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Yamareco

記録ID: 4336492
全員に公開
ハイキング
塩見・赤石・聖

上河内岳-光岳 (深南部を巡る3日間の山旅)

2022年06月02日(木) 〜 2022年06月04日(土)
 - 拍手
GPS
56:00
距離
42.6km
登り
3,675m
下り
3,672m

コースタイム

■6/2(DAY1)
5:20第2駐車場→ 5:40芝沢ゲート(第1駐車場)→ 6:50易老渡→ 7:20便ヶ島7:30→ 8:10西沢渡8:15→ (小休止を複数)→ 12:20苔平→ (小休止を複数)→ 14:35薊畑14:45→ 15:15聖平小屋
■6/3(DAY2)
4:40聖平小屋→ 6:40南岳→ 7:50上河内岳7:55→ 9:20茶臼小屋下降点手前で大休止9:55→ 10:20茶臼岳10:25→ 11:05喜望峰→ 11:25仁田岳11:30→ 11:45喜望峰→ 13:35易老岳→ 14:35三吉平→ 15:50静高平15:55→ 16:15イザルヶ岳→ 16:35光岳小屋
■6/4(DAY3)
4:35光岳小屋→ 4:55光岳→ 5:00光岩5:05→ 5:30光岳小屋5:50→ 6:45三吉平6:50→ 7:50易老岳8:00→ 8:55小休止9:15→ 10:05面平→ 11:10易老渡→ 12:15芝沢ゲート(第1駐車場)→ 12:35第2駐車場
天候 2日:晴れときどき曇り、3日:晴れ、4日:晴れ
過去天気図(気象庁) 2022年06月の天気図
アクセス 遠山郷の道の駅で前泊。
コース状況/
危険箇所等
「残雪」:南岳と上河内岳の北急斜面、三吉平から静高平間の北急斜面に残雪多い、私の場合はアイゼンなしで進めたが、凍っている場合も想定して、持参することが望ましい。
「易老岳から易老渡間の急斜面」:下りで使用する場合は、石車に悩まされる。
「聖平小屋近くの沢水」:水量豊富
「静高平の水場」:水量豊富
「光岳小屋直下の水場」:水量豊富
[DAY1:6月2日」4:50 下栗の里付近を通過すると、これから行く山々が見えてくる。天気は良さそうだ。
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[DAY1:6月2日」4:50 下栗の里付近を通過すると、これから行く山々が見えてくる。天気は良さそうだ。
この駐車場手前に来ると、ジムニーから登山者が出発していく姿が見え、自分も準備して、5:20 出発する。
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この駐車場手前に来ると、ジムニーから登山者が出発していく姿が見え、自分も準備して、5:20 出発する。
15分ほど歩いてきて芝沢ゲートが見えてきた。10台ほどだ。駐車場を間違えて、ちょっと損した気分だ。
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15分ほど歩いてきて芝沢ゲートが見えてきた。10台ほどだ。駐車場を間違えて、ちょっと損した気分だ。
登山計画書を入れて、5:40 気持ちを切り替えて、芝沢ゲートを通過。
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登山計画書を入れて、5:40 気持ちを切り替えて、芝沢ゲートを通過。
便りが島までは、まだまだ長い。楽しみながら歩こう。ウツギが咲いていた。
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便りが島までは、まだまだ長い。楽しみながら歩こう。ウツギが咲いていた。
車が通って、危なそうなところはなさそうだが・・・
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車が通って、危なそうなところはなさそうだが・・・
この川は、遠山川というようだ。澄んでいて、なかなかいい感じだ。
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この川は、遠山川というようだ。澄んでいて、なかなかいい感じだ。
ガマズミだろうか、この道もいろいろ撮っていると退屈しない。
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ガマズミだろうか、この道もいろいろ撮っていると退屈しない。
緑が濃い奥地の川という感じ。
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緑が濃い奥地の川という感じ。
いい感じの道。駐車場で見た登山者は、全く見えない。
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いい感じの道。駐車場で見た登山者は、全く見えない。
マムシグサの種類?
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マムシグサの種類?
