白峰三山縦走(広河原→奈良田)


- GPS
- 33:35
- 距離
- 25.1km
- 登り
- 2,554m
- 下り
- 3,240m
コースタイム
- 山行
- 6:19
- 休憩
- 2:00
- 合計
- 8:19
- 山行
- 10:13
- 休憩
- 1:33
- 合計
- 11:46
天候 | 8/19(金)快晴 8/20(土)曇り→時々雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2022年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ダム(バス停)が見えたらすぐ右手に上がった所 簡易トイレあり バス停はダムの所から乗る(奥のバス停からも乗車可能だが、いっぱいだと乗れない可能性あり) 5:30発の広河原行きのバスに乗車(平日はダイヤが違うので注意) |
コース状況/ 危険箇所等 |
大門沢下降点からは、崩壊して際どい箇所もあり 滑りやすい丸太橋などに注意 |
その他周辺情報 | 奈良田の里温泉 女帝の湯 http://hayakawa-zaidan.com/?pid=34634695 開館時間9:00-18:00、550円 まほらの湯 山梨県南巨摩郡富士川町長沢1757-2 https://mahoranoyu.com/onsen.php 午前10時から22時 (受付は21時30分まで) 700円、JAF割引あり |
写真
二日目の朝、街の明かりと富士山
夜は風が強くて、何度か目覚めたが、トイレには行きたくならず、カイロとダウンのおかげ。
天気は午前中は持つ予報、午前中のうちに稜線を降りたい
この手前200mくらいは風速20mくらい、体持ってかれた。
今日一番の爆風
樹林帯は休憩する場所がなさそうな気がして、風よけられる場所で行動食を食べた。11時前には稜線から降りれて良かった。
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
サンダル
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
調味料
飲料
ハイドレーション
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
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感想
2011年8月末、白峰三山縦走するという友達グループに参加させてもらった二泊三日のテント泊縦走。
テント泊3回目、体力も全然なかったし、そもそも標高差2,000mの山行のハードさも全くわかっていない(今の私なら、もっと体力つけてからだよ、とアドバイスするでしょう。)その時、体調不良になり、ガスガスの稜線歩きだったため、いつかリベンジをしたいと思っていた。
何年もチャンスを伺ってはいたが、いつも天気予報がイマイチ、百名山制覇を優先したため、なかなかチャンス到来せず。
去年ある秀逸なブログを読ませてもらい、行きたくなっていたところ、
ちょうど、山と渓谷の8月号が南アルプス特集、農鳥小屋のおじさんにもお目にかかりたいと、今年行けるなら行きたい。
8/19(金)の予報が珍しく、1週間前から晴マーク
北岳山荘のテント場の予約をみると、すでにいっぱいだったが
8/17(水)北岳山荘のテント予約をみると、1つ空きが出ている。
夕方ヤマテン予報をみると、金曜はここ最近では珍しく良い予報!
翌日8/20(土)の予報は午後から崩れてくる予報
これは行くしかないと急遽パッキングスタート
奈良田スタートか広河原スタートか?
11年前は朝早く出れるからと、奈良田スタート
ただし奈良田は標高が低いのでその分登り標高差がある、かつ帰りは広河原のバス時間の制約がある
標高が高く、かつ帰りの時間に焦らない広河原スタートとする
8/18は午前中用事で有休を取っていたため、用事終わり次第出発
車中泊前に温泉に入ろうと、奈良田周辺の温泉を調べるも木曜定休日が多く、終了時間も早かったが、1つ20:00までというところが。
途中PAで検索すると、ギリギリ間に合いそう。
温泉上がってまた汗かきたくないので、できるだけ駐車場近くを選択したのは判断ミスだった。19:00前に到着すると、なんと真っ暗やってない。
特に張り紙もないし、営業時間はやはり20時までと書いてある、どういうことなのか?さっぱりして寝たいので、45分運転して再び街に戻り、富士川市の温泉に入る。
再び同じ道を運転して、無事22:00過ぎに駐車場着
広い駐車場(砂利)で簡易トイレもあり。
窓を閉めていると少し暑かったが、窓開けると朝方寒くなりそうなので、ポータブル扇風機を付けたり消したりして寝た。
5:30バスなので、4:00起床
5:00に外に出ると、トイレ行ったときに見た人がいない。みなさん奈良田スタートなのかも。
しかし、バス停に行ってびっくり、たくさん並んでる、1台目はもう座れなくなりそうな勢い。やばい、これに乗れないと計画が・・・。
切符を買うまでドキドキ、なんとか立って乗車できて良かった。
聖岳、光岳に比べれば、登山口まで運んでくれるだけありがたい。
金曜だから空いてると思ってたら、天気予報もいいし、みんな狙ってたのか。お盆はかなり天気悪かったみたいだし。
