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Yamareco

記録ID: 729716
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜

北アルプス中央部

2015年09月20日(日) 〜 2015年09月23日(水)
 - 拍手
GPS
80:00
距離
61.3km
登り
5,372m
下り
5,164m

コースタイム

1日目
山行
8:00
休憩
1:00
合計
9:00
4:30
1
4:31
4:31
179
7:30
8:10
50
9:00
9:10
50
10:00
10:10
110
12:00
12:00
90
13:30
奥黒部ヒュッテ
2日目
山行
7:40
休憩
0:50
合計
8:30
4:30
0
奥黒部ヒュッテ
8:30
9:00
120
11:00
11:10
30
11:40
11:45
30
12:15
12:15
25
12:40
12:45
5
12:50
12:50
10
3日目
山行
5:20
休憩
3:00
合計
8:20
7:20
7:40
20
8:00
8:05
20
8:25
8:30
25
8:55
8:55
15
9:10
9:25
10
9:35
10:00
20
10:20
10:20
40
11:00
11:00
30
11:30
13:00
50
13:50
14:00
40
14:40
14:50
30
15:20
4日目
山行
9:15
休憩
1:35
合計
10:50
5:10
50
6:00
6:15
75
7:30
7:50
70
9:00
9:00
60
10:00
10:10
130
12:20
13:00
140
15:20
15:30
20
15:50
15:50
10
16:00
高瀬ダム
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2015年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
良好(読売新道はぬかるみ、滑り易い岩あり)
予約できる山小屋
七倉山荘

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ ズボン 靴下 防寒着 雨具 ゲイター 日よけ帽子 着替え 予備靴ひも ザック 昼ご飯 行動食 非常食 調理用食材 調味料 飲料 ガスカートリッジ コンロ コッヘル 食器 調理器具 ライター 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 タオル ツェルト ストック ナイフ カメラ ポール テントマット シェラフ

感想

アルプス縦走。一体何年振りだろう!?最近は長くても一泊の中級山岳山行ばかり。今回はハードコースに設定したため期待と少しばかりの不安とで胸膨らむ一方、置き去りにする家族に心痛む。しかし行くと決めたからには前を向くのみ!
0日目:いつもは遠くても自宅から早い時間に出発するのだが、今回はSW2日目の出発で七倉の駐車場が満車で朝、場所探しで苦労するのが嫌だったので前日入り。案の定満車で23時の時点で路上駐車。後に山中で出会った人は七倉ダム下に停めて歩いたそう(>_<)
1日目:今日の行程CT14H。ブナ立尾根を目指すと思われるタクシー待ちの方々をかき分けヘッデンを付け暗闇の中、一路船窪小屋を目指す。急登ではあるものの階段や梯子は少なく自分の歩幅で歩けるし、整備も充分に行き届いているので疲労を余り感じることなく小屋到着。おかあさんの淹れてくれたお茶を戴きながら絶景を堪能しつつ中休止。先も長いので後ろ髪を引かれながら出発。テン場を確認しつつ船窪乗越、更に針ノ木谷へ。この下りの道がフワフワでとても歩きやすかった。こういう「いかにも人が入ってません」的な道、大好き!一人でにやけながら谷到着。ここからはほぼずっと水を見ながら。高巻きで少々疲れが出たものの、心配していた渡渉では1度も靴を脱ぐことなく済んだため、それほどの苦労もなく平の渡しに到着。実のところ、ここからが今日の核心だったりする。奥黒部ヒュッテに向かう道、しばらくはずっと散歩道だ。しかし、ひとたび階段が始まるとこれでもかとアップダウンさせられる道がひたすら続く。道が砂地の河原を行くようになるとほどなくヒュッテに到着。
2日目:今日もCT14H。ヒュッテ裏からいきなりの急登。昨日の疲れがシッカリ残り脚が上がらない。急登が落ち着くと木の根張り出す歩きづらい道に。それが終わると次はぬかるみと苔の生えた滑り易い岩。読売新道、噂に違わぬ「S」な道だ。しかし森林限界を抜けるとそこには正に錦秋の山肌が!上がらない脚に鞭を打ちながらも目には景色を染み込ませつつ赤牛山頂到着。絶景!何年越しだろうか。念願達成!!
赤い山頂の次なるは黒い頂へ。個人的には水晶岳より黒岳の名前の方がしっくり来る。近づくにつれ山頂をガスが覆い、更に黒い頂に。しかし到着したときにはガスもきれ笑顔溢れる山頂に変身?ここから先はSWの賑わい。さっさと今日のゴール、雲のテン場へ向かう。早く着いてイイ場所をゲットせねば。頑張った甲斐もあって水場も程近い平な場所に張ることができた。
3日目:今日は休養日。散策とちょっと移動のみ。雲の平の各庭園廻りで景色を堪能後、荷物をまとめて三俣山荘へ。テントを張り、お昼を食べたら双六岳まで。山頂からの槍穂高を眼に納め帰宅。
当初雲の平に連泊の予定だったのだが、三俣山荘のジビエシチューを是非とも食べてみたくて移動したのだ。ということで夕食は贅沢に(始めて)小屋での食事であった。ジビエシチューはスパイスが効いていてとても美味しかった♪
4日目:下山日CT12H、裏銀座逆走。今日も長丁場である。今日も当初は竹村新道を下る予定だったが、あまりの天気のよさに早くに下ってしまうの惜しく、また眺めを少しでも長く堪能したくて変更した。鷲羽岳を越え東沢乗越を慎重に通過。今日は昨日までの喧騒がどこへ行ってしまったのかと逆に寂しく感じるくらい人が少ない。昨日までと違う裏側からの水晶、赤牛の眺め。そして燃えるように色づく野口五郎のカール。眼に入る全てが美しい。改めて山をやっていて良かったと感じるものばかり。
足元に実るクロマメノキの実を味わいながらいつしか三ツ岳を過ぎ烏帽子小屋に到着。最後の食事と景色を味わいながら大休止。
いよいよ最後の下りである。途中、最近付け替えられたと思われる道を通りながらぐんぐん高度を下げる。二度の休憩を入れながら遂に尾根取り付きに着いた。膝がもう充分と言っている中、河原、トンネルを抜け蒼い水を湛えるダムサイトに。客待ちのタクシーを焦らすようにゆっくり堰堤を歩く。タクシーの運転手に「どちらまで?」と聞かれ「七倉まで」と答えると、「大町経由七倉ですね」と。すかさずこちらも「いえ、上高地経由七倉です!」とお返し。他愛のない会話も束の間、七倉駐車場に着き今回の山行を無事に終えることができた。

素晴らしい景色、一期一会の出逢い。繰り返しになるが、山をやっていて本当に良かったと思える山行であった。

ひとつ悲しかったのは、雲の平のテン場でチングルマのお花畑の上に何の遠慮もなく張られたテントだ。SWの大混雑で管理側も行き届かないのも分かるが、料金を取るのだからきちんと目を光らせて欲しいものである。雲の平も太郎平のテン場のように管理小屋に一人常駐させたらどうだろうか?太郎平同様に管理小屋でビールを売れば客にとっても便利になり、テント料金の徴収率も売り上げも上がりますよ♪

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