後立山連峰南部縦走（爺ヶ岳-鳴沢岳-赤沢岳-スバリ岳-針ノ木岳-蓮華岳-北葛岳-七倉岳）

2014年07月20日(日) 〜 2014年07月22日(火)

• GPS: 54:28
• 距離: 28.4km
• 登り: 3,354m
• 下り: 3,629m

コースタイム

1日目

• 山行: 4:10
• 休憩: 1:00
• 合計: 5:10

距離 7.6km 登り 1,456m 下り 338m

6:20 扇沢
6:30 柏原新道登山口
9:00 9:45 種池山荘
10:45 11:00 爺ヶ岳
11:30 種池山荘（テン泊）

2日目

• 山行: 6:15
• 休憩: 1:05
• 合計: 7:20

距離 10.2km 登り 1,075m 下り 967m

4:30 種池山荘
5:40 岩小屋沢岳
6:10 6:30 新越乗越山荘
7:00 7:10 鳴沢岳
8:00 8:10 赤沢岳
9:45 10:00 スバリ岳
11:00 11:10 針ノ木岳
11:50 針ノ木小屋（テン泊）

3日目

• 山行: 6:55
• 休憩: 2:15
• 合計: 9:10

距離 10.3km 登り 824m 下り 2,296m

3:30 針ノ木小屋
4:00 4:50 2754ピーク
5:10 蓮華岳
6:10 6:30 北葛乗越
7:20 7:30 北葛岳
8:50 9:00 七倉岳
9:15 10:00 船窪小屋
10:30 鼻突八丁
12:40 七倉山荘

天候

7/20:晴 7/21:晴 7/22:晴

アクセス

利用交通機関：

バス タクシー 自家用車

【往路】
長野自動車道 安曇野ICより一般道にて扇沢へ。
柏原新道登山口P(無料)は満車のため扇沢P(無料P)を利用。

【帰路】
七倉山荘からはタクシーとバスで扇沢へ。

コース状況／危険箇所等

柏原新道はよく整備されており非常に歩きやすい。

種池山荘〜針ノ木岳〜針ノ木小屋は痩せ尾根や岩場に注意。
標高差200m前後のアップダウンの連続。
晴れていれば立山連峰や黒部源流域の峰々を見ながらの素晴らしい尾根歩き。
ガスの場合は足元に注意。新越山荘以外に風雨をしのげるポイントはない。
マヤクボ沢源頭は雪渓トラバースあり。針ノ木小屋スタッフがステップを切ってくれてあるため軽アイゼンは不要だった。
CTは辛め。

蓮華岳は全体的に礫斜面でコマクサの大群生地。登山道のすぐ脇まで繁殖しているため足元に注意。
蓮華の大下りはクサリとハシゴが続く急坂区間に注意。岩稜＆礫斜面のため頭上と足元に注意。

七倉尾根（船窪小屋〜七倉山荘）は樹林帯の急坂。
木の根と岩でステップが大きくかつ不規則で歩きづらい。ハシゴ（木製）も多い。
下りでの使用時に濡れている場合は注意。
CTは縮めにくい。

その他周辺情報

【小屋・テン場】
◆種池山荘
生ビール(中)：￥900
缶ビール(350ml)：￥550、(500ml)：￥750
缶ジュース、お茶：￥300〜￥350
ポカリ(500ml PET)：￥500
水(1L)：￥500
テン場：キャパ20張、￥600/人

◆針ノ木小屋
ヱビス生ビール：￥1,000
缶ビール(350ml)、発泡酒(500ml)：￥600
ジュース、スポーツドリンク(500ml PET)：￥500
水(1L)：￥200
テン場：キャパ30張、￥500/人

