山行記録: 劔北方稜線・大日連峰縦走

記録ID: 4546306

全員に公開

無雪期ピークハント／縦走

剱・立山

劔北方稜線・大日連峰縦走

2022年07月28日(木) ～ 2022年07月31日(日)

joony

GPS: 80:00
距離: 36.5km
登り: 3,528m
下り: 4,974m

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コースタイム

1日目

山行: 4:16
休憩: 1:12
合計: 5:28

9:52

37分

室堂

10:29

10:37

31分

雷鳥沢キャンプ場

11:08

11:18

51分

新室堂乗越

12:09

12:18

19分

[el.2650]

12:37

32分

剱御前小舎

13:09

13:29

24分

剱沢キャンプ場

13:53

14:02

32分

クロユリの滝分岐下

14:34

14:50

30分

長次郎谷出合

15:20

真砂沢ロッジ

2日目

山行: 9:21
休憩: 2:37
合計: 11:58

4:40

7分

真砂沢ロッジ

4:47

4:53

24分

三ノ沢

5:17

19分

ハシゴ谷分岐

5:36

28分

四ノ沢

6:04

6:21

53分

二股

7:14

7:28

65分

仙人新道ベンチ

8:33

8:48

36分

仙人峠

9:24

9:49

38分

池の平小屋

10:27

46分

剱岳展望台

11:13

11:27

54分

旧鉱山道取付き

12:21

12:52

65分

小窓（乗越）

13:57

14:24

65分

第一雪渓[el.2560]

15:29

15:35

36分

第二雪渓

16:11

16:13

25分

小窓の王基部

16:38

三ノ窓

3日目

山行: 6:09
休憩: 1:42
合計: 7:51

5:24

50分

三ノ窓

6:14

6:27

19分

池ノ谷乗越

6:46

59分

池ノ谷ノ頭

7:45

7:53

28分

長次郎のコル

8:21

8:46

30分

剱岳

9:16

9:24

29分

平蔵のコル

9:53

10:10

64分

平蔵谷[el.2655]

11:14

11:26

42分

平蔵谷出合

12:08

12:27

38分

クロユリの滝分岐

13:05

10分

剱澤小屋

13:15

剱沢キャンプ場

4日目

山行: 7:48
休憩: 2:07
合計: 9:55

5:23

37分

剱沢キャンプ場

6:00

6:10

46分

剱御前小舎

6:56

14分

新室堂乗越

7:10

7:19

31分

室堂乗越

7:50

39分

２５１１ｍピーク

8:29

8:41

34分

奥大日岳

9:15

30分

P2409

9:45

9分

七福園

9:54

10:14

7分

中大日岳

10:21

13分

大日小屋

10:34

10:40

6分

大日岳

10:46

10:56

34分

大日小屋

11:30

11:34

14分

上の水場

11:48

11:57

45分

[el.2050]

