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Yamareco

記録ID: 725360
全員に公開
アルパインクライミング
槍・穂高・乗鞍

【槍ヶ岳】初めての登頂は北鎌尾根から

2015年09月19日(土) 〜 2015年09月22日(火)
 - 拍手
sleeps88 その他2人
体力度
7
1〜2泊以上が適当
GPS
80:25
距離
43.4km
登り
3,128m
下り
3,128m
歩くペース
とても速い
0.50.6
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
5:57
休憩
1:02
合計
6:59
8:28
8:29
7
9:10
9:17
5
9:22
9:22
42
10:04
10:12
57
11:09
11:10
38
11:48
12:32
15
12:47
12:47
38
13:25
13:25
0
13:25
13:25
115
15:20
槍沢キャンプ地
2日目
山行
10:51
休憩
0:02
合計
10:53
4:23
31
槍沢キャンプ地
4:54
4:54
66
6:00
6:02
316
11:18
11:18
238
15:16
独標取り付き手前のコル
3日目
山行
6:59
休憩
0:01
合計
7:00
7:09
360
独標取り付き手前のコル
13:09
13:10
59
4日目
山行
7:02
休憩
1:46
合計
8:48
7:56
17
8:13
8:13
67
9:20
10:15
23
10:38
10:38
71
11:49
11:50
18
12:08
12:08
5
12:13
12:13
7
12:20
12:21
40
13:01
13:01
40
13:41
13:41
15
13:56
14:40
119
16:44
ゴール地点
天候 晴れ、ときどき曇り
過去天気図(気象庁) 2015年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車
沢渡大橋P〜上高地
コース状況/
危険箇所等
基本はホールドの脆さをテンションかける前にしっかり確認すること。コースの半分以上はそれらの脆さが大半そう見受けられた。
独標からP2への道のりは基本は稜線直上するルートが良い。
※我々はトラバースしてしまったことを悔やまれる;
上高地からの出発。
ロープは遠藤先生のもの。
総重量はおよそ12kgとなる。
2015年09月19日 08:16撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
9/19 8:16
上高地からの出発。
ロープは遠藤先生のもの。
総重量はおよそ12kgとなる。
途中、前穂が見え隠れします。
2015年09月19日 09:54撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
9/19 9:54
途中、前穂が見え隠れします。
徳澤園のキャンプ地。
芝生でのテント設営はどこか憧れるものがあります^^
2015年09月19日 10:20撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
9/19 10:20
徳澤園のキャンプ地。
芝生でのテント設営はどこか憧れるものがあります^^
遠藤さん、ダントツお勧めの
高菜チャーハン!!!
め ち ゃ く ち ゃ
お い し い で す !
2015年09月19日 10:22撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
9/19 10:22
遠藤さん、ダントツお勧めの
高菜チャーハン!!!
め ち ゃ く ち ゃ
お い し い で す !
早めのランチを済ませた僕は、
槍ソフトをデザートに。
このままここに泊まりたい気分になっきた。笑
2015年09月19日 10:37撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
1
9/19 10:37
早めのランチを済ませた僕は、
槍ソフトをデザートに。
このままここに泊まりたい気分になっきた。笑
奥地から流れてくる沢水は心を穏やかな気持ちにさせてくれます。
2015年09月19日 13:04撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
1
9/19 13:04
奥地から流れてくる沢水は心を穏やかな気持ちにさせてくれます。
槍沢ロッヂの「andWander」Tシャツ
このブランド、お気に入りです^^
2015年09月19日 14:21撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
9/19 14:21
槍沢ロッヂの「andWander」Tシャツ
このブランド、お気に入りです^^
向かう先は槍沢キャンプ地こと、
ババ平。道のりは優しいです。
2015年09月19日 14:36撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
9/19 14:36
向かう先は槍沢キャンプ地こと、
ババ平。道のりは優しいです。
設備近くの場所になんとか2張り設営。
SWはやはり人がたくさんいますね。
2015年09月19日 17:06撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
9/19 17:06
設備近くの場所になんとか2張り設営。
SWはやはり人がたくさんいますね。
快適すぎるシングルウォールテント。
朝は結露しましたがその分暖かく過ごせました。
2015年09月19日 18:19撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
9/19 18:19
快適すぎるシングルウォールテント。
朝は結露しましたがその分暖かく過ごせました。
早朝4時ごろには出発し、ヘッデンをつけながら
水俣乗越へ向かう分岐へ到着。
2015年09月20日 04:47撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
9/20 4:47
早朝4時ごろには出発し、ヘッデンをつけながら
水俣乗越へ向かう分岐へ到着。
この頃にはヘッデンをしまいました。
槍ヶ岳の奥地っぷりを感じます。
2015年09月20日 05:32撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
9/20 5:32
この頃にはヘッデンをしまいました。
槍ヶ岳の奥地っぷりを感じます。
ここ水俣乗越からいよいよバリエーションルートへ侵入です!
2015年09月20日 06:08撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
9/20 6:08
ここ水俣乗越からいよいよバリエーションルートへ侵入です!
ルンゼを降りていかないように注意。
増水もなく、難なく取り付き点へ進みます。
2015年09月20日 06:41撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
9/20 6:41
ルンゼを降りていかないように注意。
増水もなく、難なく取り付き点へ進みます。
ザレザレなるんぜーぬ。
苦手です。
2015年09月20日 06:48撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
9/20 6:48
ザレザレなるんぜーぬ。
苦手です。
左又近くの沢から水を補給。
とても美味しい水がいただけます^^
2015年09月20日 07:49撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
9/20 7:49
左又近くの沢から水を補給。
とても美味しい水がいただけます^^
ついに右又取り付き点。この日、
我々以外にも数パーティーが取り付きます。
2015年09月20日 08:29撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
9/20 8:29
ついに右又取り付き点。この日、
我々以外にも数パーティーが取り付きます。
老人パーティーの団体がいると大丈夫かどうも気になってしまうものです。大丈夫だろうか?
