天を突く槍ヶ岳とコブ3つ（大喰岳・中岳・南岳）〜飛騨沢ルート■

2014年09月07日(日) 〜 2014年09月08日(月)

• GPS: 16:24
• 距離: 25.8km
• 登り: 2,346m
• 下り: 2,269m

コースタイム

1日目

• 山行: 7:46
• 休憩: 0:03
• 合計: 7:49

5:15 スタート地点
5:26 5:26 新穂高登山指導センター
5:29 5:29 新穂高温泉駅
5:44 5:45 小鍋谷ゲート
6:12 6:12 穂高平小屋
6:50 6:50 白出小屋
7:53 7:53 滝谷避難小屋
9:05 9:05 槍平小屋
10:31 10:33 飛騨沢千丈乗越分岐
11:38 11:38 飛騨乗越
11:52 11:52 槍ヶ岳山荘
12:05 12:05 槍ヶ岳
13:04 槍ヶ岳山荘

2日目

• 山行: 6:59
• 休憩: 0:13
• 合計: 7:12

6:13 槍ヶ岳山荘
6:17 6:18 飛騨乗越
6:36 6:36 大喰岳
7:08 7:11 中岳
8:06 8:08 南岳
8:14 8:19 南岳小屋
9:09 9:09 南岳新道 救急箱
11:20 11:20 藤木レリーフ
11:25 11:25 滝谷避難小屋
12:16 12:16 白出小屋
12:47 12:48 穂高平小屋
13:14 13:15 小鍋谷ゲート
13:25 新穂高温泉駅

天候

9月7日（日）小雨/晴れ
9月8日（月）晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

駐車場：深山荘前 登山者用駐車場150台（無料）

※朝5時で9割埋まっていました。一番奥の駐車場から登山口へ向かえます。

コース状況／危険箇所等

危険個所：槍の穂先、白出沢・滝谷・南沢（増水時）

道の状況：標識も多く、非常に整備されている
■新穂高温泉登山口〜白出沢出合　　林道歩き、ショートカットあり
■白出沢出合〜槍平小屋　　　　　　右俣谷沿いの平坦な道、渡渉あり
■槍平小屋〜槍ヶ岳山荘　　　　　　飛騨沢の傾斜がきついジグザグの登り
■槍の穂先　　　　　　　　　　　　ハシゴや鎖多数、意外と登りやすい
■槍ヶ岳山荘〜大喰岳〜中岳　　　　歩きやすい縦走路、最後にハシゴ
■中岳〜南岳小屋　　　　　　　　　岩塊斜面を下る　　　　
■南岳小屋〜槍平小屋　　　　　　　尾根道の急斜面を下り、南沢を渡る