道の脇には、こんなきれいな沢も。
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道の脇には、こんなきれいな沢も。
ちょっと青みがかっていて、いい感じ。
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ちょっと青みがかっていて、いい感じ。
6:50 易老渡を通過。もうバテバテだ。「こんなに大丈夫なの!腰痛いって言ってたじゃない!」と女房の一言が頭をよぎる。これから大丈夫だろうか。
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6:50 易老渡を通過。もうバテバテだ。「こんなに大丈夫なの!腰痛いって言ってたじゃない!」と女房の一言が頭をよぎる。これから大丈夫だろうか。
7:20 便ヶ島にとうちゃく。これまで誰にも逢わない。
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7:20 便ヶ島にとうちゃく。これまで誰にも逢わない。
10分ほど小休止、気合いを入れ直す。2013年に聖岳に登ったときは、ここまで車で来れたのに・・・
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10分ほど小休止、気合いを入れ直す。2013年に聖岳に登ったときは、ここまで車で来れたのに・・・
懐かしいトンネル。
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懐かしいトンネル。
西沢渡に向かう。最初は、こんな感じの整備された登山道だが、
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西沢渡に向かう。最初は、こんな感じの整備された登山道だが、
次第にこんなところが、何度も現れる。
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次第にこんなところが、何度も現れる。
8:10 西沢渡に着くと、あのジムニーの方が、挑戦中。
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8:10 西沢渡に着くと、あのジムニーの方が、挑戦中。
自分は、先の木橋を渡って対岸に行き、手伝ってあげた。
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自分は、先の木橋を渡って対岸に行き、手伝ってあげた。
話していると、茨城県から来て、ほとんど寝ていないらしい。
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話していると、茨城県から来て、ほとんど寝ていないらしい。
マイヅルソウ。寝不足に重いザックで、かなりきつそうだ。途中で、下山休憩中の岐阜の人に逢い、二人でいろいろ話を聞いた。たくさんの情報に感謝、感謝。
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マイヅルソウ。寝不足に重いザックで、かなりきつそうだ。途中で、下山休憩中の岐阜の人に逢い、二人でいろいろ話を聞いた。たくさんの情報に感謝、感謝。
9:55 15分ほど小休止。3年前程から百名山に挑戦し、なんともう80座達成、今年中にあと20座を終わらせようとしているそうだ。
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9:55 15分ほど小休止。3年前程から百名山に挑戦し、なんともう80座達成、今年中にあと20座を終わらせようとしているそうだ。
昨年の秋に、空木岳で膝を痛め、それから半年リハビリ。今回はそれから初めての登山だそうだ。
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昨年の秋に、空木岳で膝を痛め、それから半年リハビリ。今回はそれから初めての登山だそうだ。
膝を治すには、治療院や薬ではなく、膝の筋肉を付けることだという。
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膝を治すには、治療院や薬ではなく、膝の筋肉を付けることだという。
「イラモミの大木の下の広場」だそうだ。たまに睡魔が襲ってくるらしい。自然に同行することになり、自分が後に廻る。
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「イラモミの大木の下の広場」だそうだ。たまに睡魔が襲ってくるらしい。自然に同行することになり、自分が後に廻る。
今日は聖平小屋まで行くだけ、時間的余裕はたっぷり。このペースなら自分もちょうどいい、のんびり行こう。
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今日は聖平小屋まで行くだけ、時間的余裕はたっぷり。このペースなら自分もちょうどいい、のんびり行こう。
ギンリュウソウ。下山中の岐阜の方(見るからに山屋)に逢い、聖岳北面の残雪の状況、赤石岳への山行をお聞きする。
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ギンリュウソウ。下山中の岐阜の方(見るからに山屋)に逢い、聖岳北面の残雪の状況、赤石岳への山行をお聞きする。
コミヤマカタバミが咲いている。
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コミヤマカタバミが咲いている。
小休止を何度もとりながら、全国をジムニーで廻った百名山の話を聞かせていただきながら登って行く。
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小休止を何度もとりながら、全国をジムニーで廻った百名山の話を聞かせていただきながら登って行く。
12:20 苔平にとうちゃく。西沢渡から、コースタイムの1.5倍かかっている。
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12:20 苔平にとうちゃく。西沢渡から、コースタイムの1.5倍かかっている。
コミヤマカタバミや、
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コミヤマカタバミや、
ムラサキカタバミが咲いている。
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ムラサキカタバミが咲いている。