【温泉】
七倉山荘
日帰入浴：￥650

【昼食・夕食】
大町市内のネパールレストラン ヒマラヤン・シェルパにて夕食
ランチタイムはナン／ライス食べ放題

写真

7/20 7:25

柏原新道。とても歩きやすい。

岩小屋沢岳を見上げる

7/20 7:28

ゴゼンタチバナ

7/20 8:10

アカモノ

7/20 8:11

ツマトリソウ

7/20 8:18

シラネアオイ

7/20 8:41

ミヤマキンポウゲ

7/20 8:56

アオノツガザクラ

7/20 8:58

種池山荘

7/20 9:07

種池ではまだ水芭蕉も

7/20 9:08

キヌガサソウ

7/20 9:10

テン場は種池山荘から100m
この時間だから当然一番乗りw
この日はMAX14張
フラットで快適でした
キャパ20張、￥600/人

7/20 9:56

ハクサンシャクナゲ

7/20 10:17

チングルマ（第二形態）

7/20 10:18

チングルマ（第一形態）

7/20 10:21

ミヤマキンバイ

7/20 10:32

爺ヶ岳(中峰) 2,669m
鹿島槍は終始ガスの中。午後から夕立の予報もあり今回は断念。

7/20 10:38

コマクサ

7/20 10:42

タカネスミレ

7/20 10:53

コケモモ

7/20 11:43

種池山荘にて乾杯！
ゆるふわDay1おつかれさまでした

生ビール(中)：￥900
缶ビール(350ml)：￥550、(500ml)：￥750
缶ジュース、お茶：￥300〜￥350
ポカリ(500ml PET)：￥500
水(1L)：￥500

7/20 18:33

種池のサンショウウオ
ゆる〜くぷかぷか浮いてる姿が可愛いw

7/20 18:48

雲滝

鹿島槍をはるかに凌駕する雄大な積乱雲
20:00ころから激しい雷雨となった。

7/21 4:39

夜明け直前の爺ヶ岳
昨夜の雷雨で塵が落ちてクリアな空

7/21 4:45

夜明け直前の鹿島槍
シルエットだけでおかわりできそう

7/24 22:07

夜明け直前の鹿島槍〜爺ヶ岳〜扇沢の雲海

7/21 4:50

立山三山のモルゲンロート
猿股も真砂沢も残雪が多い
まだ滑れるんじゃなかろうか

7/21 4:50

剱岳のモルゲンロート
平蔵谷も長次郎谷も三ノ窓も白い

立山〜剱岳のモルゲンロート

7/21 5:01

立山〜剱岳の夜明けを見ながら歩く

鹿島槍〜爺ヶ岳〜扇沢の夜明け

7/21 5:16

贅沢な景色を貸し切りで稜線歩き

7/21 5:51

7/21 5:53

今日歩くルートの全景

7/21 6:30

シナノキンバイ

7/21 6:35

ハクサンフウロ

7/21 6:41

クモマミミナグサ

7/21 7:00

鳴沢岳 2,641m

7/21 7:08

最高の尾根歩きが続く

7/21 7:20

鳴沢岳〜赤沢岳中間部あたり
この真下1,000mに関電トンネルが。よく通したよなぁ…
赤沢岳の奥にスバリ岳・針ノ木岳

7/21 7:31

赤沢岳
奥にスバリ岳・針ノ木岳

7/21 7:49

赤沢岳 2,678m

7/21 7:59

赤沢岳からスバリ岳、針ノ木岳

赤沢岳から黒部峡谷を見下ろす

7/21 8:02

赤沢岳から立山

7/21 8:03

赤沢岳からスバリ岳、針ノ木岳

7/21 8:15

黒部湖と黒部源流の峰々
(L2R)水晶岳、赤牛岳、薬師岳、五色ヶ原

7/21 8:28

涸沢INで7泊8日（北穂、南岳、槍、双六、三俣蓮華、鷲羽、水晶、野口五郎、烏帽子、南沢、不動、船窪、七倉、北葛、蓮華、針ノ木）の大縦走をされてこられたという大きな荷物のお父さん。
「こんなに天気が良いのに針ノ木雪渓を降りるのはもったいねーだろー！もう一日種池まで歩くわー！w」と笑顔で去っていかれました。

7/21 8:33

チシマギキョウ

7/21 8:47

ミヤマシオガマ

7/21 9:00

スバリ岳
イケメン

7/21 9:28

スバリ岳の急登を見上げると飛行機雲と細い月が

7/21 9:44

スバリ岳 2,752m
直下に黒部湖、対岸の立山が近い！

7/21 9:45

スバリ岳から針ノ木岳

7/21 9:45

スバリ岳から五色ヶ原
残雪多い

針ノ木岳とマヤクボカール
針ノ木雪渓（左端）は針ノ木峠までびっしり雪がついていた。
マヤクボカールは冬に滑りたい

7/21 9:22

針ノ木雪渓を登る人々

7/21 10:55

ミヤマオダマキ

7/21 10:55

イワオウギ

7/21 10:56

針ノ木岳 2,820.7m

7/21 11:08

針ノ木岳から1,300m直下の黒部ダム

7/21 11:12

針ノ木岳からスバリ岳を振り返る

7/21 11:04

針ノ木岳にて
黒部源流域の峰々に思いを馳せる贅沢な時間

7/21 11:08

針ノ木岳にて

7/21 11:23

針ノ木岳から蓮華岳

7/21 12:27

針ノ木小屋にはなんとヱビスの生が！
Day2おつかれさまでした！乾杯！

ヱビス生ビール：￥1,000
缶ビール(350ml)、発泡酒(500ml)：￥600
ジュース、スポーツドリンク(500ml PET)：￥500
水(1L)：￥200

