記録ID: 5263754
全員に公開
山滑走
槍・穂高・乗鞍
日程 | 2023年03月12日(日) [日帰り] |
---|---|
メンバー | , |
天候 | 晴れ、風は弱い |
アクセス |
利用交通機関
新穂高無料駐車場から左俣林道ゲートまで徒歩10分
車・バイク
経路を調べる(Google Transit)
|




地図/標高グラフ


標高グラフを読み込み中です...
コースタイム [注]
00:00 林道ゲート
03:00 大ノマ乗越
04:40 双六岳
08:00 水晶岳
10:00 三俣蓮華岳
11:30 大ノマ乗越
12:50 林道ゲート
p)コーラ1L, ブドウ糖150g, あんパン3, ガッツギア2(4欲しい)
03:00 大ノマ乗越
04:40 双六岳
08:00 水晶岳
10:00 三俣蓮華岳
11:30 大ノマ乗越
12:50 林道ゲート
p)コーラ1L, ブドウ糖150g, あんパン3, ガッツギア2(4欲しい)
コース状況/ 危険箇所等 | 大ノマ乗越から双六谷に下りたところで川の水を汲める |
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その他周辺情報 | 下山後の風呂はひらゆの森。 ついに平湯にもスギ花粉の魔の手が。露天風呂に入れなかった。 |
過去天気図(気象庁) |
2023年03月の天気図 |
写真
感想/記録
by pakumin
春は左俣林道の季節。先週、三俣蓮華岳まで行ったから今シーズンはもういいかな、と思っていたが雪が降らない日が続いて条件が揃ってしまった。行くしかない。山K君に声をかけたら即OK. やったね。土曜日は謎の富山出張で仕事だったので脚満タン。彼とサシで遊ぶなら万全の状態で行かないと。土曜は仕事が終わったら富山にデポしておいたクルマを回収して新穂高へ。富山のスギ花粉はひどいもんだったが新穂高もまあまあ辛かった。もう本当に勘弁してほしい。新穂高の気温は16度だったらしい。春です。桜が咲きそうです。
気合いの23時半起床、24時出発。暖かいから支度が早い。フライングスタートに慣れている山K君は50分には準備が出来ていた。ちょっと待って…。今週も月が明るくて笠ヶ岳の稜線がくっきり見える。頑張ろう。板を担いで林道まで10分歩いたら板履いて林道を飛ばす。早く下山したいので結構飛ばす。デブリゾーンを抜け、大ノマ乗越をとらえたら登る。ひたすら登る。今日はラッセルが無いので早い。ゲートから大ノマ乗越まで3時間だった。去年もそのくらいかかったが今日の方がキツい。最近、高強度トレーニングをやっていないので去年の自分より弱い。双六谷への下りはカチカチなのでちゃんとシールを剥がして滑降モードでトラバースする。雪はガッチガチで足首にくる。ところどころふわふわのところがあった。いつ降った。双六谷に下りたら水飲んでパン食べてシール貼って双六岳まで600mの登り。やることを淡々と消化していく。山K君、マジで息が切れていない。強すぎ。今シーズンの山スキー回数はもう50回を超えていて、15時間オーバーのロングは何度行ったかわからないとのこと。ガチの山スキーマシンじゃん。こわっ。
双六岳で真っ暗だが計画通り。東の空も暗い。ここからは板は担いで爪。三俣蓮華までのいくつかのアップダウンは固い雪面を選んで処理していく。徐々に空が明るくなってきた。三俣蓮華の北面はパウダーのように見えたのでシール剥がして明るくなるまでの時間稼ぎをしたが結局暗い。でも行く。パウダーかのように見えた斜面は普通に固くて悶絶。すまん。高度を落とすと少し柔らかくなって三俣山荘まで快適クルージング。そのまま黒部源流に落ちてゆく。おかげで日の出を拝めない。仕方ないね。黒部源流の登りはもっと長いと思っていたが意外と早く岩苔乗越を超えた。今日は乗越ではなく右手の沢筋を登ってみたが、上の方まで板が快適に使えて正解だった。次も(あるのか?)このルートで。景色の良いところで板デポしたら爪履いて水晶ピストン。「頂上滑降したかったら板持っていってもいいけど?」と言うと「早く帰りたいんでいいです」とのこと。仲間。
