北岳&間ノ岳☆試練の3000mテント泊


- GPS
- 56:00
- 距離
- 18.5km
- 登り
- 2,380m
- 下り
- 2,379m
コースタイム
3日:肩の小屋→北岳→北岳山荘→八本歯のコル→北岳山荘→間ノ岳→北岳山荘
4日:北岳山荘→北岳→八本歯のコル→大樺沢二股→広河原
…コースタイムは省略
天候 | 2日:晴→曇 3日:霧雨(超強風)→曇時々晴 4日:晴時々曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
乗り合いタクシーで広河原まで約50分、1200円。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
よく整備された道だと思います。 3000mの稜線は強風が吹いていて過酷でした。 『八本歯のコル』付近は丸太の梯子の連続地帯&ザレ場の急登です。 |
その他周辺情報 | 芦安温泉の駐車場隣に日帰り入浴施設有。 |
写真
感想
10月の連休は双六〜西鎌〜槍のリベンジをする予定でしたが、
天気予報を見ると北アよりも南アの方が良さそう…
あっさり予定変更して南アルプスの北岳&間ノ岳に行ってきました。
登りは大樺沢〜右俣コースで肩の小屋へ。
早朝は晴れていましたが、登るにつれてガスガスに。
3000mでのテント泊は風との戦い…
就寝中にも風が吹き荒れ落ち着かない…
撤収時にテント本体が飛んで(大汗)しまい、谷底の方へ道なき道を滑り降りて何とか捕獲してきました…いやぁ、焦りました。
その後、強風&霧雨の中を歩いて北岳山頂へ。
案の定、山頂の標柱&三角点しかない山頂。絶景はどこ…?
強風&霧雨の悪天候のなかとりあえず北岳山荘へ避難。
北岳山荘で天気予報を確認(タブレット端末が置いてあります)。
『てんきとくらす』では翌日の正午まで『C』判定☆
私と同じように北岳山荘に避難してきた人たち(4人ぐらい)は下山するようでしたので、私も下山を決意。
しかし、せっかくこんな遠いところまで来たのに下山??とか間ノ岳行きたくないの?とか頭の中はモヤモヤ状態…
何度も立ち止まりつつも歩き続け、八本歯のコルまで下りてきた☆
ここからは長い丸太の梯子の連続地帯☆
強風の中のビビりながら丸太の長い梯子を降り、ホッとしてるとガスが晴れて目の前にドッカーンと富士山が!!
別方向には去年登った鳳凰三山が!尖ったオベリスクが!!
これはお天気回復しそうな雰囲気??
登ってくる登山者さんに、明日の天気はどんな感じでしょうか?と尋ねると『今日よりは良さそうだよ』との言。
ガスが少し晴れて、北岳山荘も見えている。
…ここまでムダに下りてきてしまったけど、やっぱり戻ろう☆
北岳山荘に戻り、もう一度天気予報を確認。
『てんきとくらす』では夕方までの予報は『B』判定に変わっている。翌日は『C』判定☆
間ノ岳はどうしよう??
お天気は晴れたりガスったりを繰り返しているけれど、『B』判定のうちに登ってしまおうと、時間は14時頃で遅いですが間ノ岳へむけて出発。
荷物も軽いので軽快に進める。途中にあったはずの中白根山はどこにあったのかわからず…
多少のアップダウンを繰り返し、間ノ岳に到着。
ちょうどガスが晴れて富士山も見える、青空の下で写真を撮れて満足☆
雷鳥はいないかな〜とか少しキョロキョロしながら山荘へ戻る。結局雷鳥は会えず。
テントは風の弱そうな所を探すがどこもそれほど変わらなさそう…
結局富士山が目の前の一等地(?!)に設営。
強風は確実なのでできるだけしっかりテント固定。
深夜、相変わらず強風ですが、空を見上げるとなんと星空☆
夜が明け、ご来光は雲がかかって見られなかったものの、青空が広がって北岳も富士山もキレイに見えています。
下山せず戻ってきて(汗)よかった!!
テント撤収後はもう一度、北岳アタック☆
稜線に出ると中央アルプスや、すぐそこに仙丈ケ岳が!
遠くに北アルプスも!テンション上がる。
振り返ると北岳山荘&間ノ岳へ延びる稜線。こちらもスゴイ☆
やっとこさ北岳山頂到着☆地図に書いてある通り、『眺望最高』!
甲斐駒ケ岳や八ヶ岳が!富士山ももちろん見えています。
360℃の眺望。もう大満足です。
そして下山開始。『八本歯のコル』はやはり難所。
長い急な丸太の梯子が続きます。急すぎて怖い…
やっと梯子地帯が終わったと思ったら、ザレ場の急降下(汗)すごく歩きづらいorz
大樺沢二股ちょい手前には季節外れのお花畑が!
グンナイフウロ、ハクサンフウロ、イワオウギなどなど…まさかの遭遇。
お花の写真撮ってたらバスの時間が気になり、そこから駆け足で下山。
強風でテントが飛んだり、一度下山を決意したのにまた引き返したり、
なんだか踏んだり蹴ったりの山行でしたが、
北岳と間ノ岳に登って百名山2つゲットできたし、素晴らしい景色も堪能できたし、無事に下山できたし、まぁ、結果オーライでした。
御嶽山のニュースが毎日流れてますがまだ見つかっていない方もいて、
同じ山のぼらーとしては他人事ではない…
私が無事に下山できたことは奇跡なのかもしれない…いろいろと考えさせられた今回のニュース。
亡くなった方のご冥福と、まだ見つかっていない方の一刻も早い救出を願うばかりです。
ありがとうございます(先日はお世話になり)。本当にキレイな写真とエッセイが素晴らしく、感動し、楽しく拝見させていただ来ました。テント泊を検討したくなりました。ajustment !と思います。
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