新穂高温泉〜鷲羽岳・水晶岳 天気に恵まれ絶景続きの山旅


- GPS
- 56:04
- 距離
- 47.2km
- 登り
- 3,553m
- 下り
- 3,541m
コースタイム
- 山行
- 5:58
- 休憩
- 1:37
- 合計
- 7:35
- 山行
- 7:49
- 休憩
- 1:18
- 合計
- 9:07
- 山行
- 6:27
- 休憩
- 1:48
- 合計
- 8:15
天候 | 1日目:晴れのち曇り 2日目:晴れ 3日目:晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
新穂高温泉の登山者用無料駐車場にギリギリ駐車。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
一部残雪有りの箇所もありますが、危険性は低いと思います。 危険な岩場等も少ないのでとにかく体力勝負! |
写真
感想
昨年までの夏〜秋は忙しくてテント泊の山行もせいぜい1泊しか出来ませんでした
が、今春息子が手を離れて自由な時間が増えました。
そこで今年こそは!と狙っていた2泊3日のテン泊山行、当初狙っていた日程は
台風の接近が気になっていたので見合わせて、この週末に満を持して決行です。
(寒気流入で午後の雷雨が不安要素ではありましたが・・)
行き先は北アルプス。その中で過去に行った山々を繋げる縦走(候補は表銀座、
後立山)か、未踏のピークからのまだ見ぬ景色(候補は鷲羽・水晶か朝日岳〜
白馬岳)を求めるか直前まで迷いましたが、午前中が晴れそうならまだ見ぬ景色を
眺めたい!という事と週末の人の多さを考慮して新穂高温泉から鷲羽岳と水晶岳を
目指す事にしました。
<1日目>
前日は21時過ぎまで仕事。帰宅して風呂、夕食を済ませてパッキングしてあった
ザックなどをクルマに積み込み出発。途中買い出ししつつ最短ルートを急いで
新穂高温泉の無料駐車場には2時頃到着。入り口には「満車」と表示されていたが
中に入って何とか空きスペースを見つけてひと安心して、5時まで仮眠です。
5時に起床して着替え、3ヶ月ぶりの重ザックを背負って新穂高温泉BTへ。
登山届を提出したら、さあ出発です。
まずは左俣林道をテクテクと、いつもの日帰り軽装のクセでやや早足。約55分で
わさび平小屋に着きました。小屋前で日焼け止めを塗りつつ休憩したら歩行再開。
小池新道の登山道に入ると夏の日差しが容赦なく照りつける中、次の休憩地の
秩父沢へ向かいました。
秩父沢に到着すると私を見つめて微笑む女性。あぁ、人の顔を覚えられない私でも
すぐに思い出します。ブログ「山で会いましょう」のchiakiさんですね。これで
2012年の北沢峠で会って以来僅か3年ちょっとの間に4回目のバッタリです。
2012年5月以降で7回しかテン泊山行をしていないのに、4回も会うとは何という
確率でしょうか!なんて事をお喋りして、chiakiさんはお先に出発。私は冷たい
水で喉を潤しながらこれからの登りに備えました。
秩父沢からは徐々に気温上昇する中を我慢の登り。シシウドヶ原で会った大阪からの
夫婦とは3日目の朝まで同じ行程で度々お話しします。
鏡池では槍が雲に隠れず待っていてくれて逆さ槍を堪能。そして山荘ではお待ち
かねのかき氷を先に到着していたchiakiさんの横で食べました。
山荘から弓折乗越までは登山道沿いの高山植物も目立ってきましたが、重い荷物で
しゃがんでまで撮る気は起きず・・
弓折乗越に着く頃にはかなりガスが湧いて涼しくはなりました。
そしてこの日は双六に留まるか、三俣まで行くかずっと迷ってましたが、稜線を
歩いているうちに今日の幕営地は双六小屋に決定!最大の理由はえぇ、アレですよ。
テン場に到着したら早速テントの設営。そして待望のアレ(生ビール)を小屋の
傍ら、日陰のベンチで休むchiakiさんの横に座らせていただき、楽しくお話ししな
がら飲みました。
その後は昼寝したり、夕方の鷲羽岳を撮ったりとのんびり過ごし、19時半には就寝。
<2日目>
2時半起床で夜の写真を撮りに外へ。満月の夜はとても明るくて、まるで昼間の
ような写真が撮れます。その後はテントを撤収して今日は西鎌尾根から槍ヶ岳へ
向かうchiakiさんにお別れの挨拶して、巻き道ルートから三俣山荘へ。
途中、表銀座の稜線から昇る朝日を拝んで三俣のテン場に着いたら素早くテントを
仮設置。サブザックに荷物を詰めこんで、さあ!待望の鷲羽岳、水晶岳を目指しま
すぞ!