12:42

13:10

41分

大日平山荘

13:51

49分

牛ノ首

14:40

14:55

5分

大日岳登山口

15:00

15:04

14分

称名滝展望台

15:18

称名滝バス停

天候	7月28日：曇りのち晴れ 7月29日：晴れのち曇り時々雨 7月30日：快晴のち午後雷雨あり 7月31日：晴れのち曇り時々雨 ※長い戻り梅雨が終わり、ようやく高気圧が張り出してきたが、夏山らしくまだ不安定さが残るようで、毎日午後は稜線にはガスがかかり、3日目は激しい雷雨に見舞われた。1日目と2日目は時折小雨。4日目は本降りになる前に3時半のバスに乗り込めた。
過去天気図（気象庁）	2022年07月の天気図
アクセス	利用交通機関：電車バスケーブルカー（ロープウェイ／リフト） JRの夜行バスで大阪富山間を往復富山からは地鉄・ケーブル・バスで室堂へ。帰りは称名滝からバスで立山駅、地鉄で富山へアクセスを調べる my出発地登録
コース状況／危険箇所等	【剱沢】クロユリの滝直下までしっかり残雪あり。剣山荘への直登道分岐の対岸でアイゼン装着。長次郎谷出合でアイゼンを外して夏道に入るも、一ノ沢の横断で雪が多くここまで雪渓上をそのまま歩いた方がよかった。【真砂沢→池ノ平】三ノ沢は残雪豊富で、念のためにアイゼンを装着。四ノ沢は事前に小屋で聞いていた通りかなりブリッジが薄くなっているので慎重に見極めて通過。あと数日もすればもう降りて渡渉する方が無難だろう。仙人新道は特になし。池ノ平までの仙人山のトラバース道では、池ノ平小屋の水源となっている沢で雪渓が残っており、上に乗るのも危険なので取水口のある上部から回り込む。【北方稜線①池ノ平～三ノ窓】鉱山道では、池ノ平のテント場を出てすぐの谷で雪渓が残り、数メートルで短いものの急傾斜なのでアイゼンを出す。劔展望台までは特になし。その後の小窓雪渓までのトラバース道は高度感がありかなり危険。まずはつづら折りで数十メートル高度を下げ、地形図に現れる帯状の崖下に入る。その後もザレた斜面をトラバースし、終盤には雪渓も残っていた。やがて草付きの比較的緩やかな斜面に出て、目の前に断崖が迫るとそこが小窓氷河の取付きとなる。氷河上は日差しが途切れると冷蔵庫ぐらい冷えた風が流れて肌寒いくらいだが、雪の状態は悪くなく単調に登り詰めて終わる。小窓にはBBQの炭の跡が残されていた。マナーが悪いようだ。小窓からは踏み跡を辿って小窓の頭へ登り上げる。しばらくするとルンゼに入るが、ここは中盤で向かって左に折れ、別のルンゼに入り直す必要がある。この道間違いはヤマレコの足跡にも表れている。なお、この付近に一か所真新しいピンテがあったので、これが頼りになる。岩をよじ登るように湿ったルンゼを詰めればハイマツの斜面に飛び出し、やがてチングルマの咲く草付きの斜面となり、そのまま第一雪渓に出る。今回はこの辺りで切りが濃く、全く先が見通せない状況だったので、上へ巻いてみた。結局巻き切ることはできず、霧が晴れるのを待って上部から先を見通して、アイゼンを付けて15mほど慎重に横切った。かなり急傾斜で足を間違えれば小窓まで滑落するので、ここの雪渓があるとないとでは難易度が変わるぐらいだろう。ここからしばらくトラバース道でハイマツが若干濃いが踏み跡はある。季節柄、ハイマツの花粉が一斉に舞う。第二雪渓は第一雪渓と似たような傾斜だが、少し距離が短い。この時は先が見えていたので、素直に踏み跡が雪に隠されたところからアイゼンを付けて横断した。その後は小窓の王の基部へ再び登りとなり、踏み跡を辿れば一般的には小窓の王の岩壁の麓のルンゼには入らずその手前の膨らんだ岩草交じりの斜面を登るだろう。やがてハイマツの中を抜けて小窓の王の基部のコルに滑り込む。発射台はガレガレのバンドとはいえかなりの急傾斜。一度50mほど下ってガリーに出たら三ノ窓までは再びわずかに登りである。微かに池ノ谷の方からも踏み跡があるようである。三ノ窓は東西両側に5張ほどのビバークスペースがある。雪渓はコルのすぐそばにまでよく残っていた。汚いが最悪溶かせば水が手に入る。【北方稜線②三ノ窓～剱岳】三ノ窓を出てすぐのガリーはチンネ側が歩きやすいともいわれるが、実際は歩きやすそうなところを見極める必要がある。踏み跡は濃いものも薄いものも様々だが、中ほどに大岩が詰まった箇所があり、ここではチンネ側を離れて西斜面による必要がある。この日はここでライチョウの家族を見かけた。池ノ谷乗越に上がれば、八ツ峰の頭から末端までの全景と長次郎谷右股の景色が開ける。右股はもうほぼ歩けないほどボロボロだが、2人1組が登ってくるのを見かけた。チンネに取付くのだろうか。乗越からは正面のリッジ（というよりほぼフェース）か、長次郎谷側のルンゼを詰めて頭に上がる。下部はルンゼが登りやすかったが、途中でリッジに横移動した。クライムダウンする登山者で混雑していれば面倒な箇所となりそうである。すぐに池ノ谷の頭に出ると視界がぐっと開け、ようやく本峰までが見通せるようになる。少し南側の稜線上に、大岩の影になるように良いビバークスポットがある。長次郎谷も左右合わせて見渡せ、熊の岩にはテントが一張見えた。＜随時追記＞
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