2015年09月20日 09:37撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
9/20 9:37
老人パーティーの団体がいると大丈夫かどうも気になってしまうものです。大丈夫だろうか?
隊長の遠藤さんは不本意にもカム10発とロープ50mを積載。
ここまできてしまったからには、登り通すしかない^^;
2015年09月20日 09:43撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
9/20 9:43
隊長の遠藤さんは不本意にもカム10発とロープ50mを積載。
ここまできてしまったからには、登り通すしかない^^;
洞窟を発見。ここで加藤文太郎はビバークしたのだろうか?
そんな遠い過去の偉人の記憶に触れてみたり。
2015年09月20日 09:45撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
9/20 9:45
洞窟を発見。ここで加藤文太郎はビバークしたのだろうか?
そんな遠い過去の偉人の記憶に触れてみたり。
気がつくと北鎌のコルよりもう少し先に向かっていた。
どうやらルートの左寄りはここにでるらしい。
正規は右で、岩場を進めばコルにぴったり出るだろう。
2015年09月20日 11:12撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
9/20 11:12
気がつくと北鎌のコルよりもう少し先に向かっていた。
どうやらルートの左寄りはここにでるらしい。
正規は右で、岩場を進めばコルにぴったり出るだろう。
そのまま抜き出た場所は気持ちのいい木陰がある空間。
2015年09月20日 11:55撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
2
9/20 11:55
そのまま抜き出た場所は気持ちのいい木陰がある空間。
好きな高山植物。
2015年09月20日 12:01撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
9/20 12:01
好きな高山植物。
北鎌尾根は秋めいていました。
2015年09月20日 12:04撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
9/20 12:04
北鎌尾根は秋めいていました。
秋道をこいで進みます。
2015年09月20日 13:16撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
9/20 13:16
秋道をこいで進みます。
独標を背に、来た道を振り返り。
まだまだ先は続くのだ。
2015年09月20日 13:19撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
9/20 13:19
独標を背に、来た道を振り返り。
まだまだ先は続くのだ。
ついに見えた独標!
圧倒されてしまう大きさに僕は先の余力を意識しだす。。
2015年09月20日 13:20撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
9/20 13:20
ついに見えた独標!
圧倒されてしまう大きさに僕は先の余力を意識しだす。。
ピークを巻いた角度から見る独標。
どうやら残りの気力でこれを超えるのは、
少し無茶であると、遠藤さんと意見が合点。
2015年09月20日 13:50撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
9/20 13:50
ピークを巻いた角度から見る独標。
どうやら残りの気力でこれを超えるのは、
少し無茶であると、遠藤さんと意見が合点。
ということで、独標の手前にあるコルで稜線ビバーク。
このあたりは2張りが限界でしょうね。
もうひとつ手前なら2、3張りいけるやも?
2015年09月20日 16:28撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
9/20 16:28
ということで、独標の手前にあるコルで稜線ビバーク。
このあたりは2張りが限界でしょうね。
もうひとつ手前なら2、3張りいけるやも?
もっと手前でビバークする団体も確認。
遠くから見るとカッコイイね!
2015年09月20日 16:33撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
9/20 16:33
もっと手前でビバークする団体も確認。
遠くから見るとカッコイイね!
黄昏る遠藤師匠。
こんな贅沢な眺めはそうそうありませんから。
2015年09月20日 16:34撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
1
9/20 16:34
黄昏る遠藤師匠。
こんな贅沢な眺めはそうそうありませんから。
稜線は冷えるのでテント1張りに二人で入ることに。
なので荷物を整理します。
2015年09月20日 16:49撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
9/20 16:49
稜線は冷えるのでテント1張りに二人で入ることに。
なので荷物を整理します。
初めてのブロッケン現象を体験して感動!
とっても綺麗な虹の円がみれました^^
2015年09月20日 17:10撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
3
9/20 17:10
初めてのブロッケン現象を体験して感動!
とっても綺麗な虹の円がみれました^^
ビバークしている稜線から見た、ご来光。
これぞテント泊の醍醐味であり、至福の瞬間です。
2015年09月21日 05:36撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
2
9/21 5:36
ビバークしている稜線から見た、ご来光。
これぞテント泊の醍醐味であり、至福の瞬間です。
モルゲンロートの独標。
2015年09月21日 05:37撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
1
9/21 5:37
モルゲンロートの独標。
とはいえ、冷えます^^;
でも太陽の光が温めてくれます。
2015年09月21日 05:39撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
9/21 5:39
とはいえ、冷えます^^;
でも太陽の光が温めてくれます。
奥にみえるのは左から、八ヶ岳、富士山、甲斐駒ケ岳、北岳。
2015年09月21日 06:36撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
9/21 6:36
奥にみえるのは左から、八ヶ岳、富士山、甲斐駒ケ岳、北岳。
遠藤隊長の朝出発準備はとってもはやいんです。
2015年09月21日 07:02撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
9/21 7:02
遠藤隊長の朝出発準備はとってもはやいんです。
朝はベースとシェルの2枚でスタート。
ボトムスは終始、ベース1枚で大丈夫でした。
2015年09月21日 07:03撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
9/21 7:03
朝はベースとシェルの2枚でスタート。
ボトムスは終始、ベース1枚で大丈夫でした。
朝の独標はよくみると綺麗に秋めいて綺麗でした。
2015年09月21日 07:03撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
2
9/21 7:03
朝の独標はよくみると綺麗に秋めいて綺麗でした。
独標を右へ巻くルートへ進みます。
2015年09月21日 07:06撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
9/21 7:06
独標を右へ巻くルートへ進みます。
巻いたさき。