鷲羽の登りは背中が軽くなってラクラク♪でも急がず、最高の展望を楽しみながら
登り、8時頃、まさに見えるもの全てが見える山頂に着きました。
そしてしばらく景色を堪能したら次は水晶岳へと続く稜線へ。この稜線も決して
急がず、北アルプスの峰々や遠くの白山、富士山などを撮りながら楽しく歩き、
水晶岳には10時に到着。ここでも最高の眺めを堪能出来ました。
水晶岳から水晶小屋に戻り、小屋で購入したカップヌードルで昼食休憩。
ここで新穂高〜水晶岳日帰り山行中の若者に出会ってエールを送り、小屋から
ワリモ北分岐までは来た道を戻って分岐からは岩苔乗越経由で黒部源流碑に向けて
沢沿いの道を下りますが、ここはいつでも冷たい水をゲット出来てありがたかった。
黒部源流の碑はこんな場所か・・とやや残念な感じも、周辺はとにかく水が豊かで
つまりは高山植物も豊富。とても素晴らしい場所だと感じました。
そんな咲き誇る高山植物と鷲羽岳を撮りながら登り返すと三俣のテン場に帰還。
まだ13時過ぎだけど今日はもう行動しません。
あとはテントの中は晴れて暑いので山荘前のテーブル席に陣取り、ビールを飲み
ながら行き交う人々と一期一会の山談義。水晶小屋で会った日帰りの若者も元気に
帰っていきました。
16時半頃までずっと飲んで喋ってしていたけど、この時間になっても鷲羽岳や
槍ヶ岳はずっと見えててとても素敵な時間帯でした。
夕方、焼ける鷲羽岳を撮ろうとしてたらそちらはイマイチであったが、槍や表銀座
の向こうに発達した積乱雲がとんでもない事になっていたのでそちらの撮影に夢中。
初日から時々お会いしている大阪の夫婦と一緒にしばらく見ていました。
日没後は雷の撮影も少しして、20時頃に就寝。
<3日目>
3時過ぎ起床で今日も星景撮影からスタート。もうオリオン座が見られる季節に
なりましたね。
テントを撤収後は大阪の夫婦にお別れの挨拶をして、まずは三俣蓮華岳への登り。
山頂に着いたら今日も快晴下の眺めを堪能ですが、特に前日歩いた鷲羽〜水晶に
感慨深いです。そしてあと残された未踏のピーク、黒部五郎岳は来年か・・?
三俣蓮華岳から双六岳へは早朝の清々しい稜線歩き。双六岳で展望を楽しんだあとは
双六小屋、弓折乗越、鏡池山荘、秩父沢、わさび平小屋と随時休みながら、酷暑の
新穂高温泉へと戻って充実の3日間を締めくくったのでした。
(最後、端折りすぎか?)
以上、長いし写真も多すぎるし・・
な記録を読んでくれた方、ありがとうございました。
shomomoさん、こんにちは。
お邪魔させていただきます。
「これぞナイスレポ!」。
す〜ばらしい。
いやぁ、こちらのレポを見てしまったら我が隊も行きたくなったよ。
以前、ウチらも新穂高起点で双六〜西鎌〜槍〜南岳の周回をした事があるんだけれど、鷲羽岳、水晶岳、黒部五郎岳は未だに未踏なのでございます。
稜線から眺める美しい景観に「いつかはきっと」なんて言ってから何年経ったでしょうか。
それでも今回のshomomoさんの素敵なアップを拝見させていただきましたら、ちょっとスイッチが入っちゃったかもしれない。(経費は別としてよ・・・。あくまでも感情だけのスイッチがONされたような気がする)
真夏の山行でお天気不順にも遭わず良い日和の下すべてのMissionをクリアーされて良かったですね。
ウチは貧乏なのでいっぺんにとはいきません。
せめて水晶か黒5をやっつけたいなぁ。
ミラーさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。
いや〜見ての通り絶景の連続。これ以上ないほどに最高な3日間でしたよ。
ミラー隊も経費なんて気にせず、行っちゃいましょう!!
いいですね〜!
テント泊の楽しさが良く伝わってきます。
お花も凄いけど北アの百名山オールスターが精悍ですね。
盆休み中、行けたら新穂高温泉から黒部五郎岳行こうかなと思っております。
前回ガスガスだったので^^;
nakkiさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。
見ての通り、最高の3日間を過ごせた山行でした。
確かに今回は初めて見る北アの奥深いところからの眺めが圧巻で、
お花よりも展望メインのレポとなっております。
お盆の黒部五郎いいですね〜。
後半なら晴れそうですかね??
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