記録ID: 4315910
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍
日程 | 2022年05月19日(木) ~ 2022年05月22日(日) |
---|---|
メンバー | |
天候 | 初日は晴れ、登る日は途中まで薄曇り、時々晴れ、最後の1時間半は雪。3日目は朝のうち雪、降ったり止んだり、その後、時折小雨、徳澤に着く頃薄日が射すがその後雨。 4日目は晴天。 |
アクセス |
利用交通機関
今回は1人で行くので新宿からさわやか信州号を選択
電車、
バス
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|




地図/標高グラフ


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コースタイム [注]
- 1日目
- 山行
- 1時間34分
- 休憩
- 4分
- 合計
- 1時間38分
- 2日目
- 山行
- 8時間7分
- 休憩
- 32分
- 合計
- 8時間39分
- 3日目
- 山行
- 6時間7分
- 休憩
- 2分
- 合計
- 6時間9分
- 4日目
- 山行
- 2時間51分
- 休憩
- 18分
- 合計
- 3時間9分
コースタイムの見方:
歩行時間
到着時刻通過点の地名出発時刻
コース状況/ 危険箇所等 | 初日、上高地〜徳澤園は普通の夏道、ニリンソウが大群落で素晴らしい!化粧柳やカラマツの若芽も綺麗、シャクナゲ、スミレなども咲き誇っていた。 2日目、こんなに上までニリンソウは咲いているのかと驚きの槍沢ロッジまで、道もほぼ雪無し。ババでもアイゼン不要、その先はミックスだったし大きなクラックが横に2本入っている付近から雪渓歩きになったが特に怖さを感じなかったので、とうとうヒュッテ大槍近くまでツボ足。 そこでハイマツと露岩を見つけ、ようやくアイゼン着用。 雪はちょっとザレている。たまに凍っている箇所もあり。 殺生ヒュッテから上はザレザレ、疲れているのに物凄くこたえる湿雪。 3日目、朝は雪が降る中の下山となり、みんなで(前夜槍ヶ岳山荘に一緒に泊まった5人)凍って無いか心配したが 逆に丁度良く締まってアイゼンが効き、歩き易かった。 帰りはババまでアイゼン着用。その先は普通に夏道。 4日目、明神から梓川の向こう側のルートを選んだら猿の大群に遭い途中、少々床の緑色のウンチを踏まない様、注意が必要だった。 |
---|---|
その他周辺情報 | 帰りは上高地温泉ホテルの立ち寄り湯、800円 |
写真
感想/記録
by Salah
今回、どうしても残雪期の槍ヶ岳に登りたいと思って、たまたまココしか私としてはスケジュール上空いてなかった。1人なのでバスで楽に行く事にしたが、朝着の便が満席。。。(後で聞いたのだがこんなに上高地ガラガラでそれはおかしいでしょ、と。確かに!運休?)兎に角お昼にしか着けない事が分かりスケジュールを考え直した。いつもは槍沢ロッジまで上がってしまうのだけど、お昼過ぎに上高地を出たら、それはちょっと苦しい。山小屋さんに申し訳無い時間になってしまう、そこで調べ直したら徳澤園が信州割が効く事が分かってしまった!本当は横尾まで行こうと思っていたのだけど徳澤園好きだし安いしクーポンも付くし。。。に負けて翌朝はその分早出すればイイやと往復徳澤園に泊まる事にした。
今思えば、まず、それが私の体力を奪った?
翌日はマスクを探して(後で行きに着ていたシャツのポケット内に無事発見されましたが)1時間近く結局出遅れ、そのせいもありダッシュで登って行った。
本当に誰にも会わない。槍ヶ岳でお天気も悪く無いのにこんなに誰も居ないなんて⁉️
ソロとは言いながら前後に必ず誰かいて安心して登れる、と思っていた私は目論みは外れたモノのへぇ〜っとホントの一人旅を面白がっていた。
アイゼンはミキヤツでカンペイさんにしっかり教わったせいか、ツボ足が結構不安が無くて、ドンドン上がって行き、斜度が1番キツい所もツボ足で通過してしまった。
けれど、それが益々私の体力を奪っていたかも知れない、
いつも大嫌いな、最後の殺生ヒュッテから先の、槍ヶ岳山荘が見えてからの延々と続くつづれ織りが、今回は直登だから少しは楽かな?なんて大きな勘違いをしていました。
神様、ごめんなさい!
ヒュッテ大槍付近でようやくアイゼン履けるハイマツと岩の少し平らな場所を見つけ、その先のトラバースを始めた。。。
ツラい、足が攣りそうな感じ。かなりツボ足での急斜面で足を使ってしまってたかな?
