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Yamareco

記録ID: 5223128
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

【双六岳】雪崩に遭遇したので雪洞ビバーク

2023年02月21日(火) 〜 2023年02月25日(土)
情報量の目安: S
都道府県 長野県 岐阜県
 - 拍手
体力度
7
1〜2泊以上が適当
GPS
101:40
距離
34.2km
登り
2,962m
下り
2,973m
歩くペース
ゆっくり
2.02.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
2:49
休憩
0:09
合計
2:58
距離 4.3km 登り 346m 下り 52m
2日目
山行
10:16
休憩
0:47
合計
11:03
距離 7.7km 登り 1,368m 下り 350m
9:14
89
10:43
11:11
105
12:56
12:57
112
14:49
86
16:15
16:33
224
3日目
山行
4:48
休憩
0:02
合計
4:50
距離 4.1km 登り 521m 下り 386m
10:57
282
15:39
15:41
6
15:47
4日目
山行
2:12
休憩
0:21
合計
2:33
距離 3.6km 登り 340m 下り 329m
11:39
24
12:03
12:07
4
12:11
12:13
45
12:58
13:13
41
13:56
16
14:12
5日目
山行
9:33
休憩
1:42
合計
11:15
距離 14.4km 登り 353m 下り 1,831m
10:06
7
10:13
10:14
96
11:50
11:52
19
12:11
27
12:38
12:40
10
12:50
12:54
8
13:03
19
13:22
13:47
33
14:20
14:22
18
14:40
14:42
144
17:06
17:29
36
18:05
18:32
31
19:03
19
19:22
40
20:02
24
20:47
2
21:04
21:17
4
21:21
ゴール地点
天候 小雪、快晴、小雪、曇り、曇り時々晴れ
過去天気図(気象庁) 2023年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
新穂高センター前に登山者専用無料駐車場有り
コース状況/
危険箇所等
ワカンで平均足首〜スネ。
大ノマ登りは前半はデブリ越え。後半はアイゼンでも行ける。後半の後半は急傾斜をアイゼンで膝前後ツボ足でしんどい核心部!雪庇は崩すか穴開けて乗り越える。
稜線はアイゼンで問題無し。
●鏡平山荘方向に行っては行けません!後半クラック多数の急傾斜で這う事になり地面がハイマツで腰まで何度も落ちる。
念の為にスノーポン持って来た。
2023年02月21日 15:16撮影 by  SO-01K, Sony
2/21 15:16
念の為にスノーポン持って来た。
スタート
2023年02月21日 15:56撮影 by  SO-01K, Sony
2/21 15:56
スタート
小さ目デブリ超え数回
2023年02月21日 17:07撮影 by  SO-01K, Sony
2/21 17:07
小さ目デブリ超え数回
傾斜地超え数回
2023年02月21日 17:12撮影 by  SO-01K, Sony
2/21 17:12
傾斜地超え数回
大き目デブリ超え数回
2023年02月21日 18:09撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
2/21 18:09
大き目デブリ超え数回
わさび平小屋。ワカンでも行けるのでスノーポンはわさび平小屋にデポ
2023年02月21日 18:40撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
2/21 18:40
わさび平小屋。ワカンでも行けるのでスノーポンはわさび平小屋にデポ
わさび平小屋手前でテント泊。前の沢から水が汲めます
2023年02月21日 22:17撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
1
2/21 22:17
わさび平小屋手前でテント泊。前の沢から水が汲めます
埋まりかけのトレースあり
2023年02月22日 09:18撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
2/22 9:18
埋まりかけのトレースあり
幅広いデブリ超え
2023年02月22日 09:43撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
2/22 9:43
幅広いデブリ超え
小池新道分岐まで楽させてもらえない
2023年02月22日 10:13撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
2/22 10:13
小池新道分岐まで楽させてもらえない
小屋から20分のコースタイムだけど90分!
2023年02月22日 10:52撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
2/22 10:52
小屋から20分のコースタイムだけど90分!
デブリ小さく見えるけど近づくと大きい。はい、ルート選択ミス!右に50M以上下ります…
2023年02月22日 12:41撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
2/22 12:41
デブリ小さく見えるけど近づくと大きい。はい、ルート選択ミス!右に50M以上下ります…
下方向
2023年02月22日 12:41撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
2/22 12:41
下方向
動物のトレース追ってます。キツネかな?
2023年02月22日 13:47撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
2/22 13:47
動物のトレース追ってます。キツネかな?
左側の雪庇
2023年02月22日 16:00撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
2/22 16:00
左側の雪庇
6時間以上写真撮る余裕も無かった…登り切れず雪洞ビバーク
2023年02月22日 23:51撮影 by  SO-01K, Sony
1
2/22 23:51
