晴天の日を狙って西穂高岳〜奥穂高岳縦走



- GPS
- 80:00
- 距離
- 14.1km
- 登り
- 1,739m
- 下り
- 1,728m
コースタイム
- 山行
- 2:40
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 3:10
- 山行
- 13:30
- 休憩
- 1:30
- 合計
- 15:00
天候 | 12日雨後晴れ 13日晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2014年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
12日、西穂高岳より先の間ノ岳直下のガレ場で事故が発生しました。 事故発生時の詳しい状況は分かりませんが、ガレ場を登っている内に積み立てたトランプのように足元が崩れ落ち下にいた人含め3名が巻き込まれたようです。 不幸中の幸いか死者は出ておらず骨折による重症が1名だったそうです。 間ノ岳付近もそうですが西穂〜奥穂間は天候不順でガスに巻かれている時など目印を失いやすくルートを間違える可能性が高いので十分注意が必要です。 |
その他周辺情報 | 下山後は梓湖畔の湯で汗を流しました。駐車場利用者は650円 |
写真
装備
共同装備 |
テント
|
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感想
夏休みで連休が取得できたので今まで温めてた企画をやろうと
上高地〜西穂高〜奥穂高〜北穂高〜槍〜上高地と前泊含めると
4泊5日となるがいざGO
11日(月)都内集合から沢渡へ天気予報を見るとまさかの12日から15日まで
曇のち雨マークばかり不安を感じつつ沢渡大橋に到着。
今日はここで車中泊となる。
12日(火)起床して天気予報を見るもやはり変わらず・・・
シャトルバスで上高地に向かおうと思ったがタクシーの運ちゃん声をかけられ
相乗りで上高地に向かうことにした。
同乗者も若い登山者で上高地〜奥穂高〜西穂高を目指すそうだが
天気次第で引き返すことも検討しているらしい
登山者同士なので山の話で盛り上がる。
途中TJARの選手が上高地から走っていた
女性も見かけた。すごい体力だ。
上高地から西穂高登山口へ
着いて早々雨が降り出した小雨ではなく本降りだったので
雨具を着て登る事に
先行していた男性が引き返してきた
諦めるとの事・・・
西穂山荘組みと思われる人とすれ違う
皆諦めて下山するそうだ・・・
本降りの雨は止まずこの先の計画に不安を感じる
とりあえず西穂山荘まで到着した。
朝の8時30分頃、天気を見ながら行くか行かないか
無理してもしょうがないのでここで停滞を決断した
山荘で仲良くなったソロの男性と会話しつつ
今後の計画を検討した。
西穂山荘は幸い携帯の電波が入るためウェブで天気を確認
13日は天気が回復する見込みだがそれ以降はよろしくない
検討を重ねた結果、明日は西穂〜奥穂〜前穂〜岳沢小屋の
ルートに変更1日早く下山する事にした。
午後は天気が回復したので丸山まで3人で散歩して
仲良くなったソロの男性含め3時過ぎから宴会スタート
後ろのパーティーは豪勢なパスタを食べてて少し羨ましかった
13日(水) 0:00起床。周りのテン泊者にはさわがしくて
申し訳ないが早々にテントを撤収。
実は昨日仲良くなったソロの男性をお誘いして(独標まで)
2:30分より3人で登りはじめる
ソロ男性はわざわざヘッドライトを買ってまでお付き合いしてくれて
昨日から本当に楽しい時間を過ごせて感謝です。
独標でソロ男性と別れていざ西穂へ
西穂山頂付近でビバークしているソロ男性がいた
こんな所で・・・少し会話をした。
寒いそうです
西穂に着いてここからが本番だ
日本最難間の上級者ルートここを歩くこと
何度夢に見たことか気合を入れて進む
登り降りが激しく浮石の多いガレ場を慎重に
途中、とんでもない垂直の壁が現れた
内心「え、コレ降りるのか?嘘だろ・・・」
日本最難関だからとかyoutubeで見た動画で
見たような見なかったような(※絶対見てません)
おかしいと思いつつ上から下れないかルートを見てみる
何とか下れそうだけど鞍部が狭く左右が切れ落ちてるので
下手に滑落したら命に関わる
意を決っしてクライムダウンを試みた
降りられそうだと思った場所に足が届かない
コレはヤバいぞ・・・一旦上にあがろうとするも
上がるのも難しい。進退窮まる
行こうと思えば行けなくはない
この判断だとリスクが大きすぎる
一旦左右を見渡してルートを再確認
左側から下れそうだ、左にトラバースするも
ホールド付近に浮石があって危ない
上手くホールドを伝って飛騨側へトラバースして
そこから先は難無く降りることが出来た。
無事通過できて良かった本当に・・・
ここがこのルートの中で最も緊張して集中した場所になる事になるとは
後ろから後続のパーティーが進んできたので
どうやって垂直の壁を降りるのか見てみようとしばらく待っていると
後続のパーティーの姿は見えたが岩陰に隠れて見えなくなってしまった
しばらく待ってると何と信州側からトラバースして来てるではないか!!!
そしてちゃんと見てるとルートを示す丸印が付けられている
何てこった何でもない場所でルートミスったために
とんでもない思いをさせられた反省
その後、間ノ岳山頂で出会ったソロ男性から
昨日、山頂直下のガレ場で3人パーティーが崩落に巻き込まれ
1人が飛騨側に転落骨折による重傷で動けなくなったそうだ
12日やたらヘリが飛んでるなと思ったらこのパーティーの救助の
ためだったようで、自分らも昨日突っ込んでいってたらと思うと
ゾッとした
男性と別れた後は快調に進む、先ほどの話を聞いて
無理は出来ないなと鎖場では鎖を使用して登り降りを繰り返す
そしてジャンダルムに到着。1年前、奥穂高から見たジャン
いつか登るぞと思ってようやく叶った。
いざ奥穂高へ、途中今日の難所中の難所である
馬の背が現れた。何だろう疲れてるのか分からないが
まったく感想はない。あー左右切れ落ちてるわーぐらいの感想だ
初っ端から分け分からん垂壁を降りたせいで感覚が麻痺している
奥穂高から先は前穂高まで吊尾根で
難所を抜けたが気は抜けない
途中ガス欠で体の動きがトロくなってしまった
紀美子平でちゃんと補給したが前穂高を登る気力なし
結局前穂を登らず重太郎新道で下る
岳沢小屋に到着して少し休憩
テント場が小屋から遠いことと時間的に
上高地に下れるため上高地へこのまま下山した
梓湖畔の湯で汗を流し計画は少し狂ったが
無事下山できてよかった。
今回、計画通り槍まで行けてただろうか
否、奥穂高に到着した時点で疲労はピークで
このまま歩き続けるのは無理だっただろう
翌日、筋肉痛で歩くのもキツイっ
色々問題点は見つかって良い経験ができたが
半年以上も縦走用の75Lザックを背負ってなく
根本的に体力不足。反省を踏まえ次回からは
身の丈に合った山行計画を心がけよう
無理はしない無理は
西穂山荘でツエルトを張っている自分が写っています。
奥穂の後はその日のうちに前穂から上高地に下山ですか…。凄過ぎます…。
天気が残念でしたね。僕はジャンダルムの後、北穂から大キレット往復を考えていましたが、雨で断念しました。
こんにちは。お隣さんだったんですね。
早めに行動するため午前0時頃からガサガサ音を立てて申し訳なかったです。
天気は残念でしたね。まあ、13日だけ晴れたので良しとしましょう。
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