけと仰っていました。他にも畑薙ゲートから紅葉を愛でながら歩き、椹島のテン場で幕営して翌日帰るというのんびりスタイルのカップルもいました

こういうのもありだなと思った次第です
2021/10/31 21:56
この時期の聖、赤石縦走は躊躇してしまいますが突っ込んでみて想定の範囲だったのでは、百高山年内のコンプリートお見事です。
自転車投入は大正解、この時期の聖沢登山口から沼平まで歩いたことありますが発狂しそうだわ肩が痛いわで散々でした。
二日目、まず南岳、上河内寄るとこは流石、展望秀逸ですもん。
聖、兎、赤石の上りの失速…シーズン中と違いザック重いでしょうから仕方ない…っていうか冗談抜きでキツいです。
4日間天候に恵まれたのもこの時期ならではかもしれませんね。
冠雪した赤石間近で拝めて羨ましいです。
自転車ですから赤石ダム湖やら東俣林道の紅葉も楽しめたのでは、って未舗装箇所はそれどこじゃないかもしれませんが。
2021/11/1 22:01
tomhigさん、毎度ありがとうございます

久しぶりにこの領域に入りました。ヤマテンの予報では、直前の雨で山頂付近は50センチ前後の積雪予報が出ていましたので、何とかなるかということで決行しました
結果的には、シーズン最初の雪山としては手頃な積雪量で楽しめました

前回は赤石も聖も逆回りだったので、両方とも登りがあんなにきついとは思いませんでした
荷物が重いということももちろんボディブローのように効いてきました

帰りの自転車走行では、がたがた道を飛ばしたせいで、ヘッドランプや前輪カバーが外れ、サイクリングを楽しむどころではありませんでした。中国製にはまだまだ全幅の信頼を寄せられないです

体がボロボロで、しばらく休養です(笑)
2021/11/2 9:26
百高山年内のコンプリートおめでとうございます。
このレコ読んで長年の夢の赤石ー聖を突っ込もうと計画しましたが今回もあきらめました。
赤石-聖間は長くて雄大ですよネ。
無事通過できて羨ましいです。
聖岳から兎岳間は下りでかなり時間かかっているようですが水作りなしで3時間くらいでしょうか?
兎ー聖の登り返しをサクッと抜ける体力つけてまたトライしたいと思います。
お疲れさまでした!
2021/11/9 19:45
NUMASANさん
拙いレコをご覧いただき、祝コメまで頂戴しありがとうございました。
また、鳥倉から椹島へのロング縦走、お疲れさまでした。

聖岳から兎岳は3時間くらいで通過できます。水作りに加え、聖からの下りのルーファイを慎重に行ったこと、兎への登り返しで何度も休憩したことで、4時間を要しました。

小屋締め直後の無雪期に逆回りしたことがありますが、赤石と聖の間に限って言えば、赤石から聖の方が聖から赤石より楽ではないかと思います。

素晴らしい縦走路なので、ぜひ来シーズンお出かけください。
2021/11/9 22:44
南アルプス縦走の際に参考にさせていただきました。百高山お疲れ様でした(^^)
2022/4/30 19:15
tadayamaさん、私の拙いレコが多少なりとも参考になればうれしい限りです
GWの残雪期に茶臼からの周回、お疲れさまでした
2022/5/1 10:54
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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