南アの残された未踏トレイルへ 仙塩尾根縦走(鳥倉〜塩見岳〜仙丈ケ岳〜北沢峠)
- GPS
- 31:58
- 距離
- 42.4km
- 登り
- 4,339m
- 下り
- 3,962m
コースタイム
- 山行
- 3:32
- 休憩
- 0:31
- 合計
- 4:03
- 山行
- 8:27
- 休憩
- 1:48
- 合計
- 10:15
- 山行
- 6:43
- 休憩
- 0:25
- 合計
- 7:08
- 山行
- 9:38
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 10:18
天候 | 1日目:曇り 2日目:ガスのち曇りのち晴れ 3日目:晴れ 4日目:晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
鳥倉登山口〜三伏峠:木製のステップが滑ります 三伏峠〜塩見小屋:大きな危険個所はありません 塩見小屋〜塩見岳:岩場での落石注意 塩見岳〜北荒川キャンプ場跡:北俣分岐から先は急斜面のザレ 北荒川キャンプ場跡〜熊の平:大きな危険個所はありません 熊の平〜三峰岳:崩落地のトラバースがあります 三峰岳〜間ノ岳:岩場につき落石、滑落注意 三峰岳〜両俣小屋:下りのザレトラバースは高度感があり注意が必要。序盤に出てくる垂直の岩場の通過も注意が必要です 両俣小屋〜仙丈ケ岳:大仙丈ケ岳〜仙丈ケ岳の間はアップダウンのある岩稜帯、滑落注意 仙丈ケ岳〜北沢峠:大きな危険個所はありません |
その他周辺情報 | 温泉:松川町営 清流荘 |
予約できる山小屋 |
北沢峠 こもれび山荘
|
写真
感想
思い返せば9年前、南アルプス一気縦走を計画したものの長雨により途中で断念した仙塩尾根。その後も計画するも仕事の休みとお天気がマッチせずずっと実行できずにいましたが、ようやく今年チャンスが回って参りました!初日だけちょっとお天気怪しいものの降っても小雨程度、その後は秋雨前線が遠ざかるため好天が予想された3日間。ということで念願の仙塩尾根縦走に行って参りました。
【0日目】
鳥倉登山口は登山バスが8月で終了しているためマイカーでのアクセスが必須。今回は車2台で仙流荘まで移動して1台をデポしてもう1台で鳥倉登山口まで移動して車中泊でした。移動中は土砂降りで本当に大丈夫なのかな〜と思いながらの移動でした。
【1日目】
朝起きると雨は降っておらず日差しが出るお天気。道路も少し乾いてて良さそうなコンディション。初日は三伏峠まで上がって終了なので9時過ぎにのんびりスタート。駐車場を見る感じだと他の登山者はほぼいない雰囲気どおりに静かな初日のトレイルでした。行き交わしたのは下山してくる登山者数組だけでした。
三伏峠に到着してガラガラのテン場は選び放題、結局この日は2張のみという前代未聞の空きっぷり。テントを張った後はのんびりお昼を食べて、その後は水場に水を汲みに行ったりしてほどなく夕飯。晩酌していたらポツポツと雨が降り始めたのでテントの中に潜り込みました。
【2日目】
夜半は雨音で何度か目が覚めました・・・・。朝5時に出発予定でしたがガスが濃く雨もまだ止んでいない状況だったので出発を1時間遅らせて朝6時に出発。
雨は降り止んでいて最初はガスでしたが徐々に天気が好転してきて塩見小屋につく頃には青空が見えていいお天気に。小屋で休憩してから塩見岳へのアタックを開始。今回はテント泊の荷物をフル装備で持っているので登りの岩場が辛いこと辛いこと・・・、ヒーヒー言っておりました。
塩見岳から先は未知のトレイルでわくわくします。北俣分岐から先は基本的には縦走者専用のトレイルなので自分の周りで進む人は皆無でした。足元の悪い急斜面のザレを過ぎて樹林帯へ進み、そこから先は山頂と樹林帯が繰り返すような雰囲気のトレイルに。北荒川岳〜新蛇抜山〜安倍荒倉岳と日本百高山の3座を通過しながら熊の平へ。この辺のトレイルはとにかく長い、。、結局熊の平に到着したのは午後4時になってしまいました。ヘロヘロの状態でテントを張ってすぐに晩御飯・・・疲れたという割にはお酒も飲んで少し遅めの就寝でございました。
【3日目】
朝6時過ぎに起床、今日は少し短めの行動時間。朝ごはんを食べて8時前に熊の平を出発。三峰岳までは登り、この辺りで北岳山荘からの縦走者と数名行き交わしたりしました。三峰岳山頂で熊の平小屋で奇跡的に購入できたお弁当を食べてパワー注入。おにぎり&梅干しは最高においしかったです♪
今日は少し時間に余裕があるので三峰岳からせっかくなので間ノ岳まで縦走。荷物をデポして羽が生えたような軽さでスタスタと歩いていきました。間ノ岳は週末の混雑が終了した後で人もまばら、百名山なのにとっても静かでいい時間を過ごすことができました。山頂からは富士山がクッキリと見えて、あぁ南アルプスは富士山が近くていいなぁと思ったりして本当に素晴らしい景色。
三峰岳に戻って先に進みます。ここからは野呂川越までの長い下り、スタート直後の森林限界のパートが結構悪くて高度感のあるトラバース(へつり?)や垂直に近いチムニー状の岩場などもありなかなか大変。。樹林帯に入ってからは同じような景色を繰り返し少し時間をオーバーして野呂川越に到着。ここから両俣小屋へ下って午後3時に小屋到着でした。
両俣小屋のテン場は基本的にフラットでとっても快適!物干竿貸してくれたりゴミを捨てれたりと縦走者にとってはオアシスのようなホッとする山小屋でした。看板猫のミーちゃんも人懐こくてすごくかわいかった♪翌日は早いので早めの晩御飯&晩酌でテントへ入って就寝でした。
【4日目】
午前2時半起床、4時前出発。。好きじゃないけど久しぶりのヘッデン行動です。真っ暗いうちに野呂川越まで登り上げて再び仙塩尾根。夜が明ける頃に横川岳を通過して高望池で朝ごはんを食べるため大休憩。
伊那荒倉岳を越えてしばらく樹林帯を歩くと木々の高さが低くなってきて気持ちのいい稜線歩きになります。樹林帯から出たところで見える仙丈ケ岳の大きさが忘れられません。汗かきながら山頂まで登りひとまずは仙丈ケ岳山頂へ。
ここから先は人の多いトレイル、下山を開始するよ景色ともおさらばなので山椒でゆっくりと景色を楽しんでからの下山でした。
4日目も結局10時間を超える行動時間となり足ガクガクになりながら北沢峠へ無事下山。狙い通りのお天気で念願のロングトレイルをがっちりと歩くことができて本当に思い出深い山行になりました♪
仙流荘からは伊那の街を経由して鳥倉登山口まで車の回収へ。3時半頃に仙流荘に戻ってきたのに色々済ませての帰宅は午後9時半・・・。今年一番の山歩きに乾杯!
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