木曽駒ヶ岳〜空木岳を縦走しました

2015年07月23日(木) 〜 2015年07月25日(土)

• GPS: 56:00
• 距離: 19.8km
• 登り: 1,402m
• 下り: 2,840m

コースタイム

【1日目】9:25千畳敷駅-10:35宝剣山荘,13:10宝剣山荘-14:00木曽駒ヶ岳頂上-15:10宝剣山荘
【2日目】6:00宝剣山荘-6:30宝剣岳-7:35極楽平-9:00濁沢大峰-10:45檜尾岳-13:10熊沢岳-15:00東川岳-15:40木曽殿山荘
【3日目】5:55木曽殿山荘-7:15第1ピーク-8:20空木岳頂上-8:50駒峰ヒュッテ-9:35駒石-11:20小地獄-12:35池山小屋水場-14:20林道終点-14:40三本木地蔵下

天候

【1日目】雨【2日目】曇り【3日目】晴れ

アクセス

利用交通機関：

バス

チャーターしたマイクロバスで行きは菅の台バスセンターまで。帰りは三本木地蔵下登山口へ回送。

コース状況／危険箇所等

極楽平から東川岳までは主な山頂標識以外は標識類がなく、コースタイムもかなり健脚向のタイム設定でした。所々クサリがほしいようなところもあります。エスケープルートもないので十分な時間の余裕が必要です。