でも、これだけの人が広河原に行くということは、縦走する仲間がこんなにいると思うとちょっとほっとした。
山道で、バス車内は左右に揺れて掴まっていないと立っていられない。
1つ目のバス停で釣り人が4人ほど下車。
次のバス停でも4人ほど降りてくれて、ラスト10分、座れてラクできました。お1人山のテント泊よりも大きなザック+手提げ袋の大荷物の方が降りて行きました。何泊するんだろうか。
広河原山荘前、芦安方面からも同じ時間にバスが到着するので賑わい夏山らしい。
ゆっくりおにぎりを食べていたら30分も経過、人もまばらになり、登るときちょうどばらけてよかったかも。
では、行きますか。
橋の手前からいきなり北岳のピークが見える。
あそこまで行くのか〜、テント場は予約制、
張れないことはないから焦らずマイペースで行こう、最悪17時着でも大丈夫と
自分を言い聞かせていざ橋を渡る。
川の対岸がテント場、山荘と離れているから、静かで良さそう。
序盤は段差がそこそこあり、テント泊装備だともろに重さを感じる
今年初テント、というか、ちょうど1年ぶり
軽量化重視で、サンダルなし、30+5のサースフェーのザックにパツパツに詰め込んだおかげで軽めにはできたが、余裕がない。
風は冷たくて気持ちよく、秋を感じるが登ると汗が出る。
真夏だと大変だろうな、と思いつつ高度を上げる。
ポイントポイントで休憩できるスペースがあるので助かる。
テント泊の場合、肩を休ませるためにも1時間に一回は荷物を下ろして休まないと、後半さらに辛くなる。
階段の急登が続く中、下山してきた方が、ここ登りきったら、トラバースになって、しばらくしたら小屋ですよ、と教えてくださる。
トラバースだとラクでスピードも上がる、教えてもらった通りしばらくして小屋に到着、テント泊に持つでもコースタイムより早く歩けて少し安心。
たくさんの人が休憩していた。
とりあえずのコーラ(500円)とおにぎりを食べた。
次は草すべり、ヤマレコでも急登で大変と、たくさん書いてあったが、やっぱり大変だった。もう秋めいてきたので、夏のお花は終了かと思ってましたが、ハクサンフウロがたくさん咲いてました。多少元気もらいました。
振り返ると鳳凰三山がさらに大きく見える
急登の次はつづら折りの道に、ザックを下ろして座って休憩したいが、
どこで休憩したらいいか、少し開けたスペースで時々休憩。
テント泊装備のグループ数組で、抜いたり抜かれたりとほぼ同じペースで登る。
森林限界に出たところで、仙丈ケ岳、甲斐駒、八ヶ岳が見えてテンションアップ↑
いい天気で気持ちいい!肩の小屋もみえた。
シャリバテなのでパンを食べる
周りの抜きつ抜かれつグループとともに、肩の小屋到着
この時間でテントがたくさん、後から来る人張れるのかな
山頂まであと1時間、ゆっくりのぼって山頂到着、晴れて気持ちいい!
11年も経ったか、と感慨に浸る。
みなさん寛いで眺望を楽しんでいる、ゆっくりしたいが、テント張らねばと先へ進む
ここから先は人が減る、北岳山荘が見えて、素敵な稜線歩き
でも1つもテントが張られていない。
小屋に着くと、やはり改装中の山荘物資運搬で減り作業終わるまで張れなかった
それなら北岳でもう少しゆっくりしてこれば良かったなあ
先着の方が場所取りをしていたため、空いていた一番下のスペースに
でも、ちょうど富士山が正面に見えて、なんと贅沢なテント場でしょう、忘れてました。
2日目、カイロとダウン上を着て寝たので、テント内8℃でも快適に寝れた
今日は奈良田まで、天気は崩れる予報なので11:00までには稜線を降りたい
4:30すぎにスタート
風は時間と共に強くなり、雲もどんどんやってくるが眺望はそれなりにあった
今回の目的の1つ、農鳥小屋ではおじさんは見れたので、よしとする。
コーラのんで、激登りに備える
そのあともアップダウンを繰り返し、後ろから早い方にどんどん抜かれる
中白根、間ノ岳、西農鳥、農鳥岳まで進む
風は更に強く、大門沢下降点手前のコル一番風が強くて、体が一瞬浮いた
樹林帯に入ると風はなく、蒸し暑い中ひたすら下る
大門沢小屋に到着して休憩しようとしたら、雨が降り出し、レインウエアとザックカバーを装着
少し補給して、蒸し暑い中、滑りそうな橋や石に注意して下る
幸い雨は弱く、30分ほどで止んだので、脱いだ。
大門沢小屋からも、きわどいトラバースの道とかあって、最後まで気を抜けない
途中一旦平坦なエリアがあり、これで終わりかと思いきや、まだまだ下りがあり、
いい加減疲れてきたところで、急に樹林帯から左に曲がると、つり橋が。
存在を覚えていたけど、こんなに揺れたっけ、なかなか怖かった。
最後は林道を歩いて、アスファルトの道に出てようやく下界に。
そこからがまた長かった。トンネルのところにいたおじさんが、飴をくれて、やさしさが沁みました。最後また雨が降り出したので、レイン上だけ着て駐車場まで。
足が痛くて、温泉までの坂、登りも下りもつらかった(奈良田の里温泉 女帝の湯は坂の上にあるが、駐車場は下)。
温泉はラスト1時間で空いててゆっくり入れました。
餃子の王将が近くになくて、牛丼にするかと道の駅富士川に行くと、
ラーメンと餃子と白飯が食べれて良かった。
道の駅で朝まで車中泊して、昼には富山に戻れました。
11年ぶりのリベンジ、白峰三山の稜線歩きと農鳥小屋に行けて良かった。
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