船越ノ頭〜小蓮華山〜白馬岳〜雪倉岳〜朝日岳〜黒岩山〜サワガニ山〜犬ヶ岳〜黄蓮山〜菊石山〜下駒ヶ岳〜白鳥山〜金時坂ノ頭〜尻高山〜入道山（蓮華温泉から親不知：栂海新道）

2023年08月24日(木) 〜 2023年08月27日(日)

• GPS: 40:06
• 距離: 53.4km
• 登り: 3,826m
• 下り: 5,271m

コースタイム

1日目

• 山行: 7:40
• 休憩: 1:25
• 合計: 9:05

5:43 蓮華温泉バス停
5:49 5:50 蓮華温泉ロッジ
8:15 8:18 天狗ノ庭
9:34 10:02 白馬大池山荘
11:06 11:06 船越ノ頭
11:52 12:29 小蓮華山
13:23 13:23 三国境
14:06 14:21 白馬岳
14:33 14:34 白馬山荘
14:48 白馬岳頂上宿舎

2日目

• 山行: 7:29
• 休憩: 1:41
• 合計: 9:10

4:11 白馬岳頂上宿舎
4:37 4:37 白馬山荘
5:00 5:14 白馬岳
5:50 6:02 三国境
6:35 6:48 鉱山道分岐
7:35 7:52 雪倉岳避難小屋
8:32 9:09 雪倉岳
11:17 11:17 小桜ヶ原
11:41 11:49 水平道分岐
13:14 13:14 水谷のコル
13:21 朝日小屋

3日目

• 山行: 11:50
• 休憩: 2:25
• 合計: 14:15

2:51 朝日小屋
2:59 3:03 水谷のコル
3:56 4:03 朝日岳
4:32 4:34 吹上のコル
4:54 4:54 照葉ノ池
5:53 5:53 アヤメ平
6:56 6:56 黒岩平
7:30 7:46 黒岩山
9:03 9:04 サワガニ山
9:44 10:10 北又の水場
11:01 11:10 犬ヶ岳
11:18 11:51 栂海山荘
12:54 13:07 黄蓮山
13:45 13:49 黄蓮の水場
14:07 14:23 菊石山
15:12 15:25 下駒ヶ岳
17:03 17:04 白鳥山避難小屋
17:06 白鳥山

4日目

• 山行: 5:55
• 休憩: 1:04
• 合計: 6:59

4:10 白鳥山
4:36 4:37 山姥平
5:25 5:26 シキワリの水場
5:36 5:36 金時坂ノ頭
6:22 6:43 坂田峠
7:26 7:27 尻高山
8:41 8:41 二本松峠
8:59 9:00 入道山
10:18 10:19 親不知 栂海新道登山口
10:23 10:43 親不知観光ホテル
10:47 11:05 栂海新道日本海起点
11:09 親不知観光ホテル

※KuuKちゃんは2日目の朝日小屋から合流

天候

初日：晴れのち曇り時々霧雨
2日目：晴れ時々曇り
3日目：晴れ時々曇りのち雨
4日目：晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

