槍ヶ岳北鎌尾根

2022年09月16日(金) 〜 2022年09月18日(日)

• GPS: 28:00
• 距離: 45.9km
• 登り: 2,831m
• 下り: 2,816m

コースタイム

1日目

• 山行: 10:14
• 休憩: 1:39
• 合計: 11:53

距離 22.1km 登り 1,865m 下り 793m

6:46 上高地バスターミナル
6:52 無料トイレ
7:13 小梨平
7:42 明神館
7:46 徳本口
8:22 8:26 徳沢公衆トイレ
8:28 8:35 徳澤園
8:46 新村橋
9:20 9:36 横尾
10:05 槍見河原
10:13 10:16 一ノ俣
10:21 二ノ俣
10:43 11:02 槍沢ロッヂ
11:29 11:46 ババ平
12:09 12:10 槍沢大曲り
13:16 13:27 水俣乗越
14:51 14:58 北鎌沢出合
17:32 17:48 北鎌のコル
18:39 宿泊地

2日目

• 山行: 9:52
• 休憩: 2:13
• 合計: 12:05

距離 8.6km 登り 863m 下り 1,435m

5:08 宿泊地
7:13 8:14 独標2899m
13:24 14:00 槍ヶ岳
14:08 14:43 槍ヶ岳山荘
15:22 播隆窟
15:26 15:28 坊主岩屋下
16:11 槍沢・天狗原分岐
16:41 槍沢大曲り
17:13 ババ平

3日目

• 山行: 3:21
• 休憩: 0:35
• 合計: 3:56

距離 15.2km 登り 126m 下り 610m

6:51 ババ平
7:10 7:20 槍沢ロッヂ
7:40 二ノ俣
7:46 7:47 一ノ俣
7:55 槍見河原
8:24 8:36 横尾
9:13 9:14 新村橋
9:25 9:38 徳澤園
9:40 徳沢公衆トイレ
10:14 徳本口
10:19 明神館
10:48 小梨平
10:49 ゴール地点

天候

１日目晴、２日目晴れのち曇、３日目曇のち晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

あかんだな駐車場を利用（１泊600円）
https://www.kamikochi.or.jp/article/show/49

6時のシャトルバス（片道1180円）で上高地へ
新穂高側に降りた場合も考慮して片道購入
しかし、台風のことも考え、結果上高地側におりて来たので帰りも利用しました。

コース状況／危険箇所等

○北鎌尾根までのアプローチ
水俣乗越の直下は崩れが激しくザレています。直下にはフィックスロープがあるので助かります。その後は、踏み跡はしっかりしています。途中ザレ場が出てきて浮石もあるので、気をつけてください。
最終の水場は、北鎌沢右俣を少し100m程度上がったところにあります。
右俣は高度が上がるにつれて、登りの難度が上がる感じです。

○北鎌尾根
昨年の地震の影響もあるような崩れた箇所はあちらこちらにある感じで、浮石も結構あると感じました。

○ビバークポイント
すべてを網羅してはないですが、ビバークできそうな箇所を撮影しました。
自分たちは、北鎌のコルが満員でしたので、そのまま進みました。すぐ近くのポイントで無理やりテント泊しましたが、もう少し進むと広さのあるポイントもありました。体力をみて、選べるといいと思います。

その他周辺情報

登山後の食事
小梨平食堂を利用。上高地の観光地のざわつきはなく、落ち着いて食べられます。山賊焼き定食（1300円）はおすすめです。
https://www.nihonalpskankou.com/facility/cafeteria.php