2015年09月21日 07:22撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
9/21 7:22
巻いたさき。
3点支持は基本中の基本です。
2015年09月21日 07:27撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
9/21 7:27
3点支持は基本中の基本です。
ここは少しロープワークの練習を兼ねて、
確保してもらいながら進みました。
2015年09月21日 07:30撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
9/21 7:30
ここは少しロープワークの練習を兼ねて、
確保してもらいながら進みました。
独標を直登するペアもいました。
気持ちよさそうやーー
※うらやましい
2015年09月21日 07:58撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
9/21 7:58
独標を直登するペアもいました。
気持ちよさそうやーー
※うらやましい
ついに槍ヶ岳の矛先を目先に捉えます!
まっていてくれー
2015年09月21日 08:01撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
9/21 8:01
ついに槍ヶ岳の矛先を目先に捉えます!
まっていてくれー
2回目の確保しながら進行。
ヒッチフリクションの有効性を実感します!
2015年09月21日 08:04撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
9/21 8:04
2回目の確保しながら進行。
ヒッチフリクションの有効性を実感します!
遠藤隊長と槍様!
ロープのまとめ方を指南してもらっています><
2015年09月21日 08:30撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
9/21 8:30
遠藤隊長と槍様!
ロープのまとめ方を指南してもらっています><
と、ここでShinyaさんと、
まさかの、まさかの、初対面&合流!
奇跡的な出会いと合流を果たします!!!
2015年09月21日 08:34撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
6
9/21 8:34
と、ここでShinyaさんと、
まさかの、まさかの、初対面&合流!
奇跡的な出会いと合流を果たします!!!
隊長の足取りは軽快そのもの!
なんてパワフルなのだろうか。
自分より荷物多いのに^^;
2015年09月21日 08:53撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
9/21 8:53
隊長の足取りは軽快そのもの!
なんてパワフルなのだろうか。
自分より荷物多いのに^^;
Shinyaさんは朝4時から右又スタートで合流する、
スピード抜群の持ち主。ゆるスタートな僕らのペース
に余裕で着いてきます。
2015年09月21日 08:53撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
1
9/21 8:53
Shinyaさんは朝4時から右又スタートで合流する、
スピード抜群の持ち主。ゆるスタートな僕らのペース
に余裕で着いてきます。
北鎌尾根の岩場はどれもカッコイイんですよ。
2015年09月21日 08:55撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
9/21 8:55
北鎌尾根の岩場はどれもカッコイイんですよ。
独標の先もこんなにビバークポイントが豊富です。
2015年09月21日 08:59撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
9/21 8:59
独標の先もこんなにビバークポイントが豊富です。
ここも広く張れます。
2015年09月21日 09:10撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
9/21 9:10
ここも広く張れます。
槍様がどんどん近づきます。
2015年09月21日 09:24撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
2
9/21 9:24
槍様がどんどん近づきます。
巻道はもう嫌になってしまった図。
どうやら北鎌尾根は直登が基本的にベストだそうです◎
2015年09月21日 10:37撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
1
9/21 10:37
巻道はもう嫌になってしまった図。
どうやら北鎌尾根は直登が基本的にベストだそうです◎
槍ヶ岳の鷲羽・赤岳から向かうルート。
2015年09月21日 10:46撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
9/21 10:46
槍ヶ岳の鷲羽・赤岳から向かうルート。
大槍小槍を覗く。
2015年09月21日 10:55撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
9/21 10:55
大槍小槍を覗く。
もう少しな距離の穂先。
2015年09月21日 11:05撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
1
9/21 11:05
もう少しな距離の穂先。
エールの文字、「諸君頑張れ」
熱い情熱を感じずにはいられない。
2015年09月21日 11:09撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
9/21 11:09
エールの文字、「諸君頑張れ」
熱い情熱を感じずにはいられない。
それは確かに近づいている。
しかしどうだ、ガスってるではないか?
ここで、「大キジ打ち」をしたら、何故か、
ガスが晴れた。m i r a c l e だ...
2015年09月21日 11:15撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
9/21 11:15
それは確かに近づいている。
しかしどうだ、ガスってるではないか?
ここで、「大キジ打ち」をしたら、何故か、
ガスが晴れた。m i r a c l e だ...
最後の取り付きは、左からジグザグに直上するルート。
岩はちょっと踏んだだけの衝撃で落下してしまいそうで、脆い。
後続者に被害がないように、落石させないよう登らなくてはならない。慎重に進むべし。
2015年09月21日 12:25撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
9/21 12:25
最後の取り付きは、左からジグザグに直上するルート。
岩はちょっと踏んだだけの衝撃で落下してしまいそうで、脆い。
後続者に被害がないように、落石させないよう登らなくてはならない。慎重に進むべし。
最後の直登は 左 の チ ム ニ ー へ 進 め。
それが運命を分けることもあるのだ。
2015年09月21日 12:35撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
9/21 12:35
最後の直登は 左 の チ ム ニ ー へ 進 め。
それが運命を分けることもあるのだ。
登頂は近いのか、半信半疑だ。
高度計は3080mを示していた。
2015年09月21日 12:54撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
9/21 12:54
登頂は近いのか、半信半疑だ。
高度計は3080mを示していた。
と、思ったらなんか人の集まりが数名見えるではないか??
※写真のもっと左にそう見えていた。笑
2015年09月21日 12:55撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
9/21 12:55
と、思ったらなんか人の集まりが数名見えるではないか??
※写真のもっと左にそう見えていた。笑
ここでひょっこり、集合写真の右っかわにひょっこり
姿を表して登頂する瞬間の自分の目線。
「お邪魔してすみません!」

