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Yamareco

記録ID: 695113
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜

白馬岳〜唐松岳テント泊縦走(栂池IN八方OUT)

2015年08月09日(日) 〜 2015年08月10日(月)
 - 拍手
体力度
7
1〜2泊以上が適当
GPS
12:16
距離
26.5km
登り
2,659m
下り
2,610m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
7:11
休憩
0:41
合計
7:52
7:25
7:26
43
8:09
8:09
52
9:01
9:02
20
9:22
9:23
41
10:04
10:08
39
10:47
10:53
70
12:03
12:24
9
12:33
12:34
8
12:42
12:42
8
12:50
12:50
58
13:48
13:48
46
14:34
14:40
31
15:11
2日目
山行
3:58
休憩
0:27
合計
4:25
4:54
19
5:13
5:14
18
5:32
5:33
23
5:56
5:57
18
6:15
6:15
25
7:43
7:50
9
7:59
7:59
25
8:24
8:24
8
8:32
8:32
33
9:05
9:06
13
9:19
ゴール地点
山と高原地図コースタイム
栂池〜天狗山荘 9:55
天狗山荘〜八方池山荘 8:15
天候 <1日目>
・晴れ
・最低20度 最高29度 平均23度
・ほぼ無風
<2日目>
・晴れ(稜線上)
・最低11度 最高29度 平均19度
・ほぼ無風

※温度は、ザックにつけた時計の測定値
過去天気図(気象庁) 2015年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車 ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
<行き>
・八方バスターミナル近くの第2駐車場に駐車
 駐車場は無料、トイレ、近くにローソン有り。

・バスターミナル第2乗り場から栂池高原行きのバスに乗車
 運賃520円。乗車時間30分程度。
 チケットはインフォメーションセンター内の券売機で購入します。
 栂池行きに乗る人は少なく、自分を含め2名だけでした。

・栂池からゴンドラリフト、ロープウェイを乗り継ぎ自然園へ。
 片道1920円。

<帰り>
・八方池山荘からクワッドリフト2本、ゴンドラリフトアを乗り継ぎ下界へ。
 片道1550円。

・駐車場まで徒歩10〜15分程度。
コース状況/
危険箇所等
<栂池山荘〜乗鞍岳>
・最初は、樹林帯の中を木道混じりの緩斜面を行きますが、次第に勾配が増し、岩も増えてきます。
・一旦天狗原に出ると平坦になり視界が開けますが、すぐに再度ゴーロの樹林帯に入ります。
・樹林帯は長くは続かず、森林限界となり、ガレ場に出ます。
・一部残雪の区間もありますが、緩斜面で踏み跡もあるので、特に問題はありませんでした。
・ガレ場の急斜面を登り切ると平坦となり間もなく乗鞍岳となります。

<乗鞍岳〜白馬岳>
・乗鞍岳を過ぎると間もなく白馬大池が視界に入り、岩塊の多い緩い下りとなります。
・白馬大池の北側に沿って白馬大池山荘に向かいますが、道幅が狭いところがあるので、池に落ちないように注意が必要です。
・白馬大池山荘を過ぎると雷鳥坂です。礫混じりの緩斜面を登っていきます。
・ダラダラとした斜面を登り切ると小蓮華山となります。
・小蓮華山から100mほど緩やかに下り、再度上り返すと白馬岳です。

<白馬岳〜天狗山荘>
・白馬岳頂上宿舎まで100mほど下り、丸山まで少し登った後標高2600mくらいまでさらに下り、最低鞍部となります。
・ザレ場のなだらかな斜面を登っていくと杓子岳と巻き道の分岐になります。
・杓子岳へは、滑りやすい砂礫の急斜面の九十九折。体力を奪われます。
・杓子岳から再度100m強下り、白馬鑓ヶ岳へ200mの登り。途中小鑓があるので、ピークを見誤ると精神的ダメージを食らいますw
・鑓ヶ岳から一気に下り、緩やかな斜面を登ると、間もなく天狗山荘です。