7/21 12:09

針ノ木小屋のテン場はいくつか点在。
今回は針ノ木小屋から一段下のテン場。
キャパ10張だが、雪渓が残っていて7張が限界だった。
キャパ合計30張、￥500/人

7/22 4:01

夜明け前の蓮華岳
見上げれば細い月と明けの明星が

7/22 4:18

夜明け前の蓮華岳
最高のグラデーションの予感

7/22 4:20

夜明け直前の蓮華岳
どんどん紅く染まっていく

7/22 4:20

気温9℃、風速10~15m/s
雲が幻想的な色に染まりながら猛スピードで駆け抜けていく

7/22 4:25

大きくうねる雲間から雲海に浮かぶ鹿島槍ヶ岳が覗く

7/22 4:39

寒さに耐えながらご来光待ち
紅から黄金色へ

7/22 4:41

あとちょっと

7/22 4:48

雲海の上からのご来光でした

7/22 5:02

蓮華岳の礫斜面は一面コマクサの大群生地
登山道すぐそばまで咲いているので足元に注意

7/22 5:05

いたるところ一面コマクサ

7/22 5:09

蓮華岳ピークのお社

7/22 5:13

蓮華岳 2,799m

7/22 5:17

蓮華岳の斜面全体一面コマクサの大群生地
ありがたみがないほどw

7/22 5:27

蓮華岳に数株しかないという幻の純白のコマクサ
これが見たかった！

7/22 6:07

蓮華の大下り
足場の悪いガレた急坂を鎖とハシゴで下る
足元と頭上に注意

7/22 6:39

北葛乗越から蓮華の大下りを振り返る

北葛岳から雲をかぶった針ノ木岳と蓮華岳

7/22 7:44

北葛岳から船窪小屋と遠く槍ヶ岳

7/22 7:54

七倉乗越から針ノ木岳
スバリ岳から見るマヤクボカールを抱えた丸みを帯びた牧歌的な姿とは対照的に荒々しい急峻な姿

7/22 8:05

ウスユキソウ

7/22 8:25

ムシトリスミレ

7/22 8:52

七倉岳から槍ヶ岳北鎌尾根を望む

7/22 8:55

七倉岳から高瀬渓谷源流域の峰々

7/22 8:57

七倉岳 2,509m
遠ざかる蓮華岳

7/22 8:59

七倉岳からはるか1,500m下の七倉ダム
今日はあそこまで下ります

7/22 9:06

船窪小屋の立地はまさしく天国
何泊でもしたい！

船窪小屋パノラマ

7/22 9:11

船窪小屋
蒼天にはためくタルチョが眩しい

7/22 9:12

船窪小屋でのんびりと大休憩
本当はここで1泊の予定だったけど土曜日の雨で1日短縮…
次こそ必ず！

7/22 9:30

コーラで超回復！

7/22 10:07

七倉尾根から見下ろす高瀬渓谷
残念ながら雲が湧いてきて高瀬ダムは見れなかった

7/22 10:58

七倉尾根山中のギンリョウソウ
ここでも妖しく輝いていた

7/22 12:33

七倉岳・船窪小屋登山口OUT

7/22 12:40

七倉山荘で3日分の汗を流す
日帰入浴￥650

7/22 12:48

冷水で冷えた朝獲れ生野菜がうまかったー！

7/22 12:53

すばらしい3日間でした！

撮影機器：

PENTAX K-5 PENTAX

SO-02E Sony

感想

shibainu

立山に行くたびに歩いてみたいと思っていた後立山連峰南部を歩いてきました。
海の日連休+1で3泊4日の予定でしたが、初日20日(土)が雨で行程短縮。
が、翌21日(日)に梅雨明け。
夏空のもと3日間、最高の眺望のトレイルを楽しめました。
爺ヶ岳〜鹿島槍ヶ岳の賑わいが嘘のように静かなのでオススメです。

帰りに七倉山荘でお会いした素敵なおじさまがなんと扇沢まで送ってくださいました！多謝！このご恩は必ずや輪廻させます。