槍ヶ岳 マウンテンドクターにお世話になりました。
- GPS
- 18:44
- 距離
- 45.6km
- 登り
- 1,790m
- 下り
- 2,000m
コースタイム
- 山行
- 3:44
- 休憩
- 0:21
- 合計
- 4:05
- 山行
- 5:16
- 休憩
- 1:50
- 合計
- 7:06
- 山行
- 6:41
- 休憩
- 1:03
- 合計
- 7:44
天候 | 17日 晴れのち雨 18日 晴れ 19日 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
アルピコ交通電車で新島々、バスで上高地バスターミナル。 復路は逆ルート |
コース状況/ 危険箇所等 |
横尾と槍沢ロッヂ間は一部道が崩落し、木製の脇道が整備されてます。 |
その他周辺情報 | 槍ヶ岳山荘には診療所があります。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
携帯
時計
タオル
カメラ
ラムネ
虫よけ
熊鈴
歯ブラシ
耳栓
カイロ
塩飴
トレッキングポール
|
---|---|
備考 | ダイアモックスを前日を服用していればよかったです。 |
感想
北アルプスの中でも人気が高く、毎年多くの登山者が訪れる槍ヶ岳に登りました。
開山者播隆の生涯を描いた新田次郎著の「八ヶ岳開山」では妻を想う気持ちと飢饉に苦しむ庶民救済のために登山道を開拓したことになっていますが、その足跡をたどるだけでも大変にしんどかったですね。
新大阪始発の新幹線と名古屋駅始発のしなのを乗り継いで松本駅、そこからアルピコ交通の電車で新島々、バスで上高地に着いたのが11時15分頃でした。帰りのバス電車のキップを購入し、軽く準備運動などをして出発したのは11時50分すぎになりました。そこから宿泊する槍沢ロッヂに4時まで着くように心持ち急ぎ足で歩きました。
翌朝は5時40分に山頂へ歩き始めました。徐々に岩が大きくなり樹木が低くなっていくのを感じながら足を進めました。
沢沿いから離れるとゴツゴツ岩道になり高くなった陽射しが強くなります。
しっかりと足元に注意すれば危険な道ではありませんが、大変に長い道でした。特に頂上の三角形が見えてからなかなか近づきません。
奥穂高ほど登頂難易度は高くないかなとおもっていましたが、高山病が発症、登頂前日からダイアモックスを服用していたものの大曲りあたりから足取りが重く、山頂が見えるようになってからの道のりが遠く時間も長く感じました。
山頂到着後、宿泊手続きを済ませてしばらくゆっくりしてから山頂の穂先を登りました。多くの人が登り、渋滞気味でしたが、前の人を見ながらゆっくりと上ることができました。山頂一帯は霧に覆われ周囲は真っ白でした。記念写真撮影後、すぐに山荘に戻りました。
しばらくしても体調が回復しないため、山荘の受付スタッフにその旨を伝えると診療所での受診をすすめられ、別棟の診療所で受診しました。診察室はそれほど広くありませんが、ベッドや酸素ボンベなどが置いてあり、スタッフの方も5人ほどいました。医師の問診をしながら血圧、血中酸素濃度の測定を実施、聴診器での診断を受けました。診断の結果、肺に水が溜まっていないので、重症ではないが、高山病との診断を受けました。酸素吸入を提案され、少しでも楽になればと30分ほど吸入すると気分が楽になりました。血中の酸素濃度も改善しました。ただ、東部の鈍痛と吐き気がしたため、薬を処方していただきました。
多くの登山者が訪れる場所だけにこのような診療所があると大変に助かります。本当にありがたいですね。なお、医療保険の適用外です。
本当のマウンテンドクターは山荘にいました。
その後、ポカリなどを飲みながらぼんやりとしていましたが、夕食時にも食欲は戻らず、わずかなご飯とお味噌汁を吐き気を感じながら少しずつ食べました。
食事後は談話室で足のマッサージなど体をほぐしながら呼吸を戸とも得ることを意識しました。
夜はダイアモックス服用の副作用で何度かトイレに行ったため断続的にはなったものの、睡眠をとることができました。
朝は夜明け前の4時に起床。
山頂で来光を見るため、山頂に向かう人も何人かいました。
一晩明けても食欲は回復せず、弁当の匂いだけで吐き気を催しました。
ゼリー飲料と水分補給をしてから山荘を出発しました。
歩き始めはゆっくりと足を進めること心掛けましたが、徐々に体調が回復し、ペースが急ぎ勝ちになりそうですが、足を滑らせたり、こけないように気をつけながら歩きました。
槍沢ロッジに着きもう一度山頂を眺めて、横尾に向けて、川沿いを歩きました。体調がすぐれなかったにもかかわらず、名残惜しくなるのは山の魅力ですね。
横尾、徳澤園と小休憩をしたもののすぐに出発して上高地バスターミナルに着いたの午後1時過ぎでした。今朝から固形物を何も食べていなかったので、ホットドックを購入、油成分が胃を刺激しないか少し気になりましたが、ゆっくりとかみしめながらいただきました。
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