水晶小屋から水晶岳の間には絶対に滑落してはいけない雪渓がある。今日はバリズボだったのでかなりマシだった。よかった。核心部を過ぎたら頂上はすぐそこ。記念撮影して短い休憩をしたら早く帰りたい二人はさっさと帰る。板を回収したらお楽しみ、黒部源流スキーの時間。シャリシャリスベスベでサイコーだった。ここが楽しい滑りだったのは初めてだ。その後はシールを貼って三俣蓮華まで400mの登り。下の方はモナカラッセルだが元気な山K君がぐいぐい引っ張っていく。強い。あっという間に蓮華に着いたら丸山の向こうでシールを剥がして双六小屋を目指してトラバース。僕は先週やってるし山K君は水曜日に来ているので4日前にも同じことをしていた。焼き直し。双六谷の雪はシャリシャリで素晴らしく良い。今日は滑るところ全部良いな。春スキーサイコーです。さて楽しんだ後はお待ちかね、大ノマ乗越まで300mの登り。山K君はパパッとシールを貼ってガシガシ先頭をラッセルしていく。もう許してください。
満身創痍で大ノマ乗越に着いた。もう登らなくていいです!!小池新道を登ってくる人は誰もいないのでやりたい放題だ。朝、登りながら「帰りはシャウダーだろうな」という確信があったのでここまで頑張れた。行動食を全部食べて身軽になったら魅惑の斜面へテイクオフ。実に良かった。が、少し高度を落とすとストップ気味になって太ももパンパン。追い打ちをかけるようにデブリゾーンへ。デブリ突破も楽じゃない。最後は滑らない林道をせっせと漕いでゲート手前で板を担いで駐車場まで歩いてきた。やっぱり山K君とのタイマンはマジできつかった。肺と心臓を長時間酷使して、注意を切らさない時間が続いたので身体も脳も本当に疲れた。おかげで良い刺激になりました。帰ったらまたトレーニングがんばろう。また厳しいところに行きましょう。行くの?
大ノマ乗越から林道ゲートまで1時間ちょいだった。これは新穂高から槍平小屋までのアプローチに比べたら楽、全然楽。なので春はとりあえず飛騨沢じゃなくて、とりあえず大ノマ乗越(弓折岳)でいいかもしれない。1本目シャリ、ボトムから登り返して2本目シャバの2往復とかやれば程よい疲労かも得られて滑りも楽しい。はず。
気合いの23時半起床、24時出発。暖かいから支度が早い。フライングスタートに慣れている山K君は50分には準備が出来ていた。ちょっと待って…。今週も月が明るくて笠ヶ岳の稜線がくっきり見える。頑張ろう。板を担いで林道まで10分歩いたら板履いて林道を飛ばす。早く下山したいので結構飛ばす。デブリゾーンを抜け、大ノマ乗越をとらえたら登る。ひたすら登る。今日はラッセルが無いので早い。ゲートから大ノマ乗越まで3時間だった。去年もそのくらいかかったが今日の方がキツい。最近、高強度トレーニングをやっていないので去年の自分より弱い。双六谷への下りはカチカチなのでちゃんとシールを剥がして滑降モードでトラバースする。雪はガッチガチで足首にくる。ところどころふわふわのところがあった。いつ降った。双六谷に下りたら水飲んでパン食べてシール貼って双六岳まで600mの登り。やることを淡々と消化していく。山K君、マジで息が切れていない。強すぎ。今シーズンの山スキー回数はもう50回を超えていて、15時間オーバーのロングは何度行ったかわからないとのこと。ガチの山スキーマシンじゃん。こわっ。
双六岳で真っ暗だが計画通り。東の空も暗い。ここからは板は担いで爪。三俣蓮華までのいくつかのアップダウンは固い雪面を選んで処理していく。徐々に空が明るくなってきた。三俣蓮華の北面はパウダーのように見えたのでシール剥がして明るくなるまでの時間稼ぎをしたが結局暗い。でも行く。パウダーかのように見えた斜面は普通に固くて悶絶。すまん。高度を落とすと少し柔らかくなって三俣山荘まで快適クルージング。そのまま黒部源流に落ちてゆく。おかげで日の出を拝めない。仕方ないね。黒部源流の登りはもっと長いと思っていたが意外と早く岩苔乗越を超えた。今日は乗越ではなく右手の沢筋を登ってみたが、上の方まで板が快適に使えて正解だった。次も(あるのか?)このルートで。景色の良いところで板デポしたら爪履いて水晶ピストン。「頂上滑降したかったら板持っていってもいいけど?」と言うと「早く帰りたいんでいいです」とのこと。仲間。