でも 槍 ヶ 岳 は こ れ が 
初 登 頂 な ん で す よ ♪笑
2015年09月21日 12:56撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
9/21 12:56
ここでひょっこり、集合写真の右っかわにひょっこり
姿を表して登頂する瞬間の自分の目線。
「お邪魔してすみません!」

でも 槍 ヶ 岳 は こ れ が 
初 登 頂 な ん で す よ ♪笑
どうあやらこうやって並んで撮影待ちらしいのね。笑
この角度の右から北鎌尾根の人はひょいひょいあがってくるってこと!
2015年09月21日 12:59撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
9/21 12:59
どうあやらこうやって並んで撮影待ちらしいのね。笑
この角度の右から北鎌尾根の人はひょいひょいあがってくるってこと!
念願の北鎌尾根から槍ヶ岳登頂!
自分とShinyaさんはそもそも初の槍ヶ岳!
キメキメの3人!
最高の瞬間!!!
いえーーーい♪
^^ ^^ ^^
2015年09月21日 13:03撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
5
9/21 13:03
念願の北鎌尾根から槍ヶ岳登頂!
自分とShinyaさんはそもそも初の槍ヶ岳!
キメキメの3人!
最高の瞬間!!!
いえーーーい♪
^^ ^^ ^^
おーおー西陵の眺めも最高ですね♪
2015年09月21日 13:05撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
9/21 13:05
おーおー西陵の眺めも最高ですね♪
安定感抜群のハシゴ!!!笑
2015年09月21日 13:13撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
9/21 13:13
安定感抜群のハシゴ!!!笑
うわー
みんなして長時間の列お疲れ様です。笑
2015年09月21日 13:13撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
9/21 13:13
うわー
みんなして長時間の列お疲れ様です。笑
SWの一般ルートから行く
槍ヶ岳は、
ひと
ひと
ひと
の長蛇列です。
2015年09月21日 13:31撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
9/21 13:31
SWの一般ルートから行く
槍ヶ岳は、
ひと
ひと
ひと
の長蛇列です。
テントも小屋泊も満員な槍ヶ岳山荘でした。
登頂の余韻を抱きながら、
我々は殺生ヒュッテへと急ぐことにします。
2015年09月21日 13:32撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
9/21 13:32
テントも小屋泊も満員な槍ヶ岳山荘でした。
登頂の余韻を抱きながら、
我々は殺生ヒュッテへと急ぐことにします。
テントを張り、向かった先は小屋食堂。
僕の物資事情で前日ビバーク時の夕食は、
小さなパン2つと水250ml、そしてCLIFBAR3ぶんの1。