<天狗山荘〜唐松岳>
・まずは天狗ノ頭まで緩やかな登り。
・天狗ノ頭からしばらく緩やかに下ると、鎖場が現れ、天狗ノ大下りがスタートです。
・天狗ノ大下りは基本は砂礫の急斜面の九十九折ですが、上部に10m弱の鎖場があります。ここが一つ目の核心部でしょう。鎖場は足掛かりが少い40〜50度の斜面で、墜落に注意が必要です。
・天狗ノ大下りを下り切ると不帰キレット。最低鞍部です。
・最低鞍部から、まずは1峰を登ります。緩やかな登りです。岩場ですが足場はしっかりしています。
・1峰を下ると次は2峰の登り。ここが2つ目の核心部。岩場の登りです。下部の斜度は一部50〜60度くらい?鎖は一応あります。上部は道幅も30cm程度と狭く、高所感があり、鎖もないため緊張感があります。
・核心部の最後は2〜3m程度の中空梯子の通過。手がかりとして鎖がありますので落ち着いて通過すれば問題ありません。登り切ると東側に乗り越します。
・2峰北峰の直下は非常に急な岩場です。ここが最後の核心部です。鎖もなく、両側が切れ落ちています。
・北峰に登りきり、再度西側斜面へ。
・2峰南峰から先は、基本的に砂礫の緩斜面です。3峰は西側を巻き、最後唐松岳へ登ります。
・2峰の二つの核心部が下りになるので、今回の南下プランより唐松岳から北に縦走するプランの方が難しいと思います。
その他周辺情報 <天狗山荘>
・幕営料1000円
・テン場は30張り分くらい?1張り分のスペースも結構狭い。
・水は天狗池の水を汲めます(タダ)
・ペットボトル飲料450円
・ビール500円