その他周辺情報

千畳敷が見える「こまくさの湯」で入浴と軽食のセットをいただきました。

写真

7/23 8:14

集合写真を撮る間もなくロープウェイ駅行きのバスが来ました。

7/23 8:49

そしてロープウェイも待ち時間なしです。雨も悪いことばかりではないようです。

7/23 8:52

大雨でロープウェイの下はまるで滝の様。

7/23 9:25

では完全装備で出発しましょう。

7/23 9:31

まずは駒ヶ岳神社で安全登山を祈念し

7/23 9:34

雪が残る遊歩道を行くと

7/23 9:31

すぐにクロユリにご対面です。

7/23 9:42

ミヤマキンポウゲや

7/23 9:43

コイワカガミ

7/23 9:57

ハクサンイチゲなどの咲くお花畑を

7/23 9:55

雨に打たれながらひたすら登ります。

7/23 10:05

ミヤマアケボノソウ？や

7/23 10:05

ハクサンボウフウ

7/23 10:05

ミヤマダイコンソウ

7/23 10:19

チシマギキョウなどの多くの花に

7/23 10:19

励まされて登っていくと乗越はもうすぐです。

7/23 10:30

ハイ！乗越浄土に到着です。レンズに雨粒が。

7/23 10:35

300名の中学生の予約が延期になったということで我々は頂上山荘から宝剣山荘に変更しました。

7/23 10:47

取りあえず雨具を脱いで

7/23 10:48

昼食休憩とし、

7/23 10:48

様子を見ることにしましたが、

7/23 13:28

雨脚が弱くならないので

7/23 13:34

アタック隊が頂上を目指すこととしました。

7/23 13:50

数は少ないですがコマクサが咲いています。

7/23 14:02

これは初めて見るお花です。誰か名前を教えてください。

7/23 14:04

横殴りの雨と強風のなか登頂です。

7/23 14:04

三角点にタッチし

7/23 14:05

展望盤で展望を確認？し

7/23 14:06

登頂記念の撮影をし、

7/23 14:10

駒ヶ岳神社にお参りを済ませて

7/23 14:17

早々に下山いたしましょう。

7/23 14:17

振り返ると誰もいなくなった頂上は地獄のようにも。

7/23 14:20

イワヒゲや

7/23 14:21

チングルマなどが咲く尾根を

7/23 14:22

馬の背方向に下山。

7/23 14:28

オヤマノエンドウや

7/23 14:29

コマウスユキソウを観て

7/23 14:47

頂上山荘まで下りてきました。

7/23 14:51

帰りは中岳の巻道とし、

7/23 15:00

かなり厳しい道ですが

7/23 15:00

ウサギギクなども咲いていて時間も随分短縮できました。

7/23 15:39

無事に宝剣山荘まで戻り

7/23 15:41

登頂を記念して

7/23 15:46

乾杯！

7/23 15:56

サプライズは7月が誕生月の

7/23 15:57

3名のメンバーお祝いです。

7/23 16:15

ストーブから離れられないメンバーも。

7/23 17:15

夕食の時間が来ました。

7/23 17:12

ニコニコ組と

7/23 17:12

カンパイ組。

7/23 18:06

さあ明日の予定は厳しいので早く寝ましょう。

7/24 4:53

朝5時、朝食。

7/24 5:48

今日は雨の心配はなさそうです。

7/24 5:58

記念撮影をし、2日目の縦走のスタートです。

7/24 5:57

天狗岩を右に見て

7/24 5:59

まずは宝剣岳を目指します。

7/24 6:15

振り返ると中岳の後ろに木曽駒ヶ岳が見えてきました。

7/24 6:27

岩場やクサリ場を登って

7/24 6:29

宝剣岳に登頂ですが、とても

7/24 6:32

全員一度には写真を撮れない広さの頂上です。

7/24 6:40

さあ南陵を下りましょう。

7/24 6:42

下りの方がすっと危険です。

7/24 6:48

コケモモや

7/24 6:50

ムカゴトラノオなどの咲く

7/24 6:53

岩尾根越えは

7/24 6:57

危険ですが

7/24 6:58

楽しくもあります。

7/24 6:58

エッ！何故イモトがここに？

7/24 6:59

こんなに長いクサリ場もありますが

7/24 7:02

無事に登り切って

7/24 7:03

振り返るとガスの中に宝剣岳が幻想的で、

7/24 7:12

平ヶ岳の玉子石のような岩も。

7/24 7:16

最後の岩場を越えると、

7/24 7:17

バンザ〜イ！全員無事

7/24 7:20

危険地帯を乗り切りました。

7/24 7:35

霧に濡れて艶っぽいコマウスユキソウを観て、

7/24 7:38

少しで極楽平に到着です。

7/24 7:56

なかなか観られないハハコヨモギや

7/24 8:12

咲いたばかりのハクサンシャクナゲ

7/24 8:31

などを楽しみながら、ガスが濃いので

7/24 8:37

こまめに地図で確認して歩くこと

7/24 8:58

山小屋を出発して3時間、

7/24 8:59

濁沢大峰到着です。やっと今日の予定の1/3です。

7/24 9:18

これから先まだまだこんな登山道が続きますが、

7/24 9:26

ベニバナミネズオウ

7/24 9:35

こんな粋な花(名前不肖)

