北鎌尾根
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- GPS
- 56:00
- 距離
- 35.9km
- 登り
- 3,184m
- 下り
- 3,121m
コースタイム
- 山行
- 9:20
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 10:00
- 山行
- 10:20
- 休憩
- 2:00
- 合計
- 12:20
- 山行
- 0:20
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 0:20
過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
写真
感想
5:00 穂高駅に到着
待合室で朝食を済ませ、ストレッチして靴を履き準備完了!
定刻通りの路線バスに乗車して中房温泉を目指す
いつものウネウネ道をひた走り、中房温泉に7:30に到着
先週のような車酔いもなかったので一安心
すでに準備は済ませているので 7:35に出発
第一ベンチで水を汲み
富士見ベンチからは名前の通り富士山が
10:35 燕山荘
燕岳はスルーして大天井岳に向けて出発
先週と違って天気が良かったので、縦走路からはこれから歩く道、歩いて来た道、そして槍ヶ岳が見えた
12:25 喜作レリーフ
大天井岳をやらずに13:00 大天井ヒュッテに到着
ご主人に天気を確認すると段々と悪くなってくるらしい
今日は行けるとこ、最低でもコルまで行って、明日の早い時間から勝負することに
13:30 貧乏沢入口、急なガレ場を下る
沢幅が広くなってきて、15:10 天上沢出合
だだっ広い天上沢を遡上して、15:30 北鎌沢出合
有名なケルンがあった
aoはこのケルンがえらく気に入ったらしい
「色合いといい、石のバランスといい、さいっこうや!」
分岐の水場で2人で7Lの水を汲む
岩場をどんどん登り、17:30 北鎌コルに到着
先客がいたので次の幕営地を求めて歩を進める
17:50 すぐに幕営地が見つかりテントを張ることにした
さっとテントを設営し、持ち上げたビールで乾杯
先ほどの水場で5分ほど冷やしたのでサイコーにうまいビールになっていた
その後、フリーズドライとメンチカツの夕食
明日の天気はどうだろう?崩れるとしたら何時頃だろう?
などと考えながら20時ごろに寝た
明日の起床は3時、出発は4:30の予定だ!
「チュンチュンチュン」鳥のさえずりが聞こえる
「んっ、朝の3時前に鳥が鳴くか!?」もしかして、、、
時計を見るとな・な・なんと 5時ジャスト!!!
「しまった〜!やっちまった!!こんな大事な日に!!やっちまった!!!」
携帯を見るとマナーモードになっていた
2時間の遅れを取り戻さねばならない
朝ごはんをレーションのパンに変更してコーヒーで胃袋に流し込む
食い終わったらすぐに片づけ、出発準備に取り掛かる
手慣れたもので起きてから40分で準備完了
5:40に出発することができたが、それでも約1時間の遅れ
挽回することはできるのか!?
樹林帯を登ったり、プチ岩登りを味わいながら高度を稼いでいく
分岐でルートを間違えたり、踏み跡を見失ったり
間違えて下ったザレ場のルートは踏み跡くっきりだった、、、
有名な緑ロープを越えてトラバース、チムニー登攀、スラブを登る
8:20 独標に到着、天気もサイコー!気分もサイコー!!
槍ヶ岳までこれから歩く稜線がはっきりと見えた
写真を撮りまくって出発、稜線を直登したりたまには巻いたり
北鎌平の手前くらいから予報通り次第にガスが出てきた
10:30 北鎌平はかなり大きな岩がゴロンゴロンしていた
槍ヶ岳の頂上直下、最後のチムニーを登攀する
持った岩がはがれないか?
足を乗せた岩が崩れないか?
抱えた岩ごと崩落するのではないか?
気が気じゃないが、運を天に任せるしかなかった!!
11:30 槍ヶ岳山頂 念願がかなった
ただガスのため視界が全くなかったのは残念だ
11:50 槍ヶ岳山荘
今後の天気を確認するとやはり雨
台風の影響も出始めてるし早めの下山を決意した!
これから上高地まで下りましょか!?
12:30 肩の小屋に別れを告げ下山開始
天狗原分岐、ババ平、槍沢ロッヂ、横尾、徳沢、明神と競歩で下った
18:00 河童橋、槍の肩から5時間半とは、歩くの早くなったもんだ
ちょっと戻って今夜は小梨平キャンプ場で幕営
テント設営時から雨はパラパラと降ったりやんだり
ビールで祝杯をあげ、かなり疲れてたので早々に就寝した
明日は朝から雨降りだろう
翌朝、テントをたたく雨の音で目が覚めた
予報通り!そして計画通り!!
やはり、昨日のうちに下山しておいてよかった
雨の中のロング歩行は精神的にもきついもんね!
朝ご飯を食べて、片づけしてテント撤収
上高地のバスターミナルまで20分くらいの歩行
8時発のバスに乗車し新島々経由で松本まで移動
阪急バスが満席だったので、青春18キップで神戸まで帰ることになった
出発時間まで松本城を見学
お昼ご飯はお城前の手打ちそば屋でお腹いっぱいに
イトーヨーカドーでビールと夕食を買い込みJRへ
発車と同時にビールをぷしゅっ!