12:50 こんなきれいな苔の林を通過。
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12:50 こんなきれいな苔の林を通過。
バイカオウレン
14:05 プロトレックの標高表示では、そろそろ薊畑。休みながら、着実に登ってく。もうちょっと。
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14:05 プロトレックの標高表示では、そろそろ薊畑。休みながら、着実に登ってく。もうちょっと。
14:35 今日の最高地点の薊畑に着いた。明日登る上河内岳が見えている。アイゼンを家に置いてきた自分は、なしで登れるかが心配。
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14:35 今日の最高地点の薊畑に着いた。明日登る上河内岳が見えている。アイゼンを家に置いてきた自分は、なしで登れるかが心配。
後ろには聖岳。ジムニーの方は、聖岳に登るのは明日にした。もう大丈夫。後は、聖平小屋まで30分ほど下りるだけ。
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後ろには聖岳。ジムニーの方は、聖岳に登るのは明日にした。もう大丈夫。後は、聖平小屋まで30分ほど下りるだけ。
聖平小屋の方向。見えているのは、たぶん笊が岳、布引山あたりだろう。
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聖平小屋の方向。見えているのは、たぶん笊が岳、布引山あたりだろう。
上河内岳の右には、光岳につながる稜線。
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上河内岳の右には、光岳につながる稜線。
光岳。けっこう立派。
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光岳。けっこう立派。
10分ほど休んで、風が強く寒いので、聖平小屋に向かう。その途中、ミヤマキンバイや、
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10分ほど休んで、風が強く寒いので、聖平小屋に向かう。その途中、ミヤマキンバイや、
シナノコザクラなどが咲いている。
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シナノコザクラなどが咲いている。
あの南岳上部の雪渓が、とても気になる自分。
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あの南岳上部の雪渓が、とても気になる自分。
ニリンソウにような花も咲いている。
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ニリンソウにような花も咲いている。
あの鞍部まで下る。
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あの鞍部まで下る。
鞍部から聖岳方面に向かう木道を進むと、
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鞍部から聖岳方面に向かう木道を進むと、
15:15 聖平小屋にとうちゃく。既に三重から来た登山者がいて、この日は3人が宿泊することになった。三重の人は、昨日は光岳小屋に一人貸し切りで泊まり、今日こちらに来て、明日は聖岳に登って下山するそうだ。
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15:15 聖平小屋にとうちゃく。既に三重から来た登山者がいて、この日は3人が宿泊することになった。三重の人は、昨日は光岳小屋に一人貸し切りで泊まり、今日こちらに来て、明日は聖岳に登って下山するそうだ。
小屋の横には沢が流れていて、ここから給水する。
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小屋の横には沢が流れていて、ここから給水する。
ジムニーの方は、2日目に聖岳/上河内岳を登って茶臼小屋に泊まり、3日目に光岳まで行き、光岳小屋に泊まり、4日目に易老渡に下山することになった。
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ジムニーの方は、2日目に聖岳/上河内岳を登って茶臼小屋に泊まり、3日目に光岳まで行き、光岳小屋に泊まり、4日目に易老渡に下山することになった。
[DAY2、6月3日] 3:30 朝食の前に外に出てみると、流れる雲の合間に星が見えていたので、新調してきたレンズで撮ってみた。うまく星が撮れそうだ。
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[DAY2、6月3日] 3:30 朝食の前に外に出てみると、流れる雲の合間に星が見えていたので、新調してきたレンズで撮ってみた。うまく星が撮れそうだ。
4:40 聖平小屋を出発。他の二人は、先に聖岳を目指してそれぞれ出発していった。お気をつけて。
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4:40 聖平小屋を出発。他の二人は、先に聖岳を目指してそれぞれ出発していった。お気をつけて。
さあ出発です。
目指す南岳、上河内岳、どうも上の方はガスのようだ。
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目指す南岳、上河内岳、どうも上の方はガスのようだ。
登山道には残雪はないが、ちょっと急。
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登山道には残雪はないが、ちょっと急。
ただ、昨日の疲れはほとんどなく、登っていける。
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ただ、昨日の疲れはほとんどなく、登っていける。
バイカオウレン
ちょっと登ってきたところで振り返ると、聖岳も、上の方はガスのようだ。あの二人は、今どのあたりだろうか?
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ちょっと登ってきたところで振り返ると、聖岳も、上の方はガスのようだ。あの二人は、今どのあたりだろうか?