極限の緊張と空腹は爆発。
極上のカレーを3分でたいらげます。

そして、これでご馳走様とはいかず、
2015年09月21日 14:45撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
9/21 14:45
テントを張り、向かった先は小屋食堂。
僕の物資事情で前日ビバーク時の夕食は、
小さなパン2つと水250ml、そしてCLIFBAR3ぶんの1。

極限の緊張と空腹は爆発。
極上のカレーを3分でたいらげます。

そして、これでご馳走様とはいかず、
2品目の牛丼!!!
たまらんです!!!
満点の旨さとボリューム!!!
しかもツユダクじゃないか!
旨すぎました!
5分でたいらげます。

これにてご馳走様♪
2015年09月21日 14:55撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
9/21 14:55
2品目の牛丼!!!
たまらんです!!!
満点の旨さとボリューム!!!
しかもツユダクじゃないか!
旨すぎました!
5分でたいらげます。

これにてご馳走様♪
翌朝、ナイスなテントポジションから槍様を見ながらの
コーヒードリップ。幸せな時間です^^
2015年09月22日 05:48撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
9/22 5:48
翌朝、ナイスなテントポジションから槍様を見ながらの
コーヒードリップ。幸せな時間です^^
爽やかな朝のテント撤収。
寒かったからかテント殆ど結露なし。
2015年09月22日 06:55撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
2
9/22 6:55
爽やかな朝のテント撤収。
寒かったからかテント殆ど結露なし。
殺生ヒュッテのカレーと牛丼。
仲間と語った時間。
そして愉快なおじさまおばさま登山者を忘れません。
2015年09月22日 07:53撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
9/22 7:53
殺生ヒュッテのカレーと牛丼。
仲間と語った時間。
そして愉快なおじさまおばさま登山者を忘れません。
天狗池から見る「逆さ槍」をぱしゃり。
2015年09月22日 09:21撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
9/22 9:21
天狗池から見る「逆さ槍」をぱしゃり。
氷河公園の紅葉もピークを迎えた頃だろうか。
美しく紅葉していました。
2015年09月22日 09:35撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
9/22 9:35
氷河公園の紅葉もピークを迎えた頃だろうか。
美しく紅葉していました。
槍ヶ岳を撮り回す遠藤隊長に余念はありません。
2015年09月22日 09:44撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
9/22 9:44
槍ヶ岳を撮り回す遠藤隊長に余念はありません。
とことこと降り。あっという間に大曲へ。
2015年09月22日 11:00撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
9/22 11:00
とことこと降り。あっという間に大曲へ。
北アルプス奥地の秋はだいぶピークをむかえたようです。
2015年09月22日 11:08撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
1
9/22 11:08
北アルプス奥地の秋はだいぶピークをむかえたようです。
再び徳澤園へお立ち寄り。
3人で「槍ソフト」と「山の手作りカレー」
を美味しくを頂きました。
2015年09月22日 14:39撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
9/22 14:39
再び徳澤園へお立ち寄り。
3人で「槍ソフト」と「山の手作りカレー」
を美味しくを頂きました。
次こそは前穂高ですかねえ?

と、遠藤隊長に話す、早くも胸高鳴る私でした。笑
2015年09月22日 16:25撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
1
9/22 16:25
次こそは前穂高ですかねえ?