6時間以上写真撮る余裕も無かった…登り切れず雪洞ビバーク
スプーンの上の断層分かります?こんなのがミルフィーユみたく何層もある!
2023年02月23日 08:12撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
2/23 8:12
スプーンの上の断層分かります?こんなのがミルフィーユみたく何層もある!
後150M位で登れたのに…昨夜は無理だった…
2023年02月28日 16:48撮影
2/28 16:48
後150M位で登れたのに…昨夜は無理だった…
崩して出発する
2023年02月23日 10:20撮影 by  SO-01K, Sony
2/23 10:20
崩して出発する
雪庇は1M位
2023年02月23日 10:43撮影 by  SO-01K, Sony
2/23 10:43
雪庇は1M位
今日は時間に余裕あるし、雪風が強いので双六沢に下ってみる
2023年02月23日 11:08撮影 by  SO-01K, Sony
2/23 11:08
今日は時間に余裕あるし、雪風が強いので双六沢に下ってみる
沢水見てたら飲みたくなったので補給した
2023年02月23日 11:59撮影 by  SO-01K, Sony
2/23 11:59
沢水見てたら飲みたくなったので補給した
アライビバークソロツェルトは休憩時に落ち着く。底と後ろ側は洋服お直し屋で縫ってあるのでばたつかないで暖かい。軽いので胸ポケットに入れてる
2023年02月23日 13:17撮影 by  SO-01K, Sony
2/23 13:17
アライビバークソロツェルトは休憩時に落ち着く。底と後ろ側は洋服お直し屋で縫ってあるのでばたつかないで暖かい。軽いので胸ポケットに入れてる
分岐点。こちら側は双六ピークに行ける沢
2023年02月23日 14:08撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
2/23 14:08
分岐点。こちら側は双六ピークに行ける沢
右の小屋方向の沢を行きます。広く緩い登り
2023年02月23日 14:08撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
2/23 14:08
右の小屋方向の沢を行きます。広く緩い登り
主食はスープに餅
2023年02月24日 07:53撮影 by  SO-01K, Sony
2/24 7:53
主食はスープに餅
笠ヶ岳
2023年02月24日 08:42撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
2/24 8:42
笠ヶ岳
鷲羽岳
2023年02月24日 08:43撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
2/24 8:43
鷲羽岳
双六小屋
2023年02月24日 08:43撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
2/24 8:43
双六小屋
軽身で双六岳ピーク
2023年02月24日 13:00撮影 by  SO-01K, Sony
2
2/24 13:00
軽身で双六岳ピーク
槍ヶ岳
2023年02月24日 13:29撮影 by  SO-01K, Sony
1
2/24 13:29
槍ヶ岳
尻滑りで下りた
2023年02月24日 13:52撮影 by  SO-01K, Sony
1
2/24 13:52
尻滑りで下りた
小屋は見た目異常無し。奥の冬季小屋の中でテント泊してます
2023年02月24日 14:07撮影 by  SO-01K, Sony
1
2/24 14:07
小屋は見た目異常無し。奥の冬季小屋の中でテント泊してます
下山日。振り返り双六小屋
2023年02月25日 11:39撮影 by  SO-01K, Sony
2
2/25 11:39
下山日。振り返り双六小屋
楽しかった稜線歩き♪
2023年02月25日 12:18撮影 by  SO-01K, Sony
2
2/25 12:18
楽しかった稜線歩き♪
ここ下ると大ノマ乗越
2023年02月25日 13:01撮影 by  SO-01K, Sony
2/25 13:01
ここ下ると大ノマ乗越
幻想的で見惚れてました。来て良かった!
2023年02月25日 13:09撮影 by  SO-01K, Sony
2
2/25 13:09
幻想的で見惚れてました。来て良かった!
たまに腰ラッセル。雪は軽い(大ノマ近く)
2023年02月25日 13:45撮影 by  SO-01K, Sony
2/25 13:45
たまに腰ラッセル。雪は軽い(大ノマ近く)
左側を行くを意識して歩いてたら思ってたより簡単に川に出た
2023年02月25日 16:01撮影 by  SO-01K, Sony
2/25 16:01
左側を行くを意識して歩いてたら思ってたより簡単に川に出た
川沿いに歩きデブリで対岸に渡れる所を見つけたので賭けに出る
2023年02月25日 16:24撮影 by  SO-01K, Sony
2/25 16:24
川沿いに歩きデブリで対岸に渡れる所を見つけたので賭けに出る
少し登り下流方向を撮ってる。右のデブリを渡って(川が浅いのでゴミ袋履いて8歩位でも渡れる)堤防を左側の山斜面(4M位)から巻く
2023年02月25日 16:42撮影 by  SO-01K, Sony
2/25 16:42
少し登り下流方向を撮ってる。右のデブリを渡って(川が浅いのでゴミ袋履いて8歩位でも渡れる)堤防を左側の山斜面(4M位)から巻く
ナニコレ〜楽ちんじゃん!対岸のデブリ5か所位パス出来るわ!
2023年02月25日 16:42撮影 by  SO-01K, Sony
2/25 16:42
ナニコレ〜楽ちんじゃん!対岸のデブリ5か所位パス出来るわ!
水がデブリの下に流れてる
2023年02月25日 16:44撮影 by  SO-01K, Sony
2/25 16:44
水がデブリの下に流れてる
こんなデブリも対岸から眺めながら楽々パス♪
2023年02月25日 16:50撮影 by  SO-01K, Sony
2/25 16:50
こんなデブリも対岸から眺めながら楽々パス♪
小池新道分岐の橋から撮った。橋から対岸に渡って作業道は× なるべく川沿いに対岸のデブリが無くなるまで進むのがいいでしょう。かなり奥に進む事になる。苦労は堤防巻き1回と渡渉だけ。スキーでも有効。2月ね!
2023年02月25日 17:11撮影 by  SO-01K, Sony
2/25 17:11
小池新道分岐の橋から撮った。橋から対岸に渡って作業道は× なるべく川沿いに対岸のデブリが無くなるまで進むのがいいでしょう。かなり奥に進む事になる。苦労は堤防巻き1回と渡渉だけ。スキーでも有効。2月ね!