自家用車にて蓮華温泉駐車場まで
下山後は親不知同行者の自家用車にて蓮華温泉駐車場まで

蓮華温泉（れんげおんせん）駐車場 - 登山口ナビ
https://tozanguchinavi.com/trailhead/trailhead-10138

親不知（おやしらず）駐車場 - 登山口ナビ
https://tozanguchinavi.com/trailhead/trailhead-10157

コース状況／危険箇所等

栂海新道
https://tsugami.info/

その他周辺情報

白馬岳蓮華温泉ロッジ
https://rengeonsen.main.jp/

【白馬村営山小屋】
https://yamagoya.hakubakousha.com/

白馬岳だより | (株)白馬館
https://www.hakuba-sanso.co.jp/

高山植物の宝庫 北アルプス・朝日岳 朝日小屋
https://www.asahigoya.net/

白鳥小屋 - 栂海新道
https://tsugami.info/shiratori-koya/

【公式】親不知観光ホテル
https://oyasirazu.net/

糸魚川フォッサマグナ温泉 クアリゾートひすいの湯
https://hisuinoyu.com/

あげ藤
https://agefuji.net/

糸魚川観光ガイド
https://www.itoigawa-kanko.net/

糸魚川ユネスコ世界ジオパーク
https://geo-itoigawa.com/

写真

おはようございます！前夜は仕事終わりに車を走らせ蓮華温泉駐車場で車中泊。

蓮華温泉ロッジに前泊していた女子チームと合流。早くも明日以降に歩く山々が見えました！

雪倉岳。

朝日岳。

白馬岳蓮華温泉ロッジ
https://rengeonsen.main.jp/

蓮華の登山道案内。

『薬師湯』と『三国一の湯』は渇水により入浴出来ないようです。

でわでわ、いってきまーす！

まずは樹林帯を進み・・・。

黄金の湯への分岐を通過。

おっ、あっちに見えるのが野天風呂かな。

標高1,651m地点で迎えたご来光。

標高1,752m地点を通過。

振り返ると・・・。

海が見えました！

標高1,925m地点を通過。

天狗ノ庭に到着。

左は小蓮華山？右奥が鉢ヶ岳かな。右の谷を進むのが明日KuuKちゃんが歩く鉱山道。

手前の雪倉岳と赤男山を挟んで朝日岳。

3日目に歩く栂海新道の稜線。

おしゃれ鳥さん発見。

道がトラバース気味になったら・・・。

どーん！

小蓮華山から白馬岳方面。

白馬大池山荘に到着。
白馬大池山荘について（山小屋のご案内）- (株)白馬館
https://www.hakuba-sanso.co.jp/yamagoya/hakubaooikesanso.html

