北岳と間ノ岳


- GPS
- 16:01
- 距離
- 18.2km
- 登り
- 2,426m
- 下り
- 2,435m
コースタイム
- 山行
- 5:47
- 休憩
- 1:08
- 合計
- 6:55
- 山行
- 7:03
- 休憩
- 1:33
- 合計
- 8:36
過去天気図(気象庁) | 2024年07月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
父の遺した山行記録によると、4回も登頂している北岳。そのうち、1985年8月、当時48歳だった父と、小学校6年生であった私とで登っている。なんと約40年ぶりのチャレンジ。
当時は広河原まで夜中に車で来て、車中泊。早朝から登った記憶がある。アルバムを見ると、雪渓を半ズボンで登っている私がいた。この山のことはよく覚えていて、日本で2番目の高さに小学生で登れたという自信が持てた山だった。
今回は北岳と間ノ岳をセットで登るために、草すべりのコースを選択した。子どもの頃、この道は下るのが大変だった記憶がある。そして、その記憶が正しく、ずっと急坂を登りっぱなしのコースで、暑さと登りでヘトヘトになりながら、なんとか稜線まで出た。
しかし、山頂方面は雲の中。肩の小屋を抜けて、最後の登りで雲の中に突入。風がそこまでないが、山頂で雲が切れるのを待つ。しかし、待っていたら雨がポツポツ。まずいと思って、早く北岳山荘まで下ろうとしたが、一瞬で土砂降りの雨に。全身がずぶ濡れ。ボロボロで山荘に到着。その日はずっと雨でした。
翌朝、日の出前に山荘を出る。北岳も、これから向かう間ノ岳も見える!昨日の雨が嘘のよう。
御来光をみて、朝日を浴びながら間ノ岳に登る。この稜線は本当に素晴らしい。3000メートルの稜線、天空の道でした。
間ノ岳からは富士山も見え、まだ未知の領域の塩見岳から向こうの南アルプスの山々を見渡す。今度、絶対にあそこまで行ってみよう。
北岳山荘に戻り、デポした荷物を受け取って、北岳方面へ。すぐに下山せずに、もう一度、北岳に登り、昨日のリベンジをしようと思う。
稜線を歩いていると、振り返ったら間ノ岳が雲の中。北岳はまだ大丈夫だったが、雲が湧いてきている。最後の登りを頑張っていると、みるみるうちに稜線が雲の中に。今日も間に合わなかった。後20分早かったら。
山頂では、仙丈ヶ岳方面の雲は切れていたので、昨日ほどじゃないが、半分は真っ白でした。山頂からの景色は、またの機会にとっておこう。
そのまま肩の小屋で弁当を食べて、御池小屋まで一気に下る。小屋に着いた頃には、足はガクガク。やっぱり、幼い頃の記憶通りの長い下りだった。
念願のアイスをゆっくり味わって食べていると、バスに間に合わなそうな時間に!少し急ごうと思ったが、足がやられていて思ったように進まない。
ここからの最後の下りは、かなりきつかった。足がガクガクで、踏ん張りも効かず。予定していたバスには間に合わず、乗り合いタクシーで帰ることに。
40年ぶりの北岳は、懐かしくもあり、雨に降られて辛くもあり、天空の稜線を気持ちよく歩けた最高の2日間でした。
小屋泊を体験できたので、今年は他のアルプスの山々にも行ってみよう!
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