たまに陽が差し込む。
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たまに陽が差し込む。
薊畑の薙ぎ、聖平小屋前の平地は、上から見るとこんな感じだ。
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薊畑の薙ぎ、聖平小屋前の平地は、上から見るとこんな感じだ。
やっぱり南岳上部のあの雪渓を通るようだ。アイゼンを持ってきていないので、心配だ。
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やっぱり南岳上部のあの雪渓を通るようだ。アイゼンを持ってきていないので、心配だ。
たまにショウジョウバカマが咲いている。
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たまにショウジョウバカマが咲いている。
心配している残雪歩きの前に、新たな緊張。
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心配している残雪歩きの前に、新たな緊張。
崩落地の上端にある登山道を行く。
5
崩落地の上端にある登山道を行く。
いよいよ南岳北面の残雪箇所に来た。
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いよいよ南岳北面の残雪箇所に来た。
けっこうな急斜面だが全く問題なし。ただ表面が凍っているとやばいかも。
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けっこうな急斜面だが全く問題なし。ただ表面が凍っているとやばいかも。
ハイマツの脇には、キバナシャクナゲが咲いている。
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ハイマツの脇には、キバナシャクナゲが咲いている。
6:40 特に危ないところに逢わずに、南岳にとうちゃこ。
5
6:40 特に危ないところに逢わずに、南岳にとうちゃこ。
次は、上河内岳だが、やっぱりガスの中。
3
次は、上河内岳だが、やっぱりガスの中。
ここも危ないと言われているところのひとつか? ここは残雪の下を通過。
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ここも危ないと言われているところのひとつか? ここは残雪の下を通過。
ここも危ないところひとつか? ここは残雪の上を通過。
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ここも危ないところひとつか? ここは残雪の上を通過。
ショウジョウバカマ
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ショウジョウバカマ
ゆるやかな残雪を下って行く。
2
ゆるやかな残雪を下って行く。
そして新たな残雪箇所が見えてくる。ここは残雪部のトラバースを避け、尾根筋を行った。
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そして新たな残雪箇所が見えてくる。ここは残雪部のトラバースを避け、尾根筋を行った。
歩きやすい尾根筋が続く。
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歩きやすい尾根筋が続く。
7:15 尾根筋に雷鳥君が顔を出す。南アルプスで雷鳥に逢えるとは、思ってもいなかったので、びっくり。
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7:15 尾根筋に雷鳥君が顔を出す。南アルプスで雷鳥に逢えるとは、思ってもいなかったので、びっくり。
近くで撮ろうと思うが、雷鳥君は尾根筋をどんどん登っていき、自分は追いかける。その状態が5分ほど続く。道案内してくれたようだ。
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近くで撮ろうと思うが、雷鳥君は尾根筋をどんどん登っていき、自分は追いかける。その状態が5分ほど続く。道案内してくれたようだ。
雷鳥君のおかげで、残雪が平らなところに出た。
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雷鳥君のおかげで、残雪が平らなところに出た。
7:40 上河内岳の肩にとうちゃく。
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7:40 上河内岳の肩にとうちゃく。
ザックをデポして、山頂に向かう。
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ザックをデポして、山頂に向かう。
7:50 上河内岳にとうちゃこ。360度大展望のはずが、真っ白け。
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7:50 上河内岳にとうちゃこ。360度大展望のはずが、真っ白け。
大展望を眺めながら、ひと休みする計画だったが、風はビュービュー、顔が痛いので、即退散。
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大展望を眺めながら、ひと休みする計画だったが、風はビュービュー、顔が痛いので、即退散。
山頂のミヤマキンバイも寒さで震えている。
5
山頂のミヤマキンバイも寒さで震えている。
茶臼岳に向かって下る。
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茶臼岳に向かって下る。
下ってくると、急に前が明るくなり、ガスも薄くなってきた。
3
下ってくると、急に前が明るくなり、ガスも薄くなってきた。
これはと振り返ると、ガスがとても早いスピードで流れていて、上河内岳が顔を出したり、隠れたり。
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これはと振り返ると、ガスがとても早いスピードで流れていて、上河内岳が顔を出したり、隠れたり。
この奇岩は、「山と高原地図」に「奇岩竹内門」と記されている。
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この奇岩は、「山と高原地図」に「奇岩竹内門」と記されている。
聖岳に向かった二人は、そろそろ薊畑まで下りているはずだが、大展望は見れただろうか。
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聖岳に向かった二人は、そろそろ薊畑まで下りているはずだが、大展望は見れただろうか。
