記録ID: 5754713
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍
槍ヶ岳 (上高地〜天狗池〜南岳〜中岳〜大喰岳〜槍ヶ岳〜新穂高温泉)
2023年07月23日(日) 〜
2023年07月25日(火)
体力度
7
1〜2泊以上が適当
- GPS
- 18:56
- 距離
- 36.6km
- 登り
- 2,095m
- 下り
- 2,495m
コースタイム
1日目
- 山行
- 3:21
- 休憩
- 0:04
- 合計
- 3:25
2日目
- 山行
- 7:19
- 休憩
- 2:43
- 合計
- 10:02
14:53
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
松本駅のコインパーキングに駐車(800円/日*3日=2400円) 松本電鉄上高地線で新島々へ、乗り継ぎのバスで上高地へ(計2710円) 帰り: 新穂高ロープウェイ駅から松本バスターミナル(3200円)(平湯で乗り継ぎ) |
コース状況/ 危険箇所等 |
上高地から入り新穂高に下山する計画にした。帰りは新穂高からバスで松本まで乗った方が楽だと考えて、松本駅に車を停めることにした。 仕事上、朝一に上高地を出発する計画は無理だったので、午前中に上高地に入り、その日は槍沢ロッジまで行くことにした。 ◾️上高地→槍沢ロッジ バスは10:30過ぎに上高地に到着した。バスターミナルから河童橋の間はたくさんの観光客だった。特に寄り道もせずに、明神、徳沢、横尾と歩いていった。横尾を過ぎて登山道が本格化するが、槍沢ロッジまでは緩やかな登山道が続く。14時位に槍沢ロッジに着いてしまった。寝床も一人置きで割り振られた。この山小屋の嬉しいのは風呂があることである。湯船があるだけでシャワーはないが、汗を流せるだけでも嬉しい。外でゆっくりしたり、談話室で本を読んだりと、普段ではなかなかできない時間の使い方ができた。 ◾️槍沢ロッジ→天狗原分岐 この区間も緩やかな登りが続く。槍沢と並行に沢の音を耳にしながら進む。景色がひらけてくるが、まだ槍ヶ岳本体は見えない。 ◾️天狗原分岐→稜線 この分岐で天狗池方面に行く人は自分以外いなかった。ガレ場を大きくトラバースする。目印はあるが、見通しの悪い時は要注意だと感じた。このトラバースの途中で後ろを振り向くと、槍ヶ岳がドーンと姿を現していた。 天狗池は思ったよりも小さかった。ただ晴れてたのでしっかりと逆さ槍を映してくれた。 この区間の後半、稜線に向けて登り詰める部分が非常にしんどかった。岩場を乗り越えながら、難しくないがハシゴや鎖もある。 ◾️南岳→南岳小屋 稜線へ出ると、南側に南岳、北側に中岳、大喰岳、槍ヶ岳が見える。まずは南岳へ向かった。気持ちの良い稜線歩きですぐに南岳に到着する。南岳を下ったすぐの所に南岳小屋があり、バッジが欲しいので南岳小屋に向かった。 小屋でCCレモンで小休止した。バッジは南岳、中岳、大喰岳の3種類を買った。 ◾️南岳→中岳 南岳小屋から南岳を通り、稜線へ出て来た場所を通り、中岳を目指す。しばらくは楽しい稜線歩きだが、中岳へ取り付くと大きな岩のゴーロ帯となり、非常に登りにくかった。ハシゴもある。 ◾️中岳→大喰岳 ハシゴも使い、稜線まで一気に標高をさげる。大喰岳へは順調に稜線歩きを楽しめる。先に槍ヶ岳を見ながらの稜線歩きが嬉しい。大喰岳は日本で10番目に高い山である。 ◾️大喰岳→槍ヶ岳山荘 ここまで来たら槍ヶ岳山荘は目の前だ。一旦標高を下げて、登り返して要塞のような槍ヶ岳山荘に到着する。たくさんの人で賑わっていた。このまま槍の穂先を目指してもよかったが、何か食べたかったのでうどんを食べて小休止した。チェックインも済ませた。 ◾️槍ヶ岳山荘→槍の穂先 穂先がガスに包まれていたので、明日にしようかと思っていたら、ガスが取れたのでいざ穂先目指して出発した。ヘルメット装着して、ザックは小屋に置いて来た。特に渋滞もなく、自分のペースで登ることができた。事前情報ではハシゴの印象が強かったが、ハシゴよりも補助の無い岩場の方が緊張した。山頂は広くはないが360°の大パノラマ!この日は混んでなく、1人独占の時間帯もあった。念願の槍ヶ岳に登れて感激だった。 ◾️槍ヶ岳山荘→千丈沢乗越分岐 槍ヶ岳山荘から西側(新穂高側)に降るルートは2つある。1つは山荘の南側、テント場の下から降る道である。こちらはしばらく分岐もないので、このルートを選択すれば間違いない。2つ目は山荘の北側から降る道で、双六岳、西鎌尾根方面となっている。こちらは景色を楽しめる。下山時は朝の景色を楽しみたかったので北側ルートを選択した。本当にこちらを選んで良かったと思った。但し、真っ直ぐ行くと違う方面へ行ってしまうので、途中の案内に従い南側ルートへ合流する道を進む必要がある。2箇所分岐があるので正しい選択を。 ◾️千丈沢乗越分岐→槍平小屋 標高を下げるにつれ徐々に緩やかな登山道になっていく。気のせいか、新穂高側の登山道はゴーロ帯が多い。歩きづらくて苦手だ。新穂高側は沢を横断する場所が複数あり、ゴーロになりやすい地形なのかもしれない。沢を渡る時は対岸にピンクテープがあるので、まずはそれを見つける。槍平小屋まではずっとこんな感じが続く。 ◾️槍平小屋→白出沢出合 途中、何度か沢を横断しながらひたすら降っていく。何ヶ所か登山道が崩壊して迂回路が設けられている。要所にピンクテープがあるので目印にする。堤防のような人工物がある所が白出沢出合であり、登山道はここまでで、あとは林道になる。 ◾️白出沢出合→新穂高 あとは林道がずーっと続く。2000mを一気に降りてきたのちの林道は足にくる。途中、穂高平小屋付近で、林道のヘアピンカーブをショートカットできるが、本格的な登山道で歩きにくい道なので、次は使わないと思う。そのまま林道を歩いた方が気楽である。長い林道が終わると新穂高ロープウェイの建物が見えてきて、今回の山行は終了である。 念願の槍ヶ岳に登れて嬉しかった。槍ヶ岳は、上高地からも新穂高からもしばらく歩かないと姿を見れないことなど、色々な意味で遠い山だと思った。ただ登頂した時の思いは格別だった。 太平洋-日本海赤線繋ぎの面からは、蝶ヶ岳へ三俣in上高地outした赤線と、ブナ立尾根から烏帽子、野口五郎、鷲羽、双六、新穂高を縦走した時の赤線を繋げることができた。北アルプスはまだまだ残りがあるので、年月をかけて歩いていこうと思う。 |
予約できる山小屋 |
槍平小屋
|
写真
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