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Yamareco

記録ID: 7157608
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

槍ヶ岳 マウンテンドクターにお世話になりました。

2024年08月17日(土) 〜 2024年08月19日(月)
 - 拍手
体力度
6
1〜2泊以上が適当
GPS
18:44
距離
45.6km
登り
1,790m
下り
2,000m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
3:44
休憩
0:21
合計
4:05
12:08
12:09
31
12:40
6
12:46
12:47
4
12:51
33
13:24
13
13:37
13:38
35
14:13
14:19
0
14:19
14:22
2
14:24
14:26
40
15:06
15:07
8
15:15
15:17
8
15:25
15:28
29
15:57
15:58
1
15:59
宿泊地
2日目
山行
5:16
休憩
1:50
合計
7:06
5:40
55
槍沢ロッジ
6:35
54
7:29
7:54
65
8:59
9:11
6
9:17
91
10:48
11:17
23
11:40
12:24
22
3日目
山行
6:41
休憩
1:03
合計
7:44
5:46
42
6:28
13
6:41
40
7:56
7:57
23
8:20
23
8:43
9:00
24
9:24
7
9:31
9:32
8
9:40
35
10:15
10:19
0
10:19
10:26
0
10:26
10:29
36
11:05
11:06
12
11:18
11:30
3
11:33
35
12:08
4
12:12
12:20
6
12:26
38
13:16
13:25
1
13:30
ゴール地点
天候 17日 晴れのち雨
18日 晴れ
19日 晴れ
過去天気図(気象庁) 2024年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
往路は新大阪始発の新幹線で名古屋、特急しなので松本。 
アルピコ交通電車で新島々、バスで上高地バスターミナル。
復路は逆ルート
コース状況/
危険箇所等
横尾と槍沢ロッヂ間は一部道が崩落し、木製の脇道が整備されてます。
その他周辺情報 槍ヶ岳山荘には診療所があります。
横尾を過ぎると徐々に登山道になっていきます。
2024年08月17日 14:26撮影 by  SO-41B, Sony
1
8/17 14:26
横尾を過ぎると徐々に登山道になっていきます。
大雨で崩落した個所を補修して通れるようなっています。
本当にありがたいです。
2024年08月17日 15:05撮影 by  SO-41B, Sony
2
8/17 15:05
大雨で崩落した個所を補修して通れるようなっています。
本当にありがたいです。
2024年08月17日 15:19撮影 by  SO-41B, Sony
1
8/17 15:19
道が崩落した後に木製の通路が設置しています。
2024年08月17日 15:39撮影 by  SO-41B, Sony
3
8/17 15:39
道が崩落した後に木製の通路が設置しています。
槍沢ロッヂから槍の穂先だけ見えます。
2024年08月18日 05:39撮影 by  SO-41B, Sony
1
8/18 5:39
槍沢ロッヂから槍の穂先だけ見えます。
山頂がなかなか近くなりません。
2024年08月18日 08:50撮影 by  SO-41B, Sony
4
8/18 8:50
山頂がなかなか近くなりません。
貝の化石跡。かつて海底がプレートの圧縮で盛り上がり日本アルプスになった証拠です。
2024年08月18日 09:08撮影 by  SO-41B, Sony
2
8/18 9:08
貝の化石跡。かつて海底がプレートの圧縮で盛り上がり日本アルプスになった証拠です。
槍ヶ岳に初登攀し、開山した幡隆上人はここに滞在していたそうです。
ここでのビバークは相当な修行になるでしょう。
2024年08月18日 09:16撮影 by  SO-41B, Sony
3
8/18 9:16
槍ヶ岳に初登攀し、開山した幡隆上人はここに滞在していたそうです。
ここでのビバークは相当な修行になるでしょう。
槍の穂先(頂上)への道は渋滞していました。
2024年08月18日 11:39撮影 by  SO-41B, Sony
4
8/18 11:39
槍の穂先(頂上)への道は渋滞していました。
三角点
2024年08月18日 11:48撮影 by  SO-41B, Sony
1
8/18 11:48
三角点
山頂一帯は濃い霧に覆われていました。
晴れるのを待ちたかったのですが、次の登頂者もいたので、早々に降りました。
2024年08月18日 11:55撮影 by  SO-41B, Sony
4
8/18 11:55
山頂一帯は濃い霧に覆われていました。
晴れるのを待ちたかったのですが、次の登頂者もいたので、早々に降りました。
精一杯に元気さを表現しましたが、疲れた中年男です。
2024年08月18日 11:56撮影 by  SO-41B, Sony
4
8/18 11:56
精一杯に元気さを表現しましたが、疲れた中年男です。
一瞬視界が少しだけ開けました。
2024年08月18日 11:58撮影 by  SO-41B, Sony
2
8/18 11:58
一瞬視界が少しだけ開けました。
下山後、しばらくしたら晴れました。
もう一度上る気にはなりませんでした。
2024年08月18日 14:03撮影 by  SO-41B, Sony
4
8/18 14:03
下山後、しばらくしたら晴れました。
もう一度上る気にはなりませんでした。
2024年08月19日 05:40撮影 by  SO-41B, Sony
1
8/19 5:40
昨日、診ていただいた槍ヶ岳診療所です。
2024年08月19日 05:41撮影 by  SO-41B, Sony
1
8/19 5:41
昨日、診ていただいた槍ヶ岳診療所です。
チングルマの群生地。
2024年08月19日 06:26撮影 by  SO-41B, Sony
2
8/19 6:26
チングルマの群生地。
2024年08月19日 08:41撮影 by  SO-41B, Sony
2
8/19 8:41
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 ザック 行動食 非常食 飲料 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ 予備電池 筆記用具 ファーストエイドキット 携帯 時計 タオル カメラ ラムネ 虫よけ 熊鈴 歯ブラシ 耳栓 カイロ 塩飴 トレッキングポール
備考 ダイアモックスを前日を服用していればよかったです。