と、遠藤隊長に話す、早くも胸高鳴る私でした。笑
撮影機器:

装備

個人装備
 ザック★36L/PAC-03(ateliere-bluebotlle)

【行動装備】
■ザックカバー(red/GREGORY)
■ドライバッグ(13L/EXPED)
■サコッシュ(cmfl/ateliere-bluebotlle)
■ハイカー財布(yelw/ateliere-bluebotlle)
■ナイフ(OPINEL)
■ランタン(SOLAR PUFF)
■バッテリー(iPhone/単4)
■応急処置セット(Deuter)
■タオル(nanotowel/SeaToSummit)
■食料 [ 4000 calorie ]
■水2.5L(PLATYPUS) ※2Lの水は現地調達
■ケトル0.6L(TRANGIA)
■ガスストーブ(PRIMUS P114)
■ガス燃料(PRIMUS 110)
■防水マッチ 1箱
■コーヒードリッパー(UNIFLAME)


【着用】
SHELL(top/bottom)
□レインレインスーツ/-ThunderStorm-(blu/MAMMUT)
MIDDLE(top)
□ソフトシェルJKT/-vaporJKT-(wht/Phenix)
□パーカーJKT/-Pile hoodie-(olv/AndWander)
MIDDLE(bottom)
□ソフトシェルPNTS/-LIZARDPNTS-(blu/HAGLOFS)
BASIC(top)
□ドライTシャツHS/-intense-(blk/HAGLOFS)
BASIC(bottom)
□ドライボクサーP(blk/UNIQLO)
SOCKS
□ハイカーズソックス/2finger(gryblue/ateliere-bluebotlle)
BOOTS
□ミドルカットブーツ/-ROC LEGEND-(pur/HAGLOFS)


【収納】
EXCHANGE
○ハイカーズソックス/2finger(brown/ateliere-bluebotlle)
○ドライTシャツLS/-intense-(org/HAGLOFS)
○ドライTシャツLS/-thermozip-(blu/TNF)
○サンダル(blu/MUJI)



【環境装備】
★時計/ProTrek3000 (blkorg/CASIO)
★サングラス/sports ver (UNIQLO)
★ビーニーキャップ (blue/HAGLOFS)
★バイザーキャップ (blk/CAPO)
★クライミングHFグローブ (BLACKDIAMOND)
☆ヘルメット/VECTOR (BLACKDIAMOND)
☆スリング/120[x2] 60[x3] (Rocteryx BLACKDIAMOND)
☆プルージックコード/60(Elderid)
☆ATC/xp (BLACKDIAMOND)
☆安全輪付カラビナ (BLACKDIAMOND) [x2]
☆カラビナ (Rocteryx BLACKDIAMOND)[x5]


-------[ 住居装備 ]-------
■テント/ハイライト (BLACKDIAMOND)
■シュラフ/ポリゴンネスト 6x4 (finetrack)
■エア枕(Mont-bell)
■スリーピングマット(EVERNEW)
■テントシューズ(Mont-bell)
■ULダウンJKT(UNIQLO)
■ULダウンPNTS(Mountain Equipment)
共同装備
■共通の登攀装備<br />ハーネス 環付カラビナ×2 カラビナ×5(うち2枚はシューズとグローブ用) スリング(60cm×3 120×3) プルージックロープ×1 ATCx1 ビレイ用グローブ<br />■遠藤さんの登攀用具<br />50m10径ロープx1 カムx10 etc<br />■自分<br />50m8.7径ロープx1
備考 ロープは50mを1本あればよかった。カムは5発でよかっただろうか。

感想

■「そもそもの計画があった」
当初の計画では一般ルートで槍ヶ岳へ登り、
西稜ルートで大槍小槍からアプローチ。
のちに大キレット、東稜(ゴジラの背)、涸沢、前穂高(五、六)
から行くという至れり尽くせりな予定でした。笑
が、しかし。ギア準備ができても、体調の調整はそうそう
上手くいかないこともあります。
「そんな日もありますよね」
全ては、軽い相槌から始まったような、
この旅の壮大なルート変更だったのです。

■「西穂高から歩いた、奥穂高の、あの高度感」
忘れられる筈もない。身体が記憶しているのだ。
行ったことのある人ならわかるだろう。
行ったことない人は技量を身につけてぜひ安全に行ってほしい。
あれを1日で行ってしまったのだ。
ある人は若さで。ある人は技量で。
そこには確かな絆が生まれたように感じずにはいられなかった。
今回、その絆を元に、計画にもなかった、槍ヶ岳 北鎌尾根ルートへの
情熱が向いてしまったのだ。
調べてもいないが確かな装備と信頼関係があっての計画変更となった。


■1日目「pͪoͣnͬpͣoͥnͭpͣa͡inͥと、眠さMADMAX」
遠藤隊長のまさかのpͪoͣnͬpͣoͥnͭpͣa͡inͥで体調不良。私は眠さMADMAXな状態。
これで当初の計画にずれが生じ、徳澤園へ着いたころ、
ババ平でテント宿泊のち、「北鎌尾根ルート」の案で合点。
このとおりに実行する。

