【双六岳】雪崩に遭遇したので雪洞ビバーク


- GPS
- 101:40
- 距離
- 34.2km
- 登り
- 2,962m
- 下り
- 2,973m
コースタイム
- 山行
- 2:49
- 休憩
- 0:09
- 合計
- 2:58
- 山行
- 10:16
- 休憩
- 0:47
- 合計
- 11:03
- 山行
- 2:12
- 休憩
- 0:21
- 合計
- 2:33
- 山行
- 9:33
- 休憩
- 1:42
- 合計
- 11:15
天候 | 小雪、快晴、小雪、曇り、曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
ワカンで平均足首〜スネ。 大ノマ登りは前半はデブリ越え。後半はアイゼンでも行ける。後半の後半は急傾斜をアイゼンで膝前後ツボ足でしんどい核心部!雪庇は崩すか穴開けて乗り越える。 稜線はアイゼンで問題無し。 ●鏡平山荘方向に行っては行けません!後半クラック多数の急傾斜で這う事になり地面がハイマツで腰まで何度も落ちる。 |
写真
装備
個人装備 |
ザック19KG(水ワカン込)
ウエストバッグ2KG
スノーポン
ワカン
ブラックダイヤモンドウィペット
|
---|---|
備考 | 気温が高い時に雪崩の巣を歩くのは危険‼ 大ノマの登りは前半〜中盤までのデブリ越えは進行方向右手の山際をたどるのが一番楽に行ける。動画は右手の雪崩ですが、左手の谷から流れて来る大きなデブリに巻き込まれると一発で死ぬので、左手からガラガラ音がしたら全力で右手の斜面を登れ! |
感想
1日目・小雪〜夕方近くの出発でしたので山で前泊な感じ。
わさび平小屋前でテント泊、沢水取れます。
2日目・快晴無風〜本格的な登りの日ですが前半に一番大変なルートを行ってしまい消耗しました。(一番楽に行けるルートは写真で説明してます)
ひたすらデブリを登り降りして快晴で風も無いのでインナー1枚でも汗だくになり(下半身は簡単に脱げないので3枚+レッグウォーマーとゲーター)中盤で足が攣り始めました。今症状を調べて思い返すと熱中症でしたね。
想定外、2月に熱中症かよ!ですわ…
何回も座って休んでたので偶然撮れたのが雪崩の動画です。思ってたより規模が大きくて恐怖を感じましたが、見てるだけで何も出来ませんでした。
こんな所に長く居たくないので休み休み日没後も頑張りましたが、力尽き登り切れず…途方に暮れる…こんなに苦しい登りは初めてです。
雪崩の心配があったのでテントではなく雪洞ビバークしか選択肢がありませんでした。足をいたわりながら早く休みたいので必死に掘って、最後は雪捨てが面倒だったので掘り出した雪で入口を塞いだ。雪質が良かったので思ってたより上手く出来た。少し狭いけど0℃で暖かくて安堵しました。
翌朝天井が数センチ下がってる気がするが、装備が濡れたり凍り付いたりする事も無くて雪洞泊気に入りました。外気温が低く高度が高い所ほど雪洞が有効なんじゃないかと推測している。
3日目・小雪で風あり〜双六小屋までと決めて時間に余裕があったので280M下って双六沢歩きしてみました。
広くて静かで雰囲気はいいし、デブリも無くてワカンならそんなに潜らないので問題無し。
しかし、下った分登り返すので登山者にはあまりメリットが無いです。
暴風雪で稜線は辛い時はアリだと思う。
双六冬季小屋に到着して寒いので中でテント泊した。
4日目・曇りで強風〜身軽に双六岳ピーク往復。それからが悩みタイム。この先の天気予報は回復傾向。食料とガスも数日は大丈夫。しかし、自信がない!2日目の登りで自分が信じられなくなってたので奥に進む勇気が無い。帰ります。
5日目・曇り時々晴れ〜体力も回復してて最高の稜線歩きでした。夢中で休まずルンルン気分で歩いてました。ガスが山を隠したり見せたり幻想的な演出してたので見惚れてました。
来て良かった!もっと歩いていたい!下山したくない!仕事したくない!(笑)
雪崩34秒
ダイジェスト55秒
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