登山後の温泉
朴の木平　宿儺の湯を利用しました。大人600円
土日にもかかわらず、空いていました。
https://joyful-hounoki.jp/

写真

9/16 6:46

上高地に来た感じがする場所。登山客で賑わってます。

9/16 6:48

北鎌尾根に向かってスタート！

9/16 6:53

奥穂高、ジャンダルムが一望できる。サイコーの天気

9/16 6:53

焼岳も

9/16 7:37

明神岳がカッコいい

9/16 7:42

明神館

9/16 9:21

横尾

まだまだ元気元気

9/16 10:43

槍澤ロッヂ
ババ平のテントの受付はこちら。１泊2000円
登りは、払ってから。下りは、泊まってから支払います。

9/16 10:57

受付

9/16 11:03

槍が見えます。

9/16 11:34

ババ平のトイレにある貼紙。北鎌尾根の一覧。かなり起きている。気をつけなはれや〜。

9/16 12:05

水俣乗越分岐
この少し手前に、沢で水くめます。

9/16 12:12

天気は良いが
急登で汗が吹き出ます。

9/16 13:04

水俣乗越を下ります。

9/16 13:28

ザレ場を降りたら、踏み跡を下ります。
そんなに怖くはありません。

9/16 13:43

草付はここまで。これからゴロゴロした石場へ
この後が、長い、長い！足首殺られます😱

9/16 13:49

ここはかなりザレていて、浮石もあり危険です。直下に人がいないほうがいいです。

9/16 13:53

天気は良好
でも、油断すると足首グキッ(^_^;)

9/16 14:51

北鎌沢出合に到着
ケルンがあります。

9/16 14:51

黒い石も出合の目印になります。

9/16 15:03

北鎌沢右俣を登ってすばらくすると水場があります。
ここで4リットル給水しました。もう少し上まで水は出ていました。

9/16 15:18

北鎌のコルまで遠いなぁ。4リットルの水がズシリと肩に食い込みます。肩、千切れそうです。

9/16 15:29

ここらへんは、まだ、楽な方です。上に行くほど厳しくなってきます。

9/16 15:40

9/16 15:47

北鎌沢出合にはテントがみえる。明日に備えて、休憩してます。我々はまだ登ります。あー疲れた(?´?；?ω?；?｀?)

9/16 16:38

こんな岩に、引っ付いた木が倒れています。その横を進みます。

9/16 17:34

北鎌のコルのテン場スペースは、３張で満員御礼でした。このまま進み、ビバークポイントを探します。

9/16 18:07

少し進んだところに僅かなスペースあり。2人用テントがギリ張れるぐらい。無理して張りましたが、平らじゃなかったので、あまり寝られませんでした。
もう少し進むといいポイントはあったので、余裕のある方は進んだほうがいいです。

