甲斐駒ヶ岳（七丈小屋泊で錦秋の黒戸尾根から）

2023年11月01日(水) 〜 2023年11月02日(木)

• GPS: 30:53
• 距離: 19.2km
• 登り: 2,466m
• 下り: 2,458m

コースタイム

1日目

• 山行: 4:47
• 休憩: 1:01
• 合計: 5:48

6:37 尾白川渓谷駐車場
6:42 6:43 竹宇駒ヶ岳神社
8:28 8:34 笹の平分岐
9:54 10:01 刃渡り
10:19 10:33 刀利天狗
11:07 11:07 五合目小屋跡
11:10 11:43 屏風小屋跡
12:25 七丈小屋

2日目

• 山行: 6:15
• 休憩: 1:49
• 合計: 8:04

5:25 七丈小屋
6:09 6:10 八合目御来迎場
7:11 7:12 駒ヶ岳神社本宮
7:16 7:40 甲斐駒ヶ岳
7:45 7:45 駒ヶ岳神社本宮
8:30 8:30 八合目御来迎場
8:56 9:29 七丈小屋
9:58 9:59 屏風小屋跡
10:02 10:02 五合目小屋跡
10:34 10:53 刀利天狗
11:05 11:06 刃渡り
11:55 12:03 笹の平分岐
13:02 13:23 竹宇駒ヶ岳神社
13:29 13:29 尾白川渓谷駐車場
13:29 ゴール地点

天候

晴天（暑いぐらいの陽気で遠景が霞むくらい）

アクセス

利用交通機関：

自家用車

竹宇駒ヶ岳神社手前の尾白川渓谷駐車場（無料）利用
甲斐駒ヶ岳登山をはじめとして、尾白川渓谷散策や日向山ハイキングなどの拠点として利用される広大な駐車場です。キレイなトイレ有、登山ポスト有、昼間は休憩店舗もやってました。

コース状況／危険箇所等

日本三大急登のひとつとして人気の黒戸尾根なので、健脚日帰りトレランの人も含めて多くの人が歩いているので、ルート明瞭で整備されていますが、とにかく長いのが辛いところです。
有名な刃渡りはそれほど危険はありませんが、刀利天狗手前の急登、五合目から七丈小屋までの急登のクサリやハシゴ部分は高度感があります（ハシゴもクサリもしっかりしたものが掛かっているので全く問題なし）。
七丈小屋から上でも、八合目ご來迎場から先の急登でクサリがいくつか出てきますが、こちらの方が足の置き場や運び方をキチンとしないと危険なところがありますので、慎重に。
今回は10月の降雪もほぼ溶けてしまい、殆ど雪を踏むことがありませんでした（残念）。

その他周辺情報

●竹宇駒ヶ岳神社　http://kai-komagatake.com/
登山口に立派な拝殿のある里宮、山頂に奥宮のある山岳信仰の神社で、里宮で御朱印もいただけます（1枚300円を賽銭箱に納めること）。

●おじろの湯（日帰り温泉）　https://www.verga.info/onesen-furo
登山口から車で10分ほどにある尾白の森・名水公園べるがの一角にある日帰り温泉。
大人830円（北杜市外者）、広い露天風呂、サウナもあり、お食事処も併設されたキレイな施設です。