このテント場は気持ち良さそう。

炭酸が売り切れていて残念。

小休止の間に真っ白。

今度は分岐を白馬岳方面へ。

雷鳥坂を緩やかに登り・・・。

船越ノ頭に到着。

どんどん行きますよー。

あれかな？

ガスが霧雨のようになってきました。

まもなくかな？

あれ？誰か居る？

あれはもしかして？？？

待ち合わせしていた七倉ダムから入山して100km縦走中のKuuKちゃんでしたー！

みんなでパチリ♪

朝日小屋での再会を祈って、一旦蓮華温泉に下るKuuKちゃんを見送ります。

ボクらは白馬岳へ。

晴れていたら素敵な稜線だったかも。

あそこかな。

三国境に到着。

明日はここから雪倉岳を経て朝日岳へ向かいます。

白馬岳まで1.05kmは60分。

さぁ、残りの標高差は約180m。

馬ノ背を通過したら・・・。

雷鳥を発見！

雛を連れていますね。

周囲を見張っているのはお父さんかな。

ガイドロープが出て来たら山頂までもう少し。

白馬岳に到着ー！

みんなでパチリ♪

山座同定盤。

あとは今夜の野営地まで下るだけ。

おっ、ガスが晴れて来たら・・・。

富山湾が見えました！

白馬山荘を通過。
白馬岳だより | (株)白馬館
https://www.hakuba-sanso.co.jp/

白馬岳を振り返ってパチリ♪

頂上宿舎と言いつつ結構下るのね。（笑）

こちらは祖母谷温泉へ続く縦走路。

いつか歩きたい白馬三山の縦走路。

小屋の全景が見えました。

縦走路から小屋への分岐。

白馬岳頂上宿舎に到着。
【白馬村営山小屋】
https://yamagoya.hakubakousha.com/

近くに雪渓が残ってます。

トイレと水場。

受付を済ませたらまずは乾杯！350mlが900円、500mlが1,000円だったら500mlにするよねー。結局、2本飲んじゃった。（笑）

平日にも関わらず賑やかなテント場。

夕食を済ませたら明日に備えて早めに就寝。おやすみなさい。

おはようございます！身支度を整えたら出発です。

縦走路まで上がると富山の夜景が見えました。

白馬山荘を通過。

県境を跨いでパチリ♪（笑）

ご来光待ちの人。

見事な雲海。これは期待出来るかも。

yumimi隊長の背中を追って・・・。

2度目の白馬岳に到着。

南アルプスや八ヶ岳、奥秩父の山々。正面には富士山も見えてます。

富士山をアップでパチリ♪

左に見えてるのは火打山や妙高山の頚城山塊かな。

おっ、そろそろですね。

ご来光ー！

撮るよねー。（笑）

昨日歩いた稜線と・・・。

これから歩く稜線。

影白馬岳。

頂上直下で雷鳥の親子に会いました！

白馬岳と剱岳。

アップでパチリ♪

さぁ、まずは三国境へ向かいます。

遥か向こうに目指す日本海。

三国境に到着。

続いて目指すは正面に見える雪倉岳。

鉢の鞍部まで約380mほど下ります。

ちょっぴり狙ってパチリ♪

またまた雷鳥を発見！

撮るよねー。（笑）

嫋やかな稜線にうっとり。

鉱山道分岐に到着。KuuKちゃんは何処まで登って来てるかな？

鞍部まで下ったら・・・。

鉢ヶ岳をトラバース。

結構登り返すじゃん！（笑）

避難小屋が見えました！

振り返ってパチリ♪

雪倉岳避難小屋に着きました。

雪倉岳避難小屋 - 北アルプス 朝日小屋
https://www.asahigoya.net/info/yukikura.html

エネルギーを補給したら雪倉岳へ。

なかなかの急登です。

念願だった山頂を目前にyumimi隊長のペースがアップ。

おっ、朝日小屋が見えました！

まだまだ遠いなー。

yumimi隊長は親不知から来たパーティと情報交換中。

おっ、着いたみたいですね！

雪倉岳に到着ー！

富山湾が見えました。

奥には能登半島も見えてます。

約30分ほど休んだら出発。

始めは緩やかに進んで・・・。

ここから長い下りが始まります。

ハートに見えるのは雪倉池かな？

ここから一旦稜線を離れて支尾根へ。

ガレ場の急坂を下り切ると・・・。

稜線に向かってトラバース。

ここで稜線に復帰。これから歩くルートが見えますね。

鞍部まで下り・・・。

燕岩を通過。

水場で身体を冷やして水分補給。

水場の前から木道エリアに入ります。

歩きやすくて有り難い。

水平道分岐に到着。

今日は水平道で朝日小屋へ。

水平道と言いつつアップダウンが続きます。（苦笑）

下って・・・。

登り返して・・・。

確かに標高は稼ぎません。

鎖場を通過すると・・・。

朝日小屋が見えました！

稜線が見えたら・・・。

水谷のコルに到着。

朝日岳を背にして小ピークを越えると・・・。

朝日小屋に着きましたー！

高山植物の宝庫 北アルプス・朝日岳 朝日小屋
https://www.asahigoya.net/

受付を済ませたらテントを設営します。1時間弱の時間差で蓮華温泉から鉱山道を抜けたKuuKちゃんが合流。

まずは乾杯するよねー！

蓮華温泉で食材を補給したKuuKちゃんが何やら作り始めました。

ちょっと前に誕生日を迎えたEmma嬢へのパンケーキでした！

「栂」印のオムライスも完成ー！

朝日小屋で買った栂海新道Tシャツとパチリ♪