■2日目「独標を目前に気力が削られ、贅沢景色でビバーク」
早朝4時にキャンプ地からスタート。
北鎌コルからの取り付きを目指して右又の沢から直登。
沢の途中には豊富な水があり、登りながらゴクゴク美味しく給水。
コルの手前100mで左に進みすぎて、垂直になっていく草登りコースに注意。
※不本意にも草を掴みながら登って行った。
そこからやや右に無理くりトラバースして、安全にコース修正する。
コルの少し先にたどり着き、大休止をとって、先へ向かう。
コースの途中は不安定な岩や木をよじ登りながら進む場所もたくさん見受けられた。
独標へ着くも、気力がコルの登りで削られた模様。
さらには周囲の雲の形がスーパーセルへと発達する傾向を観測。
時間と周囲状況から判断をして、独標手前でビバークを決定。
この日独標のアーベンロートを堪能。初めてブロッケン現象を見る。
この日は19時をもって遠藤隊長のテント1張りで就寝とした。

■3日目「ロープワーク。稜線上での初対面。運命の登頂」
二人で1張りに眠ったことで多少なりとも暖かく体を休めることは
できたようだ。脳は眠れず、こればかりはしかたなし。
気温。これは朝、床下が一部凍っていたので一度は氷点下に達したようだ。
テントから何組かのパーティーを見送り、我々は独標を右にトラバースして先を進んだ。
この先は穂先までところどころに古びたハーケンやシュリングが残置してあるのがうかがえる。

巻いたとこをあがってすぐのとこは一段フットテラスに足を置き、
進むといいだろう。頭上の岩にザックを引っかけないように進むのだ。
独標を越え、直登するペアのシルエットが逆行で写って
かっこよく見えたのをよく覚えている。

この先からしばらくトラバースを繰り返すように進む。
2回ほど念のためにロープで確保してもらいながら短い距離を進み、
前日に教えてもらったいくつかのロープワークを実践できた。

そしてP10あたりでまさかのShinyaさんと初対面。
というのも僕らはTwitterで2年ほど前から山の話題で
いくつか会話の交流をもっていた仲だ。
この旅の前日も何度か合流を計らっていたが、別行動となっていた。
それが偶然の重なりでやっと対面できて、合流することになった。
山が僕たちを呼び集めたのだろうなと思う。
ここからは3人での行動となる。

我々と違い、Shinyaさんはこのルートへの想いがあって
入念な調べと情報があった。どうやら基本はここ12点あるピークを直登するルート
がいいらしいのだ。確かにトラバースはかなり下降するはめになっている。
なので、高度と技量に自信があれば迷わず直上を基本にルートファインディングをしてほしい。

北鎌平をひとつ越えたころ、穂先はガスに覆われる。
そして私はどうしても大便がもよおしてしまう。
不本意ながらもここで済ませる。
※ティッシュは持ち帰りました;

ふんばり、格闘すること10分ほど。どうにか勝利。
するとどうだ、ガスが晴れたではないか。
自分のお腹と空がなにかつながるものがるのではないかと、
くだらない妄想さえしてしまう。
実にラッキーな状況に好転したのだ。

ここからは緊張感抜群のアルパインクライミングに突入。
腕時計の高度計は3000mを示した。ここから180mの壁をあがるのか。
そう覚悟した。ルートは楽しいクライミング要素がたっぷり。
パーティーは僕らの他に3組。人工落石を起こさないように慎重に進む。
高度計は3080mをさしたとこで、ルートの核心部と対峙する。
右のトラバースか、左のチムニーか。どちらも通過した形跡があった。
が、左の方が明瞭であった。目印は「穂先は近い」というレリーフが
進んで右手の岩壁に打ってある。高度計はあと100mを示していた。
少し癖のあるチムニーの岩ふんばってよじ登ってすこし進み、穂先を見上げる。
どうも騒がしい。ていうか人たまりが見えてくるではないか。
おかしい。あれは天国の登山人か?
(いや、自分が絶命した瞬間なんてないはずだ。)
すこし混乱するが、冷静に考えてみる。
どうやら気圧の影響で100mちかくもズレていたようなのだ。
そしてついに槍ヶ岳を登頂。
標識で記念撮影する位置の右からひょっこりと上がってくるような恰好だ。
先行していた二人を頂上で見つけると、3人で肩を組んでお互いを称賛して
喜びを思いっきり分かち合った。