9/16 18:59

お疲れ様の乾杯

9/17 3:20

地面は凸凹していますが。寝ます。

9/17 4:18

朝起きて朝食。朝ラーメンで力を蓄える。

9/17 5:09

二日目スタート

9/17 5:15

ビバークポイント
こちはら結構いいスペースあります。

9/17 5:15

ビバークポイント
凹んだ食器が置いてあります。

9/17 5:17

ビバークポイント
こちらは結構広い。

9/17 5:30

立山方面は雲海がみえます。絶景！

9/17 5:36

朝焼けです

9/17 5:45

9/17 6:11

9/17 6:12

ビバークポイント
ここは、風に煽られずいいところでは？

9/17 6:16

9/17 6:16

9/17 6:23

9/17 6:36

笠ヶ岳をバックにスマホでルート確認

9/17 6:39

9/17 6:53

高度感で息を呑みます。

9/17 6:56

ビバークポイント
風がないときは、最高でしょう。

9/17 7:16

残置ロープ

9/17 7:20

9/17 7:57

槍までまだまだありますが、槍が見えるとやる気が出ます。

9/17 7:59

独標からの槍ヶ岳

独標から槍ヶ岳でポーズ

9/17 8:30

9/17 8:33

9/17 8:50

ビバークポイント
いい平ら加減です。

9/17 9:03

ビバークポイント
ここは広いです。

9/17 9:14

9/17 9:15

P13
ビバークポイント
槍が望めて良さそうだ
この後右か左か悩むが、左を選択して戻った。右で下ったが、結構ザレていた。稜線を進むのもありと思う。

9/17 9:35

9/17 9:38

振り返って、フィックスがある。次回は、稜線通ししてここを通過してみようと思う。

9/17 9:47

ビバークポイント
奥に行くほど良いところがあるなあ。

9/17 9:54

トラバースが結構ヒヤヒヤします。

9/17 9:58

9/17 10:04

逆コの字をハイハイして進みます。
直登する場合は、この手前の稜線を上がっていくと思われます。
次回は、直登してみたい。

9/17 10:09

断崖絶壁
こうゆう場所で、適切にロープを出したいところです。

9/17 10:21

9/17 11:02

随分来ました。

9/17 11:04

裏銀座がバッチリみえる

9/17 11:19

9/17 11:24

9/17 11:35

9/17 12:29

北鎌平をあとに、これから核心に向かいます。まずはカニの爪を目指す。

9/17 13:03

槍ヶ岳の麓までは、カニの爪に向かって進んでいきます。いい目印です。

9/17 13:04

9/17 13:05

穂先は近い
気を抜かず頑張れ！
気合が入ります。直上します。

9/17 13:12

上部に残置があります。
ところどころ、あるので目印になります。

9/17 13:16

実工JACと銘板

9/17 13:20

残置あり

9/17 13:23

チムニーを登る
このあと、右を登るか左を登るか悩むが自分は右、相棒は左を進む。
左側が一般的なルートと思われる。

9/17 13:33

残置
右側を選択して、残置がありました。

9/17 13:33

残置

9/17 13:43

槍ヶ岳登頂！相棒は祠の右奥から出てきました。
登山客からびっくり、歓声が沸きます。

9/17 13:44

念願の北鎌尾根からの槍ヶ岳登頂！

9/17 13:48

こちらの祠右奥から出てくるのが正解ですね。
私は、祠直下で祠に向かって右側を選択したので、どこからきたのっ？？て感じでした。

9/17 18:13

台風も来ているので、急いでババ平まで下山しました。たくさんテントがはられてました。

二日目の夕食
北鎌尾根を踏破し、ワインで祝杯をあげる。
すでに酔っ払ってる感がある（笑）

9/18 4:14

トイレ横に張りました。そこまで、トイレ臭はしなかったです。

9/18 6:44

朝のババ平の天候は、良好。
ババ平のトイレには、朝早くから槍澤ロッヂの方が清掃に来ていました。こうして清潔に保ってくれているんですね。ありがたいです。
このあとテン泊代を槍澤ロッヂで支払いました。

9/18 9:14

新村橋には猿3匹がじゃれています。人が来ても、気にしてません。
このあと、明神館前でYouTuberほTHUNDER BIRD HILLSの藤本さんメンバーに遭遇してテンションアップ。

9/18 11:14

小梨平食堂の山賊焼き定食。大盛り1400円
ここで再度、THUNDER BIRD HILLSの藤本さんがあとから来訪びっくりする。

9/18 12:09

このあと、あかんだな駐車場へ。
帰りにセブンイレブンに寄るが、またまたまたTHUNDER BIRD HILLSの藤本さんに遭遇。２度あることは３度あるを実感ヽ?(?(?◎?д?◎?)?)?ゝ

撮影機器：

XQ-AT42 Sony

感想

kame1002

初見の二人で臨んだ北鎌尾根。天候が味方してくれて、安全に進むことができました。ザレ場のトラバースが一番怖いと感じた。稜線通しができる上級クライミング技術があるとより安全かな。
とにかく次来るときは荷物の重量をいかに減らせられるか考える必要あり。天候をよく見て、ツェルト泊か山小屋泊を選択してみたい。稜線では出来ないがクリアドベンチャーのハンモック泊もやってみたい。

一人では到達できなかった北鎌尾根。一緒にトライしてくれた相棒に感謝です。次回は、より良い登山ができるようにクライミングレベルをあげたい。

GPSありきで行動しているので、スマホや電源喪失したときに、いかに対応できるかも考慮しないといけない。コンパス、地図も必須です。
いざというときのロープワークを学ぶ必要があると感じた。

YouTuberのTHUNDER BIRD HILLSの藤本さん達を見かけたのには感激。その後、移動するたびに会って３回も。ますますファンになるな。