登山ポスト：登山指導センター

その他周辺情報

温泉：深山荘　500円

写真

9/7 5:22

早朝の為か案内人はいませんでした。
小雨なのでカッパの上着を羽織りスタート。

9/7 5:53

林道の近道は見逃してしまいそうになる。

9/7 6:11

穂高平小屋に出ます。
まだまだ林道歩きが続きます。

9/7 6:47

奥穂高岳への分岐。
健脚の地元のオジさんと別れます。

9/7 6:57

白出沢には立派な橋が架かっていました。
思っていたより水も少なめ。

9/7 7:35

チビ谷は涸れていました。

9/7 7:56

滝谷出合。
橋が流されていなくて安心。

9/7 8:00

橋のない所も飛び石で通過。

9/7 8:00

少し晴れ間が見えてきた。

9/7 8:33

南沢は涸れていました。

9/7 8:49

槍平小屋まで3時間半。

9/7 9:04

川原のような広いテン場。

9/7 9:04

南岳と奥丸山への四辻分岐。
大雨で下山の時は奥丸山経由でエスケープできます。

9/7 10:13

西鎌尾根が見えてきました。

9/7 10:25

自分の重さを〜感じながら〜のぼる〜♪
音楽が自動再生されます。

9/7 10:29

道端に救急箱が置いてある。
水やカロリーメイトも入っていました。

9/7 10:38

クルマユリ。

9/7 10:41

ガスが湧いてきました。
かなりキツイ登りですが急ぎます。

9/7 11:00

初めは偽ピークかと思っていたら
槍の穂先だったようです。

9/7 11:11

だんだん近づいてきた。

9/7 11:18

ガスが目前に、急げ〜

9/7 11:38

日本最高所の峠。
長野県に入りました。

9/7 11:37

殺生ヒュッテとヒュッテ大槍。

9/7 11:49

宿泊手続きは後回し。

9/7 11:59

いよいよ槍の穂先に挑戦。

9/7 12:03

登りと下りでルートが違います。

9/7 12:04

小槍の鋭鋒。

9/7 12:04

意外と登りやすい。

9/7 12:10

最初のハシゴが現れた。

9/7 12:11

足かけ棒がありがたい。

9/7 12:12

振り返ると小屋が小さくなっていた。

9/7 12:14

最後のハシゴを登りきる。

9/7 12:16

狭い山頂に到着。
CTは30分ですが10分で登れました。

9/7 12:45

ガス湧く先には燕岳か。

9/7 12:47

西鎌尾根。

9/7 12:45

見えなくなっていく。
下山します。

9/7 13:09

下りてきたらガスが取れた。
常念岳はわかりやすい。

9/7 14:01

槍ヶ岳山荘の内部。
一部屋に4×6人でした。

9/7 14:03

売店ではTシャツが飛ぶように売れていました。

9/7 14:29

上高地からきた団体さんが登り始めました。

9/7 14:37

12時には埋まるという人気のテン場は
14時半でも空いていた。

9/7 14:58

ハシゴに人が鈴なりです。
渋滞は夕方まで続き、登りで1時間だそうです。

9/7 16:59

ご飯と味噌汁は、おかわり自由。
ちょっと肉が少なかった。

9/7 17:30

夕方まで晴れていました。

9/7 17:39

日が落ちてきました。

9/7 18:02

本日は中秋の名月。

9/7 18:00

アップ。

9/7 18:01

いい感じです。

9/7 18:01

小屋の上の展望地に
人が集まり始めました。

9/7 18:04

大喰岳〜乗鞍岳。

9/7 18:04

槍が真っ赤に染まります。

9/7 18:20

常念岳と月。

9/7 18:19

消灯は20時半。

9/8 4:31

日の出時間を確認。

9/8 5:11

夜が明ける前に登ります。

9/8 5:11

ヘッドランプだと登るのが大変。
時間が掛かった。

9/8 5:17

富士山と南アルプス。

9/8 5:15

空が明るくなってきました。

9/8 5:18

神々しいとは、この事か。

9/8 5:20

くるか。

9/8 5:20

キター。

9/8 5:24

ちょっぴり感動。

9/8 5:29

剣岳も見えました。

9/8 5:26

水晶岳・鷲羽岳方面。

9/8 5:43

御嶽も確認。

9/8 5:43

笠ヶ岳の山頂部に光が射す。

9/8 5:44

光の帯がきれいです。

9/8 5:45

大天井岳と燕岳。

9/8 5:36

360度の展望を楽しんで下山します。

9/8 6:10

さて、コブに向かいます。

9/8 6:30

さらば槍ヶ岳。

9/8 6:34

あっさり大喰岳に到着。

9/8 6:53

とんがり中岳に向かいます。

9/8 7:00

最後はハシゴ。

9/8 7:06

標識の文字が見えない。

9/8 7:08

南岳へは新道を使います。

9/8 7:09

意外と遠い。

9/8 7:20

岩塊の斜面は階段のようで
とても歩きやすかった。

9/8 7:40

南岳は、どっしりしています。

9/8 7:48

天狗原への分岐。

9/8 7:50

槍ヶ岳が遠くになりました。

9/8 8:05

三角点のある山頂に到着。

9/8 8:06

南岳小屋で最後のバッジを買いましょう。

9/8 8:26

いつかは行きたい大切戸。

9/8 8:50

南岳新道はかなり急傾斜。
ロープウェイ駅が遠すぎる。

9/8 8:56

小さく槍平小屋が見えてきました。

9/8 8:56

奥丸山と笠ヶ岳。

9/8 9:10

南岳を振り返る。
ここからは深い樹林帯。

9/8 10:02

南沢の渡りは大岩が目印。
ここまで下れば槍平小屋はすぐです。

槍ヶ岳山荘の中華ちまき弁当。
槍平小屋までキツかった。

9/8 11:18

行きに見逃した藤木九三のレリーフ。

9/8 12:11

白出沢でブラシで靴の汚れを落とします。
ゴミ箱もあって至れり尽せり。

9/8 12:32

また長い林道歩きの始まり。

9/8 12:44

林道の先に黒い物体、熊か !?

9/8 12:46

穂高牧場の黒毛和牛でした。

9/8 13:25

そしてゴール。

9/8 15:38

深山荘で汗を流しました。
川沿いのワイルドな風呂です。

3000メートル峰を4座ゲット。

撮影機器：

COOLPIX AW100 ニコン

iPhone 5 Apple

感想

kitainotori

槍ヶ岳へは色々なコースがありますが、上高地から槍沢を登るのが一般的です。
今回飛騨沢ルートを選んだのは、バス代と駐車料金を浮かし宿泊費に充てるため。
それから、ひそかに狙っていた国内に21座ある3000m峰を4座登るのが目的です。

■沢の渡渉
前夜にかなりの雨が降っていたので、一番の心配事でした。
先月には滝谷で、下山中の3人の登山者が流されて亡くなっています。
今回は白出沢・滝谷とも靴を濡らすこともなく、全く問題なく渡れました。
雨が止めば水が引くのは早いので無理はしないようにとの看板が立っていました。

■槍ヶ岳の穂先の渋滞
小屋泊なのでCT9時間30分でも、12時前に山荘に到着することができ渋滞は避けられた。
談話室で夕飯を待つ間の「剱岳　点の記」DVDを見終わっても渋滞は続いていた。
団体さんのガイドさんがロープを出していて、余計に時間が掛かっているようだった。
時間は14時〜16時くらいが渋滞のピークで、逆に10時〜12時が一番空いている事になる。
日の出を目当てに登る人は少なく、天気が約束されているのなら早朝がいいかも。

■大喰岳〜中岳〜南岳
槍・穂高縦走路の途中のピーク、難所の大キレットを控えているので印象に残らないかも。
槍ヶ岳が父親だとしたら、大喰岳は三男、中岳は二男、南岳は長男的存在でした。
3100mを越える高峰の大喰岳は甘えん坊。
挟まれて目立ないけど、実は個性がある中岳。
西尾根に登山道が付けられていて小屋もある、どっしりとした南岳。

天気予報が微妙でしたが、最高の2日間になり思い切って登って良かった。
残す3000m峰は北穂高岳・涸沢岳・奥穂高岳・前穂高岳と乗鞍岳の5座。
いよいよカウントダウン、年内達成を目指します。