記録ID: 7299890
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍
槍よ、私は帰ってきた!紅葉来る槍ヶ岳→南岳→天狗池周回
2024年09月28日(土) 〜
2024年09月30日(月)


体力度
8
2〜3泊以上が適当
- GPS
- 19:38
- 距離
- 44.9km
- 登り
- 2,169m
- 下り
- 2,166m
コースタイム
1日目
- 山行
- 4:02
- 休憩
- 1:15
- 合計
- 5:17
距離 16.0km
登り 581m
下り 88m
2日目
- 山行
- 8:31
- 休憩
- 2:05
- 合計
- 10:36
距離 13.2km
登り 1,528m
下り 1,527m
14:41
天候 | 一日目: 行程を通じ薄曇り 二日目: 槍ヶ岳山荘まで晴 槍ヶ岳頂上 ガス。たまに晴 槍ヶ岳山荘→南岳小屋 ガス時々曇り 南岳小屋→ババ平 曇り 三日目: 未明→出発 霧雨 ババ平→徳沢 曇り 徳沢→河童橋 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
東京駅八重洲BT 0:05→松本BT 5:20(成田空港交通) 松本 6:31→新島々 7:01(アルピコ交通上高地線) 新島々駅 7:10→上高地BT 8:15(アルピコ交通) 【復路】 上高地BT 12:05→新島々駅13:10(アルピコ交通) 新島々 13:27→松本 13:56/14:50→新宿 17:25(あずさ38号) |
コース状況/ 危険箇所等 |
日本を代表するアルペンルートで非常に良く整備されている。 上高地〜槍ヶ岳山荘の槍沢ルートは、距離は長いものの危険な箇所や急登は無く、体力さえあれば登り下りに問題は無い。 四方からルートがある中で自分が取ったババ平泊は、テント泊では最も槍ヶ岳登頂が容易な方法と思われる。 【河童橋⇄横尾】 ひっきりなしに対向者と出会う挨拶街道。 つらいのは長いことよりも標高を稼げないこと。 なお今回山行時点で、豪雨通行障害のため小梨平回りは使えない。 【横尾⇄一ノ俣】 ようやく山道となる。最近上高地では熊が多いので緊張する。 【一ノ俣⇄槍沢ロッジ】 7月豪雨で破壊された箇所は問題無く通過できるようになっていた。だが一度増水すると沢が乗り越えて来るように思える箇所もあり。 【ババ平→南岳】 絶対に道迷いはさせないという強い意志が感じられる程の目印のオンパレード。ヘッデン利用時も安心して歩くことが出来た。 【中岳前後】 中岳頂上直下にハシゴ、天狗原分岐への途中に鎖無しの岩壁トラバース箇所あり。特に後者はあまり記されることがないように思えるが、通過には注意が必要。 【天狗原分岐→天狗池】 岩場、ゴーロ帯、ガレ場、ザレ場、鎖、ハシゴと、考えうるほとんどの障害が連続する。無かったのは横バイと渡渉、ハイマツ漕ぎくらいか。山と高原地図のCTが妥当。山レコのCTは厳しい。 ここをテント背負って登りで使う方には敬服する。 |
その他周辺情報 | 【宿泊】 ババ平テントサイト: テント1張2,000円/一泊 予約不要。受付は槍沢ロッヂにて。槍ヶ岳山荘グループのHPによれば「張れないことはありません」。 河原横や山肌下にもスペースがあるが、天候不良となった時に不安がある。そう考えると、張る場所は限られてくる。 【水場】 上高地BT: 広場の水場で蛇口より。無料 五千尺キッチン横: 蛇口より。自分はいつもここで入れて山に入る。無料 徳澤園: 沢横。無料 横尾山荘: 公衆トイレ前。無料 槍沢ロッヂ: 玄関手前の蛇口より。無料 ババ平: 管理棟?横の蛇口から。無料 殺生ヒュッテ: 天水 1L 200円 槍ヶ岳山荘: 天水 1L 200円 南岳小屋: 天水 1L 100円。気になる方はミネラルウォーターをどうぞ、とのこと。500ml 400円 ※2024年の訪問日時時点 【お風呂】 上高地アルペンホテル/河童橋下る 9:30-12:00営業。1000円 鉄道乗継や長距離バスの方はこちらへ。沢渡やあかんだなに車を停めてる人は、下界にいくらでも温泉あり。 バスに乗る前に入れるお風呂は貴重。営業時間帯から登山者向け。 風呂後の食事は河童橋周辺に観光客向け多数。他はBTの上高地食堂(個人的にはここの山賊焼定食が好き。山を下りた時は何を食べてもOK) |