八方バスターミナルと道路を挟んで反対側に温泉施設があります。
八方インフォメーションセンター。
2015年08月10日 10:05撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/10 10:05
八方インフォメーションセンター。
向かいの第2駐車場に駐車。温泉施設が併設。
2015年08月10日 10:05撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/10 10:05
向かいの第2駐車場に駐車。温泉施設が併設。
栂池山荘。ここからスタート。
2015年08月09日 07:25撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/9 7:25
栂池山荘。ここからスタート。
木道があったり、なかったり。
2015年08月09日 07:30撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/9 7:30
木道があったり、なかったり。
風を遮るくせに日差しは遮らない中途半端な樹林帯。
早くも汗ダラダラ・・・。
2015年08月09日 07:39撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/9 7:39
風を遮るくせに日差しは遮らない中途半端な樹林帯。
早くも汗ダラダラ・・・。
天狗原。
2015年08月09日 08:13撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/9 8:13
天狗原。
天狗原を見下ろす。
2015年08月09日 08:32撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/9 8:32
天狗原を見下ろす。
ゴーロ帯を抜けると、ちょっと雪田
2015年08月09日 08:39撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/9 8:39
ゴーロ帯を抜けると、ちょっと雪田
登り切ると、一気に視界が広がる。
2015年08月09日 08:51撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/9 8:51
登り切ると、一気に視界が広がる。
唐松岳山頂。
2015年08月09日 08:57撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/9 8:57
唐松岳山頂。
白馬大池。雰囲気いいなあ。
2015年08月09日 09:11撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
8/9 9:11
白馬大池。雰囲気いいなあ。
雷鳥坂。全部このくらいの勾配だったら良いのに・・・(´Д`)
2015年08月09日 09:25撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/9 9:25
雷鳥坂。全部このくらいの勾配だったら良いのに・・・(´Д`)
まだコマクサ咲いていた。
2015年08月09日 09:49撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/9 9:49
まだコマクサ咲いていた。
自然と笑顔がこぼれてしまうような、たおやかな稜線。
2015年08月09日 10:06撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
8/9 10:06
自然と笑顔がこぼれてしまうような、たおやかな稜線。
小蓮華山。山容に似合わず厳つい鉄剣。
2015年08月09日 10:53撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/9 10:53
小蓮華山。山容に似合わず厳つい鉄剣。
目指す白馬岳は雲の中。まずはジワジワ下る。
2015年08月09日 10:59撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/9 10:59
目指す白馬岳は雲の中。まずはジワジワ下る。
小蓮華山方面を振り返る。白いなあ。
2015年08月09日 11:37撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/9 11:37
小蓮華山方面を振り返る。白いなあ。
まさかコレが白馬?
2015年08月09日 11:42撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/9 11:42
まさかコレが白馬?
ハズレ。本物はこちら。
2015年08月09日 11:56撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/9 11:56
ハズレ。本物はこちら。
白馬岳。
2015年08月09日 12:24撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
8/9 12:24
白馬岳。
大雪渓が見える。
2015年08月09日 12:14撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/9 12:14
大雪渓が見える。
頂上宿舎のテン場。1時前で3分の2くらい埋っていた。
大雪渓コースだと、まあ、こんな感じで昼にテント張って、ゆっくり白馬に登る感じになるんだろうな。
2015年08月09日 12:42撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
8/9 12:42
頂上宿舎のテン場。1時前で3分の2くらい埋っていた。
大雪渓コースだと、まあ、こんな感じで昼にテント張って、ゆっくり白馬に登る感じになるんだろうな。
迷った挙句、天狗山荘まで行くことに。
行く手に見えるのは杓子岳と鑓ヶ岳。シンドそう・・・。
2015年08月09日 12:50撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/9 12:50
迷った挙句、天狗山荘まで行くことに。
行く手に見えるのは杓子岳と鑓ヶ岳。シンドそう・・・。
巻き道と杓子岳の分岐。
嫌々ながらw山頂へ。
2015年08月09日 13:22撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/9 13:22
巻き道と杓子岳の分岐。
嫌々ながらw山頂へ。
蟻地獄のような砂礫の急斜面を登り切り、人っ子一人いない杓子岳。
2015年08月09日 13:41撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/9 13:41
蟻地獄のような砂礫の急斜面を登り切り、人っ子一人いない杓子岳。
杓子岳から鑓ヶ岳を望む。
ここで、手持ちの飲料はカラに。
2015年08月09日 13:43撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/9 13:43
杓子岳から鑓ヶ岳を望む。
ここで、手持ちの飲料はカラに。
鑓ヶ岳、だいぶ近づいた。
2015年08月09日 14:19撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/9 14:19
鑓ヶ岳、だいぶ近づいた。
白馬を振り返る。近くから見ると山容イマイチだと感じたけど、ここから見るとカッコいい。
2015年08月09日 14:22撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/9 14:22
白馬を振り返る。近くから見ると山容イマイチだと感じたけど、ここから見るとカッコいい。
鑓ヶ岳。
2015年08月09日 14:35撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/9 14:35
鑓ヶ岳。
鑓ヶ岳ピークから白馬岳を望む。歩いたなあ・・・。
2015年08月09日 14:37撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/9 14:37
鑓ヶ岳ピークから白馬岳を望む。歩いたなあ・・・。
砂礫の道を一気に下る。
2015年08月09日 14:41撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/9 14:41
砂礫の道を一気に下る。
天狗山荘に到着
2015年08月09日 15:10撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/9 15:10
天狗山荘に到着
2日目。天狗ノ頭に登る頃にはすっかり朝。
2015年08月10日 05:12撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/10 5:12
2日目。天狗ノ頭に登る頃にはすっかり朝。
ここからが、今回のハイライト。
2015年08月10日 05:31撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/10 5:31
ここからが、今回のハイライト。
手始めの鎖場。見た目ほど難しくない。
2015年08月10日 05:36撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/10 5:36
手始めの鎖場。見た目ほど難しくない。
核心部1の鎖場。7、8mくらいはあるか。どこまでも滑り落ちて行けそう・・・
2015年08月10日 05:43撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/10 5:43
核心部1の鎖場。7、8mくらいはあるか。どこまでも滑り落ちて行けそう・・・
核心部1を下から。
2015年08月10日 05:46撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/10 5:46
核心部1を下から。
ザレ場を下る。
2015年08月10日 05:48撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/10 5:48
ザレ場を下る。
最低コル。特に標識はなかった(と思う。)
2015年08月10日 05:56撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/10 5:56
最低コル。特に標識はなかった(と思う。)
天狗岩稜を振り返る。
2015年08月10日 06:04撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/10 6:04
天狗岩稜を振り返る。
1峰へは緩やかに登る。
2015年08月10日 06:04撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/10 6:04
1峰へは緩やかに登る。
1峰の頭。
2015年08月10日 06:16撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/10 6:16
1峰の頭。
核心部2の遠景。
2015年08月10日 06:23撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/10 6:23
核心部2の遠景。
おなじみの緊張感のない標識w
2015年08月10日 06:24撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/10 6:24
おなじみの緊張感のない標識w
核心部2。前半の鎖場5mくらいを登ったところから。
2015年08月10日 06:27撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/10 6:27
核心部2。前半の鎖場5mくらいを登ったところから。
核心部2の最後は梯子の通過。
2015年08月10日 06:30撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/10 6:30
核心部2の最後は梯子の通過。
梯子手前から真下を撮る。
足場は狭く、高所感も高い。70度くらいはあろうかというスラブ壁。
2015年08月10日 06:30撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/10 6:30
梯子手前から真下を撮る。
足場は狭く、高所感も高い。70度くらいはあろうかというスラブ壁。
梯子を渡り、東側に乗り越す。
2015年08月10日 06:39撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/10 6:39
梯子を渡り、東側に乗り越す。
撮っていないけど、3つ目の核心部を越えると2峰の北峰。
2015年08月10日 06:51撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/10 6:51
撮っていないけど、3つ目の核心部を越えると2峰の北峰。
3峰と唐松を望む。もう危険箇所はナシ。
2015年08月10日 06:50撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/10 6:50
3峰と唐松を望む。もう危険箇所はナシ。
ここでヘルメットも御役御免。
2015年08月10日 06:53撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/10 6:53
ここでヘルメットも御役御免。
2峰南峰
2015年08月10日 07:05撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/10 7:05
2峰南峰
3峰は巻くので、頂上標識ナシ。
2015年08月10日 07:14撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/10 7:14
3峰は巻くので、頂上標識ナシ。
ほっとする標識。
2015年08月10日 07:39撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/10 7:39
ほっとする標識。
来た道を振り返る。しみじみ・・・。
2015年08月10日 07:42撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/10 7:42
来た道を振り返る。しみじみ・・・。
唐松!
2015年08月10日 07:50撮影 by  E-M5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/10 7:50
唐松!