8:30 ガスから顔を出した上河内岳が撮れた。山頂に戻りたい気持ちを抑えて、茶臼岳に向かう。
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8:30 ガスから顔を出した上河内岳が撮れた。山頂に戻りたい気持ちを抑えて、茶臼岳に向かう。
こんな残雪が、いくつか続く。
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こんな残雪が、いくつか続く。
なんかいい感じ。
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なんかいい感じ。
振り返ると、上河内岳の険しい岩壁だけが見えている。
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振り返ると、上河内岳の険しい岩壁だけが見えている。
かわいいヒメイチゲ?が咲いていた。
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かわいいヒメイチゲ?が咲いていた。
たぶん、あの窪地が今回一番行きたかったところかも。
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たぶん、あの窪地が今回一番行きたかったところかも。
8:50 窪地についた。とってもいい感じ。
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8:50 窪地についた。とってもいい感じ。
この窪地で撮りたかったシーン。上河内岳がガスに覆われていて、15分粘って100回ほどシャッターを押したが、これがベストショット。
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この窪地で撮りたかったシーン。上河内岳がガスに覆われていて、15分粘って100回ほどシャッターを押したが、これがベストショット。
9:20 茶臼岳の手前に来た。この丘で休もう。
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9:20 茶臼岳の手前に来た。この丘で休もう。
茶臼岳。ガスは全くなし。この山旅で、最高の展望か。
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茶臼岳。ガスは全くなし。この山旅で、最高の展望か。
ザックを下ろし、靴も脱ぎ、レインウェアを脱いで乾かし、ちょっと早いが、お昼。
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ザックを下ろし、靴も脱ぎ、レインウェアを脱いで乾かし、ちょっと早いが、お昼。
富士山も姿を現した。AUスマホもつながって、女房にこの茶臼岳の写真を送った。
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富士山も姿を現した。AUスマホもつながって、女房にこの茶臼岳の写真を送った。
50分ほど休んで出発。茶臼小屋下降点から振り返ると、聖岳も上河内岳もガスは消えていた。
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50分ほど休んで出発。茶臼小屋下降点から振り返ると、聖岳も上河内岳もガスは消えていた。
茶臼岳に登る途中には、まだヤマザクラが咲いていた。
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茶臼岳に登る途中には、まだヤマザクラが咲いていた。
最高だね。左が聖岳、右が上河内岳。
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最高だね。左が聖岳、右が上河内岳。
10:20 茶臼岳にとうちゃこ。
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10:20 茶臼岳にとうちゃこ。
山頂から、これから進む稜線。中央途中の山が仁田岳、中央奥が光岳。
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山頂から、これから進む稜線。中央途中の山が仁田岳、中央奥が光岳。
残雪のある窪地がずっと続く。
2
残雪のある窪地がずっと続く。
その途中にある仁田池。
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その途中にある仁田池。
ずっと木道が設置されていて、木道の両側にはダケカンバ。
4
ずっと木道が設置されていて、木道の両側にはダケカンバ。
振り返ると、茶臼岳。
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振り返ると、茶臼岳。
この辺りは、雪の重みで曲げられたのダケカンバが美しい。
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この辺りは、雪の重みで曲げられたのダケカンバが美しい。
振り返ると、聖岳、上河内岳、茶臼岳がきれいにそろって、なかなかのビューポイントだった。
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振り返ると、聖岳、上河内岳、茶臼岳がきれいにそろって、なかなかのビューポイントだった。
枯れ木のオブジェ。
3
枯れ木のオブジェ。
希望峰に登っていく、
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希望峰に登っていく、
ここで振り返ると、こんな感じ。
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ここで振り返ると、こんな感じ。
上河内岳をズーム。なかなか男前の山だね。
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上河内岳をズーム。なかなか男前の山だね。
希望峰の山頂部に行くと、
3
希望峰の山頂部に行くと、
11:05 喜望峰の標識があり、ここでザックをデポして、仁田岳に向かう。
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11:05 喜望峰の標識があり、ここでザックをデポして、仁田岳に向かう。
仁田岳と光岳。
仁田岳に登ったと思ったら、山頂はずっと先。
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仁田岳に登ったと思ったら、山頂はずっと先。
途中、ハイマツの足元にキバナシャクナゲが咲いている。
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途中、ハイマツの足元にキバナシャクナゲが咲いている。
