超限界山行・目指せ日本オートルート(撤退)&絶対に下ってはいけない神岡新道18時
- GPS
- 65:46
- 距離
- 40.8km
- 登り
- 2,851m
- 下り
- 4,240m
コースタイム
- 山行
- 7:38
- 休憩
- 1:26
- 合計
- 9:04
- 山行
- 12:19
- 休憩
- 0:28
- 合計
- 12:47
- 山行
- 16:57
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 17:57
- 山行
- 1:37
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 1:37
過去天気図(気象庁) | 2022年05月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
詳細→
https://togetter.com/li/1883302
■5/2(月) 0日目。
扇沢直行夜行バスとれず。信濃大町のホテルに前泊し駅前からでる扇沢行きのバスにのれば、扇沢発の電気バス始発に間に合うことを知る。あずさで松本、大糸線で信濃大町ホテル。
■5/3(火)
0820室堂着、0900出発冒険の始まり。この時点で予定より30分の遅れ。
1010一ノ越山荘。昨年11月以来
1130 鬼岳山頂へ繋がる北斜面を登り始めるが急勾配かつ雪がぐずり難儀。
鬼岳東面を目的とするスノーボーダーptと年配ソロの方に追いつかれる。
1230に鬼岳山頂にたどりつくが、山頂は巻いても良かったのであった。
鬼岳からのドロップめっちゃこわくてしんだ
ザラ峠へのくだりでアイスバーンに足をとられて滑走中1滑落。
頭を下にすっころんだが足をまわしてスキーでふんばりなんとか止まった。
ウィペットほしい。
■5/4(水) 2日目 五色ヶ原山荘→スゴ乗越小屋
1日目は食欲がわかず夕食取らずに就寝。遅れを取り戻すため
1時半起床3時半出発とするも朝から15m程度の風となり撤収に難儀
結局出発は4時半となり、出発すぐに日が登る。
1030ー1130 越中沢岳からのくだりで滑走→登り返しを試みるが下りてみると稜線復帰へのシール登行ができないほどの斜度。かつピッケルアイゼンも取り出せず、スキーをアンカーにノーアイゼンでキックステップでなんとか稜線復帰。
ここでも大幅ロス。
1350スゴの頭
1530スゴ乗越
この間もやたら時間がかかっているがスキーブーツのバックルがあらぬ方向に回転し閉まらなくなりこの後どうすんだ、、と絶望。ショベルの柄で叩いたら元に戻って一安心。
スゴ乗越からシール登高できるわーと思ったらザラメの水分でシールが貼れず泣きながらツボ足シートラ。
1800 スゴ乗越小屋到達。
五色ヶ原の夫婦が空身で薬師岳ピストンしてきて戻るところに再会。ヘッデンで五色ヶ原まで戻る模様。強すぎる、、
この時点で夏道ctの2倍かかっていたが、スゴの頭・越中沢岳をまた戻るのはそれも辛すぎるため先に進むことにする。
確か薬師岳からは滑走できると聞いてるし、、
カレーメシを食べ21時就寝。
■5/5(木) 3日目
0130起床0345発。昨日と打って変わって無風の朝。
順調に登るも早くもハイマツに阻まれる。
0845 北薬師手前、間山を越えたあたり雲の平が近くにみえてくる。
昨日スキー靴でキックステップしたせいでい両足の小指の付け根が痛む。
念のためテーピングを施す。
西面は雪がなくシール登高出来そうな東面は雪庇崩壊が恐ろしく
1115漸く夏道ctの3倍の時間をかけ北薬師岳へ
北薬師からコルまでのくだりはちょっと滑ったももの禿げ上がった薬師岳への稜線を怒りのシートラ
1430 避難小屋跡から薬師岳山荘へ小滑走。
1500 薬師山荘から薬師峠へ唯一最大の大滑走。これは脳汁でた。
とはいえコース外れのタイムロスは怖いのでちょいちょいGPSをチェック。
1545薬師峠へ。
1645太郎平小屋着。日没まで時間があるがここで行動終了。ぶっこみ飯を食べ2000就寝。
■5/6(金)0時起床。
ここまで夏道ctの2ー3倍掛かってるもまだ新穂高へ抜けることを諦めきれず。
本来次の4泊目の双六小屋に辿り着けない場合に備えて、朝食は行動食ですませ1泊分の食料を捻出。
一方でここからエスケープ地点の北ノ俣岳まで夏道2hのところを3h程度で到達できればまだ可能性があるのでそこまで撤退判断を保留。
0130発。
0400 順調にシール登高していましたが、暗いこともあり冬道をハイマツが大きく遮ってることに気づけず。夏道へ進路修正し30分ロス。なおここから下山まで電波無し
0430 北ノ俣岳への登り。
夜が明けてきます。アーッまたライチョウ!別のやつう?
