GW立山大ループ

2022年05月04日(水) 〜 2022年05月07日(土)

• GPS: 24:11
• 距離: 40.4km
• 登り: 4,549m
• 下り: 5,125m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:18
• 休憩: 1:13
• 合計: 6:31

8:03 スタート地点
8:32 9:00 雷鳥荘
9:02 9:02 雷鳥沢キャンプ場
9:16 9:18 浄土橋
10:08 10:14 剱御前小舎
10:47 11:02 別山南峰
11:19 11:39 剱沢出合
12:01 12:01 長次郎谷出合
12:23 12:23 平蔵谷出合
13:14 13:14 剱澤小屋
13:27 13:29 剱沢キャンプ場
14:09 14:09 剱御前山（最高点）
14:25 14:26 剱御前小舎
14:36 浄土橋

2日目

• 山行: 6:45
• 休憩: 0:35
• 合計: 7:20

14:36 浄土橋
6:18 6:18 新室堂乗越
6:36 6:55 室堂乗越
7:22 7:22 ２５１１ｍピーク
7:42 7:43 カガミ谷乗越
8:03 8:12 奥大日岳
8:22 8:28 奥大日岳三角点
8:40 8:40 奥大日岳
11:24 11:24 天狗平山荘
12:19 12:19 国見岳
13:01 13:01 ホテル立山
13:06 みくりが池

3日目

• 山行: 6:18
• 休憩: 0:42
• 合計: 7:00

13:06 みくりが池
6:24 6:30 みくりが池温泉
10:03 10:03 真砂岳
10:47 10:48 富士ノ折立
11:00 11:00 大汝休憩所
11:02 11:04 立山
11:21 11:44 雄山
12:56 13:06 雄山
13:18 13:18 立山室堂山荘
13:25 みくりが池