仁田岳に向かう途中で振り返ると、ここもなかなかのビューポイント。
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仁田岳に向かう途中で振り返ると、ここもなかなかのビューポイント。
11:25 仁田岳にとうちゃこ。
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11:25 仁田岳にとうちゃこ。
山頂から光岳方面。
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山頂から光岳方面。
これから進む稜線、稜線中央の盛り上がったところは易老岳だろう。
4
これから進む稜線、稜線中央の盛り上がったところは易老岳だろう。
11:45 喜望峰まで戻って、易老岳に向かう。バイカオウレンが咲いている。
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11:45 喜望峰まで戻って、易老岳に向かう。バイカオウレンが咲いている。
この辺りから、コバイケイソウがたくさん生えている。
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この辺りから、コバイケイソウがたくさん生えている。
イワカガミも見える。
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イワカガミも見える。
易老岳の手前のピークのひとつ。
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易老岳の手前のピークのひとつ。
この辺りから見える聖岳と兎岳。
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この辺りから見える聖岳と兎岳。
さきほどいた仁田岳が、かなり高く見える。
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さきほどいた仁田岳が、かなり高く見える。
この辺りに雰囲気もなかなかだ、コバイケイソウが咲けばなおさらだろう。
2
この辺りに雰囲気もなかなかだ、コバイケイソウが咲けばなおさらだろう。
そして立ち枯れの林を通過すると、
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そして立ち枯れの林を通過すると、
13:35 易老岳の山頂に到着。きっと誰もがこの倒木を何とかしてあげたいと思うだろう。
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13:35 易老岳の山頂に到着。きっと誰もがこの倒木を何とかしてあげたいと思うだろう。
ここからは、しばらくシラビソの林をトラバースする登山道が続く。
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ここからは、しばらくシラビソの林をトラバースする登山道が続く。
光岳を見上げる。光岳の上空では、自衛隊のヘリコプターが何回も旋回し、うるさいうるさい。
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光岳を見上げる。光岳の上空では、自衛隊のヘリコプターが何回も旋回し、うるさいうるさい。
14:35 三吉平を通過。 
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14:35 三吉平を通過。 
石がゴロゴロした谷の急坂を登る。ところどころ残雪があり、疲れた体には応える。
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石がゴロゴロした谷の急坂を登る。ところどころ残雪があり、疲れた体には応える。
でも、いい感じだ。
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でも、いい感じだ。
ちょっと平らになってきた。
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ちょっと平らになってきた。
15:50 静高平という場所だ。水場があり、手元のボトルを補給した。なかなかうまい。
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15:50 静高平という場所だ。水場があり、手元のボトルを補給した。なかなかうまい。
すぐに平らな場所に出て、光岳小屋も見えてきた。ザックをデポして、イザルヶ岳に向かう。
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すぐに平らな場所に出て、光岳小屋も見えてきた。ザックをデポして、イザルヶ岳に向かう。
16:15 イザルヶ岳に到着。
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16:15 イザルヶ岳に到着。
明日、余裕があったら、ここで朝日を向かえよう。
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明日、余裕があったら、ここで朝日を向かえよう。
16:35 光岳小屋にとうちゃく。寝場所を確保して、小屋近くの水場まで下りていく。
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16:35 光岳小屋にとうちゃく。寝場所を確保して、小屋近くの水場まで下りていく。
その登山道の両サイドは、こんな感じのすごい崩落地。
その登山道の両サイドは、こんな感じのすごい崩落地。
17:00 水場、流量は豊富、そして冷たい。ただ小屋まで登り返すのがたいへん。疲れたので、光岳へは明日にした。
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17:00 水場、流量は豊富、そして冷たい。ただ小屋まで登り返すのがたいへん。疲れたので、光岳へは明日にした。
23時頃、トイレに行ったついでに、何枚か撮ってみた。
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23時頃、トイレに行ったついでに、何枚か撮ってみた。
[DAY3、6月4日] 皆様が起きて準備を始めた頃、もう一度チャレンジ。これは天の川かな?星の色がきれいに再現できているかな?
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[DAY3、6月4日] 皆様が起きて準備を始めた頃、もう一度チャレンジ。これは天の川かな?星の色がきれいに再現できているかな?