7/24 9:39

高山性スミレ類の代表的なキバナノコマノツメ

7/24 9:43

アオノツガザクラ

7/24 9:54

ミヤマオトコヨモギ

7/24 10:01

ミネウスユキソウなどを観ながら

7/24 10:44

歩いてきた道はガスの中に消えていきますが、

7/24 10:47

ほぼ中間点の標高2,728m檜尾岳に登頂です。

7/24 10:48

ここまで約4時間半の行程でした。

7/24 10:48

ここで昼食休憩といたしましょう。

7/24 11:24

これから先も

7/24 11:28

イワオウギなどの咲く

7/24 11:27

こんな道が延々と続きます。

7/24 11:42

所々にお花畑が広がり、

7/24 11:45

空木岳らしき山も見えだしてくると

7/24 11:49

ハクサンイチゲやキンポウゲの咲くお花畑で

7/24 11:47

初めてコバイケイソウが観れました。

7/24 11:51

疲れてきましたが、カメラを向けると・・まだ元気そうですね。

7/24 11:52

ひっそりとハクサンチドリが咲き

7/24 11:54

ハイマツの雄花や

7/24 11:57

グンナイフウロも。

7/24 11:53

行けども行けどもですが、

7/24 11:59

振り返るとガスも晴れだしてきて

7/24 12:04

先にはまだ高く見える山も。

7/24 12:16

いくつものピークや

7/24 12:23

岩場も越えていくと

7/24 12:41

エゾシオガマも観られ、

7/24 13:14

熊沢岳に登頂です。これで行程の約3/4。

7/24 13:18

越えてきた山々の稜線が見えています。

7/24 13:26

あと一頑張りですね。

7/24 13:30

雪渓の向こうに空木岳の稜線が見えてきました。

7/24 15:00

今日最後のチェックポイント

7/24 15:01

東川岳に到着しました。

7/24 15:13

さあもうすぐです。

7/24 15:30

目の前に空木岳が見えました！

7/24 15:31

足下にはミヤマコウゾリナ

7/24 15:33

眼下には木曽殿山荘です。

7/24 15:35

あと少しで

7/24 15:37

到着ですよ。

7/24 15:37

宝剣山荘を出て約9時間半、お疲れ様でした。

7/24 15:51

まずは一休みして

7/24 16:52

夕食です。

7/24 16:49

いっぱい食べて

7/24 16:50

明日に備えましょう。

7/25 4:52

3日目の朝です。ご来光は少し無理のようですが・・。

7/25 5:16

朝食は5時からです。

7/25 5:54

山小屋の前で記念撮影をして

7/25 6:18

さあ空木岳に挑みましょう。

7/25 6:35

空木岳の方がコマウスユキソウが多いようです。

7/25 6:44

東川岳の後ろに

7/25 6:37

御嶽山が見えました。全員で黙祷。

7/25 6:39

これは影空木岳です。

7/25 6:39

みんなで見やる彼方には

7/25 7:11

昨日歩いた美しい稜線が。宝剣岳も見えています。

7/25 6:49

第一ピークを目指して登って行くと、

7/25 6:50

ワーすごい！

7/25 7:01

御嶽山の全景が。

7/25 7:02

帽子が飛んじゃったたハプニングも。

7/25 7:07

山小屋がもうあんなに下に。

7/25 7:12

岩の上にはホシガラス。

7/25 7:14

第一ピークに到着です。

7/25 7:15

八ヶ岳の全景も見えました。

7/25 7:17

甲斐駒ヶ岳や仙丈ケ岳も。

7/25 7:19

遠くには恵那山

7/25 7:27

近くには南駒ヶ岳。

7/25 7:19

3日目でやっと見られた大展望に大満足。

7/25 7:24

第二ピークの岩場を越えて

7/25 7:28

第三ピークは頂上です。

7/25 7:35

岩場を急登し

7/25 7:35

大きな岩を回り込み

7/25 8:15

岩を跳ぶと

7/25 8:42

空木岳に

7/25 8:33

登頂です。

7/25 8:24

バンザ〜イ！登頂記念の写真撮影。

7/25 8:26

後ろには御嶽山

7/25 8:20

前には甲斐駒ケ岳、千丈岳、北岳、間ノ岳、農鳥岳

7/25 8:20

そして塩見岳の後ろには富士山、悪沢岳と続きます。

7/25 8:37