感想

白馬岳自体には、正直そこまで登りたいとは思っていなかったのですが、不帰嶮を歩いてみたく、縦走の計画を立てました。
大雪渓の行列に並びたくはなかったし、白馬大池も見てみたかったので、栂池から縦走する計画に。

乗鞍岳までは意外と勾配がキツく、暑さもあって想定外に体力を使ってしまいました。森林限界を超えると、結局最後までガスがかかることはほぼ皆無で、ジリジリとした日差しに最後まで焼かれ、悩まされました。

当初の計画では、1日目は白馬岳頂上宿舎でテン泊のつもりでしたが、12時に白馬岳に着いてしまったので、天狗山荘までもコースタイムほどは掛からないだろうし、テン場も空いているだろうと、計画を改め、初日に白馬三山を一気に落とすことにしました。
杓子岳と巻き道の分岐に差し掛かり、杓子岳への登山道を見ると、見るからに滑りそうなザレた急斜面で、「巻きたい・・・」との欲望に駆られましたが、「ここで杓子岳を踏まないと、多分一生踏まないだろうなあ・・・。」と、何とか気持ちを建て直し、杓子岳へ。
しかし、杓子岳に登頂したところで、手持ちの水が尽きたことに気付きました。
ハイドレにまだ結構あるだろうと高を括って途中の小屋で全く補給していませんでした。
日差しも強かったので、熱中症っぽくなったらヤバイかも・・・と思いましたが、そこは稜線のド真ん中。どっちにしろ進むしか手はないし、鑓ヶ岳さえ登ってしまえば、残りはオマケのようなもの思い、熱中症にならないことを祈りつつ、歩を進め、結果的に問題なく、1日目を終えました。

普段はテントであまり眠れないのですが、この日は比較的良く眠れ、3時に起きようと思ったら、1時間近く寝坊し、3時45分に起床。
いそいそと支度を整え、何とか5時前には出発できました。
今回のハイライト、不帰嶮ですが、あくまで個人の感想としては「一般ルートでも良いんじゃないのか?」という感じでした。「岩稜度」で言ったら、昨年歩いた五竜〜唐松間の方が上だと感じました。核心部は2峰の2箇所ですが、それ以外はあまり印象が薄かったです・・・。
おそらく唐松から北上する逆ルートの方が、2峰の核心部が下りになること、天狗の大下りを登らなければならないことから、難易度が高いだろうなと思いました。

去年の夏は天気が悪くほとんど歩けなかったので、久しぶりの盛夏の縦走を堪能しました。久しぶりということで水の携行量を見誤りましたが・・・。前半は緩やかな稜線、後半はアップダウンの激しい急峻な稜線という、良いコースだったなあと、振り返って見ると思います。
昨年、扇沢から鹿島槍、五竜、唐松と縦走しているので、後立は、あとは親不知から白馬まで歩けば良い感じになりましたw

3大キレットもこれで2つ。この夏秋のうちに大キレットも歩いて、3大キレットをコンプしようと思います。

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コメント

ニアミス!
こんばんわ☆
今年の2月に硫黄岳赤岩の頭直下らへんですれ違った者ですm(_ _)m
覚えてるかな??
同じくらいの時間に同じ稜線にいましたね!私はこの日は白馬日帰りできてました♪
そして不帰キレットは先月行ってきました!私はキレット初挑戦だったからドキドキしたけど、思ったより落ち着いて行けたし、そこまで難しさも感じなかったです。
次は唐松〜鹿島槍かなと思ってるけど、こっちのが緊張する場面ありそうですね(>_<)
てか快晴の2日間で羨ましい!
おつかれさまでした☆
2015/8/11 23:21
Re: ニアミス!
コメントありがとうございます!
もちろん覚えていますよv(・ω・´☆)
ニアミスとはビックリです。
レコ見させていただきましたが、白馬に行きまくりだったんですね!うらやましい限りです。
唐松〜鹿島槍は、逆からのルートを去年の10月にやりましたが、鹿島槍・五竜間がアップダウン激しい岩地獄でしんどかったのを記憶しています…。どちらかというと唐松からの縦走の方がラクかもしれないです。気をつけて行ってきてください(^_^)b
私もあと何回かは北アルプスに足を運ぼうとと思います。
2015/8/12 13:24
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