前穂高岳・奥穂高岳
- GPS
- 31:57
- 距離
- 31.6km
- 登り
- 2,400m
- 下り
- 2,395m
コースタイム
- 山行
- 8:06
- 休憩
- 1:52
- 合計
- 9:58
- 山行
- 6:43
- 休憩
- 1:10
- 合計
- 7:53
天候 | 晴れのちくもり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
重太郎新道・吊尾根あたりは当然のごとく落石には気をつける必要があります。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
地図(地形図)
コンパス
計画書
予備電池
筆記用具
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
カメラ
ヘッドランプ
サングラス
|
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感想
【全体として】
今年の目標として考えていたのが穂高岳踏破でした。
時期は会社の夏休みの関係でこの1週間。直前に台風もあり、天気を気にしながらでしたが、なんとか晴れ間に合わせることができて最高の登山となりました。
コースは北アルプス屈指の急登と言われる重太郎新道から吊尾根を通るコースを選びました。すでに完全な夏道となっていることが最も大きな理由です。前情報では涸沢ルートは残雪があり、アイゼン必須とのことだったので、回避しました。
下りのルートは山小屋で情報を仕入れた結果、すでにアイゼンなしで涸沢に降りられるとのこと。なので順当に涸沢に下るルートを選びました。
【重太郎新道】
重太郎新道に入るルートで道を間違ったのがとても手痛く、かなりの疲労をしてしまいました。重太郎新道に戻ってからも疲労の蓄積が大きく、時間のロスと体力消耗のスピードが早く大変でした。
はしごや鎖が多く、落石が多いと聞く道なので、ヘルメットを着用して気をつけながら登りました。
【前穂高】
前穂高岳はパスしようかとも思いましたが、荷物を紀美子平にデポすることでだいぶ気楽に登ることができましたが、決して紀美子平〜前穂高岳間も侮ることなかれ、という道が待っています。
【吊尾根】
よく「初心者でも大丈夫。危険箇所はありませんでした。」と書いているひとが多いですが、基本的にこのようなSNSに書いているかたは相当に登れる方が書いているためだと考えられます。
基本的には常に危険箇所であると考えるべき道と思いました。大キレットや西穂〜奥穂間と比べると安全なだけで、十分危険が伴います。谷側に倒れれば大怪我ではすみません。
危険な代わりに景色は絶景。常に岳沢側が綺麗に見え、途中からは涸沢側も見えてくるので、とても満足できます。
【ザイテングラート】
前穂・奥穂を重太郎新道・吊尾根経由で踏んできていると、まぁなんてことない岩場の下りです。特に早い時間帯なら人も少ないので、気楽に降りて来られました。人が多い時などは落石に要注意だと思います。
常念岳が正面に見える状態で降りてくるので、涸沢の絶景と合わせて気持ち良かったです。
【感想】
初めての岩稜帯での登山は思ったよりも楽しいものでした。
もちろん、体力的にはとても大変でしたが、木がない分の景色の良さ、岩稜の山の格好良さに魅了され続けて登れた気がします。
ときどき聞こえる沢沿いの落石の音や、序盤に大きな叫び声が聞こえたあたりでビビりましたが、結果的には形容しがたいような達成感と満足感を得られる山行でした。
今度はロープウェイから西穂高へ登ってみたいですね。
昨年の夏、1ヶ月の間に3件の滑落事故が吊尾根で発生し、3人の尊い命が失われました。
吊尾根自体は難しい登山路では、ありません。
だだ、筋肉疲労・気の緩み等で少しでもバランスを崩すと大変な事故に繋がります。
まあ、これは吊尾根に限らずどこの山にも言える事ですが。
仰るとおりだと思います。確かに難しい道ではありませんでしたが、何かあれば簡単に命に関わる場所だと思いました。
インターネット上の情報は貴重だと思うのですが、その一部の意見を鵜呑みにして、まったくの初心者が訪れることや、油断が生まれることが怖いと思っています。
リスク管理をしっかりとした登山をしないといけませんね。。
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