あーあ、まだあんな先に殺生ヒュッテがある。
ヤバい、下手したらここにビバークだ!いや、それはダメだ〜!だって重さを軽くしようと荷物ミニマムにしちゃったから何にも持ってない!
はぁ〜田部井さんも辛くても一歩一歩止まらずに登って行けばいつかは必ず頂上に着く、って言ってらしたし。。
さっき上から降りて来た女の人も頑張って!でも嘘になっちゃうから、あと少し、とは言えないわ〜みたいな事言ってたからまだまだな訳だ。ガッカリ。。。
2時は無理でも3時半を目指して頑張ろうか、とか思ってたら後ろから足音がして誰かが追いついて来た。こんにちは〜って見たら凄い大きなザックの男性。多分下からだな、この時間だと。
では上で待ってます!とサクッと置いて行かれ、ですよねーと半ば途方に暮れ半ば登るしかないでしょ、とかなりへこたれていたら
その男性、急に立ち止まった!あれ?ピッケルを左手から右手に持ち替えた?
ん?また歩き出した。アレ?少し行ってまた立ち止まった!またピッケル持ち替えた?
え⁉️
もしかして私の事励まして下さろうとしてる?待ってて下さってる?付いて来い❗️って事?
必死に体中の元気をかき集め、ありったけの気力も総動員して私も歩き出した、そうしたらその男性は私の足音を確認したかの様にまた歩き出した。
少し進むとまた立ち止まり何気なくピッケルを持ち替える、多分私の足音を確認して、また歩き始める。。。
それは延々山荘まで続いた。
神様が情けなくも、へこたれている私に大天使ミカエルを遣わして下さったに違いない❗️
少し後でわかった事だけどヤマレコユーザーさんでした。
益々ヤマレコが好きになっちゃった❣️
心優しいBANPさんのお陰で遭難もビバークもせずに(笑)泣きながらの到着でも無く、なんとほぼ予定通りの2時ちょっと過ぎに着く事が出来ました。
本当にありがとうございました。
あの励ましが無かったら、大変でした。。。
そして翌日。雪降る中、下りは下りで優しいIさんが常に後ろを気遣いながら私の少し前を歩いて下さったので、怖い思いは一切無くトレースを辿って一緒に物凄い勢いで降りて行く事が出来ました❗️ありがとうございました。
いつも誰かに助けて頂いて山に行くと人の優しさに触れまくって来ます。
今回はソロの妙な動物が1匹、チョロチョロしてて見ていられない!ときっと思われたんだと思います。
次は、もう少しだけ離れて見てみるか?と思って頂けるよう頑張ろう❗️と感謝で胸一杯にして帰宅の途につきました。
出会った皆様、ありがとうございました❣️
今思えば、まず、それが私の体力を奪った?
翌日はマスクを探して(後で行きに着ていたシャツのポケット内に無事発見されましたが)1時間近く結局出遅れ、そのせいもありダッシュで登って行った。
本当に誰にも会わない。槍ヶ岳でお天気も悪く無いのにこんなに誰も居ないなんて⁉️
ソロとは言いながら前後に必ず誰かいて安心して登れる、と思っていた私は目論みは外れたモノのへぇ〜っとホントの一人旅を面白がっていた。
アイゼンはミキヤツでカンペイさんにしっかり教わったせいか、ツボ足が結構不安が無くて、ドンドン上がって行き、斜度が1番キツい所もツボ足で通過してしまった。
けれど、それが益々私の体力を奪っていたかも知れない、
いつも大嫌いな、最後の殺生ヒュッテから先の、槍ヶ岳山荘が見えてからの延々と続くつづれ織りが、今回は直登だから少しは楽かな?なんて大きな勘違いをしていました。
神様、ごめんなさい!
ヒュッテ大槍付近でようやくアイゼン履けるハイマツと岩の少し平らな場所を見つけ、その先のトラバースを始めた。。。
ツラい、足が攣りそうな感じ。かなりツボ足での急斜面で足を使ってしまってたかな?
あーあ、まだあんな先に殺生ヒュッテがある。
ヤバい、下手したらここにビバークだ!いや、それはダメだ〜!だって重さを軽くしようと荷物ミニマムにしちゃったから何にも持ってない!