感想

北アルプスの中でも人気が高く、毎年多くの登山者が訪れる槍ヶ岳に登りました。
開山者播隆の生涯を描いた新田次郎著の「八ヶ岳開山」では妻を想う気持ちと飢饉に苦しむ庶民救済のために登山道を開拓したことになっていますが、その足跡をたどるだけでも大変にしんどかったですね。

新大阪始発の新幹線と名古屋駅始発のしなのを乗り継いで松本駅、そこからアルピコ交通の電車で新島々、バスで上高地に着いたのが11時15分頃でした。帰りのバス電車のキップを購入し、軽く準備運動などをして出発したのは11時50分すぎになりました。そこから宿泊する槍沢ロッヂに4時まで着くように心持ち急ぎ足で歩きました。
翌朝は5時40分に山頂へ歩き始めました。徐々に岩が大きくなり樹木が低くなっていくのを感じながら足を進めました。
沢沿いから離れるとゴツゴツ岩道になり高くなった陽射しが強くなります。
しっかりと足元に注意すれば危険な道ではありませんが、大変に長い道でした。特に頂上の三角形が見えてからなかなか近づきません。

奥穂高ほど登頂難易度は高くないかなとおもっていましたが、高山病が発症、登頂前日からダイアモックスを服用していたものの大曲りあたりから足取りが重く、山頂が見えるようになってからの道のりが遠く時間も長く感じました。
山頂到着後、宿泊手続きを済ませてしばらくゆっくりしてから山頂の穂先を登りました。多くの人が登り、渋滞気味でしたが、前の人を見ながらゆっくりと上ることができました。山頂一帯は霧に覆われ周囲は真っ白でした。記念写真撮影後、すぐに山荘に戻りました。
しばらくしても体調が回復しないため、山荘の受付スタッフにその旨を伝えると診療所での受診をすすめられ、別棟の診療所で受診しました。診察室はそれほど広くありませんが、ベッドや酸素ボンベなどが置いてあり、スタッフの方も5人ほどいました。医師の問診をしながら血圧、血中酸素濃度の測定を実施、聴診器での診断を受けました。診断の結果、肺に水が溜まっていないので、重症ではないが、高山病との診断を受けました。酸素吸入を提案され、少しでも楽になればと30分ほど吸入すると気分が楽になりました。血中の酸素濃度も改善しました。ただ、東部の鈍痛と吐き気がしたため、薬を処方していただきました。
多くの登山者が訪れる場所だけにこのような診療所があると大変に助かります。本当にありがたいですね。なお、医療保険の適用外です。
本当のマウンテンドクターは山荘にいました。

その後、ポカリなどを飲みながらぼんやりとしていましたが、夕食時にも食欲は戻らず、わずかなご飯とお味噌汁を吐き気を感じながら少しずつ食べました。
食事後は談話室で足のマッサージなど体をほぐしながら呼吸を戸とも得ることを意識しました。
夜はダイアモックス服用の副作用で何度かトイレに行ったため断続的にはなったものの、睡眠をとることができました。

朝は夜明け前の4時に起床。
山頂で来光を見るため、山頂に向かう人も何人かいました。
一晩明けても食欲は回復せず、弁当の匂いだけで吐き気を催しました。
ゼリー飲料と水分補給をしてから山荘を出発しました。
歩き始めはゆっくりと足を進めること心掛けましたが、徐々に体調が回復し、ペースが急ぎ勝ちになりそうですが、足を滑らせたり、こけないように気をつけながら歩きました。
槍沢ロッジに着きもう一度山頂を眺めて、横尾に向けて、川沿いを歩きました。体調がすぐれなかったにもかかわらず、名残惜しくなるのは山の魅力ですね。
横尾、徳澤園と小休憩をしたもののすぐに出発して上高地バスターミナルに着いたの午後1時過ぎでした。今朝から固形物を何も食べていなかったので、ホットドックを購入、油成分が胃を刺激しないか少し気になりましたが、ゆっくりとかみしめながらいただきました。

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