日暮れと共に雲が晴れて良い感じになりました。

明日の長丁場に備えて早めに就寝。

さぁ、勝負の一日が始まります。

水谷のコルを朝日岳方面へ。

熊さんのうんち💩だよね？他にも数ヶ所ありました。

朝日小屋から約1時間で朝日岳に到着ー！

みんなでパチリ♪

分岐を栂海新道・蓮華温泉方面へ。

30分ほど下って吹上のコルに到着。

いよいよ栂海新道が始まります。

夜が明けて来ました。

先が見通せるようになると・・・。

ご来光が顔を出し始めました。

おはようございますー！って、yumimi隊長とご来光に見惚れていたらEmma嬢とKuuKちゃんに置いて行かれてた。（笑）

ここから黒岩山に向かって一気に高度を下げます。

尾瀬と雲ノ平を足して2で割った感じ？

楽園って言葉がぴったり。

アヤメ平を通過。

高山植物の宝庫。

もっと注目されても良いと思う場所ですが・・・。

知る人ぞ知るってところが良いのかも。

黒岩平を通過。

少し藪を漕いだら・・・。

黒岩山に到着ー！

KuuKちゃんの書き置きによると15分前に出発したみたい。

朝日小屋の鱒寿しを食べたら先行する二人を追います。

文子の池。

霧のおかげで気温が上がらず助かります。

幾つか小ピークを越えて・・・。

あそこかな？

サワガニ山に到着ー！

三角点にまたもや書き置きあり。二人は5分前に出発したみたい。

陽が出ると暑いー。

ここから痩せ尾根が続きます。

2020年7月に発生した崩落地かな。

2021年6月に迂回路が出来るまで長く通行止めになっていたようです。

前方の急登に先行する二人が見えました！

北又の水場で二人のザックを発見。

この先の水場はあてに出来ないということで最終日までの分をここで補給。

重みを増したザックを背に1,582ピークを通過。

犬ヶ岳までは幾つか小ピークを越えるのですが・・・。

地図で見るよりも激しいアップダウン。

やっとKuuKちゃんに追い付きました。

痩せ尾根を慎重に通過。

短い梯子を越えたら・・・。

犬ヶ岳山頂が見えましたー！

犬ヶ岳に到着ー！ここでEmma嬢とも合流。

目指す白鳥山避難小屋まではコースタイムで4時間以上。まだまだ先は長いです。

栂海新道の開拓に尽力された小野健さんの碑。

栂海山荘に到着ー！
栂海山荘 - 栂海新道
https://tsugami.info/tsugami-sansou/

テント場の奥にトイレがあります。

お邪魔しますー。

土間にあるテーブルとベンチ。

これまでの歴史が展示されています。

お邪魔しましたー。

順路はこちら。ここからは一気に200mを下る超急坂が待っています。

その後もアップダウンの繰り返し。

海までまだ遠いなー。

黄連山に到着。

黄連の水場への分岐を通過。

菊石山に到着。

眺望も無く、連続するアップダウンに体力と気力を奪われ写真を撮る余裕も無く・・・。(苦笑)

えぇー噓でしょー！

ロープと木の根を掴みながら急登を越えると・・・。

下駒ヶ岳に到着。

さぁ、残るは白鳥山ですが・・・あれじゃあ無いよね？(苦笑)

遠くに雷鳴を聞きながら3つほど小ピークを越えたら最後の激登り。

あそこであってくれと心から祈りました。(笑)

ちょうど雨が降り出したころ避難小屋が建つ白鳥山に到着！感極まって立ち眩みがするほど叫びました。(苦笑)

みんなでパチリ♪

有り難く使わせて頂きます。
白鳥小屋 - 栂海新道
https://tsugami.info/shiratori-koya/

トイレはあちら。

この日は貸し切りでした。満身創痍のメンバーは翌日に備えて念入りに足のケア。

糸魚川市街の夜景。おやすみなさい。

さぁ、いよいよ最終日。

身支度を整えたら日本海を目指して出発です。

すぐに山姥コースとの分岐を通過。

山姥平。

段々と明るくなって来ました。

緩やかに高度を下げて標高は1,000mを切りました。

シキワリの水場はかなりの細さ。置いてあるコップで少しだけ口に含みました。

本日のご来光は木々の間から。

金時の頭。ここから坂田峠までは300m以上の激下り。

必死に下って坂田峠に到着。

順路はこちら。

栂海新道と旧北陸道が交差する通称「坂田クロス」。

歩きやすい道。

まだ7時前ですが気温がどんどん上がります。

坂田峠から約45分で尻高山に到着。

約200mほど高度を下げて再び林道へ。

ここでちょっぴり小休止。

ただいま冷たいアスファルトに放熱中。（笑）

順路はこちら。

二本松峠を通過。

ふむふむ。

最後のピークは入道山。

さぁ、あとは日本海に向けて下るだけ。

突然視界が開けて・・・。

日本海がどーん！

鉄塔を通過して・・・。

最後の林道を横断すればゴールは目前。

段々と国道を通る車の音が大きくなってきました。

国道沿いに出ればビクトリーロード！

逸る気持ちを抑えながら・・・。

最後はみんなで手を繋いでゴール！
※感想欄の動画参照

お疲れ様でしたー！

まずは自動販売機で水分補給。

種池山荘から五竜山荘までKuuKちゃんと歩いたイシザキさんもお祝いに駆け付けてくれました。ジュースの差し入れありがとうございました！ひと休みしたらみんなで海岸へ。