写真

11/1 6:38

駐車スペースの奥からスタート

11/1 6:44

すぐに駒ヶ岳神社の里宮があります

11/1 7:37

前半の長い登りはしんどいが、黄葉の樹林帯で気持ちがリフレッシュできます

11/1 8:22

山頂のあたりが時折見えます

11/1 8:27

青空だと映えますね

11/1 9:45

ちょっと霞んでいるが富士山も

11/1 9:57

さて刃渡りです。足場もクサリもシッカリしてるので問題なし

11/1 10:01

刃渡りを登って振り返る。八ヶ岳が対面に見えます。

11/1 10:02

左となりには鳳凰三山。
この後、刀利天狗までの区間の方がハシゴや鎖で気が抜けない

11/1 11:09

奥に見えてるのは八合目あたりかな

11/1 11:12

針葉樹の緑と混ざって山肌の黄葉が真っ盛りですね

11/1 11:13

五合目鞍部の祠、この右奥からハシゴ、クサリが連続して始まります。

11/1 12:25

ハシゴ、クサリの連続を越えると七丈小屋に到着。
当日の宿泊は3名で、ゆっくり寛げました。

11/2 4:29

甲府の夜景が明々と

11/2 4:55

さて2日目、前日受け取った朝食弁当を小屋で食べます。

11/2 5:25

さて山頂に向けて出発

11/2 5:51

日の出が近づいてきて、山が朱に染まりだしました

11/2 6:03

霞の中、日の出ですね

11/2 6:08

八合目ご來迎場に着く前に日が出てしまいました

11/2 6:08

うっすら染まる北岳、間ノ岳

11/2 6:09

八合目ご來迎場
ホントはここで日の出を拝みたかったなあ
この先、このルートで一番の急登クサリ箇所が出てきます

11/2 6:42

見上げると二本剱の大岩が

11/2 6:45

鳳凰三山と二本剱

11/2 6:45

11/2 6:54

快晴ですが、温暖なためか霞んでます

11/2 6:56

おっ、山頂か（実は山頂ではなく隣の小突起点）

11/2 6:57

日に照らされた鋸岳、日本百高山で残っている未踏6座のひとつ

11/2 7:12

山頂手前の駒ヶ岳神社の奥宮

11/2 7:20

快晴無人の山頂に到着

11/2 7:20

すぐ隣なのに霞んでいる八ヶ岳

11/2 7:21

鋸岳、その向こうの北アルプスは霞んで全然見えない

11/2 7:21

鳳凰三山

11/2 7:21

それにしても快晴で静かな山頂です

11/2 7:21

堂々の仙丈ヶ岳、南アルプスの女王の風格

11/2 7:22

早川尾根、北岳、間ノ岳、その奥には悪沢岳や塩見岳も

11/2 7:22

鳳凰三山の向こうにうっすらの富士山

11/2 7:44

摩利支天、早川尾根、鳳凰三山、北岳、間ノ岳

11/2 7:44

11/2 7:49

さて下山、左が山頂、右が登りで頂上かと思った突起点

11/2 8:00

二本剱、カッコイイね

11/2 8:31

11/2 8:32

11/2 11:04

11/2 11:51

11/2 11:51

11/2 11:51

11/2 12:19

11/2 12:20

11/2 13:21

無事に下山できたことのお礼をお参りして御朱印を

11/2 13:22

御朱印はここからいただき、賽銭箱に300円を納めました

撮影機器：

COOLPIX AW130 ニコン

iPhone 12 mini 128GB au Apple

感想

kaz

奇数月の金沢の実家への老親の様子見に行くついでに黒戸尾根からの甲斐駒ヶ岳に行ってきました。11月の黒戸尾根は実に4回目、高い山の小屋が次々小屋締めになるなか、七丈小屋は通年営業で厳冬期の厳しい条件になる前に踏める初冬雪山のルートとして行ってたのですが、今回は11月初旬というのに加えてこの時期とは思えない温暖さで、チェーンスパイクを履くことすらない夏山のような甲斐駒の満喫でした。

快晴の甲斐駒ヶ岳山頂から↓




これまでの黒戸尾根山行（初冬3回、夏1回）
2010年11月　https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-89127.html
2012年11月　https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-248643.html
2013年11月　https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-375307.html
2015年7月　https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-694086.html

こうやってみると、初冬の黒戸尾根は10年ぶりだったんだなあと。
長大でしんどいルートですが、何度来ても歩き応えがあって「登山しているぞ」というルートです。
また長大なだけでなく、刀利天狗手前、五合目から七丈小屋の区間、八合目から先の3区間では、適度なクサリ、ハシゴのスリルを味わえる良いルートだと思います。
もう少し雪を歩けると申し分なかったんですが。

七丈小屋も花谷さんの経営に変わってからは初めての利用、そして初めて食事付利用としましたが、夕食のカレーがとても美味しかったです。
（今夏に山小屋バイトを経験して、山小屋にお金を落とすことの大切さを実感したということもあって）