座りっぱなしでお尻の痛みに耐えながら神戸まで帰ってきました
5:00JR穂高駅着。6:40の中房温泉行の路線バスに乗る。7:35中房温泉から登山スタート。
第一ベンチで水汲む。富士見ベンチで休憩。富士山が見えた。フジヤマクッキーは落ちていなかった。
9:45合戦沢の頭。10:35燕山荘。今回は晴れていて燕岳全体を見渡すことが出来た。10:45出発。12:25喜作レリーフ。さらに先に進み、前回の私の滑落現場を検証。どうも、思いっきりズルズルの所に踏み込んで滑ったみたいだ。上部に踏み跡があるにもかかわらずだ。13:00大天井ヒュッテ。小屋の主人と再会。覚えていてくれた。明日の予報はイマイチ。主人に「今日行けるところまで行って、稜線でビバークしたらぁ?いいなぁー。」と言われた。すぐ出発13:10。13:30貧乏沢入口。下降に2時間もかかるようには思えなかったが、下っても下っても天上沢には着かなかった。ガレ具合のレベルが、比良の青ガレが7菊水が3だとすると10くらい。巻道は左岸に付いていた。天上沢と合流し、沢の上部へ進むと、かなり広い空間に出た。(東京ドーム2個分??)感動したが、余裕がなくなってきていた。15:30北鎌沢出合。そこのケルンは今まで見た中で色や形の組み合わせが一番よかった。(自分でケルンのデザインをしてみたいなどと思った。)近くにテン場がいくつかあった。とにかくコルまで行かなくては!登りだす。沢が二手に分かれ水量の少ない右へ。しばらく登るとコルが見えた。が、そこからが長かった。精神的に参ってくる。17:30コル。何と先客いた。寝ているようで声をかけても返事がない。するとうっきーが「先に進むか。独標まで行けたら行っときたい。」などと言い出す。予定では18:30にコルだったので、行かない理由はなかった。泣きそうになった。少し登ったところにビバーク地をみつけたので、ここに張ろうとお願い?して張った。うっきーに後で、本当に独標まで行くつもりだったのか聞くと、「たぶん無理。ところで5・6のコルでさぁテント張っていた人・・」と北鎌のコルのことを5・6コルと言い間違い、その後何度も間違い続けたので、本当に無理だったんだろうと感じた。明日は3時起きの4時半出発!20:00就寝。
8月29日チュンチュンチュン♪鳥の鳴き声が聞こえた。チュンチュンチュン???5:00だ!寝過ごした!(マナーモードになっていた為)パンをかじり、テント撤収。5:40出発。ばっちり晴れて独標がよく見える。足の疲れはまあまあだ。ブルーベリーがいっぱいで、想像していた雰囲気とは違った。もっと殺伐としていると思っていた。西岳のテン場が見えた。先週テント泊したところだ。大天井、常念。先週いった山だ。硫黄尾根の崩壊ぎみの稜線。そのうしろには三俣蓮華山荘。鷲羽、水晶と昨年行った縦走路を見渡せた。うれしかった。P8辺りでおじさんと出会った。北鎌は3回目だそうだ。千丈沢のほうに巻道がついているが、クライミングをやっているなら基本稜線通しで行ける。とアドバイスをいただいた。しかし、独標の前で千丈沢のほうへ下降しすぎてしまい「独標に行かれるんですよね?そっちじゃないですよ」と先ほどのおじさんに声をかけられた。登り返そうにもザレすぎていて恐ろしい。ハイマツを掴んで登った。おじさんも1回目はそこで間違えたらしい。
独標の取りつきには緑色のフィクスロープがあった。足場は相当崩れていた。ありがたく使わせてもらった。独標8:20。槍がばっちり。北鎌のコルでテント泊していたという控えめなお兄さんに出会う。おじさんともまた一緒になり、白くザレているピーク(P12?)は、クライミングをやっていれば稜線通しで行けますよ。と教えてもらった。その場所にくると、うっきーは、巻き道(8月25日頃崩壊したらしい)を選んだ。しかし、行き詰まった。別の単独行のお兄さんが来た。巻き道は無理だと伝えると、稜線のルートのほうがよさそうだと教えてくれた。うっきーはどうやら弱気だ。巻道ばかりを選択しようとした。稜線通しではないかと言うと、あの石どう見ても乗っかっているだけに見える。あれを登るのか?と言われ2人で考えた末、そのときも巻道を選択した。巻くと稜線に戻るのが大変だ。北鎌平。黒っぽい岩だらけ。楽しいクライミングの時間だ。残念ながらガスってきた。日頃の行いが悪かったようだ。クライマックス。ピンクや緑の捕獲石が入った岩になる。見覚えのある岩だ。チムニーを登り、そしてもう好きなところを登った。気が付くと私は、祠の横からひょっこり。11:30。これで槍に3年連続登ったことになる!
槍ヶ岳山荘のベンチで昼食11:50。下山12:30。上高地18:00。
感想:
*北鎌のコルへの登りで私がバテたのはシャリバテで、きちんとレーションを取らなかったからだと後々うっきーから言われ落ち込んだ。
*おじさん達と会っていなかったら思いっきり千丈沢を下降して大変なことになっていたと思う。自分達にはまだ早かったかもしれない・・・。
*日本屈指のクラシックルートなのにゴミがいっぱい落ちていた。生理用品までも!!!北鎌をやる人にゴミを捨てる人はいないと思いたかった。
5月ごろから、歩荷トレーニングをはじめ7月からは、岩場歩きの練習、ロープワーク、懸垂下降の練習を繰り返しやってきた。今年の夏山でそれを活かせることができたと思う。
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