富士山から上河内岳まで、夜空が美しい。
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富士山から上河内岳まで、夜空が美しい。
小屋の上には、あのヒシャクの形が。
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小屋の上には、あのヒシャクの形が。
4:10 慌ただしい小屋の中、オレンジ色の帯が見えてきた。
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4:10 慌ただしい小屋の中、オレンジ色の帯が見えてきた。
富士山がきれいだ。手前はイザルヶ岳、山頂に人影あり。
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富士山がきれいだ。手前はイザルヶ岳、山頂に人影あり。
なんか荘厳な空気。
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なんか荘厳な空気。
4:25 聖岳のバックに、オレンジ色の帯。なかなか美しい。
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4:25 聖岳のバックに、オレンジ色の帯。なかなか美しい。
そして上河内岳にも。
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そして上河内岳にも。
神々しい台形。何とも言えない。
25
神々しい台形。何とも言えない。
空全体に広がっていく赤い帯、とってもきれいです。
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空全体に広がっていく赤い帯、とってもきれいです。
4:35 茶臼岳とイザルヶ岳の間が、明るくなってきた。日の出を待っていたがなかなか顔を出さないので、光岳に向かって出発。
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4:35 茶臼岳とイザルヶ岳の間が、明るくなってきた。日の出を待っていたがなかなか顔を出さないので、光岳に向かって出発。
4:40 少し登ったところで、太陽さんが顔を出した。まさに神々しいシーンだ。
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4:40 少し登ったところで、太陽さんが顔を出した。まさに神々しいシーンだ。
光岳も朝日に照らされた。
2
光岳も朝日に照らされた。
4:55 光岳にとうちゃこ。名前の通り、光っている。
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4:55 光岳にとうちゃこ。名前の通り、光っている。
山頂裏から、大無限山。
5
山頂裏から、大無限山。
山頂裏から、池口岳、加加森山。
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山頂裏から、池口岳、加加森山。
5:00 光石まで下りてきた。
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5:00 光石まで下りてきた。
なかなか大きな岩だ。登ってみる。
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なかなか大きな岩だ。登ってみる。
光石から、イザルヶ岳方面。
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光石から、イザルヶ岳方面。
右にパンして、小無限山。
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右にパンして、小無限山。
さらに右にパンして、大無限山と池口岳。
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さらに右にパンして、大無限山と池口岳。
さらに右にパンして、加加森山。
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さらに右にパンして、加加森山。
さらに右にパンすると、遠くに見えるのは中央アルプスだろう。
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さらに右にパンすると、遠くに見えるのは中央アルプスだろう。
光岳山頂まで戻ってきた。太陽はだいぶ昇り、見事な雲海の上にいる。
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光岳山頂まで戻ってきた。太陽はだいぶ昇り、見事な雲海の上にいる。
富士山も、雲海の上に浮かんでいる。
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富士山も、雲海の上に浮かんでいる。
5:30 光岳小屋に戻る。
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5:30 光岳小屋に戻る。
12人ほどいた宿泊者は、皆さん出発している。
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12人ほどいた宿泊者は、皆さん出発している。
この一角が、自分のいた場所。
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この一角が、自分のいた場所。
5:50 光岳小屋を出発。
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5:50 光岳小屋を出発。
霜がついて光る木道。滑って危ない。放射冷却か。
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霜がついて光る木道。滑って危ない。放射冷却か。
ガンコウランにも、霜が付いている。
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ガンコウランにも、霜が付いている。
昨日は気がつかなかったが、この谷筋から聖岳が見え、なかなかの景色だ。カチカチの残雪に神経を使いながら下りていく。
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昨日は気がつかなかったが、この谷筋から聖岳が見え、なかなかの景色だ。カチカチの残雪に神経を使いながら下りていく。
谷筋の残雪部が過ぎると、一安心。
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谷筋の残雪部が過ぎると、一安心。
小振りのオサバグサが、咲き始めている。