ふむふむ。

実はここからまだ約80mも下ります。(苦笑)

遊歩道を進むと・・・。

旧風浪トンネル。

親不知レンガトンネル。

大正元年に開通した北陸本線のトンネルで天井や壁面には蒸気機関車の煤汚れが残っています。

最後の急階段を下って・・・。

ついに海抜0mに到達しました！

いざ入水！

8泊9日112km踏破おめでとうー！

念願の雪倉岳＆栂海新道踏破。

みんな最後まで頑張りました！

感無量です！

Emma嬢の誕生日祝いにイシザキさんが用意してくれました！

駐車場に向けて80mの登り返し。

余韻を噛みしめながら・・・。

駐車場に戻りましたー！

その後はイシザキさんの案内でこちらに入湯。
糸魚川フォッサマグナ温泉 クアリゾートひすいの湯
https://hisuinoyu.com/

続いて案内して頂いたこちら。安くて美味しくて多くて・・・完璧です！（笑）
あげ藤
https://agefuji.net/

イシザキさんから100km踏破祝いに日本酒をもらったKuuKちゃん。本当におめでとうー！

最後にみんなでパチリ♪イシザキさん、ありがとうございました！

蓮華温泉駐車場で車を回収したら帰路に着きます。

感想

えのすけべ

今年40回目のお山歩は、夏の大冒険2023ということで未踏の百名山から憧れの栂海新道へ。
山楽同好会女子部と共に、3泊4日で蓮華温泉から親不知まで歩いてきました。

心配された天候も4日間共に大きく崩れることも無く、特に2日目は朝から快晴で白馬岳からのご来光と見事な稜線を眺めながら歩くことが出来ました。
更に、標高が下がる3日目以降は、渇水の影響で給水に不安もあったのですが、程よく雲が出てくれたおかげで日差しと気温の上昇が抑えられたことも大きかったです。

それでも、今回の核心だった3日目には、またもや脱水症状により力が出なくなり、栂海山荘を越えたあたりでペースダウン。
しかも、飯豊山と同様に途中でKuuKちゃんに荷物を分担してもらうという大失態・・・。
前回の反省で塩飴などを舐めたりしていたのですが、全然足りていなかったようです。
最終的には14時間を超える行動時間となり、やっとたどり着いた白鳥山では感極まって立ち眩みがするほど叫んでしまいました。(苦笑)

最終日は前日に頑張って進んだことでかなり楽になったと思ったのですが、まだまだ残す距離は10kmを超え、海まで1,300m近くも下らなければいけない状況だったんですね。
繰り返すアップダウンと各所に激下りが待ち受け、最後は太ももがパンパンになりながら、何とか登山口までたどり着いたのでした。

最後はみんなで手を繋いでゴール！
一生忘れられない思い出になりました。



この後、登山口から海までは標高差80mの階段を下りなければならず、途中には海岸まで下りなくても良いかなーなんて弱気の虫が出てきたりもしましたが・・・。
これで海に入らなかったら一生後悔すると思い、覚悟を決めて下り始めたら、空身だったのと自販機で買ったモンスター一気飲みが効いたのか、意外とあっさり着いちゃいました。(笑)

今回のデータはこちら。
出発時刻／高度： 05:39 / 1478m
到着時刻／高度： 11:09 / 82m
合計時間： 77時間29分
合計距離： 53.51km
最高点の標高： 2941m
最低点の標高： -3m
累積標高（上り）： 3826m
累積標高（下り）： 5271m

最低点が-3mというのが面白いですね！
合計距離と累積標高差は大キレットや裏銀座縦走を超えて過去最長でした。
絶対に一人では達成出来なかったと思います。
親不知で出迎えてくれたイシザキさんも含め、本当にありがとうございました。

ちなみにKuuKちゃんは、ボクたちより5日前に七倉ダムから船窪岳に上がり、8泊9日で約112km、累積標高は約12,000mを超える大縦走。
しかも、途中で白馬槍温泉と蓮華温泉に下ってから登り返すというドMの所業。(笑)
本人曰く、去年の南アルプス縦走が僅かに100kmに届かず、今年こそ100km縦走を達成したかったとのことですが・・・。
登攀隊長のyumimi嬢より「変態女」の称号を与えられていました。(笑)