装備

個人装備
ザック19KG(水ワカン込) ウエストバッグ2KG スノーポン ワカン ブラックダイヤモンドウィペット
備考 気温が高い時に雪崩の巣を歩くのは危険‼
大ノマの登りは前半〜中盤までのデブリ越えは進行方向右手の山際をたどるのが一番楽に行ける。動画は右手の雪崩ですが、左手の谷から流れて来る大きなデブリに巻き込まれると一発で死ぬので、左手からガラガラ音がしたら全力で右手の斜面を登れ!

感想

1日目・小雪〜夕方近くの出発でしたので山で前泊な感じ。
わさび平小屋前でテント泊、沢水取れます。

2日目・快晴無風〜本格的な登りの日ですが前半に一番大変なルートを行ってしまい消耗しました。(一番楽に行けるルートは写真で説明してます)
ひたすらデブリを登り降りして快晴で風も無いのでインナー1枚でも汗だくになり(下半身は簡単に脱げないので3枚+レッグウォーマーとゲーター)中盤で足が攣り始めました。今症状を調べて思い返すと熱中症でしたね。
想定外、2月に熱中症かよ!ですわ…
何回も座って休んでたので偶然撮れたのが雪崩の動画です。思ってたより規模が大きくて恐怖を感じましたが、見てるだけで何も出来ませんでした。
こんな所に長く居たくないので休み休み日没後も頑張りましたが、力尽き登り切れず…途方に暮れる…こんなに苦しい登りは初めてです。
雪崩の心配があったのでテントではなく雪洞ビバークしか選択肢がありませんでした。足をいたわりながら早く休みたいので必死に掘って、最後は雪捨てが面倒だったので掘り出した雪で入口を塞いだ。雪質が良かったので思ってたより上手く出来た。少し狭いけど0℃で暖かくて安堵しました。
翌朝天井が数センチ下がってる気がするが、装備が濡れたり凍り付いたりする事も無くて雪洞泊気に入りました。外気温が低く高度が高い所ほど雪洞が有効なんじゃないかと推測している。

3日目・小雪で風あり〜双六小屋までと決めて時間に余裕があったので280M下って双六沢歩きしてみました。
広くて静かで雰囲気はいいし、デブリも無くてワカンならそんなに潜らないので問題無し。
しかし、下った分登り返すので登山者にはあまりメリットが無いです。
暴風雪で稜線は辛い時はアリだと思う。
双六冬季小屋に到着して寒いので中でテント泊した。

4日目・曇りで強風〜身軽に双六岳ピーク往復。それからが悩みタイム。この先の天気予報は回復傾向。食料とガスも数日は大丈夫。しかし、自信がない!2日目の登りで自分が信じられなくなってたので奥に進む勇気が無い。帰ります。

5日目・曇り時々晴れ〜体力も回復してて最高の稜線歩きでした。夢中で休まずルンルン気分で歩いてました。ガスが山を隠したり見せたり幻想的な演出してたので見惚れてました。
来て良かった!もっと歩いていたい!下山したくない!仕事したくない!(笑)

雪崩34秒



ダイジェスト55秒




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3/5
体力レベル
3/5
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利用交通機関: 電車・バス
技術レベル
1/5
体力レベル
3/5

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