水晶小屋から水晶岳の間には絶対に滑落してはいけない雪渓がある。今日はバリズボだったのでかなりマシだった。よかった。核心部を過ぎたら頂上はすぐそこ。記念撮影して短い休憩をしたら早く帰りたい二人はさっさと帰る。板を回収したらお楽しみ、黒部源流スキーの時間。シャリシャリスベスベでサイコーだった。ここが楽しい滑りだったのは初めてだ。その後はシールを貼って三俣蓮華まで400mの登り。下の方はモナカラッセルだが元気な山K君がぐいぐい引っ張っていく。強い。あっという間に蓮華に着いたら丸山の向こうでシールを剥がして双六小屋を目指してトラバース。僕は先週やってるし山K君は水曜日に来ているので4日前にも同じことをしていた。焼き直し。双六谷の雪はシャリシャリで素晴らしく良い。今日は滑るところ全部良いな。春スキーサイコーです。さて楽しんだ後はお待ちかね、大ノマ乗越まで300mの登り。山K君はパパッとシールを貼ってガシガシ先頭をラッセルしていく。もう許してください。
満身創痍で大ノマ乗越に着いた。もう登らなくていいです!!小池新道を登ってくる人は誰もいないのでやりたい放題だ。朝、登りながら「帰りはシャウダーだろうな」という確信があったのでここまで頑張れた。行動食を全部食べて身軽になったら魅惑の斜面へテイクオフ。実に良かった。が、少し高度を落とすとストップ気味になって太ももパンパン。追い打ちをかけるようにデブリゾーンへ。デブリ突破も楽じゃない。最後は滑らない林道をせっせと漕いでゲート手前で板を担いで駐車場まで歩いてきた。やっぱり山K君とのタイマンはマジできつかった。肺と心臓を長時間酷使して、注意を切らさない時間が続いたので身体も脳も本当に疲れた。おかげで良い刺激になりました。帰ったらまたトレーニングがんばろう。また厳しいところに行きましょう。行くの?
大ノマ乗越から林道ゲートまで1時間ちょいだった。これは新穂高から槍平小屋までのアプローチに比べたら楽、全然楽。なので春はとりあえず飛騨沢じゃなくて、とりあえず大ノマ乗越(弓折岳)でいいかもしれない。1本目シャリ、ボトムから登り返して2本目シャバの2往復とかやれば程よい疲労かも得られて滑りも楽しい。はず。
感想/記録
by YamaKeI
今日はパクさんと2人、これまで何回かご一緒して強さは十分わかっている
ついていけるか一抹の不安はあるけど、いまの本気の自分がどこまでやれるか楽しみだった
0時フライングなしで新穂高無料駐車場スタート、板を履くと2人でせっせと足を前に出す、月明かりでライトがいらないくらいだった
パクさんのルーファイでどんどん進んでいく、ラスト200mはアイゼンで、心臓壊れそうなくらいで大ノマ乗越まで3時間だった。やればできる
カチカチなのでしっかり滑走モードにして滑り込む
シールを貼ったらまたひたすら足を前に出す、双六着いてもまだ暗い
三俣蓮華まではアップダウンがある、ここはパクさんがいろいろ試したところ雪が固かったら担いだほうがいいとのこと、シールで滑ったら滑落必至な雰囲気なので担いだ
ここは水曜は爆風だったけど今日は風なし
三俣についてシールを剥がしていると長い夜が明けてきた
黒部源流に滑り込む、見た目に反してカチカチ、ちょっと落とすと楽しめた
そして第3ラウンドは岩苔乗越までの登り、源流はデブリなくスベスベで良いところだった
欲張って岩苔乗越の上に出ようと思ったら水晶へ行くにはちょっと遠いところに出た、パクさんまあいいよと、結果的には大して無駄にならなくて良かった
ここからは板置いてアイゼンで
空気が薄くって大変、山頂付近のヤバめなトラバースはモナカで問題なく、核心部はいつもよりやさしかったみたい
水晶ピークは山に囲まれててどこをみても絶景です、水曜歩いたり滑った稜線もばっちり見える
帰りも板デポまで歩いたら源流スキーの時間
それなりに楽しめた、そのあとは三俣まで400きっつい登り、暑くて大変だけど登っていれば着きます。
ここからも双六小屋の上に出るようにトラバースポイントまで移動、蓄積されたノウハウで無駄がない
ポイント着いたら大ノマ乗越までの登り口まで一気に、雪も斜度も程よくてここも楽しめた
ラスト300は水友トレースに乗っかって本日の登り終了、ザラメとストップスノーを滑ってデブリを越えて林道を滑ったら新穂高です。