0500ゴライコー
んん?馬鹿な山頂に人が?!テントが?おれは夢でも見ているのか、、
薬師や太郎山にシュプールがこれだけあって人っこ一人いない謎が全て解けたー(遅)
彼らは飛越新道からやってきてスキーを楽しみまた帰っていったのだー
時に北ノ俣岳にベースを張ったりするなどしてなー
0600 双六小屋へいくにはここからあのハゲ散らかした黒部五郎と三俣蓮華を越えなければならない。
さらにその先の雪がなければ下山は土曜遅くになり、東京へは日曜日になるかもしれず、、
はい、ここまで!まあ今から下山すれば昼過ぎには下りれるな!ガハハ
0600-0845 エスケープ開始。 北ノ俣岳より北ノ俣岳避難小屋へ。
上部はハイマツだが下部は広大なバーン。避難小屋付近には撤収中のBCツアーグループが。カチコチなのでアイゼンシートラ。
下までおりて漸く雪が緩んだので避難小屋手前で滑り降りたがグループの前で転けてしまった。
0900-1300 避難小屋から尾根をくだる。寺地山なるピークを登り返すのがまたキツい。途中登りの若者2人とすれ違う。
飛越新道、神岡新道分岐手前でスキーをためすなど。
さて飛越新道ー登山口CT1.5hタクシー1.5万、さらに先の2人から登山口からタクシーが入れる場所まで5キロの歩きがあると言う話し。
一方、神岡新道CT2h10m、山と高原地図によると終点・打保橋(ウツボ)で通年バスあり。ただしルート整備不良。
これだけの情報で前者は選ばんやろ〜(アホ)
分岐からしばらく雪もあったがほどなく雪もなくなる。たまにピンクテープがあるもののそもそも道がない。踏み跡らしきものも笹が生え埋もれつつあり、至るところ倒木だらけ。破線ルートというよりバリエーション。
1500 北ノ俣川支流と合流する水の平なる場所に出る。
この時点で行動時間13.5hでフラフラでここで1泊でも良かったが、地図上ではは後1時間なはず、、もう一踏ん張り。
だが川向こうにピンクテープがあるが橋らしきものがない、、
山するまで履いていたアプローチシューズに履き替え渡渉。深さはスネぐらい。
対岸が胸くらいの高さまで雪に覆われてているため、ザックとスキーをバラして岸の上に下からぶん投げる。灌木を掴んで自分の空身で岸の上へ。これで16時。
渡渉後、雪のついた急斜面トラバース気味に登る。アイゼンは付けるがストックのままのため、灌木に命を預ける羽目に。
尾根を上り切ると今度は急斜面を降りてゆく。相変わらず道はなく、ヤマレコのみんなの足跡をちょっと進んではチェック。
くだり途中でアイゼンが片っぽ無くなていた、、
1845 日没ギリギリようやく林道に。
なんてことだここは岐阜県だったのか。
1930 林道終点?打保橋まで後1時間というところであるが、どうせバスは明日なのでここをキャンプ地とする。
0130の太郎平小屋から実に18時間が経過していた。
■5/7(土)0700起床。
打保橋のバスが何時かわからないがそんなに早くもないだろうとのんびり準備。あらゆるものが濡れ濡れなのでしっかり乾かしパッキング。
0930出発。
次のバスは1250か、、ちゃんと来るか心配なので一応バス会社に電話してみる。
と、なんと前日までに電話することで通常の路線バスがこのバス停まで来てくれるシステムだと言う。
山と高原地図の「通年運行・市営バス」からはわからんしこの時刻表から読み取れるぅ?
時間的余裕があったせいかバスを回してくれるそう。
暇なので川で体を洗いズボン以外も水洗いしてスッキリしておく。
近くのおじちゃんが何してるのかと心配して見にきてくれました。
1250バス搭乗。客は私だけなので運転手山と色々話す。
神岡新道が廃道同然なこと、運転手さんが打保橋にバスを回すのは数年ぶりなこと、
このバス会社は実は濃飛バスなので平湯なり新穂高なりもよくいくこと、などなど。
1410 濃飛バス神岡営業所着。
打保橋ー神岡営業所200円はありがたすぎた!
でここから東京まではA平湯経由、B高山からバス、C富山経由となる。
ABは既に終わっており、1620発のバスにて富山へ移動とする。
また暇なので道の駅神岡へ。営業所から片道徒歩20分。
電波が無いと勘違いしていたのでGoogleマップが使えなかったが、
こんなところで日本アルプス総図がお役立ちに。
1620 神岡営業所発1710 猪谷駅着。これまた200円。
1720猪谷発、1820富山着。
富山への電車の中でようやくスマホのネットワークの設定がOFFになっていたことに気づき復帰。
2200東京着。 やった!第山部(だいさんぶ)完!
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