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小振りのオサバグサが、咲き始めている。
6:45 三吉平。残雪に神経を使ったので、ここで小休止。
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6:45 三吉平。残雪に神経を使ったので、ここで小休止。
後は、易老岳まで、いろいろ撮りながら、のんびり登り返す。
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後は、易老岳まで、いろいろ撮りながら、のんびり登り返す。
既にカメラのバッテリーは4ヶ使い、撮影数も1200を越えた。
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既にカメラのバッテリーは4ヶ使い、撮影数も1200を越えた。
7:50 易老岳に到着。これからの易老渡までの下りに備えて、靴紐を縛り直し、エネルギー補給。
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7:50 易老岳に到着。これからの易老渡までの下りに備えて、靴紐を縛り直し、エネルギー補給。
下山を始めると、登山道上の小石に乗ってしまうことが多く、この石車対応に神経、体力を消耗。
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下山を始めると、登山道上の小石に乗ってしまうことが多く、この石車対応に神経、体力を消耗。
8:55 石車対応に疲れて20分ほど小休止。
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8:55 石車対応に疲れて20分ほど小休止。
オサバグサ。
下山中に、光岳小屋に泊まりそうな人とたくさんスライドする。20人以上はいるが、あんなに泊まれるだろうか。
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下山中に、光岳小屋に泊まりそうな人とたくさんスライドする。20人以上はいるが、あんなに泊まれるだろうか。
10:05 面平を通過。
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10:05 面平を通過。
相変わらずの石車対応で、くったくた。一度だけ転ぶ。誰か、歩き方を教えて欲しい。
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相変わらずの石車対応で、くったくた。一度だけ転ぶ。誰か、歩き方を教えて欲しい。
沢の音が大きくなってくると、フタリシズカがたくさん咲いていた。
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沢の音が大きくなってくると、フタリシズカがたくさん咲いていた。
このすぐ先が、易老渡のようだ。やっと石車地獄から脱出できルと思うと、とてもうれしい。
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このすぐ先が、易老渡のようだ。やっと石車地獄から脱出できルと思うと、とてもうれしい。
易老渡の橋が見えた、とうとう地獄から脱出。
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易老渡の橋が見えた、とうとう地獄から脱出。
11:10 易老渡にとうちゃく。この自転車の数がすごい。
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11:10 易老渡にとうちゃく。この自転車の数がすごい。
普通に歩ける道に感謝。そしてグリーンが疲れを癒やしてくれる。もうセミも鳴いている。
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普通に歩ける道に感謝。そしてグリーンが疲れを癒やしてくれる。もうセミも鳴いている。
後は駐車場まで、のんびり歩く。たいくつだが、いい景色の場所がたまにある。
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後は駐車場まで、のんびり歩く。たいくつだが、いい景色の場所がたまにある。
12:15 芝沢ゲートを通過し、12:35 駐車場に着いた。お疲れさまでした。ゆっくり家まで帰りましょう。いい山旅になりました。ありがとうございました。
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12:15 芝沢ゲートを通過し、12:35 駐車場に着いた。お疲れさまでした。ゆっくり家まで帰りましょう。いい山旅になりました。ありがとうございました。

感想

・信州百名山の残り7つの中で、最も雪解けが進んでいると思われる、光岳と茶臼岳をまずは目標としました。自分にできそうなルート、日程をいくつか検討しましたが、どうしても自分の体力では2日間では行けそうにありません。3日間で行くことにして、負担が少なく、楽しめそうなルートとしました。久しぶりの重装備になりましたが、なんとか無事に廻ってこれました。
・3日間の縦走で、体力面を心配していましたが、前日へとへとになっていても、一晩寝ると、以外に疲れがなくてすっと歩けるものだなあと思いました。また、下山後の筋肉痛はいつもの3倍くらいになるのではと思っていたのですが、前回の八ヶ岳山行より軽度で不思議な感じです。
・また梅雨前で、天気が一番心配でしたが、以外に晴れが続き、すばらしい景色も撮れました。感謝感謝です。

・今回は2泊3日の縦走ですが、連泊の縦走は日帰りで行く山行とは、違う面白みがあります。全く知らない人と話をすることが多くなります。というか、人と話したくなるのかもしれません。それが思い出も増やすことにつながります。山行というより山旅という言葉が合う気がします。今回もたくさんの方々に逢いました。この山旅で逢った方々も、きっと目的を達成して無事に下山したと思いますが、みんなで集まって飲みたい気分です。

・連泊縦走では星景写真を撮る機会ができるので、今回はそのために明るい広角単焦点レンズ、ソフトフィルター、光害カットフィルターを、新調してきました。これまでの暗いレンズでは難しかった星景写真ですが、星景写真用に選んできた機材たちだけに、私のカメラでも適当に設定しただけで簡単に撮れました。高いお金をかけた甲斐がありました。このカメラでも、もっときれいな星景写真を撮れる楽しみが湧いてきましたので、今後はこのレンズでいろいろ試してみたいと思います。ただ、じっくりやるには体やカメラを冷やさない装備も必要になりそうです。

・きれいな写真もたくさん撮れ、またいい思い出もたくさんでき、とてもいい山旅になりました。ありがとうございました。

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