光岳・聖岳【易老渡-光岳-茶臼岳-上河内岳-聖岳-便ヶ島】


- GPS
- 22:21
- 距離
- 55.7km
- 登り
- 5,388m
- 下り
- 5,404m
コースタイム
- 山行
- 6:42
- 休憩
- 1:27
- 合計
- 8:09
- 山行
- 5:39
- 休憩
- 0:51
- 合計
- 6:30
- 山行
- 6:20
- 休憩
- 1:43
- 合計
- 8:03
天候 | 晴れ (昼前から雲が湧き、夕方から夜にかけては雷雨) |
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過去天気図(気象庁) | 2023年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
道迷いするようなところはありません。 |
その他周辺情報 | あらたまの湯(730円、サウナ(熱くて広い、ぬるい) |
写真
装備
個人装備 |
MARMOLADA(SCARPA)
|
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感想
行きたい行きたいと思いながら未踏となっていた光岳登頂と光岳小屋テント泊を計画しました。
コロナ禍による小屋の閉鎖、アプローチの林道の通行止めなどなど、様々なことが重なり、なかなか足を踏み入れられずにいました。畑薙ダムから
の茶臼小屋経由のピストン行程も考えられたのですが、やはり、聖岳ともセットでのラウンドにこだわり、いつの間にか、アルプスにある百名山の
うちで最後になってしまってました。
今回、満を持して、2泊3日のラウンド行程で南アルプス南部を周回しました。
まずは、国道152号から市道に入り芝沢ゲートを目指します。当然、車です。
芝沢ゲートまでの距離がかなりあるのと、途中、崩落による通行止めで迂回を余儀なくされ、芝沢ゲートの駐車場に到着したのは、午前2時過ぎで
した。早々に車内で仮眠をとって、翌日からの登山に備えました。
易老渡からの登りはいきなり急登で始まります。600メートルほど登ると面平で、勾配が弱まり休憩ポイントになります。ただ、展望はない樹林帯の中でしたので、そのまま通過しました。
面平からまた急登で、登り一辺倒の登山道はまだまだ続きます。
急登を喘ぎながら登っていると、上の方から声がしたので顔を上げてみると、テレビクルーさんたちが撮影をしていました。NHKの小さな旅のロケだったようです。
三角点を越えてから100メートル登ると易老岳の頂上に到着しました。こちらも樹林帯の中の頂上で眺望はありませんでした。頂上標柱を探したのですが、この時は見つけられませんでした。
易老岳からはイザルヶ岳に向けて登っていきます。イザルヶ岳直下に広がる静高平は、せせらぎが流れるとても心地よい広場です。湧水も冷たくて、ここで明日の朝まで必要な水を汲んでいきました。
光岳小屋に到着して手続きを済まし、小屋の前の広場にテントを張りました。
光岳小屋の管理人さんに差し入れをお持ちしたので、とても喜んでくれて、逆にありがたい気持ちでいっぱいになりました。
テントを張った後、光岳頂上に向かい、光石にも足を延ばしましたが、ガスによって展望はまったく利かず、早々に小屋に戻りました。
テント場ではほかの方々と会話を楽しみ、冷えたおいしいコーラもいただき、楽しい時間を過ごし、第1日目を終えました。
第2日目は暗いうちから歩き出し、易老岳、仁田岳(希望峰からのピストン)、茶臼岳を越えて、茶臼小屋下降点から登り返します。途中、御花畑という広場を抜けて上河内岳を臨み、とても気持ちの良い稜線歩きを楽しめました。
上河内岳の頂上からは360度の眺望を楽しみ(ただし、笊ヶ岳あたりはすでに雲が湧いてましたが。)、肩の部分で聖岳を眺めながら昼食をとりました。
上河内岳から南岳を通過して、聖平小屋分岐の鞍部に一気に下りて行きます。
聖平小屋への到着はとても早かったのですが、すでに聖岳の頂上部分には雲が湧いていて、この日の聖岳登頂はあきらめ、翌日の朝に登ることにし、第2日目を終えることにしました。
テント場で昼寝をしたり、お菓子を食べたりとゆったりと過ごしました。夕方からは雨がポツポツと降り出し、夜には雷雨となりました。
第3日目、真っ暗中歩き出しました。日の出が5時過ぎということだったので、3時に歩き出し、奥聖岳まで往復して、前聖岳でご来光を拝む計画です。
予定より少し早めに前聖岳の頂上に到着し、すぐに奥聖岳に向かいます。奥聖岳へはほぼ下りで、最後にちょっと登るくらいで、あっという間に到着しました。
奥聖岳でしばらく夜景を楽しみ、東の空が明るくなってきたので、前聖岳に登り返し、前聖岳でご来光を迎えました。
ご来光を見た後は、一目散に聖平小屋に下りました。
聖平小屋でテントを乾かしながら、パッキングをして、下山を開始しました。
薊畑まで登り返して、あとは急登を淡々と下って行きます。
西沢渡を名物のゴンドラで渡り、あとは所々崩壊している林道を歩き、便ヶ島、易老渡を通過し、芝沢ゲートまで戻りました。
あこがれの光岳に無事に登ることができ、天候も基本的に晴れが続き、苦しいけど楽しい急登歩き、景色のよい稜線歩きを満喫する2泊3日の山行になりました。
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