4日目

• 山行: 2:29
• 休憩: 0:35
• 合計: 3:04

13:25 みくりが池
8:06 8:38 一の越山荘
9:22 9:25 東一ノ越
9:53 9:53 黒部平駅
9:54 ゴール地点

写真

5/4 6:00

5/4 扇沢は朝から行列。GWはWeb予約は必須。

5/4 6:47

黒部ダム

5/4 8:03

室堂

5/4 9:00

雷鳥沢テント村

5/4 9:37

奥大日岳

5/4 10:02

雷鳥沢の登りからテント村

5/4 10:31

剱岳。いつ見ても威風堂々。

5/4 11:09

真砂沢上部

5/4 11:09

延々と続く緩斜面。気持ちいいけどストップ気味

5/4 11:23

剱沢出合

5/4 12:02

長次郎谷

5/4 12:21

平蔵谷はデブリ多い

5/4 12:40

延々と続く劔沢

5/4 13:30

剱沢テン場。個人的には雷鳥沢よりずっと好きなロケーション。

5/5 5:34

5/5 奥大日南面へ。雷鳥荘から出発。

5/5 5:37

これから向かう稜線

5/5 6:17

奥大日岳

5/5 6:19

朝日が登る。

5/5 6:26

5/5 6:43

振り返って剱岳

5/5 7:01

悪名高き称名川。今日はこれを横断する予定。

5/5 7:21

手前が奥大日岳最高地点。奥が地形図上のピーク。

5/5 7:42

5/5 7:54

2日前の表層雪崩の跡

5/5 8:24

剱岳西面

5/5 8:24

奥大日の雪庇

5/5 8:25

大日岳

5/5 9:08

ドロップポイント。良かったのは出だしと最後のみ。

5/5 9:18

ノドの部分。滑る感じではない。

5/5 9:18

雪崩にあった人のものと思われるスキーがノドの下まで流されていた。

5/5 9:26

デブリが下部まで続く。

5/5 9:37

ここからは快適。

5/5 10:00

称名川を越え、対岸の尾根を登る。

5/5 10:30

ルート全景。

5/5 10:43

天狗平へ。トレースは全くない。

5/5 13:08

本日の宿。

5/5 16:35

みくりが池温泉から奥大日を望む。

5/5 16:37

雄山

5/6 6:36

5/6 内蔵助カール〜御前谷カール〜雄山西面。平日の今日は人気が少ない。雷鳥沢キャンプ場もスカスカだった。連日の晴天。

5/6 8:05

真砂途中から。

5/6 8:37

内蔵助カール。でかい。

5/6 11:05

雄山はもうすぐ。

5/6 11:30

鳥居はかろうじてくぐれる。

5/6 11:33

山頂神社。前回コロナ前だったから3年ぶりか。

5/6 11:57

御前谷カール。でかい。

5/6 12:03

緩斜面はストップでやる気がなくなる。

5/6 12:26

登り返し。

5/6 13:17

正面に見える雄山西面のルンゼからここまでほぼノンストップ。ストップ気味で太腿がパンパン。

5/6 13:48

みくりが池温泉、富山黒チャーシュー麺。2時閉店にギリギリ間に合った！

5/6 18:35

温泉からの夕陽

5/7 6:52

5/7 みくりが池温泉から一ノ越を越え、御山谷からタンボ平経由で黒部平ケーブルカーの駅まで。

5/7 8:37

一ノ越

5/7 8:37

御山谷

5/7 8:58

龍王岳と御山谷。すぐにトラバース道に入る。滑走距離は短い。

5/7 9:25

タンボ平へ。

5/7 10:23

黒部ダム着。お疲れ様でした。

撮影機器：

iPhone 12 Pro 256GB SIMフリー Apple

感想

Kazu

5/4-7の予定で室堂ベースのバックカントリー。なんと入山から3.5日素晴らしい晴天が続き、連日のロングルート。奥大日南面の激悪コンディション以外は悪い場所は無かった。フィジカルな疲労もさほど感じなかったのでアドレナリンが出まくっていたのであろう。
5/4 初日から真砂沢〜剱沢周回。扇沢からアルペンルート始発で入山。ゴールデンウィークで天気も良いので朝から行列。始発に乗るならWeb予約必須です。室堂に8時前に到着し、本日の宿雷鳥荘にチェックインして登山開始。午前中を中心に予想より風が強かった。稜線の雪は少ないが何とかスキーをほとんど脱ぐことなく別山南峰へ。南峰から直接真砂沢へドロップ。出だしの急斜面は腐る手前の新雪でややテクニカルだが悪くない。緩斜面に入るとだんだん重い湿雪に変わる。ストップスノーを如何にストップさせずに滑るか、なかなか難しい。出合からは長い長い劔沢の登り。長次郎谷は綺麗だったが、平蔵谷はデブリがひどい。大脱走ルンゼは行っても楽しくなさそうだ。勇壮な剱岳に見惚れていると剱沢の登り返しもそれほど苦にはならない。最後は重いがそこそこ滑る雷鳥沢をかっ飛ばして終了。この日の全行程通じて所々小さなクラックや側壁からの雪崩はあったが、コンディションは悪くなかった。
5/5 奥大日南面〜国見岳。天気は予報より良くなっており、終日持ちそう。ただ上部の雪が緩んでからドロップしたいので、少しゆっくり目に出発する。奥大日岳までの稜線はトレースバッチリ。奥大日の巨大な雪庇と黒々とした剱岳西面が美しい。2611ピーク直下には表層雪崩の跡が見える。3日前に降った新雪が雪崩れて数人巻き込まれたようだ。怪我人が出たようだが、大事には至らなかったようで何より。当事者の方のYouTubeはこちら。https://youtu.be/WY6R1-1nI1w
雪が緩むのを待つため地形図上の山頂まで往復し、９時過ぎにドロップ。上部はスキーヤーズライト側のノートラックの斜面から回り込む。快適だ。中間部はノドの大分下までデブリ。滑れる感じではなくひたすら横滑りで降りるが、デブリ部分はツボ足。デブリがなくなってからの緩斜面は快適。称名川を渡り、唯一天狗平に上がれる尾根を200m登って安全地帯へ。ノートラックの天狗平を横断し、国見岳に登って室堂目指してダイレクトに滑り降り、本日の宿みくりが池温泉へ。
5/6 内蔵助カール〜御前谷〜雄山西面。3日連続の晴天だ。雪が緩む時間帯の見極めが難しい。内蔵助も御前谷も東面なので陽の当たるのは早い。結局、9時すぎにドロップした内蔵助は快適なザラメ、12時前にドロップした御前谷はストップスノーだった。日射の具合とか気温や風とかなかなかベストのタイミングを得るのが難しい。予定では御前谷を黒部平まで滑り降りてロープウェイとケーブルカーで室堂に戻る予定だったが、この雪質では楽しめなそうなので途中から雄山に登り返して雄山西面を滑降することにした。登り返しは疲れたが正解だった。一気に滑り降り、みくりが池温泉に直行した。
5/7 下山日。一ノ越から御山谷を下り、タンボ平経由で黒部平ケーブルカー駅まで。御山谷から東一ノ越までのトラバース道は雪がなく、半分ほど歩きとなる。最後の半日も清々しい晴天。行程中ほぼ晴れが続き、満喫した４日間だった。これで板納めにしよう。