見下ろす光景は一般ルートから長蛇の列。
西陵ルートからの垂直登攀。
そして、我らが辿った、、、
北鎌尾根のルートはガスって見えませんでした。笑

記念撮影をすませて下へ降りると、槍ヶ岳山荘の混雑具合が見て伺えた。
どうやら当然、テント場も小屋泊の枠もない。
殺生ヒュッテに急ぎ、なんとか3人でまとまって張れる場所を確保。

小屋のご飯LOは15時。私と遠藤さんはここぞとばかりに先日の
不足エネルギーを摂取。まずはカレーライスを5分でたいらげる。
具だくさんで大変まんぞくしたのですが、こんな嬉しい日は
2食目をいただいても好しだろうということで、
駆け込みで牛丼を注文。大変に満足しました。

その後は途中の思い出を振り返っては、3人で語りながら、
余韻を味わっていました。
18じ時近くまで高齢者山岳会とだんらんしながらも
食堂をあとにし、テント場へ戻った。

Shinyaさんはツェルト装備だったがこの日はどうやら冷えそうだった。
ツェルトを張ってみたが、風がたちそうな気候だったのだ。
やはり北アルプスの森林限界はツェルトだときびしそう。
ということで荷物はツェルトに移動させ、私のBDハイライトで共に寝ることに。
このときダウンパンツ、ダウンジャケット、テントシューズの
フル防寒仕様に着替える。
1張に二人で寝るからとても暖かいです。
風を何度か強くなりましたが、それほど影響はなく寝れました。

とちゅうの夜中、空を見上げた時に見た満点の星。
忘れもしない。心のシャッターにとらえておきました。


■4日目「逆さ槍と紅葉三昧のまったり下山」
はじめての槍ヶ岳。はじめての殺生ヒュッテ。
はじめての槍が直下で見れるテント泊の朝。
全てが「はじめまして」だから、全てが眩しくて
それはもうもう楽しくて、充実感に溢れている。

朝起きてテントのファスナーを開けると、
燦々と降り注ぐ太陽とくっきりとした空のもと
槍ヶ岳がむかえてくれる。
そんな時間がいとおしいと感じながら、
僕はさいきん夢中になっているドリップ珈琲を淹れる。
ずっと遠くで見ていた、あの、とんがりの矛先が目の前で
僕だけに微笑んでいる。昨日はあの裏側から、あの北鎌尾根から、
はじめての槍ヶ岳を登ったのだという充実感をもう一度かみしめた。
朝からにやける。たまらなかった。格別の珈琲タイムだ。

テントの撤収までをすませると、小屋にむかって深く礼をして、
僕らは「逆さ槍」が見れる天狗池へむかった。
途中数か所にある給水ポイントの飲料水がうまかった。
是非飲んでみてほしいものだ。

メンバーはそれぞれ基本は単独行であるせいかスピード感あって、
全てのCTを圧縮することができた。
そんなことで、慣れたスピードで歩を進めていくとあっという間に
「天狗池」へたどり着く。
これがかの有名な絵。素晴らしい眺めだった。
あまりの素晴らしさに何分そこにいただろうか?
1時間は大袈裟にしても長く居たきがする。
氷河公園も綺麗に紅葉していた。
槍さまはずっと静かに僕らを見守ってくれいた。
いつかまたここに立ち寄りたいと思った。

そうこうしていると、徳澤園での食事時間が迫っていた。
はやくあの美味なチャーハンとカレーとソフトクリームが食べたい。
そう思って進むもなんだかんだで遠いと感じるのが不思議であった。笑

僕ひとりではなし難かったことだと改めて思った。
いつもは単独だった自分。好きで単独をやっていたわけではないのだ。
一緒に行く人がいればそれに越したことはない。常にそう思っていた。
孤高になりたいわけでもなく、ただてっぺんから未だ見ない景色を見たい。
それだけだったのです。

山と仲間と師の存在に感謝して、2015年のシルバーウィークの思い出深い山旅は
こうして終わりました。

最後までご一読頂いた方、ありがとうございました^^

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コメント

踏破 おめでとうございます
先月に北鎌をやりました。
初登のワクワク感や北鎌のらしさ・魅力がレコ、写真からも滲み出てますね〜。
Shinyaさんは徳澤で会話交わした方かと。無事リベンジ果たされたようで良かったです。
2015/9/29 0:33
Re: 踏破 おめでとうございます
hatsuさん> はじめまして、こんにちは!なんとShinyaさんとお会いしてたんですね!これまたおもしろい巡り合せだったことかと思います。笑 Shinyaさんの想いはとても強いものでした。なんせ右又から駆け上がって、そのままてっぺんに立ったほどに^^私のふわふわした感想文を読んでいただけて嬉しい限りです ありがとうございます!
2015/10/13 18:06
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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