途中やゴール直後は「もう二度と来ない！」と思っていましたが、しばらくすると「また行っても良いかな」となるのが不思議なところで・・・。(笑)

山溪叢書5 栂海新道を拓く 夢の縦走路にかけた青春
https://www.yamakei.co.jp/products/2813120184.html

彼女たちの山 平成の時代、女性はどう山を登ったか
https://www.yamakei.co.jp/products/2821172050.html

帰ってすぐに栂海新道の開拓に関わる話と朝日小屋の名物女将「清水ゆかり」さんのことが書かれた2冊を購入してしまいました。
今度は季節を変えて涼しい時期が良いかな。
豪華な夕食を目当てに朝日小屋にも泊まりたいしねー。

登山者の「ありがとう」と人の輪に支えられて
https://www.yamakei-online.com/yama-ya/detail.php?id=2507

「だから、私は山へ行く」#15 清水ゆかりさん | ランドネ
https://funq.jp/randonnee/article/12814/

これで日本百名山は69座目となりました。
今年は剱岳を登って70座となる予定。
北アルプス三大急登の早月尾根は楽しみでもあり、不安でもありますが・・・。
これまでの集大成のつもりでガツンと登ってきます！

これからも楽しんで歩きます。

コメント

くぼやん

みなさま、おはようございます。
ツガミ新道、ロング山行お疲れ様です。最後に海にじゃぶじゃぶ、達成感半端ないですよね。
一度行ったときには本当に感動しました。たしかその後すぐ近くの親不知ホテルに宿泊して、夕日がまたキレイだったっけなぁ。
北又の水場で水背負って、白鳥小屋迄行ったとは恐れ入ります。やっぱり水は殆ど当てにならなかったと思います。最後の海の写真みてまた歩きたくなりました。お疲れ様でした。

えのすけべ

くぼやんさん、おはようございます！
やはり事前の情報通り先の水場は怪しいので、北又から5.5リットル担ぎました。
それでも、カンカン照りだったら足りなかったかもしれません。
最後にみんなでゴールした瞬間の達成感は何事にも代えられないものでした。
絶対に一人では無理だったので仲間には感謝です。
エスケープルートが無かったのも逆に良かったかも？
最後まで歩き切るしかないですもんね。
体重が4日で4kg以上も減っていたのが過酷さを物語っていた気がします。
ありがとうございました。

アンディー(ちび)

えのさん　＆　一座の皆様　栂海新道日本海まで🌊大縦走の旅！感動巨編の公開お待ちしておりました😻
ってこれを、五竜（劔残念会…😿とも言う〜）からの帰り、北藤岡駅ホームの待合室で、行ってしまったばっかりの八高線の次発を待つ1時間の間にじっくり見させて頂きました🤣（色んな意味で半泣き）
正にひと夏の大冒険🔥　無事ゴール🎊おめでとうございます😹
特にKuuちゃんは七倉からの100km超縦走って😲　重ねておめでとうございます😹
マゾハイカーの称号は、この世界では金メダルと思う〜🏅誇りに思ってOK💨素晴らしいです🎉
そしてえのさんっ💦もう、限界〜🙀と思いつつも、ここまできて日本海に足を浸さなければ一生の後悔👊
って、みんな揃って海岸に下りて感動のゴールセレモニー🙌
いやいやいや😹最後の最後の最後まで、あきらめちゃ、いけないんですね😹（でも、くれぐれもご無理のないように〜😨）
今期はこの後早月からの〜劔先輩ですか😲素晴らしい山行となりますよう、願っております🙏ちびは劔は…多分、来年でしょう😅　本当に、お疲れ様　＆　感動をありがとう〜😹

えのすけべ

アンディー(ちび)さん、おはようございます。
今回は本当に仲間のおかげで踏破出来ました。
中々、タイミングが合わずに登れない山もあれば、こんな風に登れてしまう山もあって・・・これも縁なんでしょうか。
今週末の剱岳もタイミングが合わなかった山ですが、このために延期になっていたんだ！と思える瞬間を楽しみに頑張ってきます。