恵那山も見えており昨日まで何も見えなかった分、感激も一入です。

7/25 8:27

昨日歩いた稜線と宝剣岳や木曽駒ヶ岳、その後ろには槍と穂高も。360度の大展望です。

7/25 8:39

アレ！今日は何時もの高いとこの人とは違いますね。

7/25 8:36

何時までも居たいのですが、さて下山いたしましょう。

7/25 8:49

伊那側から見ると別の山のように穏やかですね。

7/25 8:50

駒峰ヒュッテで小休止して

7/25 9:08

ひたすら長い登山道を下ります。

7/25 9:22

何かに似たような岩を過ぎると

7/25 9:30

駒石が見えてきました。

7/25 9:35

こうしてみると大きいですね。

7/25 9:35

だいぶ下りたようですがまだ1時間で

7/25 9:51

先は長いです。

7/25 9:47

シラネニンジン

7/25 10:08

バイケイソウ

7/25 10:11

カニコウモリ

7/25 10:11

棘に覆われたハリブキ

7/25 11:05

咲いたばかりのハクサンシャクナゲ

7/25 11:11

シモツケソウ

7/25 11:11

ヤグルマソウ

7/25 11:12

クルマユリなどが咲く道の先は

7/25 11:22

小地獄、大地獄の難所です。

7/25 11:33

名前ほどではないですがこんなクサリ場も多い難所です。

7/25 12:30

ギンリョウソウなどが観られるようになると

7/25 12:36

池山小屋近くの水場に到着です。

7/25 13:18

美味しい山の水でのどを潤し

7/25 13:20

一休み。

7/25 13:23

センジュガンビや

7/25 13:32

サルオガセ

7/25 13:47

タテヤマウツボグサなどの咲く山道下ると、

7/25 14:21

やっと林道終点に到着しました。

7/25 14:22

でも車はここまでは工事中でこれません。

7/25 14:35

三本木地蔵を過ぎると

7/25 14:43

やっと車が待ってくれている林道まで下りました。お疲れ様でした。

7/25 16:46

突然飛びますが、こまくさの湯で汗を流し、遅い昼食を食べて、カンパ〜イ！

撮影機器：

IXY DIGITAL 10 CANON

IXY DIGITAL 70 CANON

COOLPIX S32 ニコン

サイバーショット DSC-WX300 SONY

EXILIM ZOOM EX-Z2000 カシオ

感想

sanntoukai

3年越しの計画の縦走です。1日目は土砂降りの雨で、千畳敷カールは目の前のお花を観るのがやっとでカメラも殆ど使えません。小屋は団体のキャンセルのお陰で宝剣山荘に泊まれました。木曽駒ヶ岳は雨風が強く、頂上を踏むのが精一杯で、全員で登頂出来なかったのが少し心残りです。
2日目の縦走は雨の心配はありませんでしたが、終日ガスが晴れず、展望のない縦走でした。まずは昨日登れなかった宝剣岳を越えることが縦走のスタートで、ここから先は主な山だけでも4座で他は数えきれないくらいのアップダウンを繰り返しますが、コースタイムの倍以上もかかるところもあり、ガスで先が見えないこともあり厳しい縦走路でした。でも思っていたよりも多くの花に出会えたことが何よりです。
3日目でやっと晴れました。空木岳に挑みますが、木曽側から見た空木岳は鋭く突き立った岩峰で小屋からは見えない第3ピークが頂上です。少し登ると展望が大きく開け、東川岳の後ろに御嶽山が顔を出してくれましたので、全員で黙祷を捧げさせていただきました。岩場を登りきった頂上は2日間の鬱憤を一気に晴らしてくれる360度の大展望です。ざっと数えても百名山が20座以上見えています。まさに独立峰のような趣のあるいい山ですね。遠い山だけになおさらです。伊那側から見ると全く違う山のような穏やかな風貌を見せているのも人間みたいでまたいいですね。高山植物にもたくさん出会うことが出来ましたが、調べきれなくて泣く泣く割愛したお花もたくさんあります。ごめんなさいね。思い出に残る名山でした。

コメント

mi-bou

お疲れ様です
嬉しさがダイレクトに伝わるいいレコです。私たちも伊奈ダムから空木に登りますが感動をもう頂いていますよ。サンキュウです。

sanntoukai

Re: お疲れ様です
コメントを頂戴いたしましてありがとうございます。中高年のパーティーなので安全安心で自然に感謝しながらの登山を心掛けています。会の名前の「山湯会・さんとうかい」は山愉快とも読めて気に入っていますが、歳と共に山の字を小さく、湯の字を大きくしていこうと思っております。古川