予約できる山小屋 |
横尾山荘
|
写真
二日目は3時起床、4時出発。
槍沢・天狗原分岐まで良いペースで上がって来た。
星は所々見えていたので、そんなに悪い天気ではなさそう。
iPhoneの性能が良すぎるので道標も見えるけど、真っ暗。日の出まであと30分ある。
槍沢・天狗原分岐まで良いペースで上がって来た。
星は所々見えていたので、そんなに悪い天気ではなさそう。
iPhoneの性能が良すぎるので道標も見えるけど、真っ暗。日の出まであと30分ある。
殺生ヒュッテからメインルートを上がってきて振り返る。
自分の後にゆっくりと登ってくる父の姿が見えるような気がした。
95年に来た時は、大天荘から槍ヶ岳に進むものの東鎌尾根の通行止めで一旦槍沢大曲りに下り、今歩いて来た道を登ってきた。父に連れられていたからそういうものかと思っていたが、今の自分には出来ない。当時の父は今の自分よりも年長であり、素直に凄いと感服する。
上がって来る自分達を槍ヶ岳山荘前から見下ろしてた人が、我々のルートを聞いて「豪傑だ」と漏らしていたが、その通りだと思う。
自分の後にゆっくりと登ってくる父の姿が見えるような気がした。
95年に来た時は、大天荘から槍ヶ岳に進むものの東鎌尾根の通行止めで一旦槍沢大曲りに下り、今歩いて来た道を登ってきた。父に連れられていたからそういうものかと思っていたが、今の自分には出来ない。当時の父は今の自分よりも年長であり、素直に凄いと感服する。
上がって来る自分達を槍ヶ岳山荘前から見下ろしてた人が、我々のルートを聞いて「豪傑だ」と漏らしていたが、その通りだと思う。
槍ヶ岳山荘に到達。
山荘前から西鎌尾根、双六岳、黒部五郎岳、三俣蓮華岳、薬師岳。雲ノ平山行の景色がガスの中にうっすらと。
元々アタックザックで上がって来ているが、そちらを山荘にデポし、頂上にアタックする。
山荘前から西鎌尾根、双六岳、黒部五郎岳、三俣蓮華岳、薬師岳。雲ノ平山行の景色がガスの中にうっすらと。
元々アタックザックで上がって来ているが、そちらを山荘にデポし、頂上にアタックする。
何とか雲が切れた裏銀座方面。
水晶岳を中心に、南側には鷲羽岳と雲がかかった薬師岳。北側に野口五郎岳と奥に立山。
更に東に向かっては、白馬岳と鹿島槍まで見えた。
やっぱりここでも水晶岳は姿を現した。
すぐに隠れてしまったけど。
水晶岳を中心に、南側には鷲羽岳と雲がかかった薬師岳。北側に野口五郎岳と奥に立山。
更に東に向かっては、白馬岳と鹿島槍まで見えた。
やっぱりここでも水晶岳は姿を現した。
すぐに隠れてしまったけど。
大喰岳からこの日初めて大天井岳を見る。
表銀座から槍ヶ岳まで、あの稜線を通ってよくもまあ槍沢大曲り経由で登ったもんだ。自分は若さで突っ走ってきたんだろうけど、今同じことが出来るか。父は自分よりも地力がまさっていたんだろう。
表銀座から槍ヶ岳まで、あの稜線を通ってよくもまあ槍沢大曲り経由で登ったもんだ。自分は若さで突っ走ってきたんだろうけど、今同じことが出来るか。父は自分よりも地力がまさっていたんだろう。
三日目は3時半起床。
夜に打っていた雨は止んだが霧雨の中で出発の準備をする。登って来る人も前日ほどでは無い。
5時スタートで帰りの途へ。
出発して間もなく霧雨は止んだ。
槍沢ロッヂでレインの上を脱ぎ、ヘッデンを外した。
夜に打っていた雨は止んだが霧雨の中で出発の準備をする。登って来る人も前日ほどでは無い。
5時スタートで帰りの途へ。
出発して間もなく霧雨は止んだ。
槍沢ロッヂでレインの上を脱ぎ、ヘッデンを外した。
装備
MYアイテム |
![]() 重量:-kg
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
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感想
1995年以来の槍ヶ岳。
前回は表銀座ルートで父に連れられてきた北アルプスの盟主に、今回は単独にて槍沢ルートで上がった。
異常に遅い紅葉も上の方ではちらほらと。10月半ばには雪が降るだろうから、紅葉と雪の共演となるのかも。
槍ヶ岳は、もう一度登らなくてはいけないと数年来の引っかかりとなっていた山。今回登頂することが出来、心情的に一区切りとなる山行となった。
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