はぁ〜田部井さんも辛くても一歩一歩止まらずに登って行けばいつかは必ず頂上に着く、って言ってらしたし。。
さっき上から降りて来た女の人も頑張って!でも嘘になっちゃうから、あと少し、とは言えないわ〜みたいな事言ってたからまだまだな訳だ。ガッカリ。。。
2時は無理でも3時半を目指して頑張ろうか、とか思ってたら後ろから足音がして誰かが追いついて来た。こんにちは〜って見たら凄い大きなザックの男性。多分下からだな、この時間だと。
では上で待ってます!とサクッと置いて行かれ、ですよねーと半ば途方に暮れ半ば登るしかないでしょ、とかなりへこたれていたら
その男性、急に立ち止まった!あれ?ピッケルを左手から右手に持ち替えた?
ん?また歩き出した。アレ?少し行ってまた立ち止まった!またピッケル持ち替えた?
え⁉️
もしかして私の事励まして下さろうとしてる?待ってて下さってる?付いて来い❗️って事?
必死に体中の元気をかき集め、ありったけの気力も総動員して私も歩き出した、そうしたらその男性は私の足音を確認したかの様にまた歩き出した。
少し進むとまた立ち止まり何気なくピッケルを持ち替える、多分私の足音を確認して、また歩き始める。。。
それは延々山荘まで続いた。
神様が情けなくも、へこたれている私に大天使ミカエルを遣わして下さったに違いない❗️
少し後でわかった事だけどヤマレコユーザーさんでした。
益々ヤマレコが好きになっちゃった❣️
心優しいBANPさんのお陰で遭難もビバークもせずに(笑)泣きながらの到着でも無く、なんとほぼ予定通りの2時ちょっと過ぎに着く事が出来ました。
本当にありがとうございました。
あの励ましが無かったら、大変でした。。。
そして翌日。雪降る中、下りは下りで優しいIさんが常に後ろを気遣いながら私の少し前を歩いて下さったので、怖い思いは一切無くトレースを辿って一緒に物凄い勢いで降りて行く事が出来ました❗️ありがとうございました。
いつも誰かに助けて頂いて山に行くと人の優しさに触れまくって来ます。
今回はソロの妙な動物が1匹、チョロチョロしてて見ていられない!ときっと思われたんだと思います。
次は、もう少しだけ離れて見てみるか?と思って頂けるよう頑張ろう❗️と感謝で胸一杯にして帰宅の途につきました。
出会った皆様、ありがとうございました❣️
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コメント
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この記録に関連する登山ルート
この記録で登った山/行った場所
- 槍ヶ岳 (3180m)
- 河童橋 (1505m)
- 槍ヶ岳山荘 (3080m)
- 横尾 (1620m)
- 徳澤園 (1562m)
- ババ平 (2001m)
- 槍沢ロッヂ (1820m)
- 明神館 (1530m)
- 徳本口 (1545m)
- 新村橋 (1577m)
- 上高地バスターミナル (1504m)
- 嘉門次小屋 (1550m)
- 小梨平 (1507m)
- 殺生ヒュッテ (2860m)
- 飛騨乗越 (3010m)
- 徳沢ロッヂ (1550m)
- 一ノ俣 (1705m)
- 槍見河原 (1671m)
- 槍沢大曲り (2093m)
- 二ノ俣 (1706m)
- 槍沢・天狗原分岐 (2348m)
- 山のひだや (1540m)
- 明神池 (1530m)
- 岳沢湿原・岳沢登山口
- 坊主岩屋下 (2661m)
- 明神橋
- 無料トイレ (1510m)
- 日本山岳会上高地山岳研究所 (1510m)
- 播隆窟 (2702m)
- 徳沢公衆トイレ (1558m)
登山 | 登山用品 | 山ごはん | ウェア | トレイルラン |
トレッキング | クライミング | 富士山 | 高尾山 | 日本百名山 |
今回は、ご一緒できてとても楽しい時間を過ごせました。ありがとうございます。そしてお疲れ様でした。
夢もロマンもない話なんですが、実は、足が上がらなくなっていたのですよ。(笑)
”上で待ってます”と言った手前、抜かされるわけにもいかず、私も必死でした。(爆)
ビール ごちそうさまでした。
うふふ優しいですね、相変わらず!
本当にありがとうございました。
また、どこかでお会い出来たら、もっと上手に撮れる方法を伝授頂きたいです。
雷鳥さん回りの雪、頑張ってみます!
ありがとうございます〜
楽しく読ませて頂きましたー😊
1人で残雪槍ヶ岳‼️凄い‼️勇気あるなぁー
夏山はご一緒できます。連絡させて下さい👍
少し心配でしたが皆さんのフォローのおかげで楽しく行って来られました。まだまだ修行中です(笑)
夏山、一緒に行きた〜い❣️是非連絡待ってます!
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