13時間集中してほんとの本気で歩いたり滑ったり、今日は距離も標高差もかなりあったけどこの間の19時間笈に比べたら厳しさはマイルドで今季一のハード山行というわけではなかった。人は厳しいことを乗り越える度に少しずつ成長できます。パクさんありがとうございました、またキツい山スキーお願いします。
ついていけるか一抹の不安はあるけど、いまの本気の自分がどこまでやれるか楽しみだった
0時フライングなしで新穂高無料駐車場スタート、板を履くと2人でせっせと足を前に出す、月明かりでライトがいらないくらいだった
パクさんのルーファイでどんどん進んでいく、ラスト200mはアイゼンで、心臓壊れそうなくらいで大ノマ乗越まで3時間だった。やればできる
カチカチなのでしっかり滑走モードにして滑り込む
シールを貼ったらまたひたすら足を前に出す、双六着いてもまだ暗い
三俣蓮華まではアップダウンがある、ここはパクさんがいろいろ試したところ雪が固かったら担いだほうがいいとのこと、シールで滑ったら滑落必至な雰囲気なので担いだ
ここは水曜は爆風だったけど今日は風なし
三俣についてシールを剥がしていると長い夜が明けてきた
黒部源流に滑り込む、見た目に反してカチカチ、ちょっと落とすと楽しめた
そして第3ラウンドは岩苔乗越までの登り、源流はデブリなくスベスベで良いところだった
欲張って岩苔乗越の上に出ようと思ったら水晶へ行くにはちょっと遠いところに出た、パクさんまあいいよと、結果的には大して無駄にならなくて良かった
ここからは板置いてアイゼンで
空気が薄くって大変、山頂付近のヤバめなトラバースはモナカで問題なく、核心部はいつもよりやさしかったみたい
水晶ピークは山に囲まれててどこをみても絶景です、水曜歩いたり滑った稜線もばっちり見える
帰りも板デポまで歩いたら源流スキーの時間
それなりに楽しめた、そのあとは三俣まで400きっつい登り、暑くて大変だけど登っていれば着きます。
ここからも双六小屋の上に出るようにトラバースポイントまで移動、蓄積されたノウハウで無駄がない
ポイント着いたら大ノマ乗越までの登り口まで一気に、雪も斜度も程よくてここも楽しめた
ラスト300は水友トレースに乗っかって本日の登り終了、ザラメとストップスノーを滑ってデブリを越えて林道を滑ったら新穂高です。
13時間集中してほんとの本気で歩いたり滑ったり、今日は距離も標高差もかなりあったけどこの間の19時間笈に比べたら厳しさはマイルドで今季一のハード山行というわけではなかった。人は厳しいことを乗り越える度に少しずつ成長できます。パクさんありがとうございました、またキツい山スキーお願いします。
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この記録に関連する本
この記録に関連する登山ルート
槍・穂高・乗鞍 [3日]
利用交通機関
車・バイク
技術レベル体力レベル
この記録で登った山/行った場所
- 水晶岳 (2986m)
- 三俣蓮華岳 (2841m)
- 双六岳 (2860m)
- 双六小屋 (2550m)
- 三俣山荘 (2550m)
- 岩苔乗越 (2730m)
- 水晶小屋 (2900m)
- わさび平小屋 (1400m)
- 笠新道登山口 (1360m)
- 秩父沢出合 (1720m)
- 新穂高温泉バス停 (1080m)
- 中崎山荘 奥飛騨の湯 (1090m)
- シシウドヶ原 (2090m)
- 中道分岐
- 黒部川水源地標 (2400m)
- ワリモ北分岐 (2800m)
- 岩苔小谷水場 (2690m)
- 三俣峠 (2750m)
- 双六岳巻道分岐 (2660m)
- チボ岩 (1800m)
- 小池新道入口 (1470m)
- 新穂高温泉駅 (1117m)
- 新穂高登山指導センター (1090m)
- 丸山 (2854m)
- 中崎橋
- 登山口(双六岳・笠ヶ岳方面) (1129m)
- イタドリが原 (1916m)
- 双六池 (2535m)
- 双六岳中道分岐 (2676m)
- お助け風穴 (1257m)
- 大ノマ乗越
- 